大阪市北区 ひどい腰痛、肩こりなど お悩みをお聞かせください。 

中崎町整骨院 自費専門・完全予約制

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いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

「先生、私運動苦手なんです。どうしても運動しないといけませんか?」とご相談されることがよくあります。

どうにかして、楽して痩せたい。楽して筋肉をつけたい。そういうお気持ちがあるのは痛いほどよくわかります。

 

人生の大半を肥満だった私が言うのだから間違いありません。

そんな私が運動の重要性について今回はお伝えしていきたいと思います。運動嫌いの方はぜひ最後までお読みください。

 

 

◆はじめに

どれだけ細身の方であったとしても、最低限の日常生活が遅れているのであれば、筋肉はきちんとついています。

ですが、これまで通り、何もせずに筋肉がこれから先も自分の意思通りに動いてくれるかどうかは非常に怪しいです。

運動はしたくないけど、筋肉は落としたくない。そういった方がこれからどのようにしていけば良いのかの道標になれれば幸いです。

 

 

 

◆筋肉はどうすればつくのか

筋肉の付け方を語る前に、筋肉がどのようにして弱っていくのかをお伝えします。

骨折をした方でギプスをつけたことがある方はご経験があるかもしれませんが、もうそろそろ治る頃だからギプスを外すことになって、パカっとギプスを外すと、異様に足や腕が細くなったという話を聞いたことはないでしょうか?

 

この例のように筋肉の常識として知っておいてほしいのは、筋肉は使わないと退化して衰えていくということです。

 

ある実験では、2週間脚を動かさない生活を続けた結果、若い人で28%ほどの筋力が低下し、485gの筋肉の減少が認められたということでした。

高齢者では、23%ほどの筋力が低下し、250gの筋肉の減少が認められたということでした。

 

恐ろしいのは、高齢者の場合、週3、4回のトレーニングを6週間続けたのにも関わらず筋力は戻らず、結局元通りになるのに3倍以上の時間が必要なことがわかりました。

 

このことからも普段から運動することの大切さがわかりますし、もし仮に病気やケガで長期入院を余儀なくされた場合、筋肉だけでなく、関節や臓器の運動機能まで低下する恐れも出てきます。

高齢者の場合はもっと深刻で、長期入院で安静を続けた場合、肺妖精症候群といって、自分の意思通りに体が動かせなくなっていき、うつ病になったり、寝たきり状態になり、認知症になっていくという最悪のパターンになってしまいます。

 

また、QOL(クォリティ・オブ・ライフ)生活の質が著しく低下することも懸念されるため、筋力低下や筋肉量を最低限維持しておかないと自分だけではなく、周りにも多大な負担になってしまうということを覚えておきましょう。

 

 

◆これから大きな社会問題になりそうなサルコペニアとフレイル

若年層の運動量が激減していると言われている昨今ですが、将来的に心配なこととして、「サルコペニア」という状態の人が増加する可能性が高いということです。

 

サルコペニアというのは、ものすごく簡単にいうと、運動不足が原因で筋肉が退化して筋肉の量が減って、まともに動けなくなるというものです。

 

そしてその状態で年齢を重ねていくと、筋力低下や心身の働きが低下し、要介護に近づいていきます。この状態のことを「フレイル」と言います。

 

結局は、筋肉を鍛えておかないと、将来的に相当なハンデを背負うことになりかねないということです。

 

 

◆落ちてしまった筋力や筋肉量を復活させる方法

普段運動をする習慣がないために落ちてしまった筋力や筋肉量を復活させるには、ウォーキングや筋力トレーニングが必要になってきます。

 

ところが、運動にネガティブなイメージのある人は、スポーツジムで行うトレーニングやボディビルのようなトレーニングのことを想像してしまい、敬遠されている人も多いと聞きます

 

もちろんそのようなハードなトレーニングをしなくても筋力はつきますし、筋肉量も増えます。

まずは家の近所の町内をぐるっと散歩するぐらいから始めることをお勧めします。

慣れてくれば、少しずつ距離を伸ばし、スピードを上げていきましょう。

 

ポイントはいきなりやりすぎないことです。初めの1ヶ月ぐらいは長くても30分までにしておきましょう。

ちょっとずつ慣れてきたら、自重トレーニングといって重たいものも持たず、機械も使わず、自分の体重による負荷だけをかけたトレーニングを入れていきましょう。

 

意外かもしれませんが、ラジオ体操も自重トレーニングの一つです。ラジオ体操から始めることをお勧めします。ラジオ体操第一だけで構いません。

 

慣れてくれば、ラジオ体操第一と第二を動画を見ながら行いましょう。

ラジオ体操を行う時のポイントは一つ一つの動作を丁寧に大きく動かすことを意識してみましょう。

散歩30分、ラジオ体操10分としても40分です。1時間もかかりません。

 

このぐらいだったら自分にもできそうと思いませんか?

 

 

◆もう年だからと諦めていませんか

人は簡単に裏切るけど、運動していれば筋肉は裏切りません。やったらやった分、応えてくれます。

これは年齢は関係ありません。

いくつになっても筋力はアップしますし、筋肉量も増えてくれます。

ご自分の体を信じて、運動を続けましょう。

 

そして、どれぐらいで変化が出てくるのかということですが、過去に運動していた方で、2ヶ月〜3ヶ月ぐらい経過すると変化が少しずつ現れます。

 

あまり運動をされてこなかった方は、4ヶ月〜6ヶ月ぐらいが大体の目安になります。これはあくまでも目安ですので、これよりも早く成果が出る人もいれば、遅くなる人もいます。

地道にコツコツやっていきましょう。

 

 

◆まとめ

今回は、運動が苦手な方のために、筋肉の重要性をお伝えさせていただきました。

少しでもこれを読んでくださった方が運動の大切さを知っていただいて、ちょっとした運動を始めていただければ、これ以上の喜びはありません。

ご自分の体力レベルに合わせて無理のない範囲で少しずつ運動を始めてみませんか?

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

当院に来られる患者さんには、同じような症状をお持ちの方でも大きく分けて2つのタイプの方がおられます。

どのようなタイプかと言うと、

 

①比較的早い段階で治る人。

②いつまでも治らない人。

 

このような感じです。

では、なぜこのように同じような症状なのに、片やスイスイ改善していく人と、そうでない人に分かれてしまうのでしょうか。

 

今回はこのことについてお伝えしていきたいと思います。

最後まで読んでいただければ幸いです。

 

 

 

◆はじめに

20年ほど毎日、患者さんの体をみさせてもらって、その変化を見ていると、年齢や性別に関わらず早く治っていく人と治療をそうでない人に分かれていきます。

そういった2つのタイプの人を見ていると、共通点があることに気づきました。

今回は、なかなか症状が改善せずにお悩みの方には耳が痛い内容になるかもしれませんが、とてもお役に立てる内容になると思います。

 

 

◆体の不調を感じたらまず初めにすることは?

何か体の問題が起こっても、すぐに治る人は、行動が早いです。

病院に行ったり、整体に行ったり、何らかの対策をすぐに取ります。

 

一方で、なかなか治らない人は、ちょっと様子を見てから判断します。

ここでまず初動の差が生まれてしまいます。

 

初動が早い人の場合、病院や整体に行けば専門家の目線で問題を発見してもらえて、それに合わせた対応をしてくれます。

何をすれば良いか、逆に何をしてはいけないかもわかるわけです。

 

それに対して、様子を見る人の場合、何が問題なのかよくわからないまま、さらに状態が悪化して、慢性化してしまいます。そしてどんどん不安だけが募っていきストレスもかかっていきます。

そして後になって、あの時すぐに病院に行っておけば良かったと言って後悔することになるわけです。

 

 

ですから、どちらが良いか悪いかの話はさておき、初動が早い方が何かと次の手を打ちやすいということはおわかりいただけたのではないでしょうか。

 

 

 

◆体の声をちゃんと聞いてますか?

健康な状態でないと、仕事は満足にできませんし、家事もこなせません。

日常生活を送ることにも支障が出ることもあります。

でも最初からいきなりそのような状態になることは滅多にありません。

 

最初は、ちょっとした違和感を感じたり、何か変だなぐらいのレベルのサインが体から発せられます。

体が何かおかしいよ、異常があるよ。というシグナルを出してくれているのを受け取って、すぐに行動を起こせるかどうかです。

 

普段から自分の体を大切にする意識や健康の大切さをわかっている人は、自分の体と日頃から向き合っておられるから変化に敏感です。

 

一方でこじらせてしまいやすい人は、ちょっとぐらいの違和感や変化には無頓着で、一晩寝たら良くなるだろうぐらいの捉え方をしがちです。

 

こういう人たちの口グセで多いのは、「忙しいから」「時間がないから」です。

どうしても外せない仕事があるのはわかりますし、色々と予定が立て込んでて時間がないのもわかります。

 

ただ、ご自身の健康と天秤にかけてどちらが大切なのかを今一度考えてみてほしいです。

 

私からのお願いですが、一旦様子を見る側の人であったとしても、1週間同じ症状が続いて、全くおさまる様子がない場合は、必ず対象の病院に行くようにしてほしいです。そういう習慣を身につけていただけると、問題が大きくなる前に対処がしやすくなります。

 

ただし、急激な体調の変化、例えば突然強い頭痛を感じた、胸が突然痛くなった、など「急激な変化」が起きた場合は、すぐさま病院へ行くようにルール化しておくと良いでしょう。

 

 

◆原因をハッキリさせていますか?

かく言う私も病院がとても苦手です。「何か重い病気が見つかったらどうしよう」とか「先生に叱られるんじゃないか」など余計な考えが出てしまって以前は病院に行くことがとても嫌でした。

 

でも、健康な状態でないと家族や仕事関係の方に迷惑をかけることになりますし、何より一度きりの人生が楽しくありません。

 

ですから、自分の体をもっと大切に、できるだけ健康な状態を維持させたいということを考えるようになり、ちょっとしたことでも病院に行くようにしています。

 

そうすると不調の原因を教えてもらえたり、どういったことに気をつけないといけないかを教えてもらえるので、もやもやした不安が少なくなりました。

 

何が問題で体の不調が出ているのかわからない不安を抱えて、不安から逃げていると、体の不調はどんどん悪化するし、不安は大きくなるしで負のスパイラルからいつまで経っても抜け出すことができません。

 

不安や心配事を抱えたままでいると、自律神経が乱れて、内臓や血管の働き、体温調整、血圧、心拍数、ホルモンバランス、免疫機能などが正常に働きにくくなり、症状が進行してしまったり、新たな病気になってしまう可能性も出てきます。

 

早い段階で問題を発見してもらい、自分でもその問題を把握して、症状を撃退してやりましょう。

 

 

 

◆病気や不調になってしまった時の心構え

病気や不幸な出来事が起きてしまったことをくよくよ考えても取り返しがつくことはありません。

もちろん最初は誰でもショックを受けるでしょうし、落ち込みもすると思います。

 

私も以前に交通事故で骨盤の骨が折れた時は、1ヶ月ぐらい落ち込みました。

でもなかったことにはできないじゃないですか。

 

なかなか治らない人は、「なんでこんな病気になってしまったんだろう」といつまでも答えの出ないことを考えてしまったり、

「なんでもっと早く気づいて病院にいかなったんだろう」と後になって後悔したりをいつまでも繰り返してしまいます。

 

早く治る人は、落ち込んだ後、少し時間が経てば前を向き始めます。そして今やるべきことをしっかり見定めて、専門家のアドバイスも素直に受け入れながら前に前に進んで行きます。

 

ネガティブな気持ちのままでいても、起きてしまったことをいつまでも考えていても、現状は変わらないことを知っているからです。

 

 

◆なかなか治らない人はせっかち

慢性的な病気や体の不調に関しては、ある程度の長い時間をかけて悪くなってしまったので、教科書通りにうまく進むものではありません。

 

治療を受ければ右肩上がりに良くなっていくというものではありません。

良くなったり、時には逆戻りで後退してしまったりを繰り返しながら、少しずつ改善していくものです。

 

当院に来られる慢性的な症状をお持ちの患者さんに対しても、「治療を受けてすぐに良くなることもあるけど、必ず元に戻ろうとする反応は出るから、治療初期は特に一喜一憂することのないようにお願いします。」とお伝えしています。

 

このように伝えているにも関わらず、1、2回治療を受けただけで、「ちょっと良くなったけど、まだ治りません。」というせっかちな人が中にはいらっしゃいます。早く治ったとしても、こういうせっかちな人は、慢性的な症状のことを理解できていないので、またすぐに再発させてしまいます。

 

また、当院では、「症状を感じなくなって、治ったと感じることができるようになってからがスタートですよ。」ともお伝えしています。

 

と言うのも、慢性的な症状というものは、生活習慣の影響によるものが多いので、朝起きてから、夜寝るまでの間の行動に何らかの問題が潜んでいることが多いです。こういったことに目を向けて少しずつ改善させていくことで、再発しにくい状態を手に入れることができます。

 

当院では、患者さんの家に行って、行動を監視することはできませんので、ご来院された時の体の歪み方、重心バランスの乱れなどから判断させていただいています。そして定期的に体を整えていくことによって、不快な症状が出にくい状態を維持させるにしています。

 

 

 

◆早く治る人や再発しにくい人の行動や考え方とは

先ほど、慢性的な症状は生活習慣の影響によるものが大きいとお伝えしました。

早く治る人や再発しにくい人はどのような生活習慣に変えていったのでしょうか?

 

・朝起きたら、太陽の光を浴びて、水を飲む。

・毎朝、朝食をとる

・毎朝同じ時間に起きる

・毎日同じ時間に体重を測る

・お酒は控える

・ちょっとした外出は車を使わず歩く

・毎日湯船につかる

・7時間睡眠を心がける

・ジャンクフードは控える

・ゆっくり行動する

・我慢しない

・怒らない

・イライラしない

・ストレス発散する

・笑う

 

こういったことを意識的にしているようです。

もちろん全てをやる必要はありません。自分に取り入れられそうなもの、必要だなと感じるものから始めてみてはどうでしょうか。

 

 

 

◆まとめ

今回は、早く治る人、なかなか治らない人の特徴をお伝えしました。

なかなか治らない人にとっては少し厳しい言い回しになったかもしれませんが、できれば早く治ってほしいという気持ちで書かせていただきました。どうぞご容赦ください。

 

慢性的な症状を抱えていて、どこに行ってもダメだった方は、当院にお手伝いできることがあれば是非ともご相談ください。

何かお役に立てることがあるかもしれません。

1人で抱えて悩まないでください。きっと解決する方法はありますから。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

今回は「肩こり」を科学的な視点で見てみるという記事を書いていきます。

肩こりの原因は人それぞれ千差万別ですが、実際に肩の周辺ではどんなことが起こっているのかを知ろうということです。

これを知ることで何のメリットがあるのかというと、肩こりを解消させたり、予防したりするために必要なことが、イメージしやすくなります。

 

ぜひ最後までお読みください。

 

 

 

◆はじめに

肩こりと言っても、人によっては、首のあたりに感じることもあるでしょうし、背中の部分に感じる人もいるでしょう。

ですから、どこに問題があるのかを把握するのがとても難しいです。

プロでもどこに問題があるのかを特定するのは難しいです。

そんな時に知っておいてほしいのは、人体の解剖学的な視点です。

解剖学と聞くと何だか難しそうと思われるかもしれませんが、今回はとてもわかりやすい内容になっているのでご安心ください。

 

 

◆頭や腕の重さってどのくらい?

頭の重さってどのぐらいかご存知ですか?

成人の頭の重さは、おおよそ体重の10%ぐらいと言われていますので、体重40kgぐらいの女性で約4kg。体重60kgぐらいの男性で約6kgぐらいです。

思っていたよりも軽いと思いましたか?それとも重いと思いましたか?

 

それでは腕の方はどうでしょうか?

成人の腕の重さは、おおよそ体重の6〜7%と言われていますので、体重40kgぐらいの女性で約2.4kgぐらい。体重60kgぐらいの男性で約4.2kgぐらいです。

 

 

◆頭や腕の重さと肩こりの関係

立っている姿勢で頭が前の方に傾いていき、姿勢が悪くなっていくと、何となく首や肩に負担がかかるのはイメージできますでしょうか?

良い姿勢で立っている時が頭の角度0度だとすると、首の骨にかかる負担が4kg〜6kgとします。(頭そのものの重さだけが首の骨の負担になります)

 

15度傾いた時→12kg

30度傾いた時→18kg

45度傾いた時→22kg

60度傾いた時→27kg

 

このように姿勢が悪くなればなるほど、恐ろしいほどの負担が首にかかります。

 

デスクワークで1日の大半を過ごす人、スマホやタブレットの使用頻度の多い人などは、首に相当な負担を毎日かけ続けていることになります。

 

一方、腕の方ですが、腕の重みを支えてくれているのは、鎖骨と肩甲骨のという頼りない2つの骨だけです。この2つの骨だけでは不安定なために

僧帽筋という首や肩、背中までを覆っている筋肉によって支えられています。

これも頭の時と同様に、姿勢が悪くなればなるほど、腕の重みが僧帽筋にかかる負担が増大していきます。

ただでさえ不安定な肩の関節なのに、姿勢が悪くなるともっと不安定になって、僧帽筋がフル稼働しないと安定しないからなんですね。

 

このように頭の重さや腕の重さが姿勢の悪さによって、首や肩、背中に負担を強いられて必要以上に筋肉が緊張状態になり、血流が悪くなり、肩こりがどんどん進行していってしまうということです。

 

 

◆姿勢が悪いことによる肩こりは整体で改善しましょう

当院には、姿勢の悪さが原因で肩こりや首こりがひどくなってしまった方からのご相談が多いのですが、一通り自分で運動したり、体操したり、ストレッチしたりしても改善しない場合は、相当歪みも重症化している可能性があるので、プロの手による歪みの矯正を受けた方が良いでしょう。

当院では、患者さんの体の負担になるようなボキボキする整体や痛みが伴うようなストレッチではなく、必要最低限の力で歪みを改善できる技術があるので、もし自力ではどうにもできない場合はご相談ください。

 

 

◆まとめ

今回は、肩こりが発生するメカニズムの話をしてきましたが、いかがだったでしょうか?

意外に頭や腕は重たくて、それを支えるために骨や筋肉は日頃頑張ってくれていることがわかっていただけたかと思います。

しっかりと日々メンテナンスしてあげないと、ストレートネックという状態になったり、骨が変形したり、椎間板ヘルニアになったりすることがありますのでご注意ください。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

患者さんからよく質問されるものの中から、今回は、【こむら返り】についてお伝えしていきたいと思います。

「先生、何でこむら返りが頻繁に起きるの?」と結構な割合で聞かれるので、一度自分なりの知見をまとめておこうと思い、今回記事にさせていただきます。

少しでも皆さんの疑問解消につながれば幸いです。

 

ぜひ最後までお読みください。

 

 

 

◆はじめに

皆さん一度はふくらはぎのこむら返りを経験したことはあるのではないでしょうか?

寝ている時に急に足がつってしまって、何とも言えない痛みが数分続いておさまるまで、伸ばしてみたり、揉んでみたりされたのでは?

あの嫌な現象がどういった仕組みで起こっているのか。なぜ頻繁に起きてしまうのか?寝ている時に起きてしまうのはなぜ?など色々な疑問を

お持ちだと思います。

 

インターネットで調べても様々な見解があって何が正しいのかわからにくい現象でもあるので、今回は情報の整理をして行きたいと思います。

 

 

 

◆そもそも「こむら返り」って何? 

こむら返りの「こむら」というのは漢字で書くと「腓」と表記されます。腓腹筋というふくらはぎの筋肉がありますが、その部分を表しています。

こむら返りの正式名称は、【有痛性筋痙攣(ゆうつうせいきんけいれん】とか【筋クランプ】という症状名で呼ばれます。

これは筋肉がつる現象で、自分の意思とは関係なく筋肉に突然痙攣が起きて縮んでしまい、痛みを伴ったまま動かせなくなってしまう状態のことです。

この現象はふくらはぎにだけ起こるものではなく、

 

・手足の指

・足首

・すね

・土踏まず

・太もも

・首肩

・胸、背中、腰

・お尻

 

発生頻度の差はありますが、こういった筋肉にも起こります。

 

◆筋肉がつるメカニズム

実際にこむら返りなど、筋肉がつる現象というのは、中でどんなことが起こっているのかというと、筋肉の伸び縮みのセンサーの誤作動によって筋肉が暴走している状態です。自分の意思で制御が効かなくなっているということです。

細かく説明すると難しすぎるため、ものすごく簡単に言うと筋肉や腱が伸びすぎたり、縮みすぎたりすると痛めてしまうので、センサーが自動制御でそれ以上伸び縮みしないように反射が起きてコントロールしてくれています。

このコントロールが何らかの影響によって、コントロールが効かなくなってしまっているということです。

 

 

◆なぜ、ふくらはぎにおこりやすいのか?

筋肉がつるという現象は体全体で起きる可能性があるのにもかかわらず、患者さんからの体験を聞いているとほとんどの方は、こむら返りのことばかり話されます。

なぜ、ふくらはぎに起きやすいのか、その理由は次のようなことが考えられます。

 

①常に重力の影響を受ける筋肉であるため(抗重力筋)

重力の影響を受ける筋肉はたくさんありますが、立ったり歩いたりすると常に働いてくれているのが、ふくらはぎ(下腿三頭筋)です。

この筋肉は、立っている時は姿勢を支えるために緊張し、歩く時には伸び縮みを繰り返しているためかなり忙しく働いてくれています。

他の筋肉に比べて疲労がたまりやすい部位と言えるため、発生しやすいと言われています。

 

②冷えやすいため

寒い時期はもちろんですが、暑い時期もエアコンが効いた部屋にいると冷たい空気は下へ下へ降りてきます。

その時に一番影響を受けるのが足元ですよね。

女性であればスカートを履いて素足の状態、男性であれば短パンを履いていたりすると足元が冷たい空気にさらされてしまいます。

そうすると、筋肉が硬くなり、血流も悪くなってしまうため発生しやすくなると言われています。

 

③就寝中の体温や姿勢に関係するため

就寝中は特に手先、足先の体温が下がりやすく、寝返りを打っていたりすると布団から足がはみ出ることもあり、冷えやすくなります。

また、仰向けで寝ていると足の甲に布団の重みがかかり、ふくらはぎの筋肉が縮んだ状態になることも発生原因になるのではないかと考えられています。

 

④心臓からの位置が遠いため

ふくらはぎは体の一番下の方に位置しているため、心臓から遠く離れています。体液が溜まってしまってむくんだり、血流が滞ったりしやすいです。

さらにそこから冷えや酸素不足、ミネラルバランスの悪さなどが影響してこむら返りが起きやすい状況を作り出します。

 

 

◆頻繁につってしまう人が気をつけること

上記に挙げたような原因をさらに生活に落とし込んで考えた時に、どのようなことに気をつけて生活すれば、頻繁につらなくて済むかをお伝えします。

もし以下のものに該当するのであれば、ご注意ください。

 

・水分はコーヒーや紅茶で摂ることが多い

・お腹を下しやすい

・喫煙習慣がある

・お酒を毎日のように飲む

・シャワーだけで済ませることが多い

・栄養が偏っている

・運動習慣がない(筋肉量の低下)

・運動しすぎている

・冷え症

・静脈瘤がある

・ストレスを抱えることが多い

 

以上のようなものは、水分不足、ミネラル不足、血流不全、自律神経の乱れ、筋肉が硬くなりやすいなどの状態を招きやすいとされています。

もし、ご自身で気をつけられるものがあれば、対策をされた方が良いでしょう。

 

 

◆こむら返りと整体の相性は?

当院の整体の一番の特徴は、体の歪みや重心バランスを整えることで、筋肉の緊張を緩和したり、血液循環や神経伝達を良くする効果があります。

また、非常に優しい刺激なので、自律神経の乱れを整える効果もあります。

ということは、上記に挙げたものの原因のうち、栄養以外の問題は全て対応できることになります。

ですから、こむら返りや筋肉のつる現象と当院の整体はかなり相性が良いということになります。

当院の患者さんの中にも、こむら返りなど筋肉の痙攣でお悩みの方をたくさん改善してきた事例がございますので、どのような生活習慣をお持ちなのか

詳しく聞いて、実際に体の検査をすれば、改善するものなのか、そうでないものなのかの判断はつきます。

闇雲にマッサージしても良くなることはないので、お悩みの方は早めにプロに相談されることをお勧めします。

 

 

 

 

◆まとめ

今回は、患者さんからの質問が多い「こむら返り」「筋肉がつる」という問題についてお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか?

こむら返りが起こる原因は人それぞれであって、個人差がとてもあります。

ご自身の生活習慣を振り返ってみて、どういった問題があるのかを知ることによって、対策も変わってくるはずです。

これを機に生活習慣の見直しをされることをお勧めします。

 

色々試してみたけど、結局ダメだったという方は、ぜひ当院の整体を受けに来てください。

後悔はさせません。何かお役に立てることができるかもしれません。

 

何か病気が潜んでいることもありますので、これぐらい大丈夫だろうと軽く考えて、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の眠りが健やかになっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

最近、患者さんから睡眠についてのご相談が重なったので、今回は、睡眠と整体の関係性についてお伝えしていきたいと思います。

 

早速ですが、あなたは毎朝寝起きは良い方でしょうか?それとも寝起きは最悪な気分で目覚めてしまう方でしょうか?

なぜ寝起きにこういった個人差があるのかを紐解いていき、少しでも快適に朝を迎えていただく人が増えれば嬉しく思います。

ぜひ最後までお読みください。

 

 

 

◆はじめに

厚生労働省が全国の3歳から99歳までのおよそ6500人を対象に行った睡眠に関する調査によると、睡眠トラブルで悩んでいる人は、

19.6%と報告されています。およそ日本人の5人に1人(2000万人)が何らかの睡眠に関しての悩みを抱えているということになります。

 

何らかの睡眠の問題を抱える人が増加した背景には、パソコンやスマホの普及、ゲームをする時間の増加、24時間いつでも活動できる社会、こういったものが生活リズムを狂わせて、自律神経の乱れを招き、睡眠障害を引き起こしているものと考えられています。

 

そういった睡眠障害がどういったものなのかを詳しく見ていきましょう。

 

 

 

◆睡眠障害(不眠症)にはどのようなものがあるか

 

睡眠障害と言われるものには以下のようなものがあります。

 

①入眠障害:寝つきが非常に悪く、お布団に入って、横になってから入眠までにかなり時間がかかってしまいます。何か不安なことや心配なことがあって、頭がそれに強く支配されている状況になると起こりやすいと言われています。

 

②中途覚醒:眠りが非常に浅いため、睡眠の途中(夜中)に何度も目が覚めてしまいます。いったん目が覚めてしまうと、なかなか寝つけなくなってしまいます。中高年、高齢者に比較的多いとされています。

 

③早朝覚醒:いつも起床する時間よりも、2時間以上早く目が覚めてしまいます。比較的高齢者に多いとされています。またうつ病を発症しているケースもあり、高齢者と生活を共にされている方は注意が必要です。

 

④熟眠障害:睡眠時間はある程度しっかり取れているものの、ぐっすり眠れたという満足感がほとんどありません。睡眠時無呼吸症候群を発症しているケースもありますので、同居されている方が疑わしい時はすぐに病院へ連れて行ってあげた方が良いでしょう。

 

 

 

これのいずれかに該当するものがあれば、確実ではありませんが、睡眠を取っていても脳や体の回復は見込めません。

程度の問題もありますが、ひどい状態になると、日中に強い眠気や倦怠感に襲われたり、意欲や集中力が著しく低下して、

仕事や家事、勉強などに悪影響が出てしまいます。

 

 

詳細はまた別の機会に回しますが、この他にも

睡眠相後退症候群、非24時間睡眠覚醒症候群、睡眠時遊行症、睡眠時驚愕症、レム睡眠行動障害、過眠症(ナルコレプシー)、悪夢障害といった睡眠障害があります。

 

 

 

◆睡眠障害(不眠)の原因にどんなものがありますか?

睡眠障害(不眠)の原因は、「これが原因です!」と一つに特定することが難しいのですが、色々と絡み合って起こることが多いようです。

 

例えば、

・加齢によるもの

 

・心の病気によるもの

 

・過度なストレスの蓄積によるもの

 

・疾患に伴うもの

 

・薬の影響によるもの

 

・性格の影響によるもの

 

・環境の変化によるもの

 

 

こういったものが絡み合って、自律神経が乱れることによって睡眠障害を引き起こしていると考えられます。

もちろんこれだけではなくて、もっと色々と原因があるかもしれません。

 

 

◆もし、自分が睡眠障害(不眠症)の疑いがある時は・・・。

ここまで読み進めていただいて、ご自分が睡眠障害(不眠症)ではないと感じたらどうしたら良いかということですが、

日中に仕事や家事に大きなマイナスな影響が出ている場合は、すぐに専門外来(精神科や心療内科)に行くようにしましょう。

精神科や心療内科に行くことは何も恥ずかしいことではありません。これまであなたが頑張ってきたり、我慢されてきた結果、こういった症状が出ているわけですから、然るべき対応をしてもらうために、診察を受けましょう。

 

また、日中にそれほど大きな影響が出ておられないのであれば、一番お勧めなのは手前味噌ではありますが、整体を受けることをお勧めします。

 

 

◆整体を受けると睡眠障害(不眠症)はどのように改善していくのか

当院に来られる睡眠の悩みをお持ちの方が、整体を受けられてどのような反応が出るかと言いますと、整体を受けた当日は、いつもの就寝時間よりもかなり早く眠たくなるようです。

そして、お風呂も入らずにそのまま朝まで寝続けてしまう人も結構おられます。

そして次の日は元に戻るようです。元に戻ることが悪いわけではありません。それが通常の体の反応です。

それで、1週間に一度の整体を1カ月、2カ月、3カ月と継続して受けていただくうちに、

 

・あれほど寝つきが悪かったのが、スッと眠れるようになった。

・途中で目が覚めることなく、朝までぐっすり眠れるようになった

・いくら寝ても寝足りなかったのが、睡眠時間が短くなっても朝スッキリ目覚めるようになった。

・夜中や早朝に何度も目が覚めていたのが、気づいたら8時や9時まで寝ていることが多くなった。

 

など良い変化の報告がどんどん増えていくようになります。

もちろん全ての患者さんがそうなるとは限りませんが、私の肌感覚では8割ぐらいの方が改善しているように感じます。

 

では実際にどのような整体で体にアプローチをしているのかというと、

まずは体全体の歪みを整えていくことから始めます。次に血液循環が良くなるように筋肉の柔軟性をつけていきます。

そして、最後に体を無意識にコントロールしてくれて全体の調整をしてくれている自律神経を整えていきます。

 

これを全ての患者さんに行っています。これが必要最低限必要なことだからです。

それをベースにして、プラスアルファで個々人に必要なことを付け加えていく感じで整体をしています。

 

 

◆睡眠障害(不眠症)を改善させるための対策(セルフケア)

「何か自分自身でもできることはありませんか?」と質問されることが多いので、その時に私がお答えしているものとしては、

 

・睡眠前の刺激物(カフェイン、カプサイシンなど)を避ける

・寝酒をしない

・お風呂は湯船に最低でも3分から5分は浸かるようにする

・眠くなってから布団に入る

・毎日同じ時間に起きる

・毎朝目が覚めたら太陽の光を浴びる

・規則正しく三食食べる

・30分程度の軽い運動習慣(散歩やラジオ体操)を身につける

・昼寝は30分までにしておく

・自分が楽しいと感じることを積極的にやる

・睡眠薬は医師の指示通りに飲む(自分で量をコントロールしない)

 

このようにお答えしています。

これを全てやれというわけではありません。

もちろん全てできるに越したことはありませんが、いきなり全部はとてもできませんし、習慣化するのも大変です。

まずは自分にでも簡単にできそうなこと、続けられそうなものを2つ、3つピックアップして行うようにしてみてくださいね。

 

2つ、3つやってみてしんどい時は、1つでも構いません。

1週間やってみて余裕がありそうなら、1つ増やしてみる。また1週間やってみて余裕がありそうなら、1つ増やしてみる。

そして途中でしんどくなったら1つ減らしてください。

増やしたり、減らしたりして調節しながら行うようにしてみましょう。

 

 

◆まとめ

今回は、患者さんからご相談の多い、睡眠障害についてのことをお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか?

眠りの質や時間については、色々と研究も進んでいて、調べてみるとあちらではこう言っていた、こちらではこう言っていたなどと、紛糾する話題でもあります。

なので、情報がたくさんありすぎて混乱される方が多いのも事実です。

ですが、今回お伝えしたことをご理解していただくだけでも、少しは情報が整理されると思いますし、実践事項などもそれほど難しいことは省略して比較的簡単にできるものを取り上げました。

 

色々試してみたけど、結局ダメだったという方は、ぜひ当院の整体を受けに来てください。

後悔はさせません。何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢してその場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の眠りが健やかになっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

5月に入って当院には腰痛の患者さんがたくさん訪れています。

当院では腰痛に関しては、男女の比率で言うと、50:50ぐらいでそれほど偏りはありません。

ただ、腰痛の原因は、男性はデスクワークのしすぎ、車の運転が多いのですが、女性の場合はその限りではなく、人によって本当に様々で、ある意味女性の腰痛のアプローチは難しいとも言えます。

 

今回は腰痛でお悩みの女性の方の共通点についてお伝えしていきたいと思います。

もしご自身で思い当たる節があるようであれば、ご参考にしていただけると幸いです。

 

 

 

◆はじめに

 

平成22年国民生活基礎調査の概況によると、男性は1位が腰痛、2位が肩こり。一方女性は1位が肩こり、2位が腰痛という結果でした。

 

男女ともに腰痛と肩こりが多くの割合を占めるということがわかりました。

当院に来られる患者さんの割合をみていても、腰痛と肩こりはとても多くて、患者さんの半数を占めていると言えるほど多いです。

 

 

 

◆女性の腰痛の原因は千差万別

男性と違って、女性の場合は月経や出産などホルモンのバランスが崩れやすいイベントがあります。

したがって体調の変化も起きやすく、肩こりや腰痛もその影響を少なからず受けているとも考えられます。

 

当院に来られる腰痛をお持ちの女性にお話を聞いていると、「ある共通点」が見つかりました。

 

 

私が女性の腰痛患者さんとお話していて見つけた「ある共通点」とは、家の中で床に座って生活しているということでした。

 

 

こたつやちゃぶ台がある生活というのは、日本人特有の生活習慣なのかもしれませんが、腰痛を抱える人にとっては

大変問題のある生活習慣ということが言えます。

 

なんだそんなことか。と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、この地べたに座っての生活がいかに危険なのかということをこれからお伝えしていきます。

 

 

 

◆床に座る生活が及ぼす悪影響

では、床に直接座ることによって体にどういった影響があるでしょうか。

当院の女性の腰痛患者さんに聞いたところ、座り方に3つのタイプがあることがわかりました。

 

①横座り

これは両足を右か左かどちらかに揃えて出す座り方ですね。

いわゆるお姉さん座りというやつです。

 

②あぐら

これは私もびっくりしたのですが、女性でも日常であぐらをかいて座る方がいるんですね。

 

③ペタンコ座り

これは左右の足を外側に向けてハの字のようにして内股になる座り方です。

 

 

これらの座り方をしていると、骨盤が後ろに倒れたり、背骨が丸く湾曲したり、左右に傾いたりしていき、腰に過剰な負担がかかります。

 

背骨は本来、首は前に反るようにカーブしていて、背中は後ろにカーブ、腰は前にカーブするといった具合にS字になっていることが普通です。このS字カーブがあることで、背骨にかかる負担を逃すことができているわけです。

 

上にあげたような座り方をしていると、このS字カーブがなくなってしまい、背骨への負担が一気に増えてしまいます。

 

これを毎日数時間繰り返していると、やがてその負担に耐えきれなくなって、腰痛が発生してしまうということです。

「お家でやってしまってるわ!」と思ったあなたでも大丈夫です。これから対策をお伝えしていきます。それほど難しくはありませんので、ぜひできそうであれば取り組んでみてください。

 

 

 

◆地べた座り生活による腰痛の予防と対策

①まずは、椅子に座る生活に切り替えましょう。

何よりも床中心の生活をやめることが大切です。

 

②そして、なるべく座っている時間を減らしていくようにしましょう。

椅子に座っていることに疲れてきたら、思い切って横になって体を休めてください。

 

③家の中にいても体を動かす意識を持ちましょう。

家の中での生活が大好きでゴロゴロするのは全く問題はありません。

ただし、意識的に体操をしたり、深呼吸をするために立ち上がって、何かしら体を動かすようにしてください。

 

 

これらを意識することによって、これまで背骨や骨盤にかけてきた負担が取れてくるはずです。

そして背骨や骨盤を支えてくれていた筋肉の負担も減っていきます。

 

どうしても地べた生活がやめられない環境の方は、長座といって両足を前に伸ばして座り、座椅子や壁にもたれかかるようにしましょう。

もたれる時に背中だけをもたれるのではなく、腰や仙骨(腰骨の一番下の部分)もピッタリと密着させると良いでしょう。

 

 

◆まとめ

今回は、腰痛をお持ちの女性の共通点というお話をさせていただきました。

お家での生活習慣の中には、体を痛めてしまう原因が結構あったりします。自分では何気なくやっていることが、痛みを引き起こす可能性があります。

今回は、地べたに座る生活について取り上げましたが、もしかするとまだまだあるかもしれませんね。

 

もし、床に座る生活をされていて、腰痛をお持ちでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

何かお役に立てるかもしれません。絶対に我慢してやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでも参考になりましたら幸いです。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

人生100年時代と言われています。

皆さんは、ご自分が100歳まで生きるイメージはお持ちでしょうか?もしかしたら100歳以上を目指しておられるかもしれませんね。

私は、100歳まで生きるつもりで生活していますが、100歳まで健康で生きて、ピンピンコロリであちらの世界に引っ越したいと思っています。

仮に100歳まで生きることができたとしても、65歳から100歳までの35年間ずっと不健康だったら、それこそ不幸ですよね。

そうならないために、できるだけ長い期間、健康な状態を維持できるよう、健康について学び続けて体に良いことを実践し続けたいですね。

 

今回は、タイトルにあるように座り過ぎたら寿命が縮むというお話です。

2017年に出版された、【長生きしたければ座りすぎをやめなさい】という本を読んで衝撃を受けました。

そこに書かれていたことが、当院に来られる患者さんに当てはまることが多過ぎたからです。

 

これは、多くの患者さんにお伝えしていかなければと思い、今も本の内容を自分なりに咀嚼して患者さんが健康な生活ができるように

お話するようにしています。

 

このブログでは、普段患者さんにお伝えしている内容をまとめたものになります。

普段座り作業が多い方にとってお役に立つ内容となっておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

 

 

◆はじめに

先にお伝えした書籍の著者である岡浩一朗先生は、スポーツ科学学術院 スポーツ科学部の教授をされています。

座りすぎの健康被害に関する研究の第一人者として脚光を浴び、NHKの「クローズアップ現代」「あさイチ」、

日本テレビ系列の「世界一受けたい授業」で座りすぎの弊害の特集で解説者として出演され大きな反響を呼びました。

ご覧になられた方もいるかもしれませんね。

 

メディアにも取り上げられるほど、座りすぎによる健康被害が多く報告されているということだと思います。

 

当院に来られる患者さんはデスクワーク中心の方も多くいらっしゃいます。

中には8時間から9時間ぐらい座っている強者も。

 

これがどのように健康に影響するのかをこれからお伝えしていきます。

 

 

◆座りっぱなしが万病の原因?

1時間座ると22分余命が縮むそうです。

1週間、毎日1時間テレビの前で座って過ごした場合、2時間半の命が縮んだことになります。

これを1ヶ月続けると、11時間も命を削ってしまいます。

それだけ座りすぎはリスキーなことなんです。

日本人の座る時間の平均は一日8〜9時間と言われています。

ほとんど動かずに生活していると、足の筋肉が退化し、運動不足によって血流悪化、代謝機能の低下を招き、体と心と神経これら全てが不調和を起こし、やがて心筋梗塞や狭心症、肥満、糖尿病、がんなどの病気のリスクが高まります。

 

また1日5時間以上、座ってテレビを見る人は、肺の血管に血栓が詰まる静脈血栓塞栓症いわゆるエコノミークラス症候群になるリスクが増加するという報告もあります。

 

筋肉の70%は下半身に集中しています。

長時間座り続けて「ふくらはぎ」や「太もも(大腿四頭筋)」を動かさないでいると、血流が一気に悪化し全身に悪影響を及ぼします。

たった30分座るだけで血流速度が70%も低下すると言われています。

 

 

わかりやすくフローチャートにするとこんな感じです。

 

座ったまま足を動かさないと全身の血流が悪化する

代謝機能が一気に低下して血液が汚れて詰まりやすくなる

太りやすくなり、生活習慣病を呼び込む

長時間同じ姿勢でいると、背骨に負担がかかり、首や肩、腰などを痛めやすくなる

動くことが嫌になってくる

筋力が低下する

気力が低下する

老化が加速する

介護が必要になる

 

といった具合です。

一刻も早く座りすぎの生活から抜け出すか、それが無理なら何か対策を打たないと手遅れになります。

 

 

 

◆座りすぎ問題の海外の対応

イギリスでは、座りすぎのガイドラインを作成し、「長時間にわたる座位時間をできるだけ少なくするべきである」と言って、

国民に座っている時間を減らすことを勧めています。

オーストラリアでもガイドラインが作成され、糖尿病や肥満を予防するために職場での座りすぎを改善するように勧告しています。

アメリカのシリコンバレーでは、スタンディングデスクを使って座る時間を減らす取り組みをしている企業もあります。

 

 

 

◆日本人は世界一座りすぎる国民

このように座りすぎによる弊害にいち早く気づいた国や企業が生産性を上げるために座りすぎをなくすような動きが活発になっていますが、

日本はかなり遅れているように思います。

日本人の平日の座位時間は約7時間だそうです。

アメリカや中国は約4時間。

どう考えても座りすぎでしょうね。

真面目な国民性がそうさせているのか、社会的な構造の問題がそうさせているのかはわかりませんが、

仕事をしすぎているのは間違いなさそうですね。

 

通常業務で7時間ぐらい座って仕事している

仕事が終わらないから残業する

さらに座る時間が増える

足の血流悪化

疲れやすくなって集中力が低下する

仕事のパフォーマンスが落ちる

仕事がたまって残業が増える

・・・

 

このように悪循環がどこまでも続いていきます。

どこかでこれを断ち切らないと、何らかの病気になるリスクが高まるのは先述の通りです。

 

 

◆座り方を変えれば健康寿命が伸びる

ではどうすれば、このような悪循環を断ち切ることができるのか。

具体的な対策ですが、

 

まずは、座った状態から立ち上がる。そして次に2、3分歩いて体を動かす。

これだけです。

 

そしてこれを理想は30分に1回行うこと。

無理なら1時間に1回行うようにしましょう。

 

習慣化するまではタイマーをセットしておくのも良いでしょう。

 

もう少し体を動かす時間あるよという方は、

①つま先立ちをして踵をあげる→踵を床につける→つま先立ちをして踵をあげる→踵を床につける→・・・

これを繰り返すカーフレイズという筋トレを入れてみてください。これをするとふくらはぎの筋肉が刺激されて、

足から心臓に戻る血流スピードが上がります。

 

 

②もう一つは、椅子から立ち上がる→元の位置に座る→椅子から立ち上がる→元の位置に座る→・・・

これを繰り返すスクワットを行ってください。

 

この二つをやれば、全身の70%の筋肉が下半身に集中しているので、そちらの血流が改善していきます。

 

今から始めても決して遅くはありません。

思い立ったが吉日。これを読んでくださった方はぜひ今日から実践してみてくださいね。

 

 

 

 

 

◆座りすぎをリセットする整体

当院に来られる患者さんは、デスクワークの方も結構いまして、日々大変忙しく仕事をされている方もたくさん来られています。

こういった方々は、自分自身では上記のような取り組みは忙しすぎてできないようです。

それは仕方ないことですから、プロに依頼して悪くなった血流を改善してもらっているわけです。

 

当院では座りすぎて、硬くなってしまった足全体の筋肉を調整して、血流を改善させる治療も行いますし、長時間座っていることで、

歪んでしまった背骨や骨盤などを治療しています。

そうすることで体全体の循環が改善されていきますので、病気になるリスクは一気に減っていくと考えています。

 

 

 

 

◆まとめ

今回は、当院の患者さんにデスクワークの方が多いこともあり、長時間の座りすぎがもたらす危険をお伝えしていきました。

皆さんを脅すつもりはありませんが、座り時間が長い生活を送っていると、間違いなく体が劣化していくスピードは上がります。

そして病気になる確率も跳ね上がります。

できることなら、元気に年を重ねていって、健康寿命を伸ばし、人生100年時代をスルスルっと乗り越えていきたいものですね。

 

もし、ご自身が長時間座って仕事をしたり、何か作業をする生活習慣なのであれば、とにかく立ち上がりましょう!そして動きましょう!

 

そして、それがどうしても都合上できないのであれば、プロに思い切って任せてしまいましょう。

お住まいや勤務先がお近くであれば当院でも構いませんのですぐにご相談ください。

何かお役に立てるかもしれません。

絶対に我慢してやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでも参考になりましたら幸いです。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも読んでくだりありがとうございます。院長の福井です。

今回は、5月に入ってから、暑くなったかと思ったら急に寒くなるという日が何日かありました。

当院に来られる患者さんの中にも頭痛や寝違い、急に腰痛が出てきたなど、体の不調を訴える患者さんが一気に増えました。そこで今回は寒暖差による体の不調についての考察を記事にしましたので、お時間がありましたらぜひ最後までお付き合いください。

 

 

 

◆はじめに

ここ最近の急に暑くなったり、寒くなったりして、服装選びで困ったりしていませんか?

こういった現象で「体がだるい」「頭が痛い」などと訴えている方が当院の患者さんでも急増しています。

 

その理由はズバリ寒暖差(気温差)です。

朝は10℃前後、日中は25℃を超えるといった具合に10℃以上の寒暖差が出てしまうと、それに合わせて生活するのは本当に疲れます。

 

人間の体は2週間ほどかけて寒暖差(気温差)に慣れていくように、順応するようにできています。なので、急な寒暖差(気温差)には対応できません。

 

外気温が急に上がったり、急に下がったりしたからといって、体はその変化に対応することができません。

緊急対応は誰しもが苦手なんです。

 

本来、これらは脳にある視床下部という大事なところからの指令で自律神経が細やかな対応をして(例えば、暑い時でも脳に血液が行かない状況を避けるために交感神経も少し興奮してバランスをとっているなど)バランスが維持され不快症状が出ないようになっています。

 

ところが、急激な気温の変化に慣れていないことで、体の自動制御システムがパニックを起こし過剰に働きすぎてしまいます。

自律神経を制御している視床下部が疲労しているとうまく調整できないために、だるい、ねむい、頭痛などの「不快な自律神経症状」が出やすくなってしまいます。

 

仕事でもプライベートでも緊急事態が起きると正常な判断がしにくくなって、ミスを起こしてしまったり、パニックになったりするのとよく似ています。

 

 

 

◆寒暖差が不調を起こすメカニズム

急激な気温の変化や気圧など環境の変化が起きると体の中でどのようなことが起こっているのかを

簡単なフローチャートにしてみました。

 

今まで5℃で寒い状況が続いている

体を温めないと適切な体温が維持できない(体の自動調整機能)

いつも通り温める

急に30℃に気温が上昇

温めるのをやめることができない(急に体の熱を冷ましたり、放熱する冷却機能は働かない

体温を逃がさなければならないのに逃がすことができない

体の中に熱がこもる→火照る

人によっては血管が拡張しすぎる

頭に血液が循環しない

血液が体表部にばかり循環してしまう

何もしていないのに体がだるい

頭痛やめまいが起こる

胃腸に循環せずに食欲不振や下痢などの自律神経症状がでやすくなる

 

 

気温の急激な変化は上記のような流れで体に不調を起こします。

気温の乱高下によって、体温調節機能が混乱している状態ですね。

 

もう少し細かく言うと、

気温の急激な変化によって、

 

自律神経を調整している脳の疲弊

自律神経の調整不能

だるさ、のぼせ、神経のたかぶり、食欲のムラ

 

などが出てきます。

 

急に暑くなったり、寒くなった時は、

「心身は疲れている」

「過敏になっている」

と思っていただいて間違いありません。

 

体調に変化が出やすくて当たり前という心構えで問題ありません。

 

 

◆気温が急激に変化した場合の対策

・病気ではないので慣れるまで待つ

・外気温に合った衣服や寝具でうまく調整する

・お昼寝を取り入れる

・ストレッチする

・緑の中を散歩する

・深呼吸する

・リラクゼーションを受ける

・アロマやお香を焚いてみる

・気分が良くなる音楽を聴く

・ストレス発散できる何かをする

・温かいものを飲む

・適当思考(ほどよくやりすぎない)

・よく寝る(最低7時間)

 

 

などが改善法になります。

ご自身で気楽にできるものから取り入れてみてくださいね。

 

 

◆まとめ

今回は、5月に入ってから寒暖差が激しく、体調不良の患者さんが続出していたので、このような内容を記事にしてみました。今後も地球温暖化が進んで、気候変動が目まぐるしく起こることが予測されています。

そういった中でも、素早く変化に順応できるような体づくりをしていかないとうまく生きていくことができません。

 

どのような環境でも、どのような変化が起きてもすぐに慣れてしまう体を作るためにも、普段から体のメンテナンスをしておくことが必須になりますので、整体を受けることも一つの手段として覚えておいていただけると嬉しいです。

 

 

もし寒暖差や気候の変化によって不調がある場合は、すぐにご相談ください。

絶対に我慢してやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでも参考になりましたら幸いです。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

当院には腰痛の患者さんが毎日のようにたくさん訪れます。

そして、その方々は病院で「これはヘルニアです」「これは脊柱管狭窄症です」「これは坐骨神経痛です」などとレッテルを貼られています。

もちろん、病院でお医者さんが画像の検査をして、プロの目で見ているわけですから間違いのないことだと思いますし、治療の方法も適切なものを

選択して患者さんに提供していると思います。

しかしながら一定数の方は、その治療が合わず、ほとんど最初と変わらず痛いままであったり、生活に支障が出たままの状態で当院に来られます。

なぜこのように、病院の治療では良い結果が出ないことが起こるのでしょうか?

 

今回は当院が行っている整体の視点でこの問題についてお伝えしていきますので、もしご興味がありましたら最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

 

◆はじめに

体のどこかに痛みなどの症状が出て、心配になったら、最初は病院に行くと思います。

風邪を引いたら内科や耳鼻科へ。胃腸の具合が悪ければ、消化器内科へ。

心臓の調子が良くなければ、循環器内科へ。血尿が出たら泌尿器科へ。

こういった具合にそれぞれの症状に合わせて、病院を選びます。

 

腰痛で耐え難い痛みを感じたら、整形外科へ行きます。

そして、そこで診察を受けて基本的な検査をして、痛み止めの注射、リハビリ、電気治療などを受けます。

場合によっては薬を処方されることもあります。

症状に一番適切な治療(標準治療)を医療のプロであるお医者さんが選択してくれますので、最初のステップはこれで間違いありません。

そして、治療効果が出ているのかどうかを確認するために経過観察が必要になりますので、ある程度の期間は通院が必要になります。

多くのケースでは、これで治っていくと思いますが、その中に治らないケースが混ざっていることがあります。

 

一部のこういった方が当院に来られるというわけです。

 

 

◆病院で治る腰痛、治らない腰痛

なぜ、一番適切な治療を受けているのに、治る治らないの問題が起きるのかというと、

治るものに関しては、痛みの発信源で起きている炎症が治まったからと考えられます。

イメージの話ですが、痛みがひどい場合、その場所で火事が起こっていて、体はその火を消そうと頑張っているけど、

なかなか火は消えません。そこで強力な消火器(注射や薬)の力を借りて一気に火を消してしまいます。

そうすると火はたちまち消えていきます。

このようにして、炎症が治まっていきます。

 

ところが、いくら消火活動を繰り返しても痛みが引かないケースがあります。

それが病院では治らない場合の腰痛です。

 

 

 

病院では治らない腰痛の原因で考えられるのは、ズバリ【体の歪み】です。

科学的な根拠を示すことはできませんが、これまでの経験上、こういったケースでほとんど全ての患者さんが

体のどこかに歪みが起きていて、歪みを整えるとウソのように痛みが引くことがわかりました。

 

100人に1人ぐらいの割合で、当院ではどうにもならない腰痛はあるのはありますが、それは検査や問診の時点で

普通じゃない腰痛であることはわかりますので、専門の医療機関に委ねています。

 

 

◆どういった歪みが腰痛を引き起こすのか

体の歪みといっても、どのような歪みが原因で腰痛を起こしているのか。

どこをどう見ているのかということですが、

 

当院では、頭の先から手足の指先まで全部見ていきます。

 

①頭の傾き、ねじれ

②首の骨のカーブ

③肩の高さ、巻き込み

④肩甲骨の高さ、出っ張り

⑤肘の角度、前腕のねじれ、指の開き方

⑥鎖骨の高さ、ねじれ

⑦骨盤の高さ、前後の傾き、ねじれ

⑧股関節の角度

⑨膝のお皿の向き、ねじれ

⑩足首の傾き、足指のねじれ

 

ざっくり挙げても、これぐらいは見ています。

例え腰痛であったとしても、腰だけに問題があるわけではありません。

体は全部で一つなので、離れた場所の問題であったとしても関係があるかもしれません。

 

一つだけが問題なケースは珍しくて、ほとんどの場合は、複数の歪みが絡んでいます。

当院では大きいものから小さいものまで歪みを見逃さないために丁寧に見て調べるようにしています。

 

 

 

 

◆体の歪みによる腰痛の予防と対策

体の歪みを整えて、歪みをなくせたとしても、その状態がずっと続くわけではありません。

朝起きてから、夜寝るまでの間、何らかの活動をしているわけで、その活動が前後左右均等に使っているわけではありません。

元々体に備わっている人間の回復機能によって、正しい位置に戻そうとする力はありますが、毎日のように同じ姿勢や動作を

繰り返していると、回復するスピードよりも歪んでいくスピードの方が早くなってしまいます。

結果的にまた、腰痛が出やすい状態になってしまいます。

 

一番良いのは、歯の定期検診のように体も定期的に歪みのチェックをしてもらい、もし、歪みが強ければ正しい位置に整えてもらうことが

重要になります。

 

「自分でできることはありませんか?」とよく聞かれますが、誰にも見られずに自分1人で体操や運動をやっていると必ずといって良いほど

徐々に我流になってしまい、腰痛予防の体操や運動の原型がなくなっていることがよくあります。

 

ですから、最初から1人でやろうとせずに、まずは整体で歪みを整えてもらうこと。そして腰痛がマシになってきた段階で、自宅でできる

セルフケアを教えてもらって実践すること。最後に定期的に歪みのチェックをプロにしてもらい、歪みの指摘を受けたり、体操や運動の動きの

確認をしてもらうことで、良い状態が維持できるはずです。

 

 

 

◆まとめ

今回は、病院に行って治る腰痛と病院に行っても治らない腰痛についてのお話をしてきました。

腰痛の原因は人それぞれ個人差があって、これと絞ることは難しいですが、腰痛持ちの大半の方は、

体のどこかしらが歪んでいます。

長年、腰痛を抱えていて、どこに行っても何をしても良くならないと悩んでおられる方は、ぜひ今まで

経験したことのない治療を受けてみてください。

当院では、どのような腰痛であっても、マッサージや電気で終わりではありません。

しっかりお話を聞かせてもらい、体の今を知るための歪みの検査を詳細に行います。

治療自体もこれまで経験されたことのないような優しく安全性の高いものです。

体を壊してしまうような強いマッサージやボキボキ矯正とも違います。

「たったこれだけのことで良くなるなんて不思議です。」とよく言われます。

 

もし、もうすでに限界ギリギリのところまで来ていますという方は、今すぐにご相談ください。

何かお役に立てるかもしれません。絶対に我慢してやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでも参考になりましたら幸いです。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

大型連休が明けてから、当院に来られる多くの患者さんが自律神経が乱れている感じの症状をお持ちでした。

頭痛、倦怠感、関節の痛みなどを訴えられるケースが本当に多かったです。

 

みなさん、現実から離れた生活から一気に現実に引き戻された結果、相当なストレスを感じておられるようでした。

 

 

 

◆はじめに

ストレス、ストレスとあたかもストレスは悪いものと決めつけがちですが、実はストレスにも2種類あって、

良いストレス、悪いストレスがあります。

 

良いストレスというのは、例えば一度も行ったことのない場所に行くと、新しい体験をすることになります。この時にワクワクする気持ちや

期待に胸をふらませる感覚、あるいは、多少の緊張感などもあるかもしれません。こういった状態というのは、多少のストレスがかかっているわけですが、

体にとって有害なものではなく、むしろ必要な刺激になります。

 

一方で、悪いストレスというのは、もう言わなくてもよくご存知なように、嫌な仕事をしている時や苦手な人と関わらないといけない時など、本当はやりたくないけど、仕方なしにやらざるを得ない場合いに抱く感情がまさに悪いストレスを感じている時と言えるでしょう。

これが単発であるならまだマシですが、長い期間続くと心身にダメージが積み上げ方式で溜まっていってしまいます。

 

 

 

◆悪いストレスに対しての予防と対策

悪いストレスを長期間、溜め込み過ぎて放置していると、いずれ溜め込むスペースがなくなって限界がきます。

ダムの決壊ですね。

そうすると、まともな生活を送れなくなります。人によっては家から一歩も出られないとか、起き上がることすらできないといった状況に

陥ることもあります。

 

そうならないためにも、悪いストレスとは上手く付き合っていくしかありません。

ではどのようにすれば、悪いストレスと上手く関わることができるのでしょうか?

 

①まずは、必要以上に頑張らないこと

例えば、今月はずっと残業続きで家に帰るのは、日付が変わる少し前。このような生活が続いているようであれば、

一日、二日丸々休養を取ってリフレッシュしましょう。自分の好きなこと

 

②考えることをやめて、とにかく体を動かすこと

「心静体動」という言葉あるように、これまで過剰に心に負担をかけ続けてきたわけですから、一旦心を休ませてあげましょう。

そして、こわばっている体をほぐすために歩いたり、自転車に乗ったり、体操をしたりしましょう。

 

③食べるものを変えてみること

ストレス対策になる食材として、大根、らっきょう、シソ、ネギ、春菊、柑橘類などがあります。

全て食べる必要はありません。ご自身が食べやすいものを選んで一品添えるぐらいな感じで取り入れてみてください。

 

 

以上のような対策を踏まえて、さらに具体的な対策としては、

⑴好きな歌を歌う

⑵漫才や落語、コントなどお笑いの番組を見る

⑶安心できる家族や友人と話をする

⑷思い切って20時とか21時に寝る

⑸自然に触れる(土や木に触れたり、花を見る)近所の公園でもオッケーです。

⑹近所を散歩する(初めてのお店に入ったり、知らない道を歩く)

⑺絵を描いたり、音楽を聴いたり、字を書いたりしてみる

⑻お風呂にゆっくりつかる

⑼栄養のことを気にせず、週に一回は体に悪くても好きなものを食べて飲む

 

 

こういったものもストレス対策には良いとされています。

 

ちなみに私は、⑷⑸⑹⑻を意識的に実践しています。

特に毎朝の散歩で近くの公園に行き、ちょっとした森林浴的なことをして、軽く体操しています。

かっこよく言うと【アーシング】ということをしています。

 

 

 

◆まとめ

今回は、ストレスを溜め込み過ぎないようにするための方法をお伝えしてまいりましたが、いかがでしたか?

普通に生活しているだけでもストレスは確実に溜まっていきます。

長期間溜め込み過ぎて、限界を迎える前に上手に発散させることができれば、快適に過ごせるようになるはずです。

ご自身が、ついつい頑張り過ぎてしまうタイプの方であれば、意識的にストレス対策を取っていかないと、今は大丈夫でも

いずれダムが決壊してしまいます。

そうなる前にストレス対策に挙げたようなことで、ご自身で楽しみながらできそうなことを継続して行うようにしてみてくださいね。

 

 

 

もし、もうすでに限界ギリギリのところまで来ていますという方は、当院でも構いませんので今すぐにご相談ください。

何かお役に立てるかもしれません。絶対に我慢してやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでも参考になりましたら幸いです。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今年の大型連休は、前半と後半に分かれていて、カレンダー通りのお休みの方の場合、三連休が2回あるというある意味

お得感がある連休だったような気がします。

 

一方で、三連休明けに仕事に行かないといけないというストレスが2回あるということもあり、五月病が6月になっても引きずってしまうケースもありそうですね。

 

そんなストレスのかかりやすい時期に出てくる問題が【帯状疱疹】です。

一度は耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

今回は誰にでも起こりうる疾患である【帯状疱疹】について整体の視点も加えながらお伝えしていこうと思います。

ご興味がありましたら、ぜひ最後までお読みくださると嬉しいです。

 

 

◆はじめに

帯状疱疹を引き起こすウィルスは、水ぼうそうの原因となるウィルスと同じです。

水痘・帯状疱疹ウィルスです。

初めてこのウィルスに感染すると水ぼうそうになります。水ぼうそうが治った後もウィルスは体の中(神経節)に居座ります。

 

 

 

◆帯状疱疹の原因

普段は人間の免疫システムによって、ウィルスの活動は抑えられているので、症状はありません。

ただ、次のような問題があると免疫システムが作動しにくくなるため、帯状疱疹が発症する確率が上がると言われています。

 

①加齢(50歳以上)

②睡眠不足

③疲労の蓄積

④精神的ストレス

⑤膠原病を患っている方

 

こういった問題が相まって免疫システムが弱くなり、機能しなくなった時に、それまで抑えられていたウィルスが再活動し始めます。

これが帯状疱疹の発症メカニズムです。

 

 

◆帯状疱疹の後遺症

帯状疱疹は、治療すれば寛解(完治ではなくウィルスの活動を抑える)していくのですが、この病気の嫌なところは、後遺症があるということです。

当院の患者さんから多数ご相談を受けるのも、【帯状疱疹後神経痛】と呼ばれる症状です。

帯状疱疹の皮疹が治った後に神経自体への障害によって起こる痛みと言われています。

 

どのような症状が現れるのかというと、

 

⑴焼けるような痛み

⑵締めつけるような持続的な痛み

⑶ズキズキ疼く痛み

⑷軽く触れるだけでも感じる痛み(アロディニア)

 

こういった症状が挙げられます。

症状が出やすい体の部分は、

 

・頭や顔

・首や腕

・胸や背中

・お腹周り

・お尻

 

こういった場所に出やすいと言われています。

かなりの苦痛なので、睡眠が十分に取れなかったり、日常生活にも支障が出るほどになる方もいらっしゃいます。

 

 

 

◆整体の視点からの予防と対策

基本的には、免疫システムが弱くなって機能しなくなったために発症しているわけなので、免疫システムが正常に働きさえすれば問題ないわけです。

そのために必要なことは、問題点の逆をすれば良いです。

 

加齢や膠原病を除いて、

睡眠をしっかりとること、疲労を回復させるために休息をとること、精神的ストレスをなくすために好きなことをすること。

こういったことを日頃から意識しておくことが大切です。

 

忙しくて、ご自身ではどうすることもできない場合、当院のような自律神経を整える技術力のある整体を受けることも一つの手段です。

体の負担を軽くして、歪んでしまった体を整え、体の中の水分がうまく循環するように整体を行います。

そうすることで、免疫機能を高めることが可能です。

 

また50歳以上の方は、ワクチン接種を受けることも推奨されています。

私も50歳を過ぎたらワクチン接種をしようと考えています。

未然に防げるものは、あらゆる手段を使おうと思っています。

 

 

 

◆まとめ

今回は、大型連休が明けて、ストレスを抱えやすい時期に発症しやすい、【帯状疱疹】についてお伝えしてきました。医学的な詳しい情報は、専門機関のサイトなどを参照していただくとして、

覚えておいてほしいことは、免疫機能が低下している時に帯状疱疹になりやすいということです。

 

最近、仕事頑張り過ぎていたり、寝る間も惜しんで何かに没頭していたり、人間関係をこじらせてしまったり、そういったことが重なって体の疲労や精神的なストレスが過剰になると危険な状態です。

 

ご自身が危険な状態だなと思われているのであれば、まずは生活リズムを整えることから始めましょう。

そして、もし帯状疱疹が出てしまったらすぐに病院に行って、薬を処方してもらいましょう。

 

帯状疱疹後神経痛の後遺症が残ってしまったら、体のストレスを抜くために整体も選択肢の一つに入れておきましょう。

 

 

もし、ご自身で判断できないような症状でご心配な方は、当院でも構いませんのですぐにご相談ください。

何かお役に立てるかもしれません。

絶対に我慢してやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでも参考になりましたら幸いです。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?

私は、3日、4日は通常診療で仕事をしていて、5日は技術の勉強をしに新大阪へ行ってきました。

6日は休みでリフレッシュできました。

 

 

◆はじめに

今回は、健康的な体を作るために必要なことは?というタイトルをつけました。

私は現在44歳です。人生100年時代と言われていますので、健康寿命を考えてみるとちょうど折り返しの時期なのかなと思います。

自分で言うのもなんですが、見た目は10歳ぐらい下に見られることもあるぐらい、健康的に見ていただけることが多くて、自分でも比較的同年代の方と

比べても健康な体を維持できている方だと思います。

患者さんからも「先生、健康を維持するためにどんなことをしてるんですか?」とよく聞かれますので、私が実践していることをお伝えできればと思います。

皆様のお役に立てれば幸いです。

 

 

◆運動習慣について

私は朝起きてすぐにウォーキングをしています。

30分から60分ぐらいの時間を雨の日や体調の悪い日以外は、基本毎日歩いています。

ちょっとだけ早歩きですが、周りの風景や花、新しくできたお店などを見つけたら立ち止まって写真を撮ったりするぐらいの緩い感じでやっています。

そしていつも立ち寄る公園で、森林浴的なことを10分ぐらい行ってから家に帰ります。

以前は、歩く時間や歩く距離にこだわってウォーキングをしていた時期もありましたが、健康のためにやっているのにちっとも楽しくなかったので、今のスタイルになりました。

 

基本的には自分が楽しいと感じるやり方の方がリフレッシュできているような気がします。

 

 

 

◆食事について

基本的には朝、昼、夜の3食摂っていますが、

朝はトースト一枚、コーンスープ、ヨーグルトに青汁の粉末をかけたもの、コーヒー

昼は、家から持参したおにぎり2個

夜は、肉と野菜

 

といった具合で特別こだわったものを食べているわけではありません。

日曜日は、朝はいつも通りで、昼か夜に外食して栄養バランスをあまり気にせず好きなものを食べるようにしています。

 

間食はスナック菓子やアイスクリーム、チョコレートなどを休憩時間などに少量食べます。

 

食事に関しては、炭水化物と脂質を摂りすぎないようにして、体重があまり増えないようにだけ気をつける程度です。

 

 

◆睡眠について

睡眠時間は理想は7時間ぐらい取りたい所ですが、調べ物があったり勉強することがあると5時間ぐらいになることもあります。

これは必要なことと割り切っていますので、あまり気にしていません。

ただ、何も予定がない時は、極力7時間に近くなるようには心がけています。

 

 

◆ストレス管理

これは私が一番苦手なことですが、考え事をすることが多いので、どうしても悩みが増えてしまったり、将来的な不安が出てきてしまったりしますので、

それがストレスになっていることが多いです。

自分自身に言い聞かせているのですが、まだ起きてもいないことにごちゃごちゃ考え過ぎても仕方ないから、ある程度考えたら、今に集中するようにしようという考え方をするようにしています。

 

人間の悩みは、

①人間関係

②お金

③健康

と言われています。

 

これらのうち、全てが完璧という人は少ないと思います。

私は、自分が一番コントロールしやすい「健康」を中心に考えています。

健康な状態でさえいれば、あとは何とかなるだろうという楽観的な思考です。

これは何に重きを置いているのか個人の価値観になる所ですので正解や不正解はないと思います。

 

私の場合は職業柄ということもありますし、体に不具合があると周りに対して優しい自分でいることができないと思っているので、

健康を一番大切に考えています。

人を健康にしようとしている人間が不健康な状態っていうのは、あり得ない話ですよね。

 

 

 

 

◆趣味

健康な状態でいるためには、人生を楽しむための何かがあった方が良いと思います。

私はそれほど多趣味ではありませんが、

近場で釣りをしたり、バイクに乗ってみたり、神社やお寺に行ってみたり、博物館や水族館に行ってみたり、

それこそ見知らぬ土地を歩いてみたりと、自分なりに楽しいと思えることをやっているつもりです。

 

いずれも、そんなに詳しいわけでもありませんし、人に自慢できるようなレベルでもありません。

でも、そこそこ楽しめています。

また、興味関心が少しでも湧いたら、それを体験するために出向いてみたりも積極的にするようにしています。

 

何事にも興味関心を持っている方が、人生を楽しむチャンスは増えると思っていますので、できるだけ家にいてゴロゴロする時間を少なくしています。

 

 

 

◆まとめ

今回は健康的な体を手に入れるために必要かどうかはわかりませんが、私が実際に取り組んでいることと言いますか、私の日常を赤裸々にお伝えしてみました。

 

人それぞれ健康の定義は違うとは思いますが、自分が思うように体を動かすことができるのは必要最低限のことだと思います。

心身ともに健康的な生活を送るために、あまり難しく考えずに簡単にできることから始められることをお勧めします。

 

「やらなければならない」では長続きしません。「やってて楽しい、気持ち良い」と思えることが健康につながっていれば素晴らしいと思います。

ぜひご自分がやってて充実することを少しずつ見つけていってほしいと思います。

 

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

先日、古代メキシコ展に行ってきました。

マヤ文明、アステカ文明、テオティワカン文明といった、何千年も昔にあれほど高度な文明があったなんて信じられません。

さらに興味が湧いてきましたので、自分なりに勉強したいと思います。

 

 

◆はじめに

先日、患者さんから「先生、良い姿勢がどんな感じかわかりません。自分なりに良い姿勢をしようと思って頑張ってるけど、すぐに猫背に戻ってしまんです。」

といった相談を受けました。

姿勢については、様々なメディアで専門家が発信していて、もはやどれが正しい説なのかがわかりにくくなっているのが現状ではないでしょうか?

今回は、改めてどういった姿勢が良くて、どういった姿勢が悪いのかということについてお伝えしていきたいと思います。

ご興味がございましたら、ぜひ最後までお付き合いください。

 

 

◆良い姿勢とはどんなもの?

人間の体の正しい位置というのは、専門的には解剖学的肢位と言います。

ただし、これは解剖学的に基準になる姿勢という意味です。このポジションから逸脱しているから間違いというわけではありません。

解剖学的に正しい姿勢にしたとしても、体が健康になるわけでもありませんし、何か痛みが改善するわけでもありません。

 

では、当院の整体の視点からの正しい姿勢というのは、どういうものかと言うと、立っている時に体のどこにも力が入っていない状態で、

骨だけで支えられている状態のことを言います。

 

良い姿勢というのは、個人個人で違うものなので、これが良い姿勢だからみんなもこの良い姿勢の型になるようにしてください。というのは

何か違うような気がします。

 

当院では一人ひとりの良い姿勢を見つけるお手伝いをして、その姿勢を維持させるための方法をお伝えするようにしています。

 

 

◆良い姿勢とキレイな姿勢の違い

よく勘違いされる方がいるのですが、モデルさんみたいな姿勢が良い姿勢だと思ってそれを真似している方がいます。

モデルさんはキレイに見せる仕事なので、トレーニングを積んであの姿勢と歩き方をされています。

一般人が真似をしてすぐにできるようなものではありません。

 

ですから、良い姿勢とキレイな姿勢はイコールになりません。

良い姿勢は余計な力が入っていない、負担のかからない自然体のことです。

 

 

 

◆キレイな姿勢は何が問題なのか

一番の問題は、反り腰になってしまうということです。

欧米人と日本人の骨格はかなり異なりますので、欧米人の真似をすると日本人はお尻を上に上げて

腰を反らすようにしないとキレイな姿勢を作れません。

反り腰がいったん癖づいてしまうと、猫背で背中が丸いのに腰だけは反っているという背骨にとっては

最悪なラインが出来上がってしまいます。

首や肩こりが慢性化し、腰痛も慢性化するという最悪な結果になります。

 

 

◆対策

まずは、再度になりますが、良い姿勢とキレイな姿勢の違いをご確認ください。

モデルさんのような姿勢や歩き方はキレイな姿勢であって良い姿勢ではありません。

あれは、キレイに魅せるために厳しいトレーニングを積んでいるからできているものであって

自然な状態ではありません。

良い姿勢は、余計な力が入っておらず、長時間立っていても座っていても疲れにくいものです。

まずは、余計な力を抜くところから始めていくのですが、当院で大切にしているのは、深い呼吸です。

仰向けに寝ていただいた状態で、上半身を目一杯膨らませて息を吸って、吸った息を全て吐き切ります。

これを何度も繰り返してください。

深い呼吸はリラックス効果があり、自律神経を整えてくれます。

 

 

 

◆まとめ

今回は良い姿勢とキレイな姿勢についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

もし、今ご自身がキレイな姿勢をしようとしているのであれば、今すぐにやめて、良い姿勢を目指していきまましょう。

 

もし、どうしても自分ではできないという方は、一度当院までご相談ください。丁寧にどこに問題があるのかをお伝えし、何が必要なのかを

お伝えさせていただきます。

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか?

いつもと違う非日常を楽しんでおられる方、いつも通り、仕事されている方などそれぞれの過ごし方をされていると思います。

 

今回はゴールデンウィークにあまり外に出られない方に向けて、気をつけてほしいことをお伝えしていきます。

お時間のある時にでも、読んでくださると嬉しいです。

 

 

 

◆はじめに

明治安田生命の調査によると、 今年のGWの過ごし方のトップは、「自宅で過ごす」が約半数(46.8%)で、昨年 より5.2ptも上昇しました。

また、「国内旅行」(12.1%)は昨年より1.6pt下がり、 「海外旅行」も昨年より0.5pt減となりました。

アクティブに外を出歩くよりも、自宅や自宅近くでのんびり過ごす人が多いのは、日頃の激務で疲れ切った体を癒すには良いかもしれませんね。

 

 

◆連休の大半を自宅で過ごす時の注意点

連休中に自宅でのんびり本を読んだり、映画を見たりすることは、精神衛生上とても良いことで、日頃できないことをされるというのは、何とも言い難い至福の時間と言えます。

私も連休があれば、そのような贅沢な時間の使い方をしたいと思います。

 

しかしながら、良いことばかりではありません。

本を読む、映画を見る、テレビを見る、動画を見る、ゲームをする。このような娯楽の大半は、座ったままの姿勢か、ゴロゴロ横になった状態が多いと思います。

その状態で、1日過ごしているとどうなるかというと、間違いなく血流が悪くなります。

筋肉に血液がうまく行き渡らなくなって、一時的に柔軟性が失われます。

 

その状態で、何かをしようと不意に動き出した時に、体を痛めることが非常に多いです。

いわゆる「ギックリ腰」や「寝違え」のような症状が起きやすいということです。

 

 

 

◆急な痛みを出さないための予防と対策

運動不足になりがちなのは、仕方のないことです。

それをわかった上で、どうすれば良いのかというと、

 

①1時間に1回は必ず、立ち上がって、簡単なラジオ体操のような動きをしてみる。

②朝、昼、夕方など時間を区切って近所を少し散歩する。

③同じ姿勢をとり続けることを避ける。

 

こういったことを意識するだけでも体の負担を減らすことは可能です。

連休中に体を痛めてしまっては元も子もありませんので、ぜひ意識してみてくださいね。

 

 

 

◆まとめ

今回は、連休中に自宅で過ごす時間が多い人に向けて、注意していただきたいことをお伝えしました。

私も自宅でダラダラして過ごす時間は貴重なので、大切にしていますが、体を痛めしまうと、休み明けからテンションが最悪になりますので、

できるだけ、上記に挙げたようなことを意識するようにしています。

 

貴重な連休をどうぞ引き続きお楽しみくださいませ。

そして、体を大切に労ってあげてくださいね。

 

 

もし、連休明けに体の痛みや体調が悪いなと感じたら、すぐにご相談ください。

当院の整体で休み中の不調を改善することができますので、お気軽のお越しくださいね。

 

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

今日から5月に入りましたが、連休中でゆっくり休養されている方、旅行中の方、いつもどおり仕事をされている方など、それぞれの過ごし方をされているかと思います。

 

毎年のことですが、こういったイレギュラーが起こりやすい時期というのは、体調の変化も起きやすいと言われていますので、注意するに越したことはありません。

 

今回は、連休期間の体調管理についての私の考えをお伝えできればと思いますので、ご興味がありましたらぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。

 

 

 

◆はじめに

この時期に患者さんからよく相談されるのは、病気でもないのに何だか体調がすぐれない日が続いていますというものです。

 

お医者さんに診てもらっても、「特に問題ないから様子を見てみましょう。」と言われるというありがちなパターンで帰されます。

 

これって一体どういう状態なのか心配になりますよね。

おそらく西洋医学的な視点で言うと確かに問題はないと思います。

 

しかしながら、整体を専門にしている私の視点では、問題はたくさんありそうなので、これからそのあたりのお話をしていきます。

 

 

◆この時期の体調不良の原因

五月病という言葉を聞かれたことはあるかと思います。

 

4月末から5月頭にかけてのゴルデンウィークで大型連休を取って、旅行に出かけたり、ショッピングをしたり、家にこもって映画を見たり、普段できない非日常の体験をこの期間にする方は多いと思います。

非日常的な生活なので、普段とはかけ離れた生活になりやすいのは当然のことですが、
体調を崩す原因としては、


 

①夜遅くまで起きて、昼過ぎまで寝ている

②連日、暴飲暴食

③運動をまったくしない

 

こういった連休前半の乱れた生活の反動で、連休が終わりに差し掛かってくると、段々と連休の疲れがドッと押し寄せて感じるようになったり、仕事のことを考えるだけで、気分が悪くなってしまったり、行きたくない気持ちが強くなってしまったりと、こういった状況になってしまう方が続出します。

 

連休や休日の過ごし方に限らず、生活リズムを崩して、ホルモンバランスが乱れると、自律神経の乱れにも直結するため、休み明けから数日間あるいは、数週間ずっと何だか体調が悪いということになる訳なんです。

 

同じような状態で、日曜日の夕方ぐらいから、次の日の学校に行くことや仕事をしないといけないという現実に直面して憂鬱になることを、サザエさん症候群やブルーマンデー症候群と言います。

 

これも五月病とメカニズムはほとんど同じです。

 

 

◆五月病になりやすいタイプの人

 

☑︎責任感が強すぎる

☑︎仕事に不安を感じている

☑︎仕事の悩みが頭から離れない

☑︎仕事にやりがいが持てない

☑︎職場に相談者がいない

☑︎ストレスを溜め込んでしまう

☑︎自分と他人を比べがち

☑︎自己肯定感が低い

☑︎承認欲求が強い

 

などが挙げられます。

こういったタイプの人が必ず五月病になるわけではなく、傾向としてそういった方が多かったというだけですので、

あまり深刻に考えないようにしてください。

 

 

 

◆五月病の予防と対策

連休中は、大いに遊んで楽しんで、気の合う家族や仲間と過ごしてほしいです。

そして日頃のストレスを発散してほしいです。

 

その上で、五月病対策としては、

 

①連休中は就寝時間と起床時間は普段通りにする

②連休中に家の中で大半を過ごす人は、30分から1時間ぐらいの散歩時間を作る

③休日の最終日は、明日の段取りなどのイメージして、急激に変化が起きないようにする

④食事の時間もできるだけ普段通りにする

⑤信頼できる家族や友人とコミュニケーションを取るようにする

 

こういったことを少し意識するだけでも、連休明けに急激な変化を体に与えることを防ぐことができます。
連休明けに体調を崩して、仕事が手につかないというのは、避けたいことですので、何らかの対策を打っておきましょう。

 

 

これは、当院に来られる患者さんと話していてよくあるケースですが、自分とは違う業種の人と話していると、話し相手の方が10連休で海外に行くという話を聞いたときに、自分はそんなに連休は取れない状況の場合、とても嫌な気分になるというものです。場合によっては、自分の職場に対してネガティブな感情を持ってしまうこともあるようです。

 

こればかりはご自身が選んだお仕事なので、他業種の方と比較してもどうすることもできません。

初めから他業種で比較的休日の多い方と話すことは避けた方が良いかもしれません。

 

連休明けに退職したり、転職活動を急に始めてしまう方が増えるのもこういった他人との比較が生まれやすいこの時期ならではのことかもしれません。

 

 

 

◆まとめ

私自身も日曜日の夕方や、連休の最終日などは、急に気分が落ち込んだりすることはあります。

これは、生きていく上で誰しもが通る道ですし、何の異常でも病気でもありません。
私の場合は、以前は休みの日は昼過ぎまで寝てしまって、自己嫌悪に陥ることが多くありましたし、

1日、何もせずボーッとしていて、無駄に過ごして自己嫌悪に陥ることが本当に多くありました。

 

そういった傾向があることがわかっているので、休みも大体同じ時間に起きて、早朝ウォーキングをして、平日と同じ時間に

食事をして、シャワーを浴びるというルーティンをしています。

 

これをするようになってから、休日の時間を有効活用できている感じがして、やるべきことをやったという達成感があって自己嫌悪に陥ることはほとんどなくなりました。

 

自分なりの決め事を作っておくのも良いものだと思いますので、ぜひお試しください。

ご自身がお休みの日にどういった過ごし方をされる傾向にあるのかを知っておくことで、適切に対策が取れるようになります。

どうしても、非日常をずっと味わっておきたい方は、その代償が必ず来るということをご理解いただいた上で、お過ごしください。

 

 

今回は、五月病やサザエさん症候群、ブルーマンデー症候群といった、休日に起こりやすい心の問題を取り上げました。

思い切り休みを楽しむために、大切にしてほしいことを書いたつもりです。

お役に立てていれば幸いです。

 

もし、連休明けやお休み明けに体調が悪いなと感じたら、すぐにご相談ください。

当院の整体で休み中の不調を改善することができますので、お気軽のお越しくださいね。

 

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

今回は、整骨院に来られる患者さんから質問される率No. 1の【枕問題】について、私なりの最終結論をお伝えしていきたいと思います。

枕難民になっているあなたにぜひ読んでいただきたいと思います。

もし、ご興味がありましたら、最後までお付き合いください。

 

 

◆はじめに

まくら株式会社さんが2021年4月から2023年8月までに129,000人に調査したところによると、

使っている枕に満足していますか?という質問に対して、

①満足    4.8%

②やや満足  10.4%

③普通    25.9%

④やや不満  31.5%

⑤不満    27.4%

 

という結果でした。

やや不満と不満を合わせると、60%近くの方が不満に感じているということがこの調査で明らかになりました。 

 

このことからも自分に合う枕に出会えていない、いわゆる枕難民が非常に多いということがわかります。

ではどうすれば、枕難民にならずに済むのでしょうか?

 

今回は、残念ながら、枕選びに失敗しないための話ではありません。

どうしたら、枕のことを気にせずに眠れるようになるのか。こちらの方が根本的に大切なことなので、こちらに絞ってお話ししていきます。

 

 

◆自分に合う枕が見つかりにくい原因

・高いお金を払って枕を買ったのに、すぐに合わなくなった。

・色々専門の測定器を使って、オーダーメイドのものを買ったのに合わない。

・低反発も高反発もどちらもダメだった。

 

こんなことを言っている人が世の中にはたくさんいるのではないしょうか?

あなた自身もそうかもしれませんし、あなたの身近にいる人にもいるかもしれませんね。

 

こういったことが起きてしまう原因として、考えられるのは、結論から言うと、枕が合わないのではなく、【首が硬くなっているから】です。

実は枕の問題ではなかったんです。

 

首が硬くなる原因は、肩関節の周辺の筋力が低下して、肩関節が非常に不安定になることによって、その不安定さをなくすために、筋肉を硬くさせて安定させるしか手段がなくなっていたからです。

後頭部のあたりから、背中までの筋肉が硬くなって、背骨全体の柔軟性がどんどん失われていくことになります。

 

そうすると、どれだけ質の良い枕であったとしても、体の背面部分が全部硬いわけですから、合うわけがないんですね。言い換えると自分の体が寝具の素材に合わせられないんです。

 

結局は、首の硬さが取れない状態で、色々な枕を試しても合うものが見つからないので、枕難民から抜け出せなくなるという話です。

 

 

◆枕難民から抜け出すための対策

当院で枕難民になっておられた患者さんに対して、背骨全体のしなりを生み出すような整体を行い、それと同時に首と肩甲骨の関節を安定させるような筋トレを定期的に行いました。

 

1ヶ月ぐらい経過したぐらいから、睡眠の質に変化が現れ、前と比べて寝つきが良くなったり、途中で目が覚めなくなったりといった反応が出るようになりました。

やはり、狙い通りの結果になったわけですが、整体を受けなくても、背骨を柔らかくさせる方法はいくらでもあります。

 

例えば、ラジオ体操でも最初から最後まできっちりやれば、背骨の柔軟性がつくような動きがたくさんありますし、今は動画で検索すればすぐに出てきますよね?

まずは背骨を柔らかくすることを集中的に行ってみてください。

きっと枕のことなんて気にならなくなるはずです。

 

 

 

◆まとめ

今回は、どんな枕を試しても合わないという枕難民の方を1人でも多く救いたいという思いで記事を書きました。

問題は枕にあるんじゃない、自分の首にあるんだ!という衝撃的な内容だったと思いますが、長年枕選びでお悩みだった方には、

新しい切り口だったのではないでしょうか?

もし、これから先、二度と枕のことで悩みたくない方は、ぜひ背骨の柔軟性を復活させる取り組みをしてみてください。

人生がきっと好転するとでしょう。

 

もし、どうしても自分ではできないという方は、一度当院までご相談ください。丁寧にどこに問題があるのかをお伝えし、何が必要なのかを

お伝えさせていただきます。

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回は、整骨院に来られる患者さんの症状でも一、二を争う【肩こり】。これまで、肩こりに関しては、専門家でも何が原因なのか。意見が様々です。病院や治療院に行っても先生によって見解が違っていて、

 

「血流が悪いから」

「筋肉が硬いから」

「姿勢が悪いから」

 

これ以外にも細かく挙げるとキリがないぐらい原因は存在します。

そして、どれも間違いではありません。だから話が複雑になってしまいます。

今回は、これまでに言われてきた肩こりの原因は横に置いておき、新しい視点で肩こりの原因を探っていきたいと思います。

 

もし、ご興味がありましたら、最後までお付き合いください。

 

 

 

◆はじめに

厚生労働省の国民基礎調査によると、肩こりを訴える人は、国民の73%で、人口比で計算すると国民の1700万人ほどが肩こりを訴えていることになります。

当院に来られる肩こりを訴えて通院されている患者さんの比率は、男女比2:8ぐらいで圧倒的に女性が多いです。

年代別で言うと、30代、40代、50代が最も多く、働き盛りの世代で深刻な悩みを持っている方が多い印象です。

 

腰痛と共に、国民病の一つと言わざるを得ない状況と言えそうです。

 

 

 

◆肩こりはマッサージでは治らないし、ストレッチでも治らない

腰痛の時と同じように肩こりを感じたときにどういった行動を取ってきたのか、当院に来られる患者さんにアンケートを取りました。

そうすると、腰痛の時とほとんど同じだということがわかりました。

 

①放置して治るまで我慢

②シップを貼って様子をみる

③はり治療を受けた

④マッサージを受けた

⑤ストレッチをした

⑥病院で注射を打った

⑦痛み止めを飲んだ

⑧サウナやお風呂に入った

 

腰痛の時と比べると、回答に偏りはあるものの、ほとんど同じような行動を取っていることが興味深かったです。腰痛の時と同じように①ー⑧をすることでどうなりましたか?と聞くと、一時的には良くなるけど、ほとんどのケースですぐに元に戻るということでした。

 

やはり肩こりでも、マッサージしてもストレッチしても治っていないことが判明しました。

これまでも何度もお伝えしているように、対症療法なので、①−⑧の取り組み自体は間違いではありません。しかしながら根本から治すという目的には合っていないということは確かです。

 

 

 

 

◆新しい肩こりの原因

医学的に正しいかどうかは別の話ですが、当院に来られる肩こりでお悩みの方に了承を得て、50名ぐらいの肩の関節可動域と筋力の検査を細かく行いました。

そうすると、ある共通点を見つけてしまいました。

 

それは、肩こりをきつく感じている側の

①筋力が低下していること

②肩の関節がとても不安定であること

 

この二つを発見しました。

 

①の筋力低下ですが、具体的には、肩甲骨を安定させる【大・小菱形筋】、【前鋸筋】、【肩甲挙筋】の三つが特に弱っていました。

②三つの筋肉が弱くなることで、肩の関節が不安定になってしまうことで、周りの筋肉を硬めて守るしかなくなる状態になります。

 

こういったことが原因で、より一層血流が悪くなり、筋肉の緊張が過剰に出てしまって、肩こりが悪化するという流れができてしまいます。

 

 

 

◆新しい視点での肩こりの予防と対策

肩周辺の筋力低下を予防するためには、上に挙げた【大・小菱形筋】、【前鋸筋】、【肩甲挙筋】の3種類をきっちりとトレーニングしなければいけません。

このトレーニング方法ですが、

 

①大・小菱形筋肉は、目の前でいただきますのポーズをします。そして左右の肘をくっつけます。この状態がスタートポジションです。

そこから手の甲と肘の外側を同時に外側に広げていきます。この時肘の高さと肩の高さを同じに揃えてください。そして、肩甲骨と肩甲骨を後ろでくっつけるイメージです。目一杯広げたら、元のポジションに戻してください。これを1回として、30回を3セット行いましょう。

 

 

②前鋸筋は、四つんばいになって、腕立て伏せです。できれば肩幅よりも少し広いスタンスで手をついて行いましょう。これを20回3セット行いましょう。

 

③肩甲挙筋は、タオルの両端を持って、タオルの真ん中を後頭部に当てます。ご自身の後頭部を後ろに水平にスライドさせるように動かします。同時にタオルを持っている両手を前の方に持っていきます。そうすると首に抵抗が加わって首の後ろの方に力が入るはずです。これを10秒我慢してキープしてください。これを5セット行いましょう。

 

これをまずは2週間、毎日行うようにしてください。

初めはしんどいと思いますが、すぐに慣れてきます。

慣れてきたら、体力レベルに合わせて、回数や秒数を増やしていきましょう。

 

 

 

◆まとめ

何をしても良くならない肩こりに対して。必要以上の強さでマッサージしたり、ストレッチなどをすればするほど、あなたの肩はどんどん壊されていきます。気持ち良いからといって、受け続けていると、刺激に対して鈍感になり、前の強さでは物足りなくなってしまいます。いわゆるマッサージ中毒になってしまいます。

一生、その状態から抜け出せなくなっても問題なければ、それで構いませんが、根本からの改善を望むのであれば、刺激は極力少ない方が良いでしょう。

 

今回は、新しい視点として、肩こりの原因は、肩の関節周辺の筋力低下を挙げました。肩の不安定さが、腰周辺の筋肉を異常に緊張させている可能性があります。

まずは、肩の関節を安定させるために、必要最低限の筋トレを継続して行いましょう。

 

もし、どうしても自分ではできないという方は、一度当院までご相談ください。丁寧にどこに問題があるのかをお伝えし、何が必要なのかを

お伝えさせていただきます。

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回は、整骨院に来られる患者さんの症状No.1の【腰痛】。これを撃退する方法を記事に書いていきます。もしご興味がありましたら、最後までお付き合いください。

 

 

◆はじめに

厚生労働省によると、日本人の腰痛患者数はここ数年で1000万人を超えていると推計しています。また、日本整形外科学会の調査によると、日本全国に腰痛をお持ちの方は、3000万人ほどいると推計されています。

これほど、医学が発達している世の中で、いまだにこれだけの人数の腰痛の方がいるというのはにわかに信じがたい印象だと思います。

 

これほど患者数が多いので、腰痛に関しては、色々なメディアで取り上げられていますので、改めて説明する必要はないかと思いますが、

今回、腰痛を撃退するために、これまであまり知られて来なかった新しい視点からお話していきたいと思います。

 

 

 

◆腰痛はマッサージでは治らないし、ストレッチでも治らない

日本人の13人に1人は腰痛持ちということなので、大体の人が一度や二度は腰痛を感じたことがあるのではないでしょうか?

腰痛を感じたときにどういった行動を取ってきたのか、当院に来られる患者さんにアンケートを取りました。

そうすると、

 

①放置して治るまで我慢

②シップを貼って様子をみる

③はり治療を受けた

④マッサージを受けた

⑤ストレッチをした

⑥病院で注射を打った

⑦痛み止めを飲んだ

⑧サウナやお風呂に入った

 

こういった答えが多かったです。

それに対して、①ー⑧をすることでどうなりましたか?と聞くと、

半分ぐらいの人は、マシになったけど、すぐ元に戻ったと答え、もう半分は悪化したと答えられました。

ということは、治ってないということですね。

 

それから慢性的に腰痛を感じておられて、当院を頼りに来院されたという経緯だということでした。

 

いずれにしても、①−⑧の取り組み自体は間違いではありません。しかしながら根本から治すという目的には合っていないということは確かです。

 

 

 

 

◆そこで股関節に着目したら・・・。

病院や治療院で腰痛を訴えると、大体は腰を診てくれます。当たり前と言えば当たり前です。

その結果、腰に問題があるという前提で話が進んでいくのですが、それが視野を狭くしているということが最近になってわかってきました。

私は以前から、患者さんの歩き方をよく観察しているのですが、その時に腰痛の患者さんの股関節の動きがどうも変な感じがしていたのです。

 

ある患者さんの歩行観察をしている時に、何となくグラグラしているような感じがしていたので、股関節の動きをチェックしてみたら、左右で可動域が全く違うことがわかりました。右はどの方向にも動きが悪く、逆に左はグニャグニャしている状態でした。

 

これは非常にまずいなと感じて、それから3ヶ月ぐらいかけて、整体を行い、歪みを整えながら股関節の筋力強化に取り組みました。

そうすると、腰痛の度合いも半分以下に減っていました。

 

 

 

◆新しい視点での腰痛の予防と対策

股関節の筋力低下を予防するためには、【腸腰筋】、【多裂筋】、【大臀筋】の3種類をきっちりとトレーニングしなければいけません。

このトレーニング方法ですが、

 

①腸腰筋はその場でもも上げ行進を30秒3セット

②多裂筋は四つんばいになって右手を前に伸ばし、左足を後ろへ伸ばす。次に左手を前に伸ばし、右足を後ろへ伸ばす。これを交互に20回3セット

③大臀筋は両手を前に伸ばしてスクワットを20回3セット

 

これをまずは2週間、毎日行うようにしてください。

初めはしんどいと思いますが、すぐに慣れてきます。

慣れてきたら、体力レベルに合わせて、回数や秒数を増やしていきましょう。

 

 

 

◆まとめ

何をしても良くならない腰痛は、それ以上、マッサージやストレッチなどを受けても変化はしません。別の視点で取り組む必要があります。

新しい視点として、股関節の筋力低下です。股関節の不安定さが、腰周辺の筋肉を異常に緊張させている可能性があります。

まずは、股関節を安定させるために、必要最低限の筋トレを継続して行いましょう。

 

もし、どうしても自分ではできないという方は、一度当院までご相談ください。丁寧にどこに問題があるのかをお伝えし、何が必要なのかを

お伝えさせていただきます。

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回は、整骨院に来られる患者さんの症状で比較的多い、関節の痛みについて記事を書いていきます。一口に関節の痛みと言っても、体にはたくさん関節がありますので、代表的なものを中心にお伝えできたらと思います。もしご興味がありましたら、最後までお付き合いください。

 

 

◆はじめに

平成28年の厚生労働省の国民生活基礎調査において健康状況の結果は、性別に見た有訴率は、

男性1位腰痛、2位肩こりでした。

女性1位肩こり、2位腰痛でした。

 

男女ともに、肩こり、腰痛がツートップということは、大体の人が一度は経験しているような印象です。

 

肩にも腰にも関節はありますので、肩こりや腰痛を抱えているか人の体を拝見すると、少なからず、関節に負担をかけ続けた結果、

何らかのダメージがあることが多いように感じます。

 

肩こりや腰痛の時に関節は一体どうなっているのか、これから詳しく解説していきます。

 

 

 

◆関節はとても壊れやすい場所

人体には200個ほどの骨と、500種類ほどの筋肉があります。

関節は骨や筋肉が動く時の支点になりますので、動作時にはかなりの負荷がかかると言われています。

スポーツ選手でも、故障する時は関節が多いイメージはありませんか?

よく使用する関節には、私たちが想像する以上の負荷がかかっていて、関節を守るために筋肉や靭帯、腱などが

いつも頑張ってくれています。

 

 

 

◆関節に痛みが出る原因①

慢性的な関節の痛みは、軟骨がすり減るからとか、体重が重いからとか、老化だからという原因はもちろんありますが、

一番の原因は、関節を守ってくれている筋肉の量が減って、筋力が衰えているからだと考えています。

 

関節に痛みがあるから体を動かせず、やりたいこともできずに元気をなくしてしまい、生活の質がどんどん低下していきます。

そうすると、筋肉の量も減り、筋力も著しく衰えていきます。こういった負のループから抜け出せずにサルコペニアやフレイルといった状態に

なっていく人を多く見てきました。

 

だからこそ、この負のループを断ち切るために筋力をいち早く取り戻して、痛みをなくしていかないといけません。

 

 

 

◆関節に痛みが出る原因②

関節の痛みの原因として、もう一つ考えられるのは、グラグラしている不安定な関節がある場合です。

先ほどの筋力低下から来るものなのですが、関節を守るための筋力がある程度備わっていると、関節は安定するため、

正しい負担の少ない姿勢を取ることができます。

また、関節が安定することで、余計な力を使わずに済みますので、省エネの体になります。

 

逆に筋力が低下して、関節が不安定になってしまうと、安定させようと一部の筋肉が過剰に働いてしまって、

こりかたまって、疲れやすくなります。

 

このようにして人は、使いやすい筋肉を集中して使い過ぎてしまい、使いにくい筋肉は使わないようになっていきます。

使い過ぎている筋肉は疲労しやすく、その周辺の関節を痛めてやすくなり、一方で、使わなくなった筋肉は、筋力が弱まりどんどん痩せ

細っていきます。

このようにして、非常にバランスの悪い偏った体になっていき、姿勢も悪くなり、さらに関節を痛めやすい土壌が形成されていくというわけです。

 

 

 

◆関節痛の予防と対策

筋力低下による関節の痛みを予防するには、やはり筋トレを普段の生活の中に取り入れることが大切なのですが、

ここで大体間違えるのが、動画を見て筋トレをやってしまうことです。

動画の筋トレが悪いというわけではありません。

ただ、今のあなたにとってベストなものではないということです。

 

関節を守るための筋トレをするにあたって大切なことは、

 

①どこの関節や筋力が弱っているのかをハッキリさせること

②どこの関節が不安になっているのかをハッキリさせること

③どこの関節の動きが悪いのかをハッキリさせること

 

以上の3つです。

 

この3つがわかっていなくて、何となく筋トレをしても成果は出せません。

 

やはりお勧めなのは、まずは専門家にみてもらうことです。

最短距離でゴールまで導いてくれますので、心強いです。

 

①−③がわからなくてどうしようもない時は、プロに頼りましょう!

 

 

 

◆まとめ

肩こり、腰痛に悩んでいる人の多くは、関節を守るための筋力が低下していて、さらに関節が不安定になっているケースが多いようです。

その結果、必要以上に筋肉や関節が疲労しているため、こりや痛みにつながっていくと考えられています。

一番の対策は筋トレをすることですが、どこに問題があるのかわからないまま筋トレをすると、さらにバランスが崩れる恐れもあるため、

まずは、専門家にみてもらい、ご自身の体のことをきっちり把握できたら、ご自身で筋トレを継続していかれると良いかと思います。

 

もし、どうしても自分ではできないという方は、一度当院までご相談ください。丁寧にどこに問題があるのかをお伝えし、何が必要なのかを

お伝えさせていただきます。

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回は当院の患者さんから寄せられる質問の中から、

【最近肩が挙がりにくくなってきたんだけど、これって五十肩かな?】というものがありましたので、それに対しての回答として記事を書いていきます。もしご興味がありましたら、最後までお付き合いください。

 

 

◆はじめに

肩の痛みで当院に来られる患者さんをお大きく分けると、

 

・肩や首のこり

・四十肩、五十肩

・腱板損傷(けんばんそんしょう)

 

この3つが多いです。

そして、四十肩、五十肩、腱板損傷(けんばんそんしょう)の中には、当院では対応できないものも含まれているため、

実質、肩や首のこりが大半を占めます。

 

 

 

◆肩こり、首こりのチェック

まずは、肩こりに自分は該当するかどうかチェックしてみましょう。

 

・頭を左右に倒したときに首や肩が痛い場所がある

・肩を揉んだり、さすったりすると痛みがマシになる

・同じ姿勢で作業していると症状がひどくなる

・首をぐるぐる回すと肩周辺に痛い場所がある

・腕を動かしても特に問題はない

・朝起きた時に肩こりや強張りがある

 

こういったものに該当するものが多ければ肩こり、首こりの可能性が高いと言えるでしょう。

 

 

これ以外で夜に寝ている時にズキズキした痛みがあったり、腕を動かすと痛みがある場合は、肩こり以外の問題の可能性もあります。

 

 

 

◆肩こり、首こりの原因

四足歩行の動物と二足歩行で生活する人間の最大の違いは、前足(人間の場合は腕)を自由に使えるか使えないかです。

人間の場合は、腕、手、指を多用し、器用な動きができるため、肩もある程度自由に動かないと都合が悪いわけです。

腕から先を使って色々なことをこなさないといけないわけですから、当然可動範囲も広がっていきます。

曲げたり、伸ばしたり、捻ったりと本当に色々な動きができる唯一無二の関節に進化しています。

 

色々なことができて、動かせる範囲も広いと良いことずくめな感じですが、その分、負担も大きくなりやすいのも事実です。

その負担を軽くするために、肩の関節を守るための筋肉や靭帯、腱などの組織がたくさんついています。

 

これらの肩を守ってくれている組織が姿勢の悪さなどによって、柔軟性を失い、血流が悪くなってしまうと、【コリ】という現象につながっていくものと

考えられています。

 

ほとんどのこりの場合は、生活習慣によるものと言われますが、その中でも姿勢は本当に大切です。

特に猫背や巻き肩と呼ばれる姿勢の悪い二代巨頭のような存在があります。

 

この姿勢になってしまうと、背中が丸くなり、肩甲骨が前に巻き込まれて、肩の関節の動きが悪くなっていきます。

肩の動きが悪くなると、肩の周りの大きい筋肉も小さい筋肉も、その他の組織も全部働きが悪くなってしまい、過度な緊張状態を生み出し、血流が悪くなります。

 

 

 

 

◆肩こり、首こりの予防と対策

肩こり、首こりの一番の予防策は、筋肉を緊張させず、血流をいつも良い状態に保つことです。

具体的な対策としては、

 

【対策A】

・毎日しっかり入浴すること

・隙間時間を使ってこまめにストレッチや体操をすること

・よく寝ること

・栄養バランスを考えて食事をすること

・ストレスを溜め込みすぎないこと

・筋トレや有酸素運動を習慣化すること

 

こういったことが大切になってきます。

 

次にその場しのぎの対策としては、

 

【対策B】

・シップを貼る

・薬を飲む

・マッサージを受ける

 

こういったものがありますが、決して悪いわけではありませんが、長続きしません。

すぐに元に戻ってしまいますので、【対策A】は根本改善のためには必須であると考えています。

 

 

 

◆肩こり、首こりを放置すると病気になる?

単なる肩こりだから放っておいたらいつか治るだろうと思って放置し続けていると、

四十肩、五十肩になってしまったり、肩の奥の方にある部分を痛めてしまう、腱板損傷という状態になることもあります。

また、痛みがひどくなることで、睡眠障害になったりもします。

睡眠の質が低下すると、心臓の病気になったり、糖尿病のリスクが高くなることもあります。

 

肩こりがひどい状態を放置することで、当院には頭痛を訴える方も多く来られますし、慢性的なコリを抱え続けたがばかりにうつ傾向になっているケースもあります。

 

放っておいて良いことは何一つありません。

できるだけ早い段階で、対策を講じていきましょう。

 

 

◆まとめ

肩の痛みには、大きく分けると、【肩こり、首こり】、【四十肩、五十肩】、【腱板損傷】の3つに分類されます。

その中で、肩こりが一番多く、原因は筋肉の緊張と血流の悪さによるものです。

 

そして、猫背や巻き肩など姿勢の悪さによって、肩こりがひどくなっていくため、姿勢の改善は肩こり予防には必須となります。

 

また、肩こりを軽視して放置していると大きな病気にもつながる可能性もあるため、できるだけ早いうちに悪い芽を摘んでおいた方が、健康寿命が伸びていくでしょう。

 

もし、肩周辺の痛みや、こりでお悩みなら、当院の整体は姿勢改善にもつながりますから、ぜひ一度ご来院くださいね。

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

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