目次
1. はじめに
2. 冷え症とは?
3. 実践すれば冷え症が改善できる方法
4. 当院での治療とセルフケアの成功事例
5.これだったらやってみようかなと思える情報
6. 整体とメンテナンスの重要性
7. まとめ
はじめに
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。
院長の福井です。
今回は、夏場でもひどい末端冷え症に悩む30代、40代の女性に向けて、東洋医学的な視点と栄養学や運動の知見を活用したセルフケア方法をご紹介します。
冷え症とは?
夏の暑い日でも手足が冷たく感じる末端冷え症。
これは、血液の循環がうまくいかず、末端部分まで温かい血液が届かないために起こります。
特に女性に多く見られ、生活の質を大きく左右する問題です。
「夏でも手足が冷たくて困っています」「冷え性が原因で寝つきが悪いです」…当院に来られる患者さんからもそんな声をよく耳にします。
私自身は男性ですが、スポーツをしていた時の靴の障害によって、冷え症に悩んだ経験があり、そのつらさはよく理解しています。
色々な検査をしても異常が見つからないにも関わらず、体が冷えたり、寒気がしたりすることを指しますが、西洋医学的には治療の対象とならないことの方が多いようです。
一部のクリニックなどでは、漢方薬を処方してくれるところもあるようなので、病院の冷え症に対する考え方によって治療方針が違うということだと思います。
一方で、東洋医学的には、冷え症は、【未病】と言われるもので、検査で異常があり、治療が必要と考えられています。
冷えに伴って
・頭痛
・肩こり
・めまい
・立ちくらみ
・腹痛
・食欲不振
・肥満
・生理痛
・下痢
・便秘
・むくみ
このようなものを引き起こすこともあると考えられています。
実践すれば冷え症が改善できる方法
▪️東洋医学的な視点から
東洋医学では、冷え症は「気」「血」「水」のバランスが乱れることで生じると考えられます。
特に「気」が滞ることで、血液の循環が悪くなることが冷えの原因とされています。
▪️最新の栄養学の知見を活用
冷え症を改善するためには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。
特に以下の栄養素を意識しましょう。
・鉄分:赤血球の生成を助け、血液の循環を良くします。
レバーやほうれん草、豆類に豊富です。
・ビタミンE:血行を促進する働きがあります。
アーモンドやアボカドに多く含まれています。
・オメガ3脂肪酸:血液をさらさらにし、循環を良くします。
サーモンやチアシードに含まれています。
▪️プロが推奨する運動
適度な運動は血行を促進し、冷え性改善に効果的です。運動にも精通した私が推奨する以下の運動を取り入れてみましょう。
・ウォーキング:毎日30分程度のウォーキングは全身の血行を良くし、冷え性の改善に効果的です。
・ストレッチ:寝る前に軽いストレッチを行うことで、血流が良くなり、冷えを和らげます。
▪️ 効果のある筋トレ
同じくトレーニングにも精通している私が効果のある筋トレを取り入れることもおすすめしています。
・スクワット:全身の筋肉の70%は下半身に集中しています。下半身の筋肉を鍛え、血行を促進します。
1日10回〜15回から始めてみましょう。
・体幹トレーニング:体幹を鍛え、全身の血流を改善します。30秒から1分を目安に行いましょう。
当院での治療とセルフケアの成功事例
実際に当院で治療を受けた方の事例をご紹介します。
事例:Aさん(35歳女性)
Aさんは夏場でも手足が冷たく、日常生活に支障をきたしていました。
職場では冷房の効いた部屋でデスクワークをしており、午前の勤務が終わって昼休憩時には、手足が冷たくなってしまって、しびれるような感覚があったそうです。
ご自身でも、職場に膝掛けや、手首の温めるウォーマーをつけたりして工夫はしていたようですが、あまり効果がありませんでした。
初めて当院に来られた時に、東洋医学的なアプローチを取り入れた治療を行い、その後のセルフケアとしてウォーキングとストレッチを継続していただきました。
そして栄養のバランスも崩れていたために、少しタンパク質を多めに摂ってもらい、筋肉の量を増やすようにしていきました。
初回から3ヶ月ほど経過した頃にAさんは「手足が暖かくなり、夜もぐっすり眠れるようになりました」という良い結果が出始め、今も継続して、当院での体のバランスの調整を受けておられます。
また、指導させていただいた、エクササイズも頑張っておられるようで、コツコツ継続することの大切さをAさんから改めて学ばせていただきました。
これだったらやってみようかなと思える情報
●食事の工夫
食事に温かいスープを取り入れることで、体の芯から温まります。
ショウガやニンニクを使ったスープは特におすすめです。
Aさんにも伝えて効果のあったタンパク質ですが、このスープに鶏肉や豚肉を入れることもかなり良いでしょう。
●足湯
時間のある時に5分でも10分でも足湯をすることで、足で滞っている血液が流れ出します。
それと同時に足を温めることでリラックス効果もあり、緊張した体が緩むことがわかると思います。
●その他の役に立つ情報
最近の研究では、冷え性の改善にはマインドフルネス瞑想が効果的であることが分かっています。
瞑想をすることでストレスが軽減され、血行が良くなるという結果もあるようです。
日頃の忙しさのあまり、深い呼吸をすることも忘れがちだと思います。
あまり硬く考えずに、1、2分ほど、ゆっくり大きく呼吸してみてください。
整体とメンテナンスの重要性
冷え症の改善には、定期的な整体とメンテナンスが欠かせません。
整体によって骨格や筋肉のバランスを整えることで、血流が良くなり、神経伝達も良くなります。
しっかり筋肉が動く状況を作ることによって、冷えがどんどん改善していきます。
一度の整体で変化が出ることももちろんあります。ただし、当たり前ですが、持続性はありません。
冷え性を改善するということは、体質を改善することです。
最低でも2ヶ月ぐらいはかかるものと思っておいてほしいです。
冷え症の進行具合によっては、半年、1年単位で取り組んでいくこともありますので、我慢強く取り組んでいきましょう。
まとめ
最後まで読んでくださりありがとうございました。冷え症についてお届けしてきましたが、いかがでしたか?
冷え症は辛い症状で、なかなか完治させることは難しい症状の一つではありますが、日々の生活習慣を見直すことで改善することができます。
当院では、あなたの冷え症改善を根気強く全力でサポートします。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
それではまた。
(柔道整復師 福井健人 監修)
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