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いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②コロナ禍で失ったもの

③デュシェンヌの笑顔

④健康になるために笑顔は必要?

⑤表情筋を鍛える簡単な方法

⑥表情を豊かにする整体

⑦まとめ

 

 

 

①はじめに

2019年の年末から始まったコロナ禍も、2023年5月8日に新型コロナウィルスの感染法上の位置付けが5類になったことで、一旦終了した形になりました。

 

そして、マスクを外す人も増え、在宅ワーク・リモートワークも減り、出社スタイルを取る企業も増えてきました。

 

一見すると普通の生活に戻っているように見えますが、人間の体には大きな爪痕を残すことになってしまったと私は感じています。それは、表情筋がうまく使えなくなっていることです。

 

この問題は対人関係において非常に大きな問題で、コミュニケーションを取って生きている人間にとって表情というのは、とても大切なコミュニケーションツールです。

 

コミュニケーションをうまく取るための道具としての表情をうまく使えないことでトラブルになるケースもあるのではないかと危惧しているため、今回記事にしてお伝えできればと思っています。

 

最後までぜひお付き合いください。

 

 

②コロナ禍で失ったもの

新型コロナウィルスが猛威を振るったことで、私たちの生活は一変しました。

 

これまで、マスクは花粉症や流行性の感染症の時期だけつけていたものが、四六時中、つけておかないといけない世の中の空気になりました。

 

子供からお年寄りまで、全ての人がマスクをつけて生活するという異常事態でした。

 

そのことで、人はこれまで使っていた顔の筋肉をあまり使わなくなり、喜怒哀楽の表現も乏しい状態になりました。

 

一番かわいそうだと思ったのは、社交性を身につけて、他人と上手に関わっていくことを学ぶ年代の幼稚園児や小学生たちがマスクをすることによって、相手の表情から感情を読み取るという能力を身につける機会が少なくなってしまったことです。

 

そういった意味でも、このコロナ禍というのは、人から表情を奪い、表情を作るための筋肉を奪い、人と人との関わりあいのために必要不可欠なコミュニケーションツールを失わせることになったように思います。

 

 

③表情筋を使うことの重要性

表情というのは言葉を使わずとも喜怒哀楽を相手に伝えることができてしまいます。それだけとても強い影響力を持っています。

 

特に笑顔は人間関係を円滑にするために必要不可欠のものと思います。

 

「笑顔というのは、人を幸せにする力がある」という考えもあるぐらいです。

 

接客業のトレーニングでも表情筋を鍛えて、人に不快感を与えず、良い印象を持ってもらうための笑顔を練習するシーンをよく目にします。

 

表情筋の使用頻度を上げて、鍛えることで表情筋をうまく使えるようになるのは、普通の筋トレをすることと全く同じことなんですね。

 

やればやるほど上手になるし、筋力も筋持久力もついていき毎日無意識レベルでできるようにもなっていきます。

 

 

ところで皆さんは、【デュシェンヌ・スマイル】というのを聞いたことがありますか?

 

19世紀のフランスの神経学者のデュシェンヌという方が人工的に作った「本物の笑顔」のことを【デュシェンヌ・スマイル】と言うそうです。

 

どのような笑顔かというと、頬が上がり、目の周辺にカラスの足跡のようなシワができ、口角が上がっている状態を言うそうです。

 

今でもそれを基準に理想の笑顔に近づけるように、接客業の方たちの表情筋を鍛えるトレーニングが行われているということです。

 

トレーニングをしてようやく自然に相手に良い印象を持ってもらえる笑顔ができるようになるということは、一般人の私のような者の場合、自然の成り行きに任せていたら、笑顔に使うための表情筋をほとんど使うことなく退化する一方ということになります。

 

ましてや、コロナ禍でマスクをしている状況だったことを考えると、さらに使っていないと考えるのが普通ですよね。

まずは意識して、しっかり使えるようにしていかないといけませんね。

 

 

 

④健康のために笑顔は必要?

そもそも健康のために笑顔は必要なのか?ということですが、私は相手の気分が良くなるような笑顔は必要だと思います。

 

笑顔にも、

・悲しい笑顔

・作り笑い

・愛想笑い

・軽蔑の笑顔

・恥ずかしい時のごまかす笑顔

・怒りの笑顔

 

など色々あって、マイナスな場面で使うこともあります。

 

感情表現をするために表情筋を使うことは大切なことですが、マイナスな状況の時に出る笑顔なんて練習する必要はありません。

 

相手とコミュニケーションを取って、人間関係を円滑にする際に適切な笑顔を出せるようにしておくためのトレーニングが大切なだけです。

 

そうすることによって、相手も気分が悪くなることはないはずなので、自分に対しても敵対心を持ったり、威圧的な態度を取ったりすることも少なくなります。

 

お互いにとって精神衛生上、良いことばかりなので、ストレスが軽減して健康的だというお話です。

 

 

⑤表情筋を鍛える簡単な方法

感じの良い笑顔をするための特別なトレーニングは、日頃から鏡を見て練習する。これにつきます。

ただ、顔にあるたくさんの筋肉をうまく使えるような状態にしておかないといけないので、私は誰も見ていないところで、誰にも見せられないような

変な顔をする時間を作っています。

大きく目を見開いたり、口を目一杯開けたり、ひょっとこみたいな顔をしたり、本当に思いつく限りの変な顔をして、顔の筋肉を動かしています。

 

1分ぐらいやっていると、顔がポカポカしてきます。ぜひ一度お試しください。

 

もしかしたら、小顔効果も出てくるかもしれません。保証はできませんけどね。

 

 

 

⑥表情を豊かにする整体

当院では、表情筋のリリースという技術を提供しています。

顔を一時的にリフトアップしたい、顔を小さくしたいというご相談を受けることもあるので、そちらを受けていただいています。

この技術を受けていただくと、顔にある全ての表情筋にアプローチしますので、筋肉自体の柔軟性や可動性がアップします。

柔軟性と可動性がアップした状態で、先ほどお伝えした表情筋の変顔トレーニングをしていただくと、効果がさらに上がったり、持続したりしますので、気になる方はぜひ一度受けてみてくださいね。

 

 

 

⑦まとめ

今回は、表情筋の重要性についてお伝えしました。

コロナ禍があけて人に会ってお話する機会も増えてきた中で、表情でうまく感情表現ができない方が増えています。

当院の患者さんで接客業をされている方で、仕事が終わると顔の筋肉がけいれんを起こすこともあるという話を聞くこともありました。

それだけコロナ禍が表情筋に与えた影響があったということなんでしょうね。

 

 

この記事を読んでくださった方の表情が豊かになって、自然で素敵な笑顔で人を幸せな気分にしていかれることを期待しています。それではまた。

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②脳にある海馬の大切さ

③認知症やうつ病にならないための予防や対策

④整体で海馬を元気にできる?

⑤まとめ

 

 

 

①はじめに

皆さんは、「カズレーザーと学ぶ」という番組をご覧になられたことはありますか?

昨夜家に帰ってテレビをつけると放送されていて、とても勉強になりましたので、ご覧になられていない方のためにシェアしたいと思います。

 

 

 

②脳にある海馬の大切さ

そもそも脳にある海馬というのは、どういうものかと言いますと、大脳辺縁系の一部で、側頭葉の内側に位置する脳の部位です。

 

「記憶の形成」に重要な役割を果たしています。

暗記ものの勉強が得意な人や、よく人の話を覚えている人などは、この海馬が発達しているものと考えられます。

 

海馬は「記憶の司令塔」とも呼ばれています。 海馬は神経細胞の結合をつくる役割を果たしていると言われています。 「短期の記憶」から「長期の記憶」へと情報をつなげる橋渡し役を担っていて、「中期の記憶」を担う器官です。

 

日常的な出来事や学習して覚えたことは、いったんこの海馬に収められて、整理整頓してから、大脳皮質という部分へ保存されていきます。 つまり脳に乱雑に入ってきた情報を仕分けてくれる司令塔等わけですね。

 

 

③認知症やうつ病にならないための予防と対策

番組内では、海馬の機能を高めてくれる「BDNF」という神経栄養物質が紹介されていました。

このBDNFが神経伝達の効率をアップさせてくれるものらしいのですが、これが少なくなってくると認知症やうつ病になるリスクが上がるようです。

 

BDNFを増やすために効果的な方法の一つに運動が紹介されていたのですが、 中でも、有酸素運動(ウォーキング)を1日40分、週に3日を中長期(1年間)にわたって行うことによって、血中のBDNF濃度が上昇し、海馬の体積が2%アップすることがわかっています。

 

その他にもBDNFの量を増やす食べ物があります。

DHAや、EPAを豊富に含んでいる 食品としては、次のようなものがあります。

 

【DHAを多く含む魚介類】

アジ、サバ、サンマ、ブリ、イワシ、マグロのトロ、ウナギなど

 

フラボノイドを含むもの

大豆、ゴマ、赤ワイン、緑茶、柚子、みかんなど

 

・カカオ分70%以上のチョコレートに含まれるカカオポリフェノール

・カマンベールチーズ製造時に使われる白カビが発酵過程で産生する成分がBDNFの増加に寄与していると考えられています。

 

また、知的好奇心もBDNFを増やすには良い影響を及ぼすようなので、新しい情報にアンテナを張って調べたり、勉強したりするのも良いことなんですね。

 

 

逆にBDNFが少なくなる要因としては、

・肥満

・飲酒(記憶がなくなるほどの飲酒)

・慢性的なストレス

 

こういったものが、悪影響を及ぼすため注意が必要です。

 

 

 

④整体で海馬を元気にできる?

当院の整体を受けても、海馬を元気にすることはできません。

 

ただ一つ言えるのは、BDNFが減少する要因にもありましたように、慢性的に感じているストレスは非常に海馬にとってもよろしくないということは間違いありません。

 

慢性的にストレスを受けている体というのは、とても緊張しており、筋肉や関節が非常に硬くなっています。

それを整体によって緩めるだけでも心身ともにリラックス状態を作ることができますので、間接的にではありますが、海馬を休めさせることは可能だと思っています。

 

ここ最近、全然休みをとっていないとか、休日に外出もせずに家に閉じこもっているとか、ストレスを発散できていない状況が続いているのであれば、当院の整体は間違いなく効果を出すことは可能です。

 

認知症やうつ病になってしまう前に、しっかりできる限りの予防や対策は打っておきたいですね。

 

 

 

⑤まとめ

今回は、テレビ番組を見てとても勉強になりました。

脳のことを久しぶりに勉強することもできたので、復習になって非常に良かったです。

 

最近はメディアを見て学ぶ機会が少なくなってきていたので、テレビも貴重な情報源だなと改めて感じました。

 

これを読んでくださっている方はぜひ、脳の海馬を大切にして、認知症予防やうつ病の予防ができるようにしていきたいと思っています。また、近くにいる大切な誰かにこのお話をしてあげると少し喜ばれるのではないでしょうか。

 

 

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

この記事を読んでくださっている皆様が認知症やうつ病になるリスクを少しでも減らすきっかけになることを期待しています。

 

(柔道整復師 福井健人 監修)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②今年も熱中症に気をつけましょう

③あらためて熱中症とは

④熱中症になりやすい人、なりにくい人

⑤熱中症を予防するために

⑥自分が熱中症かな?と思ったら

⑦熱中症の人を見かけたら

⑧整体を受ける時の注意点

⑨まとめ

 

 

 

①はじめに

暦の上では、5月5日から9日ごろを「立夏」と言います。

ここから、本格的に夏が始まっていくわけですが、昔と比べて今は暑くなっているという話をよく聞きますが、

30年ぐらい前でも、35度ぐらいの日はあったように思います。

ただ、暑い期間が長いという印象はものすごくあります。

 

 

②今年も熱中症に気をつけましょう

 

気象庁の観測によると、真夏日(日最高気温が30℃以上)と猛暑日(日最高気温が35℃以上)の過去と現在の傾向は次のとおりです。

 

【真夏日】
1910年から2019年の100年間で約6日増加しています。

1990年から2019年の30年間の平均年間日数は約41日となっており、1910年から1939年の35日と比べて約1.2倍増加しています。

【猛暑日】
1924年、1929年、1942年、1961年、1978年、1985年の6年間は2日以上猛暑日がありました。

  • 1929年、1942年は3日以上ありました。
  • 1994年は6.5日
  • 2018年は7.1日
  • 2020年は5.3日
  • 2022年は5.2日

 

 

と近年は多くなっています。

 

2023年8月9日には東京で最高気温が35.9℃と猛暑日となり、過去最多の17日となりました。

「猛暑日」は気象庁が2007年4月1日に定義しています。

 

 

③あらためて熱中症とは

厚生労働省のホームページからの引用ですが、

 

熱中症とは、

 

【高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。

屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。】

 

とあります。

 

熱中症には、症状のレベルによってタイプ分けされています。

 

Ⅰ度(軽症):筋肉痛、多量の発汗、立ちくらみ、筋肉の硬直

→涼しい場所へ移動し、水分塩分を補給で応急処置する。改善しない場合は、病院へ搬送する。

 

Ⅱ度(中等症):吐き気、嘔吐、虚脱感、頭痛

→自力で水分塩分の補給ができない場合は、病院へ搬送する。

 

Ⅲ度(重症):けいれん、意識障害、高体温、手足の運動障害

→すぐに病院へ搬送する。

 

分類によって、対応が異なりますが、熱中症になった人が現場にいた場合、厳密な境目を判断することは難しいので、

判断に迷うときは、救急車を呼んだ方が良いでしょう。

 

 

私の経験上、猛暑日のように40度前後の気温の場合、例え短時間であったとしても、発症する危険はあると考えていますので、熱中症特別警戒アラートや熱中症警戒アラートが出ている場合は、命を守る行動を取ることをお勧めします。

 

 

④熱中症になりやすい人、なりにくい人

熱中症になりやすいのは、基本的には体力レベルが低い人たちです。

 

まずは、子供です。

小学生までの子供の場合、体温調節がうまくできないため、熱をうまく外に逃すことができない場合があるようです。

注意してみておかないと、急に体調が急変してしまうこともあります。

 

 

次に高齢者です。

熱中症にかかる患者さんの半分ぐらいは65歳以上の高齢者となっています。

この年代の人たちは、寒いとか暑いを感じにくくなっています。

 

私の知り合いのおじいさんはサウナに入ってもなかなか出てきません。

私は、入って3分もしないうちに汗だくだくになりますが、そのおじいさんは平気な顔で汗もそれほどかいていません。

 

それほど、温度の感じ方が違うということです。

家の中で熱中症にかかる高齢者が多いのはこういった事情もあると考えています。

 

そして意思表示できない障害を持った人です。

何らかの障害を抱えていて、自分の状態を言葉にすることができない方は、近くにいる人が異変に気づいてあげないといけません。

自分の不調を表現できないので大変危険ですから、暑い中外出する際はそばから離れないよう気をつけてあげてほしいです。

 

 

 

⑤熱中症を予防するために

どれだけ屈強な人でも、熱中症になるリスクはありますが、日頃から運動する習慣を身につけ、一定の体力を維持できるように心がけることは大切です。

 

そして自分の体調を管理することです。

規則正しい生活を送っているからこそ、いつもと違うことに気づきやすかったりします。

 

私は毎朝歩いているのですが、その日によって足が軽快に動く日や足取りが重たく感じる日、すぐに息が上がってしまう日など、変化をすごく感じるようになりました。ご自身の体の変化に気づく力が必要になって来ているかもしれません。

 

 

これもどなたでも知っていることだと思いますが、水分だけでなく、塩分も喉が乾く前に補給すること。

水分補給は少しずつ行うこと。水分不足にならないようにとガブガブとスポーツドリンクを飲むと、糖分の取り過ぎになりますし、水の飲み過ぎでも水毒症になったりします。飲みすぎて、食欲不振になってしまうと必要な栄養が摂れなくなってしまいます。

 

この時期は、喉ごしの良い冷たいものを食べたり、飲んだりしたくなりますが、滋養のつく食材を選んで食べるように心がけましょう。何事も過剰にならないように注意が必要です。

 

 

そして、私はこれを一番大切にしているのですが、、暑さの耐性を身につけることです。

 

真っ昼間に外出して暑さに慣れろと言っているわけではなく、比較的暑さのマシな5月、6月から日中外を散歩するようにしてみたり、7月、8月の暑さが厳しい時は早朝や夕方の気温が比較的低い時間帯に運動するようにすることです。

 

こうすることによって暑さへの順応が早くなり、熱中症のリスクを下げることができると考えています。

 

 

 

⑥自分が熱中症かな?と思ったら

これは、一人暮らしの方は特に要注意なのですが、少しでも熱中症のⅠ度やⅡ度のような症状を感じたらすぐに救急車を呼ぶようにしましょう。

それが嫌なら、必ずご家族にすぐに連絡して来てもらうようにしましょう。

 

ちょっと一休みして、様子を見たらマシになるだろうと思っていたら、意識を失ってそのまま亡くなっていたということのないようにお願いします。

 

 

⑦外で熱中症っぽい人を見かけたら

これから暑い時期に入ると、道端で腰掛けて休んでいる人や日陰で具合の悪そうにしている人を見かけることがあるかもしれません。

そういった場面に遭遇した場合、一声かけてあげるようにしたいですね。

 

もしかしたら、あなたの一声が命を救うことになるかもしれません。

私自身は、見て見ぬふりをしたことを一生後悔するのであれば、たとえ間違っていたとしても、少し勇気を出して一声かけるようにしようと思っています。

もし、それで何も体調が悪くなくても、誰にも迷惑をかけているわけでもありませんしね。

 

 

⑧整体を受ける時の注意点

当院の整体を受けても、熱中症は治りません。

 

ただ、暑い時期に汗を多量にかいてドロドロになりやすい血液をうまく循環させることはできます。

また、不快指数が上昇する時期で、自律神経の乱れも出やすいので、そちらを安定させることもできます。

 

 

 

⑨まとめ

今回は、熱中症について少し硬い文章になりましたが、それだけ命の危険があるということがわかっていただけたかと思います。毎年、残念ながら熱中症で命を失う方が後を絶ちません。落とさなくても良い命だった方もいらっしゃいます。

 

この記事を読んでくださっている皆様が熱中症になるリスクを少しでも減らすきっかけになることを期待しています。

 

何度も繰り返しになりますが、熱中症に限らずどのような症状でもちょっとおかしいなと思ったら、絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。すぐに近くにいる身内の方や、すぐに連絡のつく方に電話するようにしましょう。

 

また、これは危険あ兆候かもしれないとちょっとでも思ったら、すぐに救急車を呼ぶようにしましょう。

この夏、危険な暑さがまたやってきます。

どうぞ、命を大切になさってください。

 

 

この記事を読んでくださった方が熱中症にならないことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②運動習慣を身につけよう

③ゆるく長くが大切

④筋トレと有酸素運動

⑤まとめ

 

 

 

①はじめに

何度かお話ししたことがあるかと思いますが、私は特別な事情がない限り、毎朝ウォーキングをしています。

5:45に起きて、身支度をサッと済ませて5:50に家を出ます。

 

そして家から歩いて10分ぐらいの緑豊かな公園に行き、そこで日光浴をしながら少し体操をします。

終わったら、ぐるっと公園を一周して、次の目的地の少し小さめの公園に行き、そこでも木陰で体操をして、6:50には家に到着します。

 

大体50分から60分ぐらいの運動です。

 

これをしたからといって、息が上がるわけでもなく、汗をものすごくかくわけでもありません。

本当に固まった体がほぐれたなーぐらいの感覚です。

 

では、なぜこのような運動をするようになったのか、どのようにして今のスタイルになったのかをお伝えしていきます。

 

 

 

②健康でないと何も楽しくない

私は、1979年生まれなので、現在44歳です。今年45歳になります。本当にちょうど人生折り返しのところですね。

人生100年時代と言いますから、もし仮に100歳まで生きるとすれば、55年は生活することになります。

 

これまでの人生において、私はお陰様で大病をすることなく生きてこられましたが、実はバイクに乗っていて転倒して腰を強打したり、自転車に乗っていて車に轢かれて骨盤を骨折したりと大きなケガは何度か経験しています。

 

これから先の人生、間違いなく今より病気になるリスクやケガをするリスクは大きくなっていきます。

 

今や、二人に一人はガンになる時代と言われていますから、隣にいる人がガンになるか、私がなるか、どちらがガンになってもおかしくないわけです。

 

そんな確率の中、あと55年健康な状態で生きていこうとしているわけですから、何の取り組みもせずにやり過ごせるわけがないと思いませんか?

 

また、長生きはするけど、残りの人生を病気がちで過ごすとしたら、

 

・やりたいことができない

・行きたいところに行けない

・会いたい人に会えない

・食べたいものが食べられない、

 

このような状態になってしまうんです。

ものすごくしんどくて、つまらない人生になってしまいませんか?

 

できることなら、折り返した後の人生を謳歌して楽しみたいですよね?

 

私は死ぬまで、自分の足で歩いて行きたい所に自由に行きたいし、自分の歯で食べたいです。そして自分のことは自分で何でもできる状態で周りに迷惑をかけずに生き抜きたい。そのように考えています。

 

 

 

③ゆるく長くが大切

【健康寿命】という言葉がありますが、言葉の定義は「医療や介護に日常的あるいは継続的に依存せずに、自分の心身を良好な状態で維持し、自立した生活ができる生存期間のこと」です。

 

2019年において、日本の平均寿命は男性81歳、女性87歳となっています。

一方、2019年において、日本の健康寿命は、男性72歳、女性75歳となっています。

 

このことから何がわかるのかと言うと、男性は死亡するまでの9年間、女性は死亡するまでの12年間もの期間を何らかの不健康な状態で過ごすことになります。

 

これを聞いて皆さんはどう感じられますか?

 

9年間から12年間ぐらいだったら我慢しますか?

 

私はそんなに長い期間不健康でいることは絶対に嫌なんです。

風邪ひいて、1週間ぐらい調子が悪いのも嫌なぐらいなので、10年間も不調が続くなんて考えられません。

 

そんなに長い期間、体の不調と向き合って過ごすほどメンタル丈夫にできていないので、それだったら日頃から、ちょっとでも病気になるリスクを減らすような生活をしよう。体に優しい生活を取り入れてみよう。と言うことで毎朝歩くようになったんです。

 

一度きりの人生です。どのように過ごすのかは自由です。

私はできるだけ長く健康な状態で過ごしたいから、リスキーなものは避けて、良いものを取り入れることを選んだだけです。だからと言って全然ストイックな生活を送っているわけではありませんよ。

 

適当に自分がしんどくならない程度にやっています。

雨の日は歩きませんし、しんどい時も平気でサボります。

普通にジャンキーなものもたまには食べますしね。

添加物を気にしたり、過度な糖質制限をしたり、サプリメントを摂取したりそんな面倒なことはやってられないんです。

皆さんもそうではありませんか?

 

ストイックな生活ができる人は特別な人であって、一般ピープルとは違う世界線で生きています。

大谷翔平選手と同じトレーニングや食生活できますか?次元の違う人間と同じことはできません。

私のようなどこにでもいるような人間がやっている健康法を参考にした方が、続けやすいし結果も出ると思います。

これは間違いないと思っています。

 

 

私自身も超一流のスポーツ選手のようになりたいと、その人が実践しているトレーニングや食事を取り入れたこともありましたが、三日と続きませんでした。三日坊主にもなれなかったんです。

 

それで気づいたんです。

誰にでも継続できるような簡単なものじゃないと毎日の生活には取り入れられないと。

 

以下、こんな私でもできたことを載っけておきますね。

 

私がやめたこと

・タバコ

・お酒(元々あまり飲みません)

・夜遅くまでダラダラ起きていること

・休日は昼まで寝ること

・飲み会に参加すること(大事な情報交換の場には参加します)

 

良い習慣としてやっていること

・毎朝5:45起床

・毎朝ウォーキング

・朝食は食べる

・腹八分目でストップすること

 

 

 

④筋トレと有酸素運動

運動することに意欲的な患者さんから質問されることが多いのが、「筋トレと有酸素運動はどちらの方を優先的にすれば良いでしょうか?」というものです。

 

これに対しての私の答えは、「どちらも大切なので、好きな方を多めにすると良いですよ。」と伝えています。

筋トレだけしていたら、無酸素運動だけになって、心肺機能が高まりません。有酸素運動だけしていたら、筋肉量がある一定のレベルまでいくと発達しなくなります。

 

どちらも必要なものですので、私のおすすめだけお伝えしておきます。

 

人間の体の筋肉の量は、下半身に集中しています。全体の約70%が下半身の筋肉と言われていますので、筋トレはスクワットをメインにすると良いです。

有酸素運動は、基本的には30分以上は続けられるものが良いので、ウォーキングが良いです。エアロバイクは足だけ動かすことになりますし、ジョギングは長い時間なかなかできません。

 

チャレンジしてみて、自分に合うものを見つけていきましょう。

 

 

 

⑤まとめ

今回は、健康寿命のことから、私の運動習慣のことについてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?

できることなら、病気や怪我のない人生の方が楽しく過ごしたいと皆さん思われているはずです。

 

病気や怪我をしたことによって、健康のありがたみを初めて知りました。なんて言う方もいらっしゃいますが、

それは、後付けの話であって、辛い思いなんてしない方が良いに決まっています。

 

周りの人に悲しい思いをさせないためにも、健康でいましょう。

そのために無理せず、今からゆるく長く続けられることをやっていきましょう。

 

 

少しでもこれを読んでくださった方の生活が健康になっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②季節の変わり目の土用

③土用の対策

④土用の時こそ整体を受けよう

⑤まとめ

 

 

 

①はじめに

前回は、季節ごとの体調不良についてお伝えしました。

今回も似たような内容にはなるのですが、「土用」というものについて一緒に学んでいきましょう。

 

 

②季節の変わり目の土用

私は、うなぎが大好物ですが、土用の丑の日になるとうなぎが食べられるということで、それだけは知っていました。

ところが、土用というのは、この夏のものだけではなくて、一年に4回もあるそうです。

 

土用というのは、季節の変わり目の目安になるものです。

 

四立(しりゅう)といって、

立春:2月4日頃

立夏:5月5日頃

立秋:8月7日頃

立冬:11月7日頃

 

といったものがありますが、それぞれ四立の前に土用があります。季節が始まる前の時期のことを言います。

 

ちなみにですが、

春の土用:4月下旬から5月上旬

夏の土用:7月下旬から8月上旬

秋の土用:10月下旬から11月上旬

冬の土用:1月下旬から2月上旬

 

となっています。

カレンダーを見ると、「土用の入り」「土用の明け」と掲載されていることもあります。

これで土用の期間をチェックしてみてくださいね。

 

前回のブログでは、季節ごとに外邪という悪いものが体に入ってくるというお話をしましたが、

季節にはそれぞれテーマがあって、中国で生まれたとされる、五行思想においては、同じ一年でも気候ごとに異なるエネルギーが働いていると言われています。

 

それぞれの季節に五つの気(エネルギー)を当てはめると

 

春:木の気(エネルギー)が強まります。

【成長】【始める】時期

 

夏:火の気(エネルギー)が強まります。

【情熱】【動く】時期

 

秋:金の気(エネルギー)が強まります。

【収穫】【収める】時期

 

冬:水の気(エネルギー)が強まります。

【静寂】【休む】時期

 

土用:土の気(エネルギー)が強まります。

【変動】【変化する】時期

 

というようになっていて、土用というのは、それぞれの季節と季節の間にあるどちらとも言えない移行する期間のことを指しています。これが季節の変わり目というものの正体ですね。

 

 

土用の期間は、18日プラス6時間と決まっています。それが季節の移り変わりに必要な日数とされています。

 

この期間は、季節の変わり目ということもあって、気候が不安定になりやすいと言われています。

気候の急激な変化で大気が不安定になるということは、その中で生活している私たちの体にも当然変化が起きることは間違いありません。

 

普通に生活するだけでも、その急激な外部環境の変化に対応していかないといけないので、知らず知らずのうちに消耗させられます。

もし、普段から無理をしていて、睡眠不足が続いていたり、栄養バランスが悪かったり、全く動かない生活をしていたとしたら、この土用の時期の揺さぶりに負けてしまって、感情の浮き沈みが激しくなったり、不安や心配な気分になってしまったりと心身ともに何らかのトラブルに見舞われることになってしまうのです。

 

また、一旦体調不良になると、治りにくいので、生活習慣の乱れにはより一層注意が必要な時期でもあります。

 

それだけにとどまらず、人間関係のもつれや、事故や怪我なども起きやすいとさえ言われています。

 

 

 

③土用の対策

大雨の日や強風の日に特別緊急な予定もないのにわざわざ進んで外出したりしませんよね?

それと同じように、土用のように外部環境が不安定になりやすい時期は、変に動き回ったり、新しいことを始めたり、いつもと違う突発的な行動は控えた方が

良さそうです。

 

具体的な対策としては、

・とにかくゆっくり過ごす

・お風呂にゆっくりつかってリラックスする

・腹八分目に抑えて胃腸に負担をかけないようにする

・日付が変わる前には寝るようにする

・まだいけると思っても頑張らない

 

というようなことを意識されると良いと思います。

 

 

④土用の時期こそ整体を受けよう

とはいえ、どうやって不安定な状況を乗り越えれば良いかわからないという方もいらっしゃいます。

同じことを何度もお伝えすることになりますが、当院の整体を受けていただくことも養生の一つかと思います。

 

というのも急激な外部環境の変化や不安定になりやすい季節の変わり目は、自律神経の乱れはつきものと言われています。

必要以上に交感神経や副交感神経が働いてしまったり、どちらも全く働かなくなってシャットダウンしてしまったりが起こりやすい期間です。

 

そういった時に当院の整体を受けることによって、心身ともにリラックスすることができますので、自律神経が正常に機能するようになっていきます。

当院に定期的に来られている患者さんに聞くと、当院の整体を受けると「緊張していた体がじんわり温かくなって緩んでいくのがわかるんです。」と言ってくださいます。

 

そういった意味でも土用の季節の変わり目は特に集中的に整体を受けて急激な変化に対応できる体にしておくのがベストですね。

 

 

 

⑤まとめ

今回は、前回に引き続いて、季節の変化による体調不良のお話をお伝えしました。

土用が4回もあるなんてご存知でしたか?

 

知っているだけで、予防策を張ることができますので、ぜひ今回の土用の知識を頭の片隅に入れておいてくださいね。

 

 

季節の変わり目に頭痛や腰痛、その他よくわからない体の倦怠感などに困っているという方は、一度当院にご相談ください。

 

何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の生活が健康になっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は、前回の前編に続き後編となります。

以下の目次の⑥秋の焦邪についてからになります。

 

ぜひ前編と後編を最後まで読んでいただき、一年を通して季節ごとの暮らし方で気をつけた方が良いことを知っていただけたら幸いです。

 

【目次】

①はじめに

②季節に応じて体は変化する

③東洋医学的な外部環境のみかた

④春の風邪

⑤夏の暑邪

⑥秋の燥邪

⑦冬の寒邪

⑧一年中の湿邪

⑨整体を受ける時の注意点

⑩まとめ

 

 

⑥秋の燥邪

この時期に起きやすい不調としては、

【ギックリ腰】【カゼ】【ぜんそく】などが多いです。

 

暦の上での秋は、8月8日頃から11月6日頃までになります。

この時期は、春夏の活動的な状態から、秋の栄養を取り入れて、冬の準備をする時期です。

日本は湿度が高いので、秋の乾燥による「燥邪」の影響は受けにくいとされています。

 

暑さも和らいでくる時期ですので、不調も出にくいとされていますが、夏に不養生をしてしまって、夏バテを起こして弱っている人は、この時期の朝晩の冷え込みに当たってしまって、急に体調を崩すこともあります。

季節の変わり目に不調が出るということは、体力を消耗しきっていますので、以下の対策を講じて行きましょう。

 

燥邪が体に入って来ないようにするためには、

・物を持ち上げるときは、屈んでから用心して持ち上げる

・上に羽織るものを持ち歩く

・毎日スプーン一杯のハチミツをなめる

 

こういったことを意識して取り組まれると良いでしょう。

 

 

⑦冬の寒邪

この時期に起きやすい不調としては、

【神経痛】【関節痛】【腰痛】【冷え】などが多いです。

 

暦の上での冬は、11月7日頃から2月3日頃までになります。

この時期は、春を元気に迎えるための休養期間です。

 

寒さも厳しく、日も短いので、できるだけエネルギーが消耗しないようにしながら、エネルギーを溜め養うことも必要不可欠です。

 

ところが、年末年始など行事が何かと多い時期なので、バタバタすることも多く忙しなく動きまわって、自然のリズムと逆行するように活動をせざるを得ません。

 

そういったところに「寒邪」が入ってくると、「痛み」となって体に襲いかかってきます。

特に腰痛や各種神経痛、関節痛には要注意な時期となります。

 

 

寒邪が体に入って来ないようにするためには、

・何よりも防寒すること。家でも暖かい服装で過ごす

・生のものを食べるのは控える

・冷たい飲み物、食べ物は控える

・激しい運動で汗をかき過ぎないようにする

・夜は早く寝て、朝はちょっと遅めに起きる

・日中は外に出て日光浴をする

 

こういったことを意識して取り組まれると良いでしょう。

 

私は毎朝ウォーキングを日課にしていますが、やはり冬の時期は太陽が昇るのが遅いので、気分的にも身体的にも

エネルギーが充填されるのに時間がかかるような気がします。

また、いつも行く公園も夏場は植物や花が瑞々しくて、とても生き生きしていて、それらからもエネルギーをいただいている感じがするのですが、冬場はそのエネルギーもほとんど感じられません。

 

やはり、冬の寒い時期というのは、できるだけエネルギーを消耗するのを防ぐことに集中した方がよさそうですね。

 

 

⑧梅雨時期の湿邪

番外にはなりますが、春夏秋冬ではなく、日本独特の梅雨の時期についても、湿邪という外邪があります。

 

この時期に起きやすい不調としては、

【むくみ】【頭痛】【倦怠感】【足腰の重だるさ】【冷え】などが多いです。

 

体液循環がうまくいかずに、水分を溜め込み過ぎたり、血液の流れが滞ったりして、不調を与える状態を「湿邪」と言います。

 

日本は島国で湿度の影響を受けやすい土地ですから、湿邪の対策は必須と言えそうです。

 

一旦、湿邪が体に入ってくると、ベタッとしたものが体にまとわりついて離れない感じになります。

この時期が過ぎ去るまでずっと居座って、上記のような症状で悩まされることになります。

 

湿邪が体に入って来ないようにするためには、

・湿気と冷えを気にして生活する

・エアコンは温度より、湿度管理を徹底する

・冷たい飲み物、食べ物は控える

・汗をかいたらこまめに着替える

・暴飲暴食は控える

・お腹や背中を温める

・湯船に毎日入る

 

こういったことを意識して取り組まれると良いでしょう。

 

 

 

⑨それぞれの時期で整体を受ける時の注意点

季節の変わり目に体調を崩しやすい方は、当院で整体を受けることも養生の一つになりますので、ご検討ください。

季節の変わり目は自律神経の乱れも起きやすいので、当院の優しい刺激の整体でその乱れも落ち着かせることが可能です。

 

整体を受ける際の注意は、週1回ぐらいを目安に整体を受けるということです。

というのも、しんどい時だけ整体を受けると、しんどい所から楽になる所までの落差が大きいので、体にかかる負担も大きくなります。

 

そういったことを防ぐために、週1回というスケジュールで定期的に体に負担をかけないようにしています。

 

 

当院の整体は、それほど長い時間かけることはありません。長くても30分ほどで終わります。というのも、時間が長くなればなるほど、体にかかる負担も大きくなり、治療を受けることがしんどくなってきたりします。

 

ただでさえ長時間同じ体勢が多いことによって姿勢が悪くなっているのに、治療でも同じ体勢で長時間受けると、さらに追いうちをかけることになりかねません。

 

長時間ベッドに寝ているだけで体が悪くなってしまうこともあるので、できるだけ短時間で結果の出る技術を厳選して行います。

 

短時間で最大限の効果の出るように日頃から技術を磨いていますので、長い時間治療を受けたら良くなるという考えはされないようにお願いします。

 

 

⑩まとめ

今回は、東洋医学的な視点から、季節ごとの体調不良についてまとめてみました。

 

科学的根拠を問われると、よくわからない部分も多くありますが、先人の知恵がたくさん詰まっている考えなので、私自身も大切にしていることでもあります。

 

何でもかんでも科学的な証明が必要なことを求めすぎると、私自身は息が詰まりそうになるので、こういった自然に合わせた暮らし方で健康的な暮らしができれば

いいなという思いで記事にしました。

 

これまで色々試してみたけど、全然良くならずに困っているという方は、東洋医学的な視点で心身を診ていくことも大切ではないかと考えていますので、一度当院にご相談ください。

 

何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の生活が健康になっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②季節に応じて体は変化する

③東洋医学的な外部環境のみかた

④春の風邪

⑤夏の暑邪

⑥秋の燥邪

⑦冬の寒邪

⑧一年中の湿邪

⑨整体を受ける時の注意点

⑩まとめ

 

 

 

①はじめに

季節の変わり目に体調が悪くなったり、特定の季節になると具合が悪くなることはありませんか?

私は、雨が降ったり、急に寒くなったり、急に暑くなったりすると、数年前にケガをした部分が痛くなったりします。

特に40歳を過ぎたぐらいから顕著にそれを感じるようになりました。

もし、読者のあなたもこういった季節の変化を体が過敏に感じ取って、体調を崩してしまう人なのかもしれませんね。

今回は、東洋医学的な目線で、季節に合わせた暮らし方をお伝えしていきたいと思います。

ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

 

 

②季節に応じて体は変化する

あなたは好きな季節や嫌いな季節というのはありますか?

暖かくなると外に出て体を動かしたくなりますし、暑くなってきたら、心身ともに開放的になります。そこから涼しくなってくると何となく感傷的な気分になったりします。そして寒くなり日が短くなると憂鬱になったりします。

 

このように、季節の移り変わりというのは、人間の心の動きや体の調子、行動にものすごく影響を与えています。

季節の変化に対して、人間の体は順応するようにできていて、体調を崩すことなく生活を送ることができます。それとは反対に季節の変化に抗うような行動をすると順応することができなくなり、体調を崩してしまいます。

 

季節の変化という【自然】を相手にしたところで勝てるわけがないので、季節ごとの特徴を知ってうまく付き合っていけば、良い状態をキープできるようになります。

 

そのために先人が培って来られた知恵を一緒に学んでいきましょう。

 

 

③東洋医学的な外部環境のみかた

心身ともに整っていて、元気な状態であれば、春夏秋冬の気候の変化はそれほど気になりません。

ところが、生活習慣が乱れていたり、ストレスが多い暮らしをしていると心身が弱ってしまい、気候の変化が【邪気】に変わってしまいます。

 

この邪気のことを外邪と言います。

 

外邪には、

春の「風邪」

夏の「暑邪」

秋の「燥邪」

冬の「寒邪」

その他に「湿邪」

 

というものがあります。

 

これから季節の変わり目に体調が悪くなりやすい人や、今後、どうしたら予防できるのかということをお伝えしていきます。

 

 

 

④春の風邪

この時期に起きやすい不調としては、

【頭痛】【耳鳴り】【めまい】【のぼせ】【肌の乾燥】【花粉症】【何となく落ち着かない】などが多いです。

 

暦の上での春は、2月頭から5月の連休頃までになります。

2月の頭は、まだまだ寒さも厳しい時期です。その状態から春一番の風が吹くと、一気に暖かい気候に切り替わっていきます。

この急激な気温の変化がこの時期の特徴です。

 

物事が動き出し、慌ただしくなる春の時期に体が弱っていれば、この春の風も「風邪」に姿を変え、体に襲いかかってきます。

風邪が体に入って来ないようにするためには、

・首を温めること(マフラーを巻くなど)

・早起きして太陽の光を浴びる

・体を動かす(散歩やラジオ体操など)

 

こういったことを意識して取り組まれると良いでしょう。

 

余談ですが、「この時期になると必ず調子を崩すんです!」おっしゃる患者さんがいるのですが、そういった方は、

一つ前の季節にしっかり養っておかないと毎年同じことの繰り返しになりますので、この記事を読んで対策を実践してみてくださいね。

 

 

⑤夏の暑邪

この時期に起きやすい不調としては、

【倦怠感】【食欲不振】【吐き気】【下痢】などが多いです。

 

暦の上での夏は、5月5日頃から8月7日頃までになります。

この時期は気温もぐんぐん上がっていって、心身ともに活発になり活動的になります。

ここ数年は、以上なぐらい気温が上昇していて、40度を超える地域もあります。暑さによる「暑邪」に気をつけましょう。

一番身近な暑邪は熱中症ではないでしょうか。

暑さが増してくると体は熱を放散するために汗をかきます。また冷房機器で体を冷やします。そして、冷たいものを飲んだり、食べたりします。

夏バテでよくみられる倦怠感や食欲不振、むくみ、だるさなどは、冷えから来るものが大半だと言えます。

 

暑邪が体に入って来ないようにするためには、

・早く起きて活動を始める

・5月、6月は運動して汗をかく練習をする

・喉越しの良い冷たいものこそゆっくり飲む

・お腹を温める

・日傘や帽子で直射日光を避ける

・UVカットのサングラスをかける

 

こういったことを意識して取り組まれると良いでしょう。

 

この時期に夏バテを起こしてしまうと、長期間、体調不良を引きずってしまい、立て直すのが難しくなります。

ですから、暑さに警戒しながら、体を冷やさないように気をつけましょう。

 

続きは後編をご期待ください。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

 

 

 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②女性に多い悪い姿勢

③猫背で反り腰

④床に座るとどうなるの?

⑤足を組んで座るとどうなるの?

⑥寝ながらスマホを見ているとどうなるの?

⑦猫背や反り腰を矯正する整体を受ける時の注意点

⑧まとめ

 

 

①はじめに

一昔前に比べると、日本人は背の高い人や足が長い人が増えたような気がします。

実際のところ、国民健康・栄養調査によると、男性の平均身長は1950年の160.3cmから2010年の171.5cmになっており、10cm以上も伸びています。

一方女性も148.9cmから158.3cmになっており、こちらも10cm近く伸びています。

日本的な生活や文化から欧米のそれに移り変わってきたことも要因かもしれません。

 

特に女性の場合は、欧米人のスタイルに憧れる方も多くいて、少しでも近づくために過度なダイエットやトレーニングをしている様子も最近のSNSを見ているとよくわかります。

 

そのような環境の変化が起きている今、女性の姿勢に関して思うところを記事にしてみましたので、再度までぜひお読みください。

 

②女性に多い悪い姿勢

男性に比べて女性はご自身の姿勢を意識されている方が多いです。

当院に来られる患者さんの中でも、客観的に見てもそれほど姿勢が悪くない方でも、気にされている方が多くご来院されます。

そして、首や背骨、肩甲骨や骨盤、O脚やX脚など、パーツごとにお悩みを抱えておられます。

 

おそらく、テレビや雑誌に出てくる女優さんやタレントさんあるいは、ファッションモデルさんの影響もあるのではないかと思います。

 

彼女たちの立ち姿や座り姿、歩く姿勢などを模範としている方は多いようですが、お仕事で人に見られるプロとしてされている部分が多いので、

長い時間トレーニングを積むことによって作られた姿勢なわけです。

 

それを何もトレーニングをしていない一般の方が真似をすると、無理な姿勢を強いられることになりますので、そのうち体が悲鳴を上げて

痛みが出てきたりします。

 

 

③猫背で反り腰

当院に来られる女性の患者さんに一番多い悪い姿勢のタイプは、【猫背+反り腰】です。

ご自身の姿勢の悪さを自覚されているため、気づいたときに前に傾いた姿勢を元に戻そうとするのですが、腰や骨盤部分だけが反って、

猫背は残ったままというパターンです。

本人は綺麗な姿勢を取っているつもりなので、写真を撮って確認してもらうとビックリされることが多いです。

 

このケースでは、首や肩こり、腰痛を抱えてしまう傾向にあります。

背骨沿いにある筋肉の緊張が強いため、緊張を緩める治療をするのですが、それだけだとまたすぐに元に戻るので、背骨の本来のS字カーブを

取り戻してもらうための治療も同時に行います。

 

そして治療以外にも注意してもらうのが、立ち方です。

 

・必要以上に胸を張らない

・重心は踵と土踏まずを意識する

・膝をしっかり伸ばす

・サンダル厳禁、踵のある靴を履く

 

こういったことを指導させていただいています。

 

 

④床に座るとどうなるの?

男性は女性に比べて股関節の柔軟性が少ないため、地べたに座る習慣はそれほどありませんが、女性は床にペタンと座ることが多いようです。

日本はちゃぶ台文化だと言われればそれまでですが、姿勢のことを考えると本当に良くないことの方が多いです。

 

床に座るパターンは下記のようなものがあります。

もっと種類はあるとは思いますが、代表的なものを挙げておきます。

 

・お姉さん座り、横座り(両足を同じ方向に向けて座る)

・足外向けペタンコ座り

・あぐら

・立て膝座り

 

いずれにしても、床に座るというのは、背骨や骨盤が歪みやすい傾向にあるのは間違いないので、椅子に腰掛ける方が無難と言えます。

椅子に座るだけで体重が分散されますので、背骨や骨盤の負担も減ります。

 

 

 

⑤足を組んで座るとどうなるの?

床に座るのと同様に、足を組んで座ることも背骨や骨盤に大きな負担になります。

足を組んで座ったからといって、今すぐに腰痛になるという話ではありませんが、足を組んで座ると、

股関節をねじるような状態になり、右か左かに骨盤が傾きます。それに合わせてバランスを取るために背骨も歪んできます。

毎日のように足を組んで座ることが習慣化すると、歪んだ状態が当たり前になってしまいます。

 

骨盤や背骨の歪みがひどい患者さんに、歪んだ状態を正しい状態に戻してあげると、ものすごく歪められた感じがするという反応が返ってくることがあります。

これは、体の真ん中の感覚やまっすぐの感覚が狂ってしまっている状態です。

 

歪んでいるにも関わらず、体に何の不具合もなく生活されている方もいらっしゃいますので、ここでは、体に痛みがあってなおかつ姿勢が悪い人の話をしています。

特に腰痛がひどい患者さんの体を拝見すると、ほとんどのケースで、骨盤や背骨の歪みがあります。

 

もちろん歪み以外にも問題はあるかもしれませんが、私はお互いにとって一番わかりやすい問題からまずは改善させていくことを大切にしています。

 

 

⑥寝ながらスマホを見ているとどうなるの?

次に、最近女性の患者さんからお聞きするのが、夜寝る前の習慣で、ベッドに入ったらうつ伏せの状態で、スマホを見ているということです。小一時間ぐらい、動画やSNSをチェックしていることが多いようです。

 

うつ伏せで、頭を上げて、みぞおちぐらいまで上半身を反らした体勢でスマホを見る方が多いのですが、5キロぐらいある頭を首や肩の筋肉だけで支えるような体勢なので、首を痛めやすくなります。そして、ずっと背骨を反らした状態になるために、反り腰になりやすいです。

 

 

また、長時間同じ体勢を維持することになりますので、血液循環が滞り筋肉への栄養が行き渡らなくなって、動かさないことによる痛みが発生しやすくなります。

これを不動性疼痛と言います。

 

こういったことからも寝ながらスマホというのは百害あって一利もありません。

 

この体勢以外なら良いというわけではありません。

ゴロゴロしながらとか、仰向けの状態でとか、どの体勢でも寝ながらスマホはお勧めできません。

 

 

 

⑦猫背や骨盤の歪みを矯正する整体を受ける時の注意点

女性で姿勢の悪さを気にされている方は、当院の背骨のラインを綺麗にする整体がお勧めです。

当院の整体は、それほど長い時間かけることはありません。長くても30分ほどで終わります。

 

というのも、時間が長くなればなるほど、体にかかる負担も大きくなり、治療を受けることがしんどくなってきたりします。

 

ただでさえ長時間同じ体勢が多いことによって姿勢が悪くなっているのに、治療でも同じ体勢で長時間受けると、さらに追いうちをかけることになりかねません。

 

長時間ベッドに寝ているだけで体が悪くなってしまうこともあるので、できるだけ短時間で結果の出る技術を厳選して行います。

 

短時間で最大限の効果の出るように日頃から技術を磨いていますので、長い時間治療を受けたら良くなるという考えはされないようにお願いします。

 

 

⑨まとめ

今回は、女性に多い姿勢の悪さ(猫背と反り腰)について、まとめてみました。

 

ちょっと意識を変えるだけで、姿勢は変わっていきます。

綺麗な姿勢が良い姿勢というわけではありません。

 

日常生活で背骨や骨盤に負担のかからない、体勢を身につけていけば、本当の綺麗で良い姿勢に辿り着くはずです。

 

これまでに猫背矯正や骨盤矯正を定期的に受けたけど、前と何も変わっていない方や、整体など色々試してみたけど、全然良くならずに困っているという方は、一度当院にご相談ください。

 

何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の姿勢が良くなっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②病院を選ぶ基準

③病院に行く前にやっておくべきこと

④病院でお医者さんに質問しよう

⑤お医者さんの指示にきちんと従いましょう

⑥通院したのに治らない問題が発生した場合は

⑦整体を受ける時の注意点

⑧まとめ

 

 

①はじめに

2022年時点での厚生労働省の患者調査によると、全国の医療機関に外来で受診した(通院)患者数は、約713万人ということでした。

 

そして、患者満足度調査というものがあって、外来患者の病院に対する全体的な満足度は、満足しているが58%でした。

 

それに対して、不満は5.4%という結果でした。その他の約37%は普通あるいは無回答でした。

 

私は、病院に行って感じる不満は、ほとんどないのですが、自分の状況をうまく伝えられなくて、後味が悪くなってしまったことが何度もあったために

みなさんにもそうなってほしくなくて、今回記事にしようと思いました。

 

 

②病院を選ぶ基準

まずはどのような症状であれ、緊急性のない場合は家の近所の病院が選択肢になるかと思います。

 

インターネットや知り合いからの情報を集めて、自分に合いそうなところに電話してみると良いでしょう。

その時の対応が良かったら、そちらへ行くこともありでしょうし、対応が悪ければその他の候補の病院に連絡してみて、比較検討してみるのも良いかと思います。

 

 

③病院に行く前にやっておくべきこと

私は幼少期から病院がとても苦手なのですが、理由を考えてみると、自分の症状をお医者さんを目の前にすると緊張してしまってうまく伝えられないということがわかりました。

 

そういった経験はありませんか?

 

それがわかってからは、自分自身の不調について、箇条書きでも良いので、メモして病院に持っていき、お医者さんにメモを見ながら伝えるとうまく伝えることができました。

 

箇条書きにしておくこととしては、

 

・体のどこが具合が悪いのか

・どのような症状なのか(痛い、重い、しびれる、など)

・どのような動きや体勢で具合が悪いのか、じっとしていてもつらいのか

・どのようなきっかけで具合が悪くなったのか

・いつから具合が悪いのか

・これまでに何か病気やケガをしたことがあるか

・今回の症状で病院を受診したことはあるか

・現在、服用している薬はあるか

 

このようなことを書いておくと、お医者さんにも伝わりやすいと思います。

 

また、何か治療するにあたっての希望がもしあるのであれば、それも意思表示できるように書いておくことも大切です。

 

例えば、何かの事情があってできれば手術はしたくないとか、できれば薬以外の方法で治療したいとか。

こういったことを事前に準備しておくことで、かなり精神的な負担は軽減されるように思います。

 

 

 

④病院でお医者さんに質問しよう

これも③と似た内容なのですが、ご自身が不安に感じることや心配なことも、メモ書きしておきましょう。

もし、診察中にその不安や心配を解消してくれる説明があれば良いのですが、もし、説明がなかった場合は、

お医者さんに遠慮なく、メモ書きした質問を投げかけるようにしましょう。

 

そしてご自身が納得できればそれで良いですし、もし納得のいく説明が得られなかったら、何度かさらに突っ込んで質問してみましょう。

それで、嫌そうな顔をするお医者さんの場合は、今後信頼関係を築くのは難しいように感じますので、病院を変えるのも検討してみましょう。

 

今は、セカンドオピニオンは当たり前ですし、病院を変えたいとお医者さんに言えば、データを転院先の病院に送って共有してくれるようにもなっています。

 

心情的には、後味が悪くなる感じはしますが、自分の健康の問題なので、そこは割り切って考えて良いと思います。

 

 

 

⑤お医者さんの指示にきちんと従いましょう

一旦、そこの病院で通院するということになった場合、必ず守ってほしいことは、お医者さんの言うことをしっかり聞いて、その指示を守ると言うことです。

 

やってくださいと言われたことは必ずやり、やめてくださいと言われたことは必ずやめましょう。

また、薬の服用についても、用法や用量を必ず守り、自己判断で変更することのないようにしましょう。

 

これには、明確な理由があって、お医者さんは、体の不調を改善させるための治療方針を考えてくださいます。そのために必要なことを医学的な視点から指示してくださいます。この指示から逸脱したことをしてしまうと、治療方針というレールから外れてしまって、治るものも治らなくなります。

 

また、この治療方針が正しいのか間違っているのかを判断しにくくなりますので、お医者さんの指示を必ず守るようにしてほしいです。

 

お医者さんから指示されたことをきっちり守っているのにも関わらず、症状に変化がない場合は、先ほどもお伝えしたようにセカンドオピニオンを考えても良いと思います。

 

指示をきっちり守っていないのに、治らないからセカンドオピニオンで他のお医者さんにあたったとしても、何も良い結果にはなりませんからご注意くださいね。

 

 

⑥通院したのに治らない問題が発生した場合は

もし、お医者さんの指示通りにきっちり治療を受けたのにも関わらず、不調が良くならない場合は、整体を受けることを考えてみるのも一つの手です。

 

画像の検査や血液検査などをしても原因がよくわからないケースがあります。

はっきり明確にコレです!と言いにくケースです。

 

画像検査や血液検査では問題ないので、様子を見てみましょうと言われた時なども同じです。

 

この場合は、お医者さんもよくわからないので、対処のしようがありません。

 

この点、当院の整体では、体の歪みや傾き、筋肉や関節、皮膚の硬さ、内臓の動き、自律神経の乱れ、呼吸の乱れ、血液循環など、多方面から体の状態をみることができます。

 

そこで出てきた問題を特殊な技術を駆使して解消させていきます。

 

うまくいけば、少しずつ体が回復に向かっていきます。

 

 

 

⑦整体を受ける時の注意点

当院の整体は、それほど長い時間かけることはありません。長くても30分ほどで終わります。というのも、時間が長くなればなるほど、体にかかる負担も大きくなり、治療を受けることがしんどくなってきたりします。長時間ベッドに寝ているだけで体が悪くなってしまうこともあるので、できるだけ短時間で結果の出る技術を厳選して行いますので、非常にコンパクトにまとまっています。

 

短時間で最大限の効果の出るように日頃から技術を磨いていますので、長い時間治療を受けたら良くなるという考えはされないようにお願いします。

 

 

⑧まとめ

今回は、病院を受診するときの注意点について、まとめてみました。

かなり簡潔にまとめたので、詳しい内容は割愛しているところもありますが、要点は抑えていると思います。

 

まずは病院で詳しく検査をしてもらって、どうなっているのかを診察してもらってください。その上で適切な治療を受けるようにしましょう。

 

これまでに病院で診察を受けて、治療を受けたけど、前と何も変わっていない方や、整体など色々試してみたけど、全然良くならずに手術も検討しているという方は、一度当院にご相談ください。

 

何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の腰が良くなっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

Lいつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②健康になりたいですか?

③続けられない理由

④とにかく始めてみよう

⑤自分に合うものしか続かない

⑥まとめ

 

 

①はじめに

私はかれこれ2年ぐらい毎朝歩いています。そしてSNSで歩いていて発見したことを写真に撮って発信しています。よく周りからは「継続されていてすごいですね」「継続する秘訣は何ですか?」と言われることが増えてきました。

自分自身言われるまでは、そんなことを深く考えもせずにやってきたことなので、改めて考えてみて、どうやって継続することができたのかをお伝えしていけたらと思います。

継続することが苦手な方はぜひ最後までお付き合いください。

 

 

 

②健康になりたいですか?

これを読んでくださっているということは、おそらく健康のことについてご興味があるということだと思います。

そこで、お聞きしたいのですが、何のために健康になりたいのでしょうか?

 

私が、毎朝ウォーキングしているのには、明確な目的があります。

 

【自分が健康でいることで、仕事ができて家族に経済的に貢献することができる】これが一番重要な目的です。

 

私が健康でいないと家族が困るからです。

 

その他にも、健康でないと余裕が生まれないので、周りへの配慮もできないからという理由もあります。

 

このように何のためにご自身が健康でいる必要があるのかを明確にさせておくことが大切だと思います。

 

 

 

③続けられない理由

私は毎朝歩いていると言いましたが、雨の日は歩きませんし、ちょっとでも体調が悪いなと思ったり、気分がイマイチな時も歩きません。

それで良いと思っています。

 

おそらくですが、継続して一つのことに取り組むことができない人は、とても真面目な方だと思います。

一度決めたことは必ずやらなければならないという義務感を持ってしまう傾向にあるために、最初はそれがモチベーションになってやれるのですが、

少しずつしんどくなっていき、やがてやらなくなってしまう。そして続けられないと自己嫌悪に陥るという流れです。

 

ガチガチにルールなんて決めなくても大丈夫です。

健康のためにやることなので、死ぬまで続くわけですから、適当でいいんです。

ゴールなんてないんです。

 

休んだっていいし、サボったっていい。毎日やらなくてもいいじゃないですか。

そんなに頑張らなくても大丈夫ですよ。

 

 

 

④とにかく始めてみよう

あれこれ考えすぎて身動きが取れなくて、結局やらないままの人も多いです。

これは、誰しもが経験があると思いますが、これをやろうと思ったらすぐにやり始めないと、人間はやらない理由を探し出します。

やらない理由なんていくらでも出てきますので、時間が経てば経つほど最初の一歩から足が遠のきます。

 

私の場合は、今日から歩いてみるか。と思った翌朝に家から歩いて5分ぐらいのところにある公園に行って、一周ぐるっと周って帰りました。

15分ぐらいしか歩いていません。全く疲れませんでした。息もあがりませんし、汗もかいていません。

 

これぐらいだったら、苦もなくできるという小さな成功を体験できました。

 

それから少しずつ、距離が伸びていって、気がついたら30分、1時間と時間も伸びていきました。

 

 

 

⑤自分に合うものしか続かない

私は、ウォーキングを始める前は、筋トレをしていました。

割ときつめのトレーニングを週に3回はしていたように思います。半年ぐらいはやりましたが、今はほとんど筋トレはしていません。継続失敗です。

ジョギングもしていた時期もありましたが、これはもっとひどくて、2週間ぐらいで辞めてしまいました。

 

なぜやらなくなったのかというと、単純にしんどかったからです。

どちらも夜にしていたのですが、翌朝の筋肉痛がひどかったので、起きるのが嫌になっていました。

 

体を動かすことは好きな方ですが、筋トレとジョギングはやってみて自分にあっていないということがわかりました。

これを無理に続けると精神衛生上、良くないと判断しました。

 

結局は、どのようなことでも、自分に合うものしか継続しませんし、必要だから仕方なくやっていることがある場合、相当ストレスを抱え込むことになりますので、健康上、よろしくないと思います。

 

ちょっとやってみて合わないなと感じたら、スパッと辞めて、次にトライする方が、健全です。

 

 

⑥まとめ

今回は、継続するコツと言いますか、私がどのようにして、毎朝のウォーキングを継続しているのかをお伝えしてきましたが、何か参考になりましたでしょうか?

ちょうど時期的にも運動を始めやすい時期ですので、チャレンジしてみる価値はあると思います。

ご自身に合うものがすぐに見つかれば良いですが、すぐに見つからなくても、どっしり構えて新しいことにドンドンチャレンジしていってほしいです。

 

大切なことは、

・どうして健康になりたいの? これに対しての答えを真剣に考えてみましょう。

・適当でいいし、サボってもいい。

・どうせ死ぬまで継続することだから、ちょっとぐらいやらなくても今すぐに死ぬわけじゃない。という心構え。

・とにかく早く始めよう。

 

こんな感じで気軽に今すぐやってみましょう。

意外とできるもんですよ。

 

 

少しでもこれを読んでくださった方が健康への取り組みを継続していけることを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②高齢者に多い脊柱管狭窄症とは

③タイプ別脊柱管狭窄症

④脊柱管狭窄症の原因とは

⑤脊柱管狭窄症になりやすいのはどんな人?

⑥脊柱管狭窄症の予防と対策

⑦当院の腰椎椎間板ヘルニアに対しての治療

⑧整体を受ける時の注意点

⑨まとめ

 

 

①はじめに

2010年の大日本住友製薬株式会社の記事によると、腰部脊柱管狭窄症の国内患者数は240万人と推定されています。また、2021年の現代医学68巻1号によると、腰部脊柱管狭窄症の患者数は580万人と推定されています。

およそ、10年で2倍以上になっており、今後もますます増加していくことが予測されます。

その要因としては、高齢化社会になっていく中で、加齢による骨の変形が影響しているものと考えられます。

これからさらに増加していくことがわかっている疾患をいかに食い止めるのかが課題です。

 

 

②高齢者に多い腰部脊柱管狭窄症とは

首から腰には背骨があって、その背骨の中の空洞(脊柱管)には、脊髄という神経の束が通っています。

脳からの指令を伝えて手足を動かしたり、痛みやしびれなどの感覚を脳に送ったりする役割を担うのが脊髄です。

 

その脊髄が通っている背骨の空洞(脊柱管)が何らかの影響を受けて狭くなってしまい、その結果、神経の束が長期間強く圧迫されることによって、

足や腰に痛みやしびれが出る状態。これが脊柱管狭窄症です。

 

特に高齢者の場合は、はじめにの所でもあったように、加齢による骨の変形というものが起こりやすいです。

背骨は誰しもが毎日使い続けているわけですから、消耗品なわけです。それをお手入れもせずに放置されていたことが骨を変形させる大きな要因になっているものと考えています。

 

 

 

③タイプ別、腰部脊柱管狭窄症

・神経根型:長時間立っていると、片側の腰、お尻、太もも、ふくらはぎ、すね、足裏まで痛くなります。間欠性破行というちょっとしか歩けなくなる状態になります。

 

・馬尾型:左右のお尻から足にかけて広範囲でしびれや痛み、マヒが現れます。その他にも冷たい感じ、焼けつくような感じ、足裏がジリジリする、足の力が抜けてしまう、間欠性破行が起こったりします。

また、膀胱直腸障害と言われる症状も出たりすることもあります。

 

・混合型:神経根型と馬尾型の合併したタイプです。その両方の症状が出ます。

 

の3つがあります。

 

 

④脊柱管狭窄症の4大原因とは

脊柱管が狭くなってしまう原因は、

・骨の変形

・背骨(椎体)のズレ

・靭帯が分厚くなる

・椎間板の形が変わり膨らむ

 

こういたものが挙げられます。

 

 

⑤脊柱管狭窄症になりやすいのはどんな人?

何度も出てきますが、高齢者です。60歳を超えると誰しもが発生する可能性があります。

 

罹患率を年代別に見ると、

 

40代で男女ともに7%。

 

60代で男女ともに19%。

70代で男性22%、女性31%

80代で男性28%、女性45%

 

といった調査結果があるように明らかに60代以降増えていきます。

 

 

 

⑥脊柱管狭窄症の予防と対策

加齢による骨が変形してしまう現象は、食い止めるのは厳しいように思います。

だからと言って何もしなければ、進行していくばかりなので、できるだけ進行スピードをゆるめたり、ストップさせるために有効なことをお伝えしていきます。

 

・同じ姿勢をとり続けないこと

・腰から足にかけての血流を確保すること

・1日に30分以上歩くこと

・腰を冷やさないようにすること

・ことあるごとに背伸びをすること

・スクワットをすること

 

こういったことをコツコツ続けることが、最大の予防になってきます。

何も特別なことをする必要はありません。

 

もうすでに腰部脊柱管狭窄症になっている方でも、まだ症状が軽いのであれば、有効かと思いますので、これならできそうと思うものを試してみてください。

 

 

 

⑦当院の腰椎椎間板ヘルニアに対しての治療

当院にも腰部脊柱管狭窄症でお悩みの方がたくさん通院されていますが、最高齢で86歳の女性の方がいます。

この方は通院当初は、間欠性破行がきつく出ており、外に出るのも億劫になっていたところ、娘さんに半ば強制的に引っ張って来られました。

背骨が側わんでかなり歪んでいて、見るも無惨な状況でした。

86歳なので、無茶なことはできませんので、負担のかからない程度に背骨の歪みを整えていって、3ヶ月ぐらい経過した頃には腰から足にかけての痛みがほとんどなく、外に出て散歩できるようになっていました。

 

私が行った治療は、背骨の空洞を広げたのではありません。

体の歪みを整えて、血液循環や神経の伝達を邪魔しているところを交通整理していったような感じです。

 

腰部脊柱管狭窄症の治療の場合は、ほとんどがその治療になりますが、手術しないといけないようなものを除いては、ほとんどの方は改善していきます。

 

 

⑧整体を受ける時の注意点

当院の整体は、それほど長い時間かけることはありません。長くても30分ほどで終わります。というのも、時間が長くなればなるほど、背骨にかかる負担も大きくなり、治療を受けることがしんどくなってきたりします。長時間ベッドに寝ているだけで体が悪くなってしまうこともあるので、できるだけ短時間で結果の出る技術を厳選して行いますので、非常にコンパクトにまとまっています。

短時間で最大限の効果の出るように日頃から技術を磨いていますので、長い時間治療を受けたら良くなるという考えはされないようにお願いします。

 

 

⑨まとめ

今回は、腰部脊柱管狭窄症について、まとめてみました。

かなり簡潔にまとめたので、詳しい内容は割愛しているところもありますが、要点は抑えていると思います。

腰痛で、腰や足に痛みやしびれがある場合は、まずは整形外科で詳しく検査をしてもらって、どうなっているのかを診察してもらってください。その上で適切な治療を受けるようにしましょう。

 

これまでに病院で診察を受けて、治療を受けたけど、前と何も変わっていない方や、整体など色々試してみたけど、全然良くならずに手術も検討しているという方は、一度当院にご相談ください。

何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の腰が良くなっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

今回は前編に引き続き、腰椎椎間板ヘルニアについての後編をお届けしていきます。

最後までぜひ読んでみてください。

 

 

 

⑥腰椎椎間板ヘルニアになりやすい職業はありますか?

上記に挙げたような動作や姿勢が多い職業においては腰椎椎間板ヘルニアになりやすいと言えるでしょう。

具体的な職業としては、

 

・清掃業

・介護職

・看護師

・長距離ドライバー

・タクシー運転手

・物流倉庫での重労働

・飛んだり跳ねたりが多いスポーツ選手

 

あげればキリがないですが、このような職業の方に多い傾向があります。

 

 

 

 

⑦腰椎椎間板ヘルニアの予防と対策

もうすでに腰椎椎間板ヘルニアを発症している方であっても軽度な症状であれば、手遅れではありません。

以下のようなことで、今ご自身でできることをコツコツやっていきましょう。

 

・膝をしっかり曲げてから重いものを持ち上げるようにする

・ものを持ちながら体をひねる動作は避けるようにする

・最低でも1時間に一回は体勢を変えたり休憩を取る

・筋力低下や柔軟性の低下を防ぐために毎日ラジオ体操やウォーキングをする

・自分でできない場合は、当院の整体を受けるなど、プロに任せる

 

 

 

⑧当院の腰椎椎間板ヘルニアに対しての治療

当院では、背骨にかかる負担というのは、体の歪みからきているものが大部分を占めていると考えています。

体が歪んだ状態で、長い時間負担のかかる作業を続けたり、同じ姿勢でいたことによって腰椎椎間板ヘルニアになってしまったものと考えているため、

治療においても最優先事項は、体の歪みを整えていくことになります。

歪みを整えると言ってもバキバキ矯正するようなことはせずに、本来の背骨の柔軟性を復活させるためにゆらゆら揺らしたり、心地よい場所を探していき、その場所に安定させるように、体を誘導していきます。

いずれも刺激としてはとても優しいものですから、腰椎椎間板ヘルニアが悪化するようなことは一切ありません。

 

 

 

⑨整体を受ける時の注意点

当院の整体は、それほど長い時間かけることはありません。長くても30分ほどで終わります。というのも、時間が長くなればなるほど、背骨にかかる負担も大きくなり、治療を受けることがしんどくなってきたりします。長時間ベッドに寝ているだけで体が悪くなってしまうこともあるので、できるだけ短時間で結果の出る技術を厳選して行いますので、非常にコンパクトにまとまっています。

短時間で最大限の効果の出るように日頃から技術を磨いていますので、長い時間治療を受けたら良くなるという考えはされないようにお願いします。

 

 

 

⑩まとめ

今回は、腰椎椎間板ヘルニアについて、まとめてみました。

腰痛で、腰や足にしびれがある場合は、まずは整形外科で詳しく検査をしてもらって、どうなっているのかを診察してもらってください。その上で適切な治療を受けるようにしましょう。

 

これまでに病院で診察を受けて、治療を受けたけど、前と何も変わっていない方や、整体など色々試してみたけど、全然良くならずに手術も検討しているという方は、一度当院にご相談ください。

何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の腰が良くなっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②今や国民病の腰痛

③動作で判断する腰痛

④厄介な腰痛、腰椎椎間板ヘルニア

⑤腰椎椎間板ヘルニアの原因とは

⑥腰椎椎間板ヘルニアになりやすい職業はありますか?

⑦腰椎椎間板ヘルニアの予防と対策

⑧当院の腰椎椎間板ヘルニアに対しての治療

⑩まとめ

 

 

①はじめに

私は、学生の頃に柔道やバスケットボールをしていたこともあり、ことあるごとに腰痛に悩まされてきました。

時には、激痛で一時的に動けなくなるほどになったこともありました。

 

腰痛には、原因がはっきり特定できる特異的腰痛と、そうではない非特異的腰痛に分けられます。

そして原因がはっきり特定できる腰痛は全体の約15%〜20%と言われています。

一方、原因が特定できない腰痛は約80%〜85%と言われていますが、医学の進歩によって、詳細な検査によって原因が明らかになるケースが増えてきているため、この割合は将来的に変化していくものと考えられます。

 

私の場合は、病院に行ってもレントゲンで問題がなく、湿布を渡されて終わりでした。

もしかしたら、腰椎椎間板ヘルニアや腰椎分離症だったかもしれません。

 

 

 

②今や国民病の腰痛

平成22年度の国勢調査に40歳以上の人口のうち、腰痛に悩む人は、およそ2770万人にのぼるとされています。

単純計算で5人に1人が腰痛持ちということになります。

また、全職業性疾病においても6割を占めていて長年に渡って不動の第一位です。

 

腰痛がなくなったら、国民の幸福度が40%もアップするとさえ言われていますので、かなり深刻な問題なのかもしれません。

 

当院に来られる患者さんの中にも、腰痛があることで、イライラしてしまったり、鬱々とした状態になって、メンタルがやられている方をこれまでたくさん見てきましたので、できるだけ早い段階で腰痛の芽が大きくならないように対策していかないといけませんね。

 

 

③あなたはどのタイプの腰痛?

一口に腰痛と言っても、人それぞれ症状が違います。

そこで、自分がどのようなタイプの腰痛なのかを知っておく方が、対策も立てやすいと思いますので、簡単に動作で判断する方法をお伝えします。

 

◆前屈みで痛いタイプ

足にしびれがある場合→腰椎椎間板ヘルニア

足にしびれがない場合→腰椎圧迫骨折、椎間板性腰痛、腰椎終板炎、

 

◆後ろに反らすと痛いタイプ

足にしびれがある場合→腰部脊柱管狭窄症

足にしびれがない場合→腰椎分離症、椎間関節炎

 

ざっくりとした分類ですが、目安として参考にされてください。

 

 

 

④厄介な腰椎椎間板ヘルニア

腰痛の中でも、一番メジャーなのは、腰椎椎間板ヘルニアではないでしょうか?

あなた自身が腰椎椎間板ヘルニアかもしれないし、あなたの周りにも、腰椎椎間板ヘルニアの方がいらっしゃるかもしれません。

 

腰痛の中でも非常に厄介なのが、腰椎椎間板ヘルニアです。

男女問わずに20代〜40代に発症しやすいと言われています。

レントゲンを撮るだけでは、確定はできずMRIを撮ることで診断がつきやすいです。

 

腰の骨(腰椎)と腰の骨の間にあるクッションである椎間板が度重なる負担によってヒビが入り、中身が飛び出して、それが神経に当たることで炎症を起こします。

 

その炎症によって、腰から足にかけて激痛が走ったり、しびれが出たりします。

 

かなりの重症になると馬尾神経が潰されることによって起きる膀胱直腸障害になってしまうこともあります。

失禁したり、肛門周囲の感覚がなくなったりすることもあるので、この場合は手術になることが多いようです。

 

 

 

⑤腰椎椎間板ヘルニアの原因とは

基本的には、背骨に大きな負担のかかる動作や姿勢が原因となります。

例えば、

 

・重いものを持ち上げる動作

・ものを力いっぱい引っ張る動作

・体をひねる動作

・長時間の立ち仕事

・長時間の座り仕事

・同じ姿勢をとり続ける作業

・長距離の車の運転

・腰周辺の筋力低下、筋肉量減少

・背骨全体の柔軟性の低下

 

こういったものが挙げられます。

 

また、アルコール飲料の摂取も腰痛との関連性が指摘されていますし、喫煙も血流を悪くさせることによって、椎間板に悪影響を及ぼすことが指摘されています。

 

そして体重が増加することによって、腰への負担が大きくなることも言われています。

 

 

後編へ続く

 

(柔道整復師 福井健人 監修)

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回は、前編に続き、変形性膝関節症でお悩みの方にという内容の後編をお届けいたします。

最後までぜひお付き合いください。

 

⑥どんな人が変形性膝関節症になりやすいですか?

基本的には60歳以上の中高年に発生しやすいと言われています。

加齢により、足腰の筋力が低下し、筋肉量が減少することによって膝関節への負担が増えるためです。

また、体重増加による膝関節への負担が大きくなるため、肥満の人も発生しやすいと言われています。

 

男女比では、女性の方が多い傾向にあります。これは、単純に男性よりも女性の方が筋力が弱く、筋肉量も少ないためです。

そして、更年期以降や閉経後にホルモンバランスが崩れ、骨の形成に影響を及ぼすことも考えられています。

 

まとめると、中高年の女性で肥満体型の方が変形性膝関節症になりやすいということになります。

 

 

⑦変形性膝関節症の予防と対策

中期、末期(重症)になってしまうと、予防や対策はできません。

なってしまう前に手を打つ必要があります。

 

いつも気をつけてほしいことは、

・運動不足にならないようにすること

・体重が標準よりもオーバーしないこと

・筋力や筋肉量が減少しないようにすること

 

こういったことが大切になってきます。

 

特に下半身は人間の筋肉の70%を占めると言われていますので、

下半身の筋トレは日課にするようにしたいですね。

 

おすすめは鉄板のスクワットです。それも下まで沈み込まずに、膝が90度ぐらいまで曲がるぐらいで構いません。

これを20回を3セット毎日するようにしましょう。

 

 

⑧当院の膝の痛み全般に対しての治療

当院では変形性膝関節症の悩みで来られた患者さんに対してどのような治療をしているのかというと、

まずは、患者さん本人が現状をどのように認識されているのかを詳しく聞いていきます。

その上で、どういった状態まで改善させたいのかということを聞いていきます。

 

次に検査ですが、全身のバランスと膝の状態を見ていきます。

立っている時、座っている時、うつ伏せの時、仰向けの時など、歩いている時など、いろいろな場面で膝がどうなっているのかを見ていきます。

 

そしてどこに問題があるのかを把握してから、負担のかかり過ぎている筋肉のダメージを抜いていったり、歪みがキツい場所を整えたりしながら無理なく動かせるように体を誘導していきます。

伸びないから、曲がらないからといって、無理やり伸ばしたり、曲げたりするような乱暴なことは一切していません。また、強く押したり、マッサージすることもありません。

体にとって適切な刺激を体の状態に合わせて入れていきます。

 

そのような低刺激な治療でも終わった後は、膝が軽くなって曲げ伸ばししやすくなったと言ってもらえたり、歩きやすくなったという声もよく聞きます。

 

そのような結果が出る治療なので、もし荒っぽいマッサージや無理やり痛みの伴うようなストレッチなどをしても良くなっていない場合は、一度当院への転院も視野に入れられることをお勧めします。

 

 

 

⑨整体を受ける時の注意点

また、当院の整体は、それほど長い時間かけることはありません。長くても30分ほどで終わります。

 

というのも、時間が長くなればなるほど、治療を受けることがしんどくなってきたりします。長時間ベッドに寝ているだけで体が悪くなってしまうこともあるので、できるだけ短時間で結果の出る技術を厳選して行いますので、非常にコンパクトにまとまっています。

 

短時間で最大限の効果の出るように日頃から技術を磨いていますので、長い時間治療を受けたら良くなるという考えはされないようにお願いします。

 

 

 

⑩まとめ

今回は、変形性膝関節症について、まとめてみました。

膝の関節はとてもデリケートな関節なので、痛みが出たから整骨院へ来てくださいとは言いません。まずは整形外科で詳しく検査をしてもらって、骨がどうなっているのかを診察してもらってください。その上で適切な治療を受けるようにしましょう。

 

また、これまでに病院での治療や整体など色々試してみたけど、全然良くならずに手術も検討しているという方は、一度当院にご相談ください。

何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の膝が良くなっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

 

【目次】

①はじめに

②変形性膝関節症

③関節が変形する理由とは

④関節の変形と痛みが出る関係とは

⑤変形性膝関節症はどんどん悪くなる病気ですか?

⑥どんな人が変形性膝関節症になりやすいですか?

⑦変形性膝関節症の予防と対策

⑧治りやすいものと治りにくいもの

⑨当院の膝の痛み全般に対しての治療

⑩まとめ

 

 

 

 

①はじめに

当院には膝に痛みを抱えた患者さんがたくさん来られていますが、ほとんどの方が病院で変形性膝関節症で軟骨がすり減っていますよ。と言われています。

そして、お医者さんからは、「体重を減らすためにダイエットしてください」「太ももの筋肉が弱いから筋トレしてください」と言われることが多いです。

 

でも、そんなにすぐには痩せられないし、痛みがあるから筋トレもできないという方ばかりです。

当院では、そのように言われて来た方でも、ダイエットや筋トレをせずに膝の痛みを改善することができていますし、手術をしなくて済んでいる方もいます。

 

今回は、変形性膝関節症について、改めてどのようなものなのかということと、改善しやすいケースと改善しにくいケースなどをお伝えできればと思いますので、

最後までお付き合いください。

 

 

 

②変形性膝関節症とは

膝の関節は、あらゆる動作で負担がかかるので、衝撃を吸収するために、関節軟骨や半月板というクッションがあります。

そのクッションが年数が経つにつれてすり減って変形したり、弾力が失われたりしてきます。

そしてクッション性が失われることによって太ももの骨とスネの骨がぶつかりあって、細かな骨折が発生して痛みが出ると言われています。

 

また、軟骨がすり減ることで、徐々にO脚が進んでいくことで、膝の関節を包んでいる袋(関節包)に炎症が起きて関節の中に水が溜まったり、痛みが出ることもあります。

 

いずれの状態であったとしても、痛いことに変わりはなく、これがどんどん進行していくことによって、関節の動く範囲が狭くなって、曲げ伸ばしができなくなったりします。

 

日常生活において普通にできていた、正座、しゃがむ、階段の昇り降り、トイレの立ち座りなどができなくなったりしていきます。

 

 

 

③関節が変形する理由とは

関節が変形する主な原因ですが、

・加齢→骨が脆くなる

・運動不足→肥満

・筋力低下

・長時間の立ち仕事

・靴の形

・体の歪み

 

こういったものが考えらます。

 

私は個人的には、加齢や体重については重要な原因の一つだとは思いますが、痛みを改善する上で、第一に解決すべき問題ではないと考えています。

特に体重を減らそうと思うと最低でも半年ぐらいはかかるので、その間に変形がどんどん進んでしまうからです。

それよりも前に痛みを軽くすることが先決で、ある程度目処が立ったところで、体重を減らす方向へ少しずつシフトしていけば良いと思います。

 

さらには体重を減らす取り組みの中に、筋トレプログラムを組み込んで、痛みを再発させないように弱っている筋肉を鍛えていく必要があります。

 

体の歪みについては特に膝に関しては、毎日少しは歩いたり、立ったり座ったりしますよね。

その時に痛いわけですから、痛みがマシになる姿勢や動作を探しているうちに体がどんどん歪んでいき、正しいポジションを取ることが困難になります。

 

このようにして、関節の変形が進んでいくことになります。

 

 

 

④関節の変形と痛みが出る関係とは

先にも少し、触れましたが、変形性関節症による痛みは、

・滑膜の炎症

・関節軟骨の微細骨折

 

これらが原因であると考えられています。

 

前者は、膝の関節を覆っている袋状になっている関節包と呼ばれれる部分の内側の炎症が痛みを発生させていると考えられてきました。

後者は、関節のクッションがすり減ってしまったがために、太ももの骨とスネの骨がぶつかることで、ガラスにヒビが入ったような骨折を発生させます。

骨の表面には血管や神経が通っていますので、痛みを感じるというメカニズムです。

 

 

 

⑤変形性膝関節症はどうやって悪くなっていく病気ですか?

変形性膝関節症には、初期・中期・末期といった具合に進行していきます。

初期は軽症で、軟骨のすり減りが少ない状態です。関節の変形も軽度です。

症状としては、膝の強張りや違和感があります。意外なのは、初期に最も強い痛みが起こりやすいと言われています。

 

中期は、軟骨のすり減りが進み、関節の隙間が狭くなっていきます。そして、関節の変形が進行していきます。

症状としては膝の関節の曲げ伸ばしに制限があり、階段の昇り降りがつらくなります。

慢性的な痛みはありますが、初期の強い痛みは少しマシになります。

 

末期は重症です。軟骨はすり減ってほとんどなくなってしまいます。関節の隙間がほとんどなくなり、太ももの骨とスネの骨が直接ぶつかり、

場合によっては、微細骨折を起こすこともあります。

症状としては、立ったり、座ったり、歩いたりすることがまともにできなくなり、生活にも支障が出ます。

ほとんどのケースでは強い痛みがあります。まれに痛みが出なくなる人もいます。

 

 

後編へ続く

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

 

 

 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

◆はじめに

最近、イライラしたり、怒りっぽくなっていませんか?

人がすることにいちいち反応してしまったり、部下の言動に腹が立ったり、子供が口ごたえすることにカチンときたり。

 

毎日生活しているとこういった場面に少なからず遭遇してしまいます。

そういった感情が体に及ぼす影響はいったいどれぐらいあるのか。ということをお伝えしていきたいと思います。

 

 

◆怒りとはどんな感情なの?

ウィキペディアによると、

怒りとは、人間の原初的な感情のひとつで、様々な要因・理由で起きるもの。例えば目的を達成できない時、自分の思い通りにならない時、身体を傷つけられた時、侮辱された時などに起きるものである憤り(いきどおり)とも言う。と書かれています。

 

 

当院の患者さんの中にも、深くお話をお伺いしていると、日々の生活の中で、

・ご主人の言動に腹が立つことが多い

・子供が反抗期でいちいち口ごたえしてくる

・嫁姑の人間関係でうまくいっていない

・奥さんからいつもきつい言葉を浴びせられる

・職場の上司や先輩から、パワハラまがいのことを言われる

 

こういったことで怒りを感じたり、イライラして、ストレスを抱えておられるようです。

 

 

怒りを頻繁に感じて、うまく処理できなくなると、

 

①自律神経が乱れる (交感神経が興奮する)

②心拍数や血圧が上昇し、血流が悪化する (高血圧、脳卒中、心筋梗塞になるリスクが高まる)

③細胞は栄養不足になり、老化する

④老廃物や疲労物質の排出が難しくなる

⑤口の乾き、動悸、息切れ、肩こり、頭痛、めまい、冷え性、不眠などが常態化する

 

このような負のスパイラルに陥ってしまいます。

 

 

さらに、怒りはアドレナリンの放出などを引き起こし、身体が硬くなったり顔が赤くなったりする変化も引き起こします。また、慢性的な痛みを抱える人は、実際に怒っているときに痛みが強くなるのを感じることもあります。

 

このように、怒りはとんでもなく体に悪いんです。

百害あって一利もありません。

 

怒りは自分の身を守ったり、自分を納得させるための感情だと言われていますが、

 

実際には自分の健康や人生はもちろんのこと、家族や大切な身近な人の健康や人生を壊す恐れのあるものと理解した上で使うようにした方がいいですね。

 

 

◆簡単にできるアンガーマネジメント(怒りの管理)

怒りは「刺激に対して過敏になっている方」や「刺激に対して弱くになっている方」に多く出る傾向にあります。

 

どういうことかと言うと、「怒りが怒りを呼ぶ」という状況と「心身のバランスが崩れている時」に出やすいということです。

 

・自分と違う意見を見たり、聞いたりするとイライラする

・言うことを聞かない子供にイライラする

・何度言っても同じ間違いを繰り返す部下がいてイライラする

 

ということを繰り返していると、更に怒りやすい状況になります。

 

また、疲労がたまりやすくて体の調子が悪い、仕事がうまくいかない、コミュニケーションが苦手などの弱点があると、メンタルが弱くて不安定になるために、多くの刺激が自分に危害を加えてくる攻撃と認知され、怒りを表に出すことによって自分を守ろうとします。

 

 

では、どのようにして、怒りの感情をうまくコントロールしていけば良いのでしょうか。

 

今日からでもできることとしては、

・イラッとしたら、6秒数えて深呼吸してみる

→自然に怒りが引いてきたら儲けものです

 

・イラッとしたら、これは怒るほどの問題かどうかを考えてみる

→考えているうちに怒りが消えることもあります

 

・良いか悪いかの判断していないかを考えてみる

→人間は常に自分が一番正しいと思う生き物だそうです。自分の物差しで良いか悪いかを判断していると必ずと言って良いほど、イライラする場面に遭遇してしまいます。善悪や好き嫌いの判断をしないようにするだけでも、怒る回数が減るかもしれません。

 

 

私もお恥ずかしい限りですが、怒りっぽくなることもありますし、日々、何かしらイライラすることもあります。

そのような時に上記のようなことを意識するようにしています。

完璧にできているかと言われると、まだまだ道半ばの修行の身でございますので、練習中です。

 

私と一緒に頑張っていきましょう!

 

◆怒りを抑える整体があるのをご存知ですか?

当院に来られる方の中には、明らかに不機嫌そうな方や、まさにさっき嫌なことがあったんだろうなという方が来られることもあります。

そういった方が来られても、お帰りになる頃には、怒りもどこかに行ってしまうぐらいスッキリした表情になられていることも少なくありません。

 

当院でどんな治療をしているのかというと、

・怒りで全身に力が入った筋肉ガチガチ状態を、ゆるめること

・自律神経の乱れを整える背骨調整法という治療をすること

・怒りによってバランスが崩れて歪んでしまった体を元に戻すこと

 

このような治療をすることで、怒りを沈めさせることができます。

怒りを感じたり、イライラしたりして、行き場のない感情をどのように処理して良いかわからないときは、どうぞ当院を頼ってください。

 

イラッとしたら、「ちょっと整体行ってくるわ!」と言って、怒りの矛先を変えてみるために当院をご活用くださいね。

 

 

◆まとめ

今回は怒りが体に与える影響についてお伝えしてまいりましたが、いかがだったでしょうか?

ちょっとでも怒りやイライラが少なくなって、ストレスを感じる場面が少なくなっていくことを祈っています。

繰り返しになりますが、怒りは体にとっては猛毒です。

このことを頭に入れておいていただいて、今回お伝えしたアンガーマネジメントの考え方を身につけていただけると嬉しいです。

 

私も頑張ります。一緒に怒りと仲良くなりましょう。

 

 

それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

 

◆はじめに

2019年の時点において、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、運動習慣のある人の割合は、

男性が33.4%、女性が25.1%という結果でした。

 

ここで言う運動習慣というのは、「週2回以上、1回30分以上、1年以上運動している人」のことを指します。

これを聞いて、どう思いましたか?

運動習慣のある人が多く感じましたか?それとも少なく感じましたか?

 

実際この統計資料で世代別に詳しく見ていくと、20−50代は男女ともに割合が低いことがわかります。

これを読んでくださっているあなたが20−50代の方であれば、「運動が大事なことぐらいわかってるよ。そうは言っても仕事は忙しい(家事は忙しい)し、趣味にも時間を使いたいし、運動に時間を割いている余裕はないよ。」というのが本音ではないでしょうか。

 

そういった方のために、忙しく生活されている中でどのようにして、運動習慣を身につけていけば良いかという話をしていきたいと思いますので、どうぞ最後までお付き合いください。

 

 

◆一気にやろうとすると失敗する

どんなことでも共通すると思いますが、ダイエットを例にお話しすると、早く痩せたいがために、絶食という方法を取ったとします。

これを1週間続けた結果、体重が5kg減りました。このダイエットは成功と言えるでしょうか。

 

これは多くの場合、失敗に終わります。

理由は簡単です。すぐにリバウンドするからです。

 

必要以上に栄養やカロリーの制限をすると飢餓状態になります。その反動で次に栄養やカロリーを摂取すると、命を繋ぐためにできるだけ多く吸収しようとして、食欲が湧いてきます。いわゆる過食状態になってしまいます。

 

このように一気に何かをやろうとしたら、反動が出てしまう恐れがあるということです。

運動に関しても最初は「よし!やるぞ!」と意気込み、たくさん歩いてみたり、筋トレで頑張ってみたりするわけです。

そうすると、翌日に筋肉痛に襲われて、しばらく運動したくないとなります。そして筋肉痛がおさまる頃にはやる気が失せていたり、また次に同じような筋肉痛が来たら嫌だなといった、運動にネガティブなイメージがついてしまいます。

 

こうなってしまうと、継続して運動するという習慣がなかなk身につかなくなってしまいますよね。

 

 

◆大切なのは、ちょっとずつを長く続けること

「何のために運動習慣を身につける必要があるのですか?」と聞かれたらどのようにお答えになりますか?

 

私も毎日ウォーキングをしているのですが、何のためにやっているのかと言われると、即答で「健康に生きるため」と答えます。

 

運動習慣に期限や期日はありません。

 

死ぬ直前まで、自分の足で歩き、自分の身の周りのことは自分である程度不自由なくできる状態を維持することが大切なことではないでしょうか?

そのために運動習慣が必要だという認識を私は持っています。

 

そしてここからが大切なことなのですが、

 

【決して頑張らないこと】。これを頭に入れておいてほしいです。

頑張ってやらないといけないようなことが長続きするはずがありません。

 

時にはサボってもいいし、適当にやってもいいんです。

とりあえず、体を動かしたからオッケー!程度でいいと思っています。

 

もちろん、気分がよければ、いつもよりちょっと遠くまで歩いてみようという感じでもいいし、

今日は頑張りたいから、少しハードな筋トレをしてみよう。なんて日もあっていいと思います。

 

自分の体の声や心の声を聞きながら、運動の量や強度を微調整して行うようにすると良いでしょう。

 

いずれにしても、自分でやっていてこれぐらいだったら続けられそうと思える状態がベストです。

ちょっとでも、しんどいな。つらいな。と思ったら、量や強度が合っていません。

それか、やる種目が合っていないかもしれません。

 

私の受け持つ患者さんの中には、ウォーキングをちょこっとやって飽きてきたら、ラジオ体操をしてみたり、ヨガを適当にやってみたり、気が向いたらジョギングしたり、ありとあらゆることをその時の気が向いたままされている方がいます。

 

そんな感じでいいんです。

それをちょっとずつ、いかに長くできるかのゲームだと思って楽しんでいきましょう。

 

 

◆無理に向上させようとしないこと

スポーツで上手くなりたい。試合に勝ちたい。といったものと、運動習慣は別次元ということなんです。

スポーツと運動は、同じではありません。

スポーツはその競技ごとに特殊な動きをします。そしての動きがうまくできるようにトレーニングをしたり、反復練習をします。

 

例えば、ゴルフの場合、右打ちの人はずっと右打ちでやります。一部の練習方法で左打ちするケースはありますが、基本はずっと右打ちです。

そうするとそれに対応するように体の構造が変化していきますから、歪みます。

野球も同じですね。

このようにスポーツは突き詰めれば突き詰めるほど、体は悪くなっていくものです。

 

一方、運動は、ジョギングやウォーキング、ラジオ体操でも言えることですが、うまくなる必要は一切ありません。

ジョギングやウォーキングをしていると、もっと距離を伸ばさないといけない。もっと早く走レルように、歩けるようにならないといけない。と

せっかくやっているのだから、今よりもっと向上させようとする人がいます。

 

もちろん、何かマラソン大会に出たいという目標を持った。とか、あの山を登りたいという目標を持った。というのであれば、それはトレーニングを積んで臨まないといけません。

そういった目標がないのに、向上させようとすると頑張らないといけなくなります。

 

繰り返しになりますが、運動習慣を身につける目的は、「健康な状態で死ぬまで生きるため」なので、

頑張ってしまうと死ぬまで続けられない可能性が高まってしまいます。

 

屈強なスポーツ選手だっていつかは引退する日が来るんです。

私たちには、引退はありません。

死ぬまで運動を続ける必要があるんです。運動習慣から引退すると一気に老化するスピードが上がります。

 

 

◆まとめ

今回は運動習慣を身につけるために大切なことをお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?

それほど頑張らなくても大丈夫ということを知っていただけただけでも嬉しいです。

 

何をやっても運動習慣が身につかないという方は多いと思いますが、おそらく頑張っておられるのだと思います。

そうでなければ、忙しすぎて本当に時間が取れないのだと思います。

 

いずれにしても肩肘張らずに、もう少しゆっくり生きることも必要なのかもしれませんね。

いつも頑張るあなたをいつでも応援しています。

 

もし、どうしても運動できずに困っている方は、当院の整体で運動したのと同じような効果を出す技術がありますので、ご相談ください。

きっとお役に立てると思います。

 

それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

◆はじめに

私の祖母は99歳まで生きました。

祖母が何歳の時かははっきり覚えていませんが、転倒して大腿骨を骨折し人工関節に置き換える手術を受けました。

 

その後も不運なことに高いところから転落して、また大腿骨を骨折しました。合計二回の大腿骨骨折をしました。

これを境にカートを押して歩く生活になり、活動量が減っていったように思います。

そして、認知症も進んでいきました。

 

その当時は股関節の重要性など考えたこともありませんでしたが、今となっては股関節がなぜ大切なのかを知っているので、これを読んでくださっている皆様にもこの記事を読んでいただいて、股関節を大事に大事に労わりながら使ってあげてほしいなと思います。

 

 

 

◆股関節は人体の中で最大の関節

股関節は人体最大の関節なので、動かさずにいると老いるスピードが加速していきます。

老化は股関節から始まると言っても過言ではありません。

 

股関節は、胴体と二本の足をつないでいます。

立ったり、座ったり、歩いたりと日常生活に必要な動きには必ず関わっています。

股関節は、二足歩行をする人間が上半身を真っ直ぐにして立つための支えになっています。

 

また、股関節は先ほどお伝えしたように上半身の支えになっていることに加えて、肩関節と同じようにあらゆる方向に動きやすい構造になっています。

当然ながら、安定させる筋肉や靭帯、動かすための筋肉や靭帯がたくさんついています。

 

このことからも股関節は、良い姿勢を維持させるためにも必要ですし、運動する時や、普段の生活での動作などでもフル稼働している関節だということです。

 

 

◆股関節の不具合が老化をもたらす理由

股関節が痛くなったり、動きが悪くなることで老化していくのですが、老化と股関節の具合が悪いことにはどのような関係があるのでしょうか。

まず、股関節は毎日のように酷使し続けさせられています。

立ち上がったり、歩いたり、座ったりとどの動作においても絡んできます。実際の負担はどれぐらいなのかと言いますと、

 

・普通に歩くだけで体重の3倍〜4.5倍

・ジョギングは4倍〜5倍

・階段の昇り降りは6倍〜8倍

 

これぐらい大変な負荷のかかる関節になります。

 

相当な負荷が毎日かかっている股関節の軟骨がすり減ったり、関節自体が変形したりすることによって痛みが発生したらどうなるでしょうか。

おそらく、生活に必要な歩く、立つ、座る、体をひねる、ものを持ち上げる、屈むなどあらゆる動作において、「もしかしたら、痛みが出るかもしれない」と予測してしまい、そうならないように動作を自ら制限していくようになります。

これを毎日繰り返していると、当然ながら運動不足になり、筋肉が衰え痩せ細り、筋力が低下していきます。

 

また、生活に必要な動作において、一旦、痛みを感じると、不安や心配が先走り、「もしかしたら痛みがキツくなるかもしれない」「転倒したらどうしよう」

などとネガティブな思考に支配されるようになって、活動範囲もどんどん狭くなっていき、ついには家から一歩も出ない日もでてくるようになります。

最終的に行き着くところまで行ってしまうと【廃用症候群】と呼ばれるような動かない状態になってしまいます。

 

当然ながら、こういった流れをたどる過程において、筋肉が衰えていって、考えも後ろ向きになっていますので、姿勢も悪くなり、見た目もかなり老けこんでしまいます。

一気に10歳も20歳も歳を取ったような感じになることも考えられます。

 

 

◆痛みをかばうことの弊害

股関節に限らず、体のどの関節でも言えることですが、痛みを感じたらその痛みを出さないような動きや姿勢を取ろうとします。

 

これは例外なく必ず起こります。

そして、痛みを感じにくいポジションというのは、ほとんどの場合は、片側に体重をかけたり、体を前後左右に傾けたりしています。

 

一回だけそのポジションを取ったとしても体には何の影響もありませんが、毎日のようにそれを継続すると、当然のことながら体に歪みが出てきます。

 

特に背骨への影響は大きく、背骨が曲がってしまう脊柱側わん症という状態になる人もいらっしゃいます。

そうなると、肩や骨盤の高さに違いが出たり、胸郭(肋骨に覆われた部分)が変形します。こうなると中に収まっている内臓にも影響が出るため、人によっては、肺、心臓、胃腸、子宮などが圧迫されたり、動きに制限が生じたりして、不具合が起きてしまいます。

 

また、背骨を中心とした歪みがあることで、筋肉の張力バランスも崩れてしまい、慢性的な腰痛や肩こりに悩まされることにつながっていきます。

 

 

股関節に痛みがある場合は、股関節に負担をかけないように、膝や足首の負担が増えて影響が出ます。

 

 

◆股関節の痛みから身を守るための対策

もうすでに痛みがひどいという方は、まずは医療機関での治療に専念してもらいたいです。

今は、まだ痛みも少なくて、かばうことなく動くことができている方に向けてのお話をさせていただきます。

 

何よりもまずは、股関節の周りの筋肉の強化です。

この筋肉を鍛えて働いてもらわないと、股関節を守ることはできません。

 

鍛え方は至ってシンプルです。

「ラジオ体操」を毎日行いましょう。

一回たった3分です。

これを朝、昼、寝る前と3回やったとしても9分です。

 

ラジオ体操の中には、股関節を適度に動かすものも含まれているため、最初にやるトレーニングとしては最適なのです。

慣れてきて物足りなくなってきたら、ラジオ体操第一と第二を続けて行いましょう。これを続けてやったとしても一回6分です。

一日3回やっても18分です。

 

 

大体どれぐらいの期間続けていたら、体に変化が出てくるのか気になるところだと思いますが、これまであまり運動をされてこなかった方は、3ヶ月ぐらい経過するぐらいから少しずつ変化が出てきます。

 

筋肉の量が少しずつ増えていきますので、活動できる時間が伸びてきたり、少し動いたぐらいでは疲れなくなってきたりするはずです。

 

 

◆股関節の強さとサルコペニアやフレイルの関係について

昨今、「サルコペニア」「フレイル」という状態が非常に問題視されるようになってきています。

サルコペニアは加齢に伴い、筋肉の量が減少し、筋力が低下していくことを言います。

 

一方、フレイルは、虚弱という意味です。こちらも加齢に伴い、心身の活力が低下し、生活機能に障害が起こり、心身脆弱性が出現した状態のことを指します。

 

股関節周辺の筋肉が衰えてしまうことの影響は先にもお伝えした通りですが、サルコペニアの状態からフレイルに移行し、要介護状態になってしまう人も少なくありません。

 

こういった重篤な状態になる前に、やはり股関節の周辺筋肉をしっかり動かして鍛えておく必要があると考えています。

 

 

 

◆股関節の問題を整体で解決できるのか

そもそも股関節が痛いと運動や筋トレはできません。

まずは痛みをとる方を優先的にしていかないといけません。

 

先ほど、痛みがきつい場合は、整形外科に行った方が良いというお話をしましたが、継続して通院しているのに、痛みに変化が見られず改善していない場合、

体の歪みを整えたり、疲れが溜まり過ぎて限界になっている筋肉の負担を減らしたりできる整体は大変有効な手段だと思います。

 

当院では、ボキボキせずに骨格を優しく矯正する技術を使いますので、60歳以上の方でも安心して治療を受けていただけます。

また、筋肉への刺激も痛みを伴うようなマッサージではなく、最小限の力で硬い筋肉を緩める高度な技術を使いますので、こちらも60歳以上の方でも安心して治療を受けていただけます。

 

ちなみに当院に来られている方の最高齢は86歳です。

 

もし、病院で痛み止めの薬や、電気治療、リハビリなどで治療を受けているにもかかわらず、このまま通院するのもどうなのかな?と思っておられる方は一度ご相談ください。

 

 

◆まとめ

今回は、股関節の重要性についてお伝えしてきましたが、ちょっと長過ぎましたか?

それぐらい股関節というのは、生活する上で最も重要と言っても過言ではありません。

 

股関節に不具合が生じると生活の大半に制限がかかってしまうため、活動量が減り、筋肉がやせ細り、サルコペニアやフレイルといった状態になり、最終的には認知症や要介護の状態になってしまいます。

 

そうならないためにも、今回あげた対策を動けるうちに少しずつやっていきませんか?

 

また、今、痛みをどうにかしたいんですという方は、一度ご相談だけでも構いませんので、当院までご連絡ください。

何かのお役には立てると思います。

 

決して1人で思い悩まないようにしてくださいね。

必ず解決する糸口は見つかります。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

◆はじめに

時期的なものなのかはわかりませんが、睡眠時間は十分にとっているにもかかわらず、寝起きが1日の中で一番しんどいですという方がいらっしゃいます。

それも1人や2人ではありません。

どういったことが体の中で起きているのでしょうか?

 

もしそういった状況でお困りの方がいれば、この記事を読んでいただいて解決の糸口になることを願っています。

ぜひ最後までお付き合いください。

 

 

◆慢性的な疲労と肺と脳の関係

大人になって社会に出た瞬間から、様々な問題で悩みが出てくると言われています。

例えば、次のようなことが挙げられます。

 

・職場の人間関係

・働き過ぎ

・金銭問題

・健康問題

 

このようなことで心身共に負担が積み重なり、疲労感として出てくるようです。

 

では、疲労と脳と肺にどのような関係があるのでしょうか。

疲労というのは、発熱や痛みとともに、三大アラームと言われており、言い換えると体から発する警告サインのことです。

これ以上、体に負担をかけると壊れますよーということを知らせてくれています。

 

疲労は痛みのように急にくるようなものでもないし、発熱のように測れるものでもありません。

ですから、疲労は放置されることが多く、感じてはいるものの、そのままの状態で活動を続けてしまうことで問題がこじれてしまいます。

そして、気づいた時には時すでに遅しの状態になっており、例えば、うつ病などのメンタルの病気になっていたり、内臓の病気になっていたりするわけです。

 

これは、疲労を抱え続けた結果、自律神経の乱れや血流が悪くなってしまった結果とも言えます。

 

慢性的な疲労やうつ病を抱えている人は、脳の血流が不足しているという研究が世界的に行われています。

血流不足があるということは、血液の中に含まれている酸素も不足していると考えられますので、肺を正常に機能させて、呼吸を正しく行えるようにすることが、

脳の血流不足を解消してくれます。

 

疲れたなぁと感じているのは、脳なのでたくさん睡眠時間をとっていても疲労感が抜けない人は、脳疲労を起こしている可能性があります。

脳の血流不足によって疲労物質が溜まったままになっていると、どんなに休息を取ろうが、寝ようがなかなか疲労感は抜けていきません。

 

そして最悪なことに、疲労物質を処理できずに放置していると、認知症のリスクも高くなってしまいます。

 

 

 

◆脳疲労を解消することが先決

寝ても寝ても疲れが取れない。休みをたくさん取っても疲れが取れない。このような時は脳疲労を疑いましょうという話でしたが、

脳疲労を解消するためには、何をすれば良いのでしょうか?

 

一番最初に取り組んでほしいのは、自律神経を整えて、眠りの質を上げるということです。

自律神経を正常に戻すためには、生活リズムを整えることが必要です。

要するに規則正しい生活を心がけるということです。

 

例えば、

・朝起きる時間を毎日7:00に揃える

・夜は23:00に就寝

・お風呂は21:00ー22:00の間に入る

・毎日きっちり三食とる

・毎朝、朝日を浴びて軽く体操する

・毎朝、30分散歩する

 

とにかく自律神経のズレが出ないように、生活リズムが乱れないようにすることを心がけてほしいです。

このような取り組みを続けていくと、深い眠りの時間と浅い眠りの時間のメリハリが出てきて睡眠の質が上がってきます。

 

 

◆眠りの質をさらに上げるために肺の機能を高める

規則正しい生活を送ることに加えて大切なのが、呼吸です。

脳疲労を解消するためには、脳に酸素がたっぷり含んだ血液を送る必要があるからです。

脳が酸欠状態になると、脳疲労が溜まる一方なので、正しい呼吸ができるようにちょっとした意識が必要になってきます。

 

どのような意識かというと、鼻呼吸をするということです。

2013年のニューロレポートによると、口呼吸をしていると、脳の酸素消費が多くなり、活動が休まらないという研究報告がされました。

先ほどと内容が重複しますが、脳の酸素消費が増えると、酸欠状態になり、脳疲労が溜まっていきます。ゆっくり大きく鼻から息を吸って、鼻から息を吐き出すということを意識的に行うことによって、脳の酸素消費を抑えることができます。

そして、この鼻呼吸をすることによって、副交感神経にスイッチが入り、リラックスモードに入ることができるため、脳を休ませてあげることができるというわけです。

 

 

◆整体を受けると良いことばかり

当院の整体は、体の歪みを整えたり、重心バランスを整えることによって、筋肉の緊張を緩和させていきます。

そうすると、必然的に自律神経の乱れも整いますし、血流も改善していきます。

治療中はほど良い刺激なため、リラックスモードになり、力が抜けているため、体は休まり、脳も活動を抑えることができ、そして呼吸もゆっくり深くできるようになります。

 

治療が終わると脳も含めて疲労が抜けている状態になるということです。

 

もちろん一度で全ての問題を解決できるなんてできないので、体が治りたがっているお手伝いをさせていただいている感覚で治療をしています。

 

 

 

◆まとめ

今回は、寝ても寝ても疲れが取れないということに関して、脳や肺の機能に着目して考えてみました。

もし、あなた自身が今、疲れ切っていて、休みを取っても改善しないとか、朝スッキリ起きることができないというようなお悩みがあるのであれば、脳や肺に問題があるかもしれません。

 

ここに書いたような規則正しい生活を少しの期間だけやってみませんか?

ちょっと体に変化を感じたら、ぜひ継続してみてください。

 

色々試してみたけど、結局ダメだったという方は、ぜひ当院の整体を受けに来てください。

後悔はさせません。何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢してその場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の眠りが健やかになっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

「先生、整骨院と接骨院と整体院ってどう違うの?」

昨日も患者さんからこういったご質問をいただきました。

 

今回はこのことについてお伝えしていきたいと思います。

最後まで読んでいただければ幸いです。

 

 

 

◆はじめに

体が痛くなったり、ケガをしてしまったら、あなたならまずはどこに行きますか?

おそらくほとんどの人は【整形外科】を選択肢の中に入れるのではないでしょうか?

 

当院のような整骨院を思い浮かべる人はとても稀なケースだと思います。

 

では、どのような時に整骨院を利用するのかということも含めて今回はお伝えしていきますね。

 

 

 

◆整骨院と接骨院は同じです

起源は柔道の元となった柔術にあって、戦場で戦うための技術と骨折やケガに対応するための技術の両方があります。

前者は柔道などのスポーツに発展し、後者は医療として進歩していくことになります。

 

一昔前は「ほねつぎ」という名称で、町の柔道場の先生が道場の傍らで施術をしていましたが、整形外科の発展と共に

徐々に影を潜めていくことになります。

 

そして、最近になって体の歪みを整えるという技術を使用し始めるようになると、接骨→整骨という名称の方がしっくりくるからなのかそちらを使用するところが増えていきました。

 

正しい名称は、接骨院の方ですが、整骨院という名称も今のところは問題がないようです。

接骨院と整骨院の違いは名称だけで、業務的なものに違いはありません。

 

 

◆整骨院・接骨院と整体院の違い

こちらの方が話が複雑で、整骨院・接骨院の方は、柔道整復師という国家資格が必要なのに対して、整体院というのは国家資格がなくても店舗を出すことは可能です。

 

しかしながら、整体院でも柔道整復師や鍼灸師、理学療法士の方が店舗を出しているケースもあるため、利用される際に、国家資格があるかどうかを気にされる方は確認を取られた方が良いでしょう。

 

 

 

◆健康保険を使えるかどうかについての違い

整形外科の受診では健康保険を使って治療を受けることが可能ですが、整骨院・接骨院の場合は、健康保険を使用して治療を受ける場合、厳格な条件が必要になります。

その条件として、

 

①急性のケガであること

②ケガの場合、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷・その他軟部組織損傷であること

③骨折や脱臼の応急処置はその場でできますが、その後の治療は医師の同意が必要であること

④ケガの発生日時が明確であること

⑤ケガの発生原因が明確であること

 

こういったことが必要になります。

言い換えるとこれ以外のケースについての治療には健康保険は適用されないということです。

 

慢性的な肩こり、腰痛、その他疲労などにおいてはもちろん健康保険適用外の症状となります。

 

もちろん整体院においてはそもそも国家資格を必要としない施設なので、健康保険は使えません。

 

 

◆治療はどこで受けると良いのか問題

街を歩けば至る所に整骨院・接骨院があり、その他整体院やエステ、リラクゼーション、もみほぐしなど本当に似たような施設が増えましたね。

 

体の不調を感じた時に一体どこへ行けば良いのか、受診する側からすれば選択肢が多すぎて困ってしまいますよね。

 

そこで、これだけ抑えておけば間違いないということをお伝えしますので、今回はこれだけでも覚えておいていただけると嬉しいです。

 

まず、何の予備知識もない方の場合で、体に痛みを感じて、治療を受けたい場合は、

①近所の整形外科を受診しましょう。

→そこで、画像検査や血液検査などを受けて、診断をしてもらいます。そして必要な治療を一定期間受けることになります。

 

②整形外科での検査で何も問題はなく、治療を受けても症状に変化がない場合、整骨院・接骨院へ行きこれまでの経緯を話して、治療を受けましょう。

この時に、ケガをしていないのであれば健康保険での治療を受けることはできませんので、自費治療を案内してくれるところをお勧めします。

 

③整体院を検討する場合は、国家資格をお持ちの先生がいるところを選ぶ方が無難です。無資格者が悪いわけではありませんが、3年から4年かけて専門学校で勉強して、国家試験に合格している先生は基礎知識がありますので、安全性は高いと言えます。

 

 

この順番が逆にならないようにしてほしいところです。

逆になったからと言って間違いではありませんが、結局病院で検査してみないとわからないことが多いため、無駄足にならないようにするためにもこの順番を推奨しています。

 

 

 

◆まとめ

今回は、整骨院・接骨院、整体院の違いについて簡単ではありますが、説明させていただきました。

 

今回お伝えした中で重要なことは、国家資格を持った先生がいるかどうかということと、受診する場合の順番で、まずは整形外科を受診されて、画像検査に問題はなく、指示通り通院していても変化がない場合は、整骨院・接骨院に相談してみるという流れが大切ですよ。ということでした。

 

いずれの施設に行かれましても、患者さんを治したいという気持ちは同じです。

そのための手段がそれぞれ個性があって違うということです。

どの施設が自分に合うかどうかは、正直行ってみないとわかりませんが、今はそれぞれの施設がホームページを持っていることが当たり前の時代ですので、そちらをみて判断するのも良いかと思います。

 

あなたの治療院選びに貢献できていれば幸いです。

それでは、またお会いしましょう。

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

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