【目次】
1.はじめに
2.膝痛・股関節痛の根本的な原因
3.足の指と足首の重要性
4.足のアーチが果たす役割
5.足の指が使えないとどうなるか?
6.正しい歩行のための足の使い方
7.自宅でできる足指エクササイズ
8.まとめ
はじめに
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。 このブログでは、健康についての悩みや不安を抱えている人が少しでもココロとカラダが軽くなって、楽しい人生を歩めることをテーマにお伝えしています。
街中を歩いていると、O脚やX脚など、下半身の骨の変形で歩き方の異常が見受けられる人たちを目にする機会があります。
ご自身やお知り合いの方にも、膝や股関節の痛みにお悩みの方、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
痛みが長引くと、日常生活にも支障をきたし、精神的な負担も大きくなります。実は、膝や股関節の痛みを和らげるためには、意外なところに注目する必要があります。この記事では、その改善方法を具体的にご紹介します。
どうぞ最後までお付き合いください。
膝痛・股関節痛の根本的な原因
膝や股関節の痛みは、直接的には関節や筋肉の問題によって引き起こされます。
その根本原因は多岐にわたりますので、これが原因です。と一つに絞ることは不可能だと考えています。
考えれらる原因の一つが「足の使い方」です。
人間は二足歩行で生活しており、その際の重心の不安定さを足で支えています。しかし、足の使い方が適切でないと、膝や股関節に過剰な負担がかかり、痛みの原因となることがあります。
足の指と足首の重要性
結論から言うと、膝や股関節の痛みを軽減する鍵は「足」にあります。
特に、足の指と足首の使い方が重要です。足の指がしっかり使えるかどうかで、膝や股関節の状態が大きく左右されます。
当院に来られる膝痛や股関節痛の患者さんたちの足を観察していると、外反母趾や、内反小趾、ハンマー趾、ハイアーチ、扁平足、内反足、外反足など、足の変形を起こしていることが多く見受けられます。
こういった変形があることで、足の指がうまく機能していないと、足全体のバランスが崩れ、それを補おうと他の部分、特に膝や股関節が過剰に働くことになります。このため、足の指や足首を適切に使えるようにすることが、膝痛や股関節痛の予防や改善につながります。
もちろん、この反対で、足をうまく使えていないから変形しているという見方もできますので、治療するときは、どちらも同時進行でみていきます。
足のアーチが果たす役割
足のアーチは、歩行時に生じる衝撃を吸収する役割を果たしています。
アーチだけではなく、上記に挙げたような足の形状に問題があると、その衝撃が膝や股関節に直接伝わりやすくなります。これが原因で痛みが生じることが多いのです。
足のアーチがしっかり機能している状態であれば、膝や股関節への負担が軽減され、痛みの予防や改善が期待できます。しかし、足の指や足首がうまく使えていないと、このアーチ機能も十分に発揮されず、痛みを引き起こす可能性があります。
足の指が使えないとどうなるか?
足の指がうまく使えない状態は、足全体に余計な負担をかける原因となります。
具体的には、足の指で「グーチョキパー」ができない場合、足の指を使わずに、立ったり、歩いたりしていることが多いので、荷重の衝撃をうまく逃すことができずに足の負担が増大し、その結果としてふくらはぎや太もも、お尻などの筋肉が過度に緊張してしまいます。
これが膝や股関節の痛みの原因となることがあります。
また、足の指が使えないことによって、膝や股関節の周りの筋肉が硬くなり、筋力が弱まることもあります。
足の指がうまく使えていない状態で筋力トレーニングを行って筋肉を鍛えても、正しいフォームでトレーニングができないため、痛みが再発するリスクが高まります。
正しい歩行のための足の使い方
人間の歩行は、非常に複雑な動作です。足の指や足首が正しく機能していることが、安定した歩行を支える基本となります。
足の指がしっかりと動かせるかどうかを確認することが、膝痛や股関節痛の予防・改善にとって非常に重要です。これは、やはり専門家にみてもらった方が近道だと考えています。自分で正しく動かせているかどうかの評価はなかなか難しいでしょう。
足の指がうまく使えない場合、歩行時の重心が不安定になり、膝や股関節に過度な負担がかかります。このため、足指や足首をしっかりと動かし、日常的にエクササイズを行うことで、足の機能を改善し、正しい歩行を取り戻すことができます。
歩行についても、どのような歩き方が正しいのかをご自身で客観的に評価するのは困難なので、専門家にみてもらい修正してもらうことが近道でしょう。
自宅でできる足指エクササイズ
では、どのようにして足の指や足首を鍛えることができるのでしょうか?以下に自宅で簡単にできるエクササイズをご紹介します。
・グーチョキパー運動
足の指をグー(握る)、チョキ(分ける)、パー(広げる)と動かす運動を行います。これを毎日数回行うことで、足指の筋力を向上させることができます。
・タオルギャザー
床にタオルを広げ、足の指でタオルをつまんで引き寄せる運動です。足の指の筋力を鍛えると同時に、アーチの形成にも効果的です。
・足首のストレッチ
座った状態で、片足をもう一方の太ももに乗せ、足首を回す運動です。足首の柔軟性を高めることで、歩行時の安定性が向上します。
これらのエクササイズを継続して行うことで、足の指や足首の機能を改善し、膝や股関節の痛みを和らげることができます。
どのようなトレーニングでも言えることですが、一度やり始めて効果が出始めるのに約3ヶ月ぐらいはかかると思っていてください。
体に変化を起こそうと思ったらそれぐらいの期間が必要になってきます。厳密に言うと、筋肉や骨、血液など細胞によって新陳代謝していくスピードは個別に異なります。長い期間、かかるものだと認識して取り組むようにしましょう。
決して、1週間とか2週間やって変化が出ないからといって途中で諦めないようにだけしてほしいと思います。
まとめ
膝や股関節の痛みは、足の指や足首の使い方に大きく影響されます。
正しいエクササイズを行い、足の機能を改善することで、痛みの予防や改善が可能です。しかし、痛みがひどい場合や、セルフケアだけでは改善が難しい場合には、専門的なケアが必要となります。
当院では、足の機能を改善し、膝や股関節の痛みを根本からケアするための治療を提供しています。個々の状態に合わせた丁寧なアプローチで、再発を防ぎ、快適な生活を取り戻すお手伝いをいたします。ぜひ一度、無料相談にお越しください。
それではまた。
(柔道整復師 福井健人 監修)
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