目次
1. はじめに
2. 側わん症とは?そのメカニズムを理解する
3. 側わん症へのアプローチ
4.実際に行う呼吸のエクササイズとそのポイント
5. 当院のアプローチと整体のメリット
6. まとめ
はじめに
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。 このブログでは、健康についての悩みや不安を抱えている人が少しでもココロとカラダが軽くなって、楽しい人生を歩めることをテーマにお伝えしています。
早速ですが、読者の皆様は、「側わん症」という言葉を耳にしたことはありますか?
側わん症は、背骨が通常のまっすぐな状態から、横に曲がってしまう症状を指します。
この症状は、生まれつきのものや、成長過程での後天的な原因によって発生します。軽度の側わん症では経過観察が推奨されることが多いですが、重度のケースでは手術が必要となることもあります。
今回の記事では、後天的に発生する側わん症のメカニズムから、当院での具体的なアプローチ方法まで、詳しく解説していきます。
側わん症とは?そのメカニズムを理解する
まずは、側わん症がどのように発生するのかを理解しましょう。
背骨は通常、正面から見たときにまっすぐなラインを形成しています。しかし、側わん症の方は、この背骨が横に傾いてしまい、「C字」や「S字」を描くように変形します。
側わん症の種類と治療法
側わん症には軽度から重度までさまざまな程度があり、それぞれの症状に応じた治療法が選択されます。軽度の側わん症の場合、定期的な経過観察や手術をせずにリハビリを行う保存療法が一般的です。
しかし、重度の側わん症では、以下のような手術が必要になることがあります。
■背骨へのボルト固定
背骨をまっすぐに保つため、ボルトを用いて固定する手術。
■広範囲コルセット
骨盤から脇の下までを固定する広い範囲のコルセットを装着。
■肋骨の切除
バランスを取るために肋骨を切除する手術。
これらの治療法は、それぞれの症状や患者さんの状況に応じて選択されますが、手術に頼らずに改善を目指すことも可能です。
側わん症へのアプローチ
背骨の回旋と呼吸の関係
側わん症の理解を深めるためには、背骨がどのように動くのかを知ることが大切です。背骨は前後、左右、そして回旋という6つの方向に動くことができます。
しかし、側わん症において特に問題となるのは、「背骨の回旋」です。ここが核心部分と言っても過言ではありません。
背骨がねじれて回旋すると、その結果として横に傾く「側屈」が生じます。これが、側わん症の主な特徴であり、治療の際にはこの回旋にアプローチすることが重要となります。
呼吸と側わん症の関係
背骨の回旋に対するアプローチで、当院が最も重視しているのが「呼吸」です。側わん症の患者さんは、日常生活の中で左右の肺を不均等に使ってしまうことが多く、それが症状の悪化を招いています。
一例として、左肩を下げた状態で右肩を前に出すと、左の脇腹が潰れるような感覚が生じるでしょう。この状態で深呼吸をすると、左の肺には十分な空気が入らず、右の肺ばかりが動いてしまうため、肋骨の左右差が生まれます。この左右差が、背骨の回旋や側わん症の進行を助長する原因となるのです。
実際に行う呼吸のエクササイズとそのポイント
側わん症の治療には、呼吸を通じて肋骨と背骨のねじれを整えるアプローチが効果的です。ここでは、当院で行っている呼吸エクササイズとそのポイントをご紹介します。
1. 呼吸エクササイズの目的
呼吸を通じて、肋骨と背骨の動きを均等にし、回旋や側屈を軽減することが目的です。このエクササイズを継続的に行うことで、側わん症の症状を改善し、背骨のバランスを整えることが可能です。
2. 呼吸エクササイズの具体的な手順
1. 側屈のポジションをとる
左肩を下げ、左の骨盤に近づけるようにします。
2. 回旋を加える
その状態から右肩を前に出し、背骨に回旋を加えます。
3. 深呼吸を行う
この姿勢で深呼吸を行い、左右の肋骨の動きを感じ取ります。
3. エクササイズのポイント
このエクササイズを行う際に重要なのは、患者さんが正しい動きの感覚をしっかりと掴むことです。呼吸は1日に約2万回行われるため、無意識のうちに不均衡な呼吸が癖になり、症状が悪化してしまうことがあります。そのため、正しい呼吸の仕方を学び、日常生活に取り入れることが重要です。
実際に行う呼吸のエクササイズとそのポイント
側わん症の治療には、呼吸を通じて肋骨と背骨のねじれを整えるアプローチが効果的です。ここでは、当院で行っている呼吸エクササイズとそのポイントをご紹介します。
① 呼吸エクササイズの目的
呼吸を通じて、肋骨と背骨の動きを均等にし、回旋や側屈を軽減することが目的です。このエクササイズを継続的に行うことで、側わん症の症状を改善し、背骨のバランスを整えることが可能です。
②呼吸エクササイズの具体的な手順
1. 側屈のポジションをとる
左肩を下げ、左の骨盤に近づけるようにします。
2. 回旋を加える
その状態から右肩を前に出し、背骨に回旋を加えます。
3. 深呼吸を行う
この姿勢で深呼吸を行い、左右の肋骨の動きを感じ取ります。
【エクササイズのポイント】
このエクササイズを行う際に重要なのは、患者さんが正しい動きの感覚をしっかりと掴むことです。呼吸は1日に約2万回行われるため、無意識のうちに不均衡な呼吸が癖になり、症状が悪化してしまうことがあります。そのため、正しい呼吸の仕方を学び、日常生活に取り入れることが重要です。
当院のアプローチと整体のメリット
当院では、呼吸を通じて肋骨や背骨のバランスを整える治療法を重視しています。側わん症の治療には、単に痛みを和らげるだけでなく、症状の根本原因にアプローチすることが必要です。
【呼吸エクササイズの効果】
当院の呼吸エクササイズを行うことで、患者さんは自身の体の状態をよりよく理解できるようになります。これにより、日常生活での体調の変化に気付きやすくなり、症状の早期改善が期待できます。
【整体のメリット】
側わん症の治療において、整体は非常に有効な手段です。背骨や筋肉のバランスを整えることで、症状の進行を防ぎ、体の自然な回復力を高めることができます。
当院では、個々の症状に合わせたオーダーメイドの施術を行っており、多くの患者さんから好評をいただいております。
まとめ
最後まで読んでくださりありがとうございました。今回は側わん症についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
側わん症は、背骨の回旋によって引き起こされる複雑な症状です。しかし、正しい呼吸と適切なアプローチを行うことで、症状を軽減し、生活の質を向上させることができます。
当院では、個々の患者さんに最適な治療法を提供し、症状の改善を目指しています。側わん症にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの健康をサポートするために、全力でお手伝いさせていただきます。
それではまた。
(柔道整復師 福井健人 監修)