大阪市北区 ひどい腰痛、肩こりなど お悩みをお聞かせください。 

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いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②季節の変わり目の土用

③土用の対策

④土用の時こそ整体を受けよう

⑤まとめ

 

 

 

①はじめに

前回は、季節ごとの体調不良についてお伝えしました。

今回も似たような内容にはなるのですが、「土用」というものについて一緒に学んでいきましょう。

 

 

②季節の変わり目の土用

私は、うなぎが大好物ですが、土用の丑の日になるとうなぎが食べられるということで、それだけは知っていました。

ところが、土用というのは、この夏のものだけではなくて、一年に4回もあるそうです。

 

土用というのは、季節の変わり目の目安になるものです。

 

四立(しりゅう)といって、

立春:2月4日頃

立夏:5月5日頃

立秋:8月7日頃

立冬:11月7日頃

 

といったものがありますが、それぞれ四立の前に土用があります。季節が始まる前の時期のことを言います。

 

ちなみにですが、

春の土用:4月下旬から5月上旬

夏の土用:7月下旬から8月上旬

秋の土用:10月下旬から11月上旬

冬の土用:1月下旬から2月上旬

 

となっています。

カレンダーを見ると、「土用の入り」「土用の明け」と掲載されていることもあります。

これで土用の期間をチェックしてみてくださいね。

 

前回のブログでは、季節ごとに外邪という悪いものが体に入ってくるというお話をしましたが、

季節にはそれぞれテーマがあって、中国で生まれたとされる、五行思想においては、同じ一年でも気候ごとに異なるエネルギーが働いていると言われています。

 

それぞれの季節に五つの気(エネルギー)を当てはめると

 

春:木の気(エネルギー)が強まります。

【成長】【始める】時期

 

夏:火の気(エネルギー)が強まります。

【情熱】【動く】時期

 

秋:金の気(エネルギー)が強まります。

【収穫】【収める】時期

 

冬:水の気(エネルギー)が強まります。

【静寂】【休む】時期

 

土用:土の気(エネルギー)が強まります。

【変動】【変化する】時期

 

というようになっていて、土用というのは、それぞれの季節と季節の間にあるどちらとも言えない移行する期間のことを指しています。これが季節の変わり目というものの正体ですね。

 

 

土用の期間は、18日プラス6時間と決まっています。それが季節の移り変わりに必要な日数とされています。

 

この期間は、季節の変わり目ということもあって、気候が不安定になりやすいと言われています。

気候の急激な変化で大気が不安定になるということは、その中で生活している私たちの体にも当然変化が起きることは間違いありません。

 

普通に生活するだけでも、その急激な外部環境の変化に対応していかないといけないので、知らず知らずのうちに消耗させられます。

もし、普段から無理をしていて、睡眠不足が続いていたり、栄養バランスが悪かったり、全く動かない生活をしていたとしたら、この土用の時期の揺さぶりに負けてしまって、感情の浮き沈みが激しくなったり、不安や心配な気分になってしまったりと心身ともに何らかのトラブルに見舞われることになってしまうのです。

 

また、一旦体調不良になると、治りにくいので、生活習慣の乱れにはより一層注意が必要な時期でもあります。

 

それだけにとどまらず、人間関係のもつれや、事故や怪我なども起きやすいとさえ言われています。

 

 

 

③土用の対策

大雨の日や強風の日に特別緊急な予定もないのにわざわざ進んで外出したりしませんよね?

それと同じように、土用のように外部環境が不安定になりやすい時期は、変に動き回ったり、新しいことを始めたり、いつもと違う突発的な行動は控えた方が

良さそうです。

 

具体的な対策としては、

・とにかくゆっくり過ごす

・お風呂にゆっくりつかってリラックスする

・腹八分目に抑えて胃腸に負担をかけないようにする

・日付が変わる前には寝るようにする

・まだいけると思っても頑張らない

 

というようなことを意識されると良いと思います。

 

 

④土用の時期こそ整体を受けよう

とはいえ、どうやって不安定な状況を乗り越えれば良いかわからないという方もいらっしゃいます。

同じことを何度もお伝えすることになりますが、当院の整体を受けていただくことも養生の一つかと思います。

 

というのも急激な外部環境の変化や不安定になりやすい季節の変わり目は、自律神経の乱れはつきものと言われています。

必要以上に交感神経や副交感神経が働いてしまったり、どちらも全く働かなくなってシャットダウンしてしまったりが起こりやすい期間です。

 

そういった時に当院の整体を受けることによって、心身ともにリラックスすることができますので、自律神経が正常に機能するようになっていきます。

当院に定期的に来られている患者さんに聞くと、当院の整体を受けると「緊張していた体がじんわり温かくなって緩んでいくのがわかるんです。」と言ってくださいます。

 

そういった意味でも土用の季節の変わり目は特に集中的に整体を受けて急激な変化に対応できる体にしておくのがベストですね。

 

 

 

⑤まとめ

今回は、前回に引き続いて、季節の変化による体調不良のお話をお伝えしました。

土用が4回もあるなんてご存知でしたか?

 

知っているだけで、予防策を張ることができますので、ぜひ今回の土用の知識を頭の片隅に入れておいてくださいね。

 

 

季節の変わり目に頭痛や腰痛、その他よくわからない体の倦怠感などに困っているという方は、一度当院にご相談ください。

 

何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の生活が健康になっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は、前回の前編に続き後編となります。

以下の目次の⑥秋の焦邪についてからになります。

 

ぜひ前編と後編を最後まで読んでいただき、一年を通して季節ごとの暮らし方で気をつけた方が良いことを知っていただけたら幸いです。

 

【目次】

①はじめに

②季節に応じて体は変化する

③東洋医学的な外部環境のみかた

④春の風邪

⑤夏の暑邪

⑥秋の燥邪

⑦冬の寒邪

⑧一年中の湿邪

⑨整体を受ける時の注意点

⑩まとめ

 

 

⑥秋の燥邪

この時期に起きやすい不調としては、

【ギックリ腰】【カゼ】【ぜんそく】などが多いです。

 

暦の上での秋は、8月8日頃から11月6日頃までになります。

この時期は、春夏の活動的な状態から、秋の栄養を取り入れて、冬の準備をする時期です。

日本は湿度が高いので、秋の乾燥による「燥邪」の影響は受けにくいとされています。

 

暑さも和らいでくる時期ですので、不調も出にくいとされていますが、夏に不養生をしてしまって、夏バテを起こして弱っている人は、この時期の朝晩の冷え込みに当たってしまって、急に体調を崩すこともあります。

季節の変わり目に不調が出るということは、体力を消耗しきっていますので、以下の対策を講じて行きましょう。

 

燥邪が体に入って来ないようにするためには、

・物を持ち上げるときは、屈んでから用心して持ち上げる

・上に羽織るものを持ち歩く

・毎日スプーン一杯のハチミツをなめる

 

こういったことを意識して取り組まれると良いでしょう。

 

 

⑦冬の寒邪

この時期に起きやすい不調としては、

【神経痛】【関節痛】【腰痛】【冷え】などが多いです。

 

暦の上での冬は、11月7日頃から2月3日頃までになります。

この時期は、春を元気に迎えるための休養期間です。

 

寒さも厳しく、日も短いので、できるだけエネルギーが消耗しないようにしながら、エネルギーを溜め養うことも必要不可欠です。

 

ところが、年末年始など行事が何かと多い時期なので、バタバタすることも多く忙しなく動きまわって、自然のリズムと逆行するように活動をせざるを得ません。

 

そういったところに「寒邪」が入ってくると、「痛み」となって体に襲いかかってきます。

特に腰痛や各種神経痛、関節痛には要注意な時期となります。

 

 

寒邪が体に入って来ないようにするためには、

・何よりも防寒すること。家でも暖かい服装で過ごす

・生のものを食べるのは控える

・冷たい飲み物、食べ物は控える

・激しい運動で汗をかき過ぎないようにする

・夜は早く寝て、朝はちょっと遅めに起きる

・日中は外に出て日光浴をする

 

こういったことを意識して取り組まれると良いでしょう。

 

私は毎朝ウォーキングを日課にしていますが、やはり冬の時期は太陽が昇るのが遅いので、気分的にも身体的にも

エネルギーが充填されるのに時間がかかるような気がします。

また、いつも行く公園も夏場は植物や花が瑞々しくて、とても生き生きしていて、それらからもエネルギーをいただいている感じがするのですが、冬場はそのエネルギーもほとんど感じられません。

 

やはり、冬の寒い時期というのは、できるだけエネルギーを消耗するのを防ぐことに集中した方がよさそうですね。

 

 

⑧梅雨時期の湿邪

番外にはなりますが、春夏秋冬ではなく、日本独特の梅雨の時期についても、湿邪という外邪があります。

 

この時期に起きやすい不調としては、

【むくみ】【頭痛】【倦怠感】【足腰の重だるさ】【冷え】などが多いです。

 

体液循環がうまくいかずに、水分を溜め込み過ぎたり、血液の流れが滞ったりして、不調を与える状態を「湿邪」と言います。

 

日本は島国で湿度の影響を受けやすい土地ですから、湿邪の対策は必須と言えそうです。

 

一旦、湿邪が体に入ってくると、ベタッとしたものが体にまとわりついて離れない感じになります。

この時期が過ぎ去るまでずっと居座って、上記のような症状で悩まされることになります。

 

湿邪が体に入って来ないようにするためには、

・湿気と冷えを気にして生活する

・エアコンは温度より、湿度管理を徹底する

・冷たい飲み物、食べ物は控える

・汗をかいたらこまめに着替える

・暴飲暴食は控える

・お腹や背中を温める

・湯船に毎日入る

 

こういったことを意識して取り組まれると良いでしょう。

 

 

 

⑨それぞれの時期で整体を受ける時の注意点

季節の変わり目に体調を崩しやすい方は、当院で整体を受けることも養生の一つになりますので、ご検討ください。

季節の変わり目は自律神経の乱れも起きやすいので、当院の優しい刺激の整体でその乱れも落ち着かせることが可能です。

 

整体を受ける際の注意は、週1回ぐらいを目安に整体を受けるということです。

というのも、しんどい時だけ整体を受けると、しんどい所から楽になる所までの落差が大きいので、体にかかる負担も大きくなります。

 

そういったことを防ぐために、週1回というスケジュールで定期的に体に負担をかけないようにしています。

 

 

当院の整体は、それほど長い時間かけることはありません。長くても30分ほどで終わります。というのも、時間が長くなればなるほど、体にかかる負担も大きくなり、治療を受けることがしんどくなってきたりします。

 

ただでさえ長時間同じ体勢が多いことによって姿勢が悪くなっているのに、治療でも同じ体勢で長時間受けると、さらに追いうちをかけることになりかねません。

 

長時間ベッドに寝ているだけで体が悪くなってしまうこともあるので、できるだけ短時間で結果の出る技術を厳選して行います。

 

短時間で最大限の効果の出るように日頃から技術を磨いていますので、長い時間治療を受けたら良くなるという考えはされないようにお願いします。

 

 

⑩まとめ

今回は、東洋医学的な視点から、季節ごとの体調不良についてまとめてみました。

 

科学的根拠を問われると、よくわからない部分も多くありますが、先人の知恵がたくさん詰まっている考えなので、私自身も大切にしていることでもあります。

 

何でもかんでも科学的な証明が必要なことを求めすぎると、私自身は息が詰まりそうになるので、こういった自然に合わせた暮らし方で健康的な暮らしができれば

いいなという思いで記事にしました。

 

これまで色々試してみたけど、全然良くならずに困っているという方は、東洋医学的な視点で心身を診ていくことも大切ではないかと考えていますので、一度当院にご相談ください。

 

何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の生活が健康になっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②季節に応じて体は変化する

③東洋医学的な外部環境のみかた

④春の風邪

⑤夏の暑邪

⑥秋の燥邪

⑦冬の寒邪

⑧一年中の湿邪

⑨整体を受ける時の注意点

⑩まとめ

 

 

 

①はじめに

季節の変わり目に体調が悪くなったり、特定の季節になると具合が悪くなることはありませんか?

私は、雨が降ったり、急に寒くなったり、急に暑くなったりすると、数年前にケガをした部分が痛くなったりします。

特に40歳を過ぎたぐらいから顕著にそれを感じるようになりました。

もし、読者のあなたもこういった季節の変化を体が過敏に感じ取って、体調を崩してしまう人なのかもしれませんね。

今回は、東洋医学的な目線で、季節に合わせた暮らし方をお伝えしていきたいと思います。

ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

 

 

②季節に応じて体は変化する

あなたは好きな季節や嫌いな季節というのはありますか?

暖かくなると外に出て体を動かしたくなりますし、暑くなってきたら、心身ともに開放的になります。そこから涼しくなってくると何となく感傷的な気分になったりします。そして寒くなり日が短くなると憂鬱になったりします。

 

このように、季節の移り変わりというのは、人間の心の動きや体の調子、行動にものすごく影響を与えています。

季節の変化に対して、人間の体は順応するようにできていて、体調を崩すことなく生活を送ることができます。それとは反対に季節の変化に抗うような行動をすると順応することができなくなり、体調を崩してしまいます。

 

季節の変化という【自然】を相手にしたところで勝てるわけがないので、季節ごとの特徴を知ってうまく付き合っていけば、良い状態をキープできるようになります。

 

そのために先人が培って来られた知恵を一緒に学んでいきましょう。

 

 

③東洋医学的な外部環境のみかた

心身ともに整っていて、元気な状態であれば、春夏秋冬の気候の変化はそれほど気になりません。

ところが、生活習慣が乱れていたり、ストレスが多い暮らしをしていると心身が弱ってしまい、気候の変化が【邪気】に変わってしまいます。

 

この邪気のことを外邪と言います。

 

外邪には、

春の「風邪」

夏の「暑邪」

秋の「燥邪」

冬の「寒邪」

その他に「湿邪」

 

というものがあります。

 

これから季節の変わり目に体調が悪くなりやすい人や、今後、どうしたら予防できるのかということをお伝えしていきます。

 

 

 

④春の風邪

この時期に起きやすい不調としては、

【頭痛】【耳鳴り】【めまい】【のぼせ】【肌の乾燥】【花粉症】【何となく落ち着かない】などが多いです。

 

暦の上での春は、2月頭から5月の連休頃までになります。

2月の頭は、まだまだ寒さも厳しい時期です。その状態から春一番の風が吹くと、一気に暖かい気候に切り替わっていきます。

この急激な気温の変化がこの時期の特徴です。

 

物事が動き出し、慌ただしくなる春の時期に体が弱っていれば、この春の風も「風邪」に姿を変え、体に襲いかかってきます。

風邪が体に入って来ないようにするためには、

・首を温めること(マフラーを巻くなど)

・早起きして太陽の光を浴びる

・体を動かす(散歩やラジオ体操など)

 

こういったことを意識して取り組まれると良いでしょう。

 

余談ですが、「この時期になると必ず調子を崩すんです!」おっしゃる患者さんがいるのですが、そういった方は、

一つ前の季節にしっかり養っておかないと毎年同じことの繰り返しになりますので、この記事を読んで対策を実践してみてくださいね。

 

 

⑤夏の暑邪

この時期に起きやすい不調としては、

【倦怠感】【食欲不振】【吐き気】【下痢】などが多いです。

 

暦の上での夏は、5月5日頃から8月7日頃までになります。

この時期は気温もぐんぐん上がっていって、心身ともに活発になり活動的になります。

ここ数年は、以上なぐらい気温が上昇していて、40度を超える地域もあります。暑さによる「暑邪」に気をつけましょう。

一番身近な暑邪は熱中症ではないでしょうか。

暑さが増してくると体は熱を放散するために汗をかきます。また冷房機器で体を冷やします。そして、冷たいものを飲んだり、食べたりします。

夏バテでよくみられる倦怠感や食欲不振、むくみ、だるさなどは、冷えから来るものが大半だと言えます。

 

暑邪が体に入って来ないようにするためには、

・早く起きて活動を始める

・5月、6月は運動して汗をかく練習をする

・喉越しの良い冷たいものこそゆっくり飲む

・お腹を温める

・日傘や帽子で直射日光を避ける

・UVカットのサングラスをかける

 

こういったことを意識して取り組まれると良いでしょう。

 

この時期に夏バテを起こしてしまうと、長期間、体調不良を引きずってしまい、立て直すのが難しくなります。

ですから、暑さに警戒しながら、体を冷やさないように気をつけましょう。

 

続きは後編をご期待ください。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

 

 

 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②女性に多い悪い姿勢

③猫背で反り腰

④床に座るとどうなるの?

⑤足を組んで座るとどうなるの?

⑥寝ながらスマホを見ているとどうなるの?

⑦猫背や反り腰を矯正する整体を受ける時の注意点

⑧まとめ

 

 

①はじめに

一昔前に比べると、日本人は背の高い人や足が長い人が増えたような気がします。

実際のところ、国民健康・栄養調査によると、男性の平均身長は1950年の160.3cmから2010年の171.5cmになっており、10cm以上も伸びています。

一方女性も148.9cmから158.3cmになっており、こちらも10cm近く伸びています。

日本的な生活や文化から欧米のそれに移り変わってきたことも要因かもしれません。

 

特に女性の場合は、欧米人のスタイルに憧れる方も多くいて、少しでも近づくために過度なダイエットやトレーニングをしている様子も最近のSNSを見ているとよくわかります。

 

そのような環境の変化が起きている今、女性の姿勢に関して思うところを記事にしてみましたので、再度までぜひお読みください。

 

②女性に多い悪い姿勢

男性に比べて女性はご自身の姿勢を意識されている方が多いです。

当院に来られる患者さんの中でも、客観的に見てもそれほど姿勢が悪くない方でも、気にされている方が多くご来院されます。

そして、首や背骨、肩甲骨や骨盤、O脚やX脚など、パーツごとにお悩みを抱えておられます。

 

おそらく、テレビや雑誌に出てくる女優さんやタレントさんあるいは、ファッションモデルさんの影響もあるのではないかと思います。

 

彼女たちの立ち姿や座り姿、歩く姿勢などを模範としている方は多いようですが、お仕事で人に見られるプロとしてされている部分が多いので、

長い時間トレーニングを積むことによって作られた姿勢なわけです。

 

それを何もトレーニングをしていない一般の方が真似をすると、無理な姿勢を強いられることになりますので、そのうち体が悲鳴を上げて

痛みが出てきたりします。

 

 

③猫背で反り腰

当院に来られる女性の患者さんに一番多い悪い姿勢のタイプは、【猫背+反り腰】です。

ご自身の姿勢の悪さを自覚されているため、気づいたときに前に傾いた姿勢を元に戻そうとするのですが、腰や骨盤部分だけが反って、

猫背は残ったままというパターンです。

本人は綺麗な姿勢を取っているつもりなので、写真を撮って確認してもらうとビックリされることが多いです。

 

このケースでは、首や肩こり、腰痛を抱えてしまう傾向にあります。

背骨沿いにある筋肉の緊張が強いため、緊張を緩める治療をするのですが、それだけだとまたすぐに元に戻るので、背骨の本来のS字カーブを

取り戻してもらうための治療も同時に行います。

 

そして治療以外にも注意してもらうのが、立ち方です。

 

・必要以上に胸を張らない

・重心は踵と土踏まずを意識する

・膝をしっかり伸ばす

・サンダル厳禁、踵のある靴を履く

 

こういったことを指導させていただいています。

 

 

④床に座るとどうなるの?

男性は女性に比べて股関節の柔軟性が少ないため、地べたに座る習慣はそれほどありませんが、女性は床にペタンと座ることが多いようです。

日本はちゃぶ台文化だと言われればそれまでですが、姿勢のことを考えると本当に良くないことの方が多いです。

 

床に座るパターンは下記のようなものがあります。

もっと種類はあるとは思いますが、代表的なものを挙げておきます。

 

・お姉さん座り、横座り(両足を同じ方向に向けて座る)

・足外向けペタンコ座り

・あぐら

・立て膝座り

 

いずれにしても、床に座るというのは、背骨や骨盤が歪みやすい傾向にあるのは間違いないので、椅子に腰掛ける方が無難と言えます。

椅子に座るだけで体重が分散されますので、背骨や骨盤の負担も減ります。

 

 

 

⑤足を組んで座るとどうなるの?

床に座るのと同様に、足を組んで座ることも背骨や骨盤に大きな負担になります。

足を組んで座ったからといって、今すぐに腰痛になるという話ではありませんが、足を組んで座ると、

股関節をねじるような状態になり、右か左かに骨盤が傾きます。それに合わせてバランスを取るために背骨も歪んできます。

毎日のように足を組んで座ることが習慣化すると、歪んだ状態が当たり前になってしまいます。

 

骨盤や背骨の歪みがひどい患者さんに、歪んだ状態を正しい状態に戻してあげると、ものすごく歪められた感じがするという反応が返ってくることがあります。

これは、体の真ん中の感覚やまっすぐの感覚が狂ってしまっている状態です。

 

歪んでいるにも関わらず、体に何の不具合もなく生活されている方もいらっしゃいますので、ここでは、体に痛みがあってなおかつ姿勢が悪い人の話をしています。

特に腰痛がひどい患者さんの体を拝見すると、ほとんどのケースで、骨盤や背骨の歪みがあります。

 

もちろん歪み以外にも問題はあるかもしれませんが、私はお互いにとって一番わかりやすい問題からまずは改善させていくことを大切にしています。

 

 

⑥寝ながらスマホを見ているとどうなるの?

次に、最近女性の患者さんからお聞きするのが、夜寝る前の習慣で、ベッドに入ったらうつ伏せの状態で、スマホを見ているということです。小一時間ぐらい、動画やSNSをチェックしていることが多いようです。

 

うつ伏せで、頭を上げて、みぞおちぐらいまで上半身を反らした体勢でスマホを見る方が多いのですが、5キロぐらいある頭を首や肩の筋肉だけで支えるような体勢なので、首を痛めやすくなります。そして、ずっと背骨を反らした状態になるために、反り腰になりやすいです。

 

 

また、長時間同じ体勢を維持することになりますので、血液循環が滞り筋肉への栄養が行き渡らなくなって、動かさないことによる痛みが発生しやすくなります。

これを不動性疼痛と言います。

 

こういったことからも寝ながらスマホというのは百害あって一利もありません。

 

この体勢以外なら良いというわけではありません。

ゴロゴロしながらとか、仰向けの状態でとか、どの体勢でも寝ながらスマホはお勧めできません。

 

 

 

⑦猫背や骨盤の歪みを矯正する整体を受ける時の注意点

女性で姿勢の悪さを気にされている方は、当院の背骨のラインを綺麗にする整体がお勧めです。

当院の整体は、それほど長い時間かけることはありません。長くても30分ほどで終わります。

 

というのも、時間が長くなればなるほど、体にかかる負担も大きくなり、治療を受けることがしんどくなってきたりします。

 

ただでさえ長時間同じ体勢が多いことによって姿勢が悪くなっているのに、治療でも同じ体勢で長時間受けると、さらに追いうちをかけることになりかねません。

 

長時間ベッドに寝ているだけで体が悪くなってしまうこともあるので、できるだけ短時間で結果の出る技術を厳選して行います。

 

短時間で最大限の効果の出るように日頃から技術を磨いていますので、長い時間治療を受けたら良くなるという考えはされないようにお願いします。

 

 

⑨まとめ

今回は、女性に多い姿勢の悪さ(猫背と反り腰)について、まとめてみました。

 

ちょっと意識を変えるだけで、姿勢は変わっていきます。

綺麗な姿勢が良い姿勢というわけではありません。

 

日常生活で背骨や骨盤に負担のかからない、体勢を身につけていけば、本当の綺麗で良い姿勢に辿り着くはずです。

 

これまでに猫背矯正や骨盤矯正を定期的に受けたけど、前と何も変わっていない方や、整体など色々試してみたけど、全然良くならずに困っているという方は、一度当院にご相談ください。

 

何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の姿勢が良くなっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②病院を選ぶ基準

③病院に行く前にやっておくべきこと

④病院でお医者さんに質問しよう

⑤お医者さんの指示にきちんと従いましょう

⑥通院したのに治らない問題が発生した場合は

⑦整体を受ける時の注意点

⑧まとめ

 

 

①はじめに

2022年時点での厚生労働省の患者調査によると、全国の医療機関に外来で受診した(通院)患者数は、約713万人ということでした。

 

そして、患者満足度調査というものがあって、外来患者の病院に対する全体的な満足度は、満足しているが58%でした。

 

それに対して、不満は5.4%という結果でした。その他の約37%は普通あるいは無回答でした。

 

私は、病院に行って感じる不満は、ほとんどないのですが、自分の状況をうまく伝えられなくて、後味が悪くなってしまったことが何度もあったために

みなさんにもそうなってほしくなくて、今回記事にしようと思いました。

 

 

②病院を選ぶ基準

まずはどのような症状であれ、緊急性のない場合は家の近所の病院が選択肢になるかと思います。

 

インターネットや知り合いからの情報を集めて、自分に合いそうなところに電話してみると良いでしょう。

その時の対応が良かったら、そちらへ行くこともありでしょうし、対応が悪ければその他の候補の病院に連絡してみて、比較検討してみるのも良いかと思います。

 

 

③病院に行く前にやっておくべきこと

私は幼少期から病院がとても苦手なのですが、理由を考えてみると、自分の症状をお医者さんを目の前にすると緊張してしまってうまく伝えられないということがわかりました。

 

そういった経験はありませんか?

 

それがわかってからは、自分自身の不調について、箇条書きでも良いので、メモして病院に持っていき、お医者さんにメモを見ながら伝えるとうまく伝えることができました。

 

箇条書きにしておくこととしては、

 

・体のどこが具合が悪いのか

・どのような症状なのか(痛い、重い、しびれる、など)

・どのような動きや体勢で具合が悪いのか、じっとしていてもつらいのか

・どのようなきっかけで具合が悪くなったのか

・いつから具合が悪いのか

・これまでに何か病気やケガをしたことがあるか

・今回の症状で病院を受診したことはあるか

・現在、服用している薬はあるか

 

このようなことを書いておくと、お医者さんにも伝わりやすいと思います。

 

また、何か治療するにあたっての希望がもしあるのであれば、それも意思表示できるように書いておくことも大切です。

 

例えば、何かの事情があってできれば手術はしたくないとか、できれば薬以外の方法で治療したいとか。

こういったことを事前に準備しておくことで、かなり精神的な負担は軽減されるように思います。

 

 

 

④病院でお医者さんに質問しよう

これも③と似た内容なのですが、ご自身が不安に感じることや心配なことも、メモ書きしておきましょう。

もし、診察中にその不安や心配を解消してくれる説明があれば良いのですが、もし、説明がなかった場合は、

お医者さんに遠慮なく、メモ書きした質問を投げかけるようにしましょう。

 

そしてご自身が納得できればそれで良いですし、もし納得のいく説明が得られなかったら、何度かさらに突っ込んで質問してみましょう。

それで、嫌そうな顔をするお医者さんの場合は、今後信頼関係を築くのは難しいように感じますので、病院を変えるのも検討してみましょう。

 

今は、セカンドオピニオンは当たり前ですし、病院を変えたいとお医者さんに言えば、データを転院先の病院に送って共有してくれるようにもなっています。

 

心情的には、後味が悪くなる感じはしますが、自分の健康の問題なので、そこは割り切って考えて良いと思います。

 

 

 

⑤お医者さんの指示にきちんと従いましょう

一旦、そこの病院で通院するということになった場合、必ず守ってほしいことは、お医者さんの言うことをしっかり聞いて、その指示を守ると言うことです。

 

やってくださいと言われたことは必ずやり、やめてくださいと言われたことは必ずやめましょう。

また、薬の服用についても、用法や用量を必ず守り、自己判断で変更することのないようにしましょう。

 

これには、明確な理由があって、お医者さんは、体の不調を改善させるための治療方針を考えてくださいます。そのために必要なことを医学的な視点から指示してくださいます。この指示から逸脱したことをしてしまうと、治療方針というレールから外れてしまって、治るものも治らなくなります。

 

また、この治療方針が正しいのか間違っているのかを判断しにくくなりますので、お医者さんの指示を必ず守るようにしてほしいです。

 

お医者さんから指示されたことをきっちり守っているのにも関わらず、症状に変化がない場合は、先ほどもお伝えしたようにセカンドオピニオンを考えても良いと思います。

 

指示をきっちり守っていないのに、治らないからセカンドオピニオンで他のお医者さんにあたったとしても、何も良い結果にはなりませんからご注意くださいね。

 

 

⑥通院したのに治らない問題が発生した場合は

もし、お医者さんの指示通りにきっちり治療を受けたのにも関わらず、不調が良くならない場合は、整体を受けることを考えてみるのも一つの手です。

 

画像の検査や血液検査などをしても原因がよくわからないケースがあります。

はっきり明確にコレです!と言いにくケースです。

 

画像検査や血液検査では問題ないので、様子を見てみましょうと言われた時なども同じです。

 

この場合は、お医者さんもよくわからないので、対処のしようがありません。

 

この点、当院の整体では、体の歪みや傾き、筋肉や関節、皮膚の硬さ、内臓の動き、自律神経の乱れ、呼吸の乱れ、血液循環など、多方面から体の状態をみることができます。

 

そこで出てきた問題を特殊な技術を駆使して解消させていきます。

 

うまくいけば、少しずつ体が回復に向かっていきます。

 

 

 

⑦整体を受ける時の注意点

当院の整体は、それほど長い時間かけることはありません。長くても30分ほどで終わります。というのも、時間が長くなればなるほど、体にかかる負担も大きくなり、治療を受けることがしんどくなってきたりします。長時間ベッドに寝ているだけで体が悪くなってしまうこともあるので、できるだけ短時間で結果の出る技術を厳選して行いますので、非常にコンパクトにまとまっています。

 

短時間で最大限の効果の出るように日頃から技術を磨いていますので、長い時間治療を受けたら良くなるという考えはされないようにお願いします。

 

 

⑧まとめ

今回は、病院を受診するときの注意点について、まとめてみました。

かなり簡潔にまとめたので、詳しい内容は割愛しているところもありますが、要点は抑えていると思います。

 

まずは病院で詳しく検査をしてもらって、どうなっているのかを診察してもらってください。その上で適切な治療を受けるようにしましょう。

 

これまでに病院で診察を受けて、治療を受けたけど、前と何も変わっていない方や、整体など色々試してみたけど、全然良くならずに手術も検討しているという方は、一度当院にご相談ください。

 

何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の腰が良くなっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

Lいつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②健康になりたいですか?

③続けられない理由

④とにかく始めてみよう

⑤自分に合うものしか続かない

⑥まとめ

 

 

①はじめに

私はかれこれ2年ぐらい毎朝歩いています。そしてSNSで歩いていて発見したことを写真に撮って発信しています。よく周りからは「継続されていてすごいですね」「継続する秘訣は何ですか?」と言われることが増えてきました。

自分自身言われるまでは、そんなことを深く考えもせずにやってきたことなので、改めて考えてみて、どうやって継続することができたのかをお伝えしていけたらと思います。

継続することが苦手な方はぜひ最後までお付き合いください。

 

 

 

②健康になりたいですか?

これを読んでくださっているということは、おそらく健康のことについてご興味があるということだと思います。

そこで、お聞きしたいのですが、何のために健康になりたいのでしょうか?

 

私が、毎朝ウォーキングしているのには、明確な目的があります。

 

【自分が健康でいることで、仕事ができて家族に経済的に貢献することができる】これが一番重要な目的です。

 

私が健康でいないと家族が困るからです。

 

その他にも、健康でないと余裕が生まれないので、周りへの配慮もできないからという理由もあります。

 

このように何のためにご自身が健康でいる必要があるのかを明確にさせておくことが大切だと思います。

 

 

 

③続けられない理由

私は毎朝歩いていると言いましたが、雨の日は歩きませんし、ちょっとでも体調が悪いなと思ったり、気分がイマイチな時も歩きません。

それで良いと思っています。

 

おそらくですが、継続して一つのことに取り組むことができない人は、とても真面目な方だと思います。

一度決めたことは必ずやらなければならないという義務感を持ってしまう傾向にあるために、最初はそれがモチベーションになってやれるのですが、

少しずつしんどくなっていき、やがてやらなくなってしまう。そして続けられないと自己嫌悪に陥るという流れです。

 

ガチガチにルールなんて決めなくても大丈夫です。

健康のためにやることなので、死ぬまで続くわけですから、適当でいいんです。

ゴールなんてないんです。

 

休んだっていいし、サボったっていい。毎日やらなくてもいいじゃないですか。

そんなに頑張らなくても大丈夫ですよ。

 

 

 

④とにかく始めてみよう

あれこれ考えすぎて身動きが取れなくて、結局やらないままの人も多いです。

これは、誰しもが経験があると思いますが、これをやろうと思ったらすぐにやり始めないと、人間はやらない理由を探し出します。

やらない理由なんていくらでも出てきますので、時間が経てば経つほど最初の一歩から足が遠のきます。

 

私の場合は、今日から歩いてみるか。と思った翌朝に家から歩いて5分ぐらいのところにある公園に行って、一周ぐるっと周って帰りました。

15分ぐらいしか歩いていません。全く疲れませんでした。息もあがりませんし、汗もかいていません。

 

これぐらいだったら、苦もなくできるという小さな成功を体験できました。

 

それから少しずつ、距離が伸びていって、気がついたら30分、1時間と時間も伸びていきました。

 

 

 

⑤自分に合うものしか続かない

私は、ウォーキングを始める前は、筋トレをしていました。

割ときつめのトレーニングを週に3回はしていたように思います。半年ぐらいはやりましたが、今はほとんど筋トレはしていません。継続失敗です。

ジョギングもしていた時期もありましたが、これはもっとひどくて、2週間ぐらいで辞めてしまいました。

 

なぜやらなくなったのかというと、単純にしんどかったからです。

どちらも夜にしていたのですが、翌朝の筋肉痛がひどかったので、起きるのが嫌になっていました。

 

体を動かすことは好きな方ですが、筋トレとジョギングはやってみて自分にあっていないということがわかりました。

これを無理に続けると精神衛生上、良くないと判断しました。

 

結局は、どのようなことでも、自分に合うものしか継続しませんし、必要だから仕方なくやっていることがある場合、相当ストレスを抱え込むことになりますので、健康上、よろしくないと思います。

 

ちょっとやってみて合わないなと感じたら、スパッと辞めて、次にトライする方が、健全です。

 

 

⑥まとめ

今回は、継続するコツと言いますか、私がどのようにして、毎朝のウォーキングを継続しているのかをお伝えしてきましたが、何か参考になりましたでしょうか?

ちょうど時期的にも運動を始めやすい時期ですので、チャレンジしてみる価値はあると思います。

ご自身に合うものがすぐに見つかれば良いですが、すぐに見つからなくても、どっしり構えて新しいことにドンドンチャレンジしていってほしいです。

 

大切なことは、

・どうして健康になりたいの? これに対しての答えを真剣に考えてみましょう。

・適当でいいし、サボってもいい。

・どうせ死ぬまで継続することだから、ちょっとぐらいやらなくても今すぐに死ぬわけじゃない。という心構え。

・とにかく早く始めよう。

 

こんな感じで気軽に今すぐやってみましょう。

意外とできるもんですよ。

 

 

少しでもこれを読んでくださった方が健康への取り組みを継続していけることを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②高齢者に多い脊柱管狭窄症とは

③タイプ別脊柱管狭窄症

④脊柱管狭窄症の原因とは

⑤脊柱管狭窄症になりやすいのはどんな人?

⑥脊柱管狭窄症の予防と対策

⑦当院の腰椎椎間板ヘルニアに対しての治療

⑧整体を受ける時の注意点

⑨まとめ

 

 

①はじめに

2010年の大日本住友製薬株式会社の記事によると、腰部脊柱管狭窄症の国内患者数は240万人と推定されています。また、2021年の現代医学68巻1号によると、腰部脊柱管狭窄症の患者数は580万人と推定されています。

およそ、10年で2倍以上になっており、今後もますます増加していくことが予測されます。

その要因としては、高齢化社会になっていく中で、加齢による骨の変形が影響しているものと考えられます。

これからさらに増加していくことがわかっている疾患をいかに食い止めるのかが課題です。

 

 

②高齢者に多い腰部脊柱管狭窄症とは

首から腰には背骨があって、その背骨の中の空洞(脊柱管)には、脊髄という神経の束が通っています。

脳からの指令を伝えて手足を動かしたり、痛みやしびれなどの感覚を脳に送ったりする役割を担うのが脊髄です。

 

その脊髄が通っている背骨の空洞(脊柱管)が何らかの影響を受けて狭くなってしまい、その結果、神経の束が長期間強く圧迫されることによって、

足や腰に痛みやしびれが出る状態。これが脊柱管狭窄症です。

 

特に高齢者の場合は、はじめにの所でもあったように、加齢による骨の変形というものが起こりやすいです。

背骨は誰しもが毎日使い続けているわけですから、消耗品なわけです。それをお手入れもせずに放置されていたことが骨を変形させる大きな要因になっているものと考えています。

 

 

 

③タイプ別、腰部脊柱管狭窄症

・神経根型:長時間立っていると、片側の腰、お尻、太もも、ふくらはぎ、すね、足裏まで痛くなります。間欠性破行というちょっとしか歩けなくなる状態になります。

 

・馬尾型:左右のお尻から足にかけて広範囲でしびれや痛み、マヒが現れます。その他にも冷たい感じ、焼けつくような感じ、足裏がジリジリする、足の力が抜けてしまう、間欠性破行が起こったりします。

また、膀胱直腸障害と言われる症状も出たりすることもあります。

 

・混合型:神経根型と馬尾型の合併したタイプです。その両方の症状が出ます。

 

の3つがあります。

 

 

④脊柱管狭窄症の4大原因とは

脊柱管が狭くなってしまう原因は、

・骨の変形

・背骨(椎体)のズレ

・靭帯が分厚くなる

・椎間板の形が変わり膨らむ

 

こういたものが挙げられます。

 

 

⑤脊柱管狭窄症になりやすいのはどんな人?

何度も出てきますが、高齢者です。60歳を超えると誰しもが発生する可能性があります。

 

罹患率を年代別に見ると、

 

40代で男女ともに7%。

 

60代で男女ともに19%。

70代で男性22%、女性31%

80代で男性28%、女性45%

 

といった調査結果があるように明らかに60代以降増えていきます。

 

 

 

⑥脊柱管狭窄症の予防と対策

加齢による骨が変形してしまう現象は、食い止めるのは厳しいように思います。

だからと言って何もしなければ、進行していくばかりなので、できるだけ進行スピードをゆるめたり、ストップさせるために有効なことをお伝えしていきます。

 

・同じ姿勢をとり続けないこと

・腰から足にかけての血流を確保すること

・1日に30分以上歩くこと

・腰を冷やさないようにすること

・ことあるごとに背伸びをすること

・スクワットをすること

 

こういったことをコツコツ続けることが、最大の予防になってきます。

何も特別なことをする必要はありません。

 

もうすでに腰部脊柱管狭窄症になっている方でも、まだ症状が軽いのであれば、有効かと思いますので、これならできそうと思うものを試してみてください。

 

 

 

⑦当院の腰椎椎間板ヘルニアに対しての治療

当院にも腰部脊柱管狭窄症でお悩みの方がたくさん通院されていますが、最高齢で86歳の女性の方がいます。

この方は通院当初は、間欠性破行がきつく出ており、外に出るのも億劫になっていたところ、娘さんに半ば強制的に引っ張って来られました。

背骨が側わんでかなり歪んでいて、見るも無惨な状況でした。

86歳なので、無茶なことはできませんので、負担のかからない程度に背骨の歪みを整えていって、3ヶ月ぐらい経過した頃には腰から足にかけての痛みがほとんどなく、外に出て散歩できるようになっていました。

 

私が行った治療は、背骨の空洞を広げたのではありません。

体の歪みを整えて、血液循環や神経の伝達を邪魔しているところを交通整理していったような感じです。

 

腰部脊柱管狭窄症の治療の場合は、ほとんどがその治療になりますが、手術しないといけないようなものを除いては、ほとんどの方は改善していきます。

 

 

⑧整体を受ける時の注意点

当院の整体は、それほど長い時間かけることはありません。長くても30分ほどで終わります。というのも、時間が長くなればなるほど、背骨にかかる負担も大きくなり、治療を受けることがしんどくなってきたりします。長時間ベッドに寝ているだけで体が悪くなってしまうこともあるので、できるだけ短時間で結果の出る技術を厳選して行いますので、非常にコンパクトにまとまっています。

短時間で最大限の効果の出るように日頃から技術を磨いていますので、長い時間治療を受けたら良くなるという考えはされないようにお願いします。

 

 

⑨まとめ

今回は、腰部脊柱管狭窄症について、まとめてみました。

かなり簡潔にまとめたので、詳しい内容は割愛しているところもありますが、要点は抑えていると思います。

腰痛で、腰や足に痛みやしびれがある場合は、まずは整形外科で詳しく検査をしてもらって、どうなっているのかを診察してもらってください。その上で適切な治療を受けるようにしましょう。

 

これまでに病院で診察を受けて、治療を受けたけど、前と何も変わっていない方や、整体など色々試してみたけど、全然良くならずに手術も検討しているという方は、一度当院にご相談ください。

何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の腰が良くなっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

今回は前編に引き続き、腰椎椎間板ヘルニアについての後編をお届けしていきます。

最後までぜひ読んでみてください。

 

 

 

⑥腰椎椎間板ヘルニアになりやすい職業はありますか?

上記に挙げたような動作や姿勢が多い職業においては腰椎椎間板ヘルニアになりやすいと言えるでしょう。

具体的な職業としては、

 

・清掃業

・介護職

・看護師

・長距離ドライバー

・タクシー運転手

・物流倉庫での重労働

・飛んだり跳ねたりが多いスポーツ選手

 

あげればキリがないですが、このような職業の方に多い傾向があります。

 

 

 

 

⑦腰椎椎間板ヘルニアの予防と対策

もうすでに腰椎椎間板ヘルニアを発症している方であっても軽度な症状であれば、手遅れではありません。

以下のようなことで、今ご自身でできることをコツコツやっていきましょう。

 

・膝をしっかり曲げてから重いものを持ち上げるようにする

・ものを持ちながら体をひねる動作は避けるようにする

・最低でも1時間に一回は体勢を変えたり休憩を取る

・筋力低下や柔軟性の低下を防ぐために毎日ラジオ体操やウォーキングをする

・自分でできない場合は、当院の整体を受けるなど、プロに任せる

 

 

 

⑧当院の腰椎椎間板ヘルニアに対しての治療

当院では、背骨にかかる負担というのは、体の歪みからきているものが大部分を占めていると考えています。

体が歪んだ状態で、長い時間負担のかかる作業を続けたり、同じ姿勢でいたことによって腰椎椎間板ヘルニアになってしまったものと考えているため、

治療においても最優先事項は、体の歪みを整えていくことになります。

歪みを整えると言ってもバキバキ矯正するようなことはせずに、本来の背骨の柔軟性を復活させるためにゆらゆら揺らしたり、心地よい場所を探していき、その場所に安定させるように、体を誘導していきます。

いずれも刺激としてはとても優しいものですから、腰椎椎間板ヘルニアが悪化するようなことは一切ありません。

 

 

 

⑨整体を受ける時の注意点

当院の整体は、それほど長い時間かけることはありません。長くても30分ほどで終わります。というのも、時間が長くなればなるほど、背骨にかかる負担も大きくなり、治療を受けることがしんどくなってきたりします。長時間ベッドに寝ているだけで体が悪くなってしまうこともあるので、できるだけ短時間で結果の出る技術を厳選して行いますので、非常にコンパクトにまとまっています。

短時間で最大限の効果の出るように日頃から技術を磨いていますので、長い時間治療を受けたら良くなるという考えはされないようにお願いします。

 

 

 

⑩まとめ

今回は、腰椎椎間板ヘルニアについて、まとめてみました。

腰痛で、腰や足にしびれがある場合は、まずは整形外科で詳しく検査をしてもらって、どうなっているのかを診察してもらってください。その上で適切な治療を受けるようにしましょう。

 

これまでに病院で診察を受けて、治療を受けたけど、前と何も変わっていない方や、整体など色々試してみたけど、全然良くならずに手術も検討しているという方は、一度当院にご相談ください。

何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の腰が良くなっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

【目次】

①はじめに

②今や国民病の腰痛

③動作で判断する腰痛

④厄介な腰痛、腰椎椎間板ヘルニア

⑤腰椎椎間板ヘルニアの原因とは

⑥腰椎椎間板ヘルニアになりやすい職業はありますか?

⑦腰椎椎間板ヘルニアの予防と対策

⑧当院の腰椎椎間板ヘルニアに対しての治療

⑩まとめ

 

 

①はじめに

私は、学生の頃に柔道やバスケットボールをしていたこともあり、ことあるごとに腰痛に悩まされてきました。

時には、激痛で一時的に動けなくなるほどになったこともありました。

 

腰痛には、原因がはっきり特定できる特異的腰痛と、そうではない非特異的腰痛に分けられます。

そして原因がはっきり特定できる腰痛は全体の約15%〜20%と言われています。

一方、原因が特定できない腰痛は約80%〜85%と言われていますが、医学の進歩によって、詳細な検査によって原因が明らかになるケースが増えてきているため、この割合は将来的に変化していくものと考えられます。

 

私の場合は、病院に行ってもレントゲンで問題がなく、湿布を渡されて終わりでした。

もしかしたら、腰椎椎間板ヘルニアや腰椎分離症だったかもしれません。

 

 

 

②今や国民病の腰痛

平成22年度の国勢調査に40歳以上の人口のうち、腰痛に悩む人は、およそ2770万人にのぼるとされています。

単純計算で5人に1人が腰痛持ちということになります。

また、全職業性疾病においても6割を占めていて長年に渡って不動の第一位です。

 

腰痛がなくなったら、国民の幸福度が40%もアップするとさえ言われていますので、かなり深刻な問題なのかもしれません。

 

当院に来られる患者さんの中にも、腰痛があることで、イライラしてしまったり、鬱々とした状態になって、メンタルがやられている方をこれまでたくさん見てきましたので、できるだけ早い段階で腰痛の芽が大きくならないように対策していかないといけませんね。

 

 

③あなたはどのタイプの腰痛?

一口に腰痛と言っても、人それぞれ症状が違います。

そこで、自分がどのようなタイプの腰痛なのかを知っておく方が、対策も立てやすいと思いますので、簡単に動作で判断する方法をお伝えします。

 

◆前屈みで痛いタイプ

足にしびれがある場合→腰椎椎間板ヘルニア

足にしびれがない場合→腰椎圧迫骨折、椎間板性腰痛、腰椎終板炎、

 

◆後ろに反らすと痛いタイプ

足にしびれがある場合→腰部脊柱管狭窄症

足にしびれがない場合→腰椎分離症、椎間関節炎

 

ざっくりとした分類ですが、目安として参考にされてください。

 

 

 

④厄介な腰椎椎間板ヘルニア

腰痛の中でも、一番メジャーなのは、腰椎椎間板ヘルニアではないでしょうか?

あなた自身が腰椎椎間板ヘルニアかもしれないし、あなたの周りにも、腰椎椎間板ヘルニアの方がいらっしゃるかもしれません。

 

腰痛の中でも非常に厄介なのが、腰椎椎間板ヘルニアです。

男女問わずに20代〜40代に発症しやすいと言われています。

レントゲンを撮るだけでは、確定はできずMRIを撮ることで診断がつきやすいです。

 

腰の骨(腰椎)と腰の骨の間にあるクッションである椎間板が度重なる負担によってヒビが入り、中身が飛び出して、それが神経に当たることで炎症を起こします。

 

その炎症によって、腰から足にかけて激痛が走ったり、しびれが出たりします。

 

かなりの重症になると馬尾神経が潰されることによって起きる膀胱直腸障害になってしまうこともあります。

失禁したり、肛門周囲の感覚がなくなったりすることもあるので、この場合は手術になることが多いようです。

 

 

 

⑤腰椎椎間板ヘルニアの原因とは

基本的には、背骨に大きな負担のかかる動作や姿勢が原因となります。

例えば、

 

・重いものを持ち上げる動作

・ものを力いっぱい引っ張る動作

・体をひねる動作

・長時間の立ち仕事

・長時間の座り仕事

・同じ姿勢をとり続ける作業

・長距離の車の運転

・腰周辺の筋力低下、筋肉量減少

・背骨全体の柔軟性の低下

 

こういったものが挙げられます。

 

また、アルコール飲料の摂取も腰痛との関連性が指摘されていますし、喫煙も血流を悪くさせることによって、椎間板に悪影響を及ぼすことが指摘されています。

 

そして体重が増加することによって、腰への負担が大きくなることも言われています。

 

 

後編へ続く

 

(柔道整復師 福井健人 監修)

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回は、前編に続き、変形性膝関節症でお悩みの方にという内容の後編をお届けいたします。

最後までぜひお付き合いください。

 

⑥どんな人が変形性膝関節症になりやすいですか?

基本的には60歳以上の中高年に発生しやすいと言われています。

加齢により、足腰の筋力が低下し、筋肉量が減少することによって膝関節への負担が増えるためです。

また、体重増加による膝関節への負担が大きくなるため、肥満の人も発生しやすいと言われています。

 

男女比では、女性の方が多い傾向にあります。これは、単純に男性よりも女性の方が筋力が弱く、筋肉量も少ないためです。

そして、更年期以降や閉経後にホルモンバランスが崩れ、骨の形成に影響を及ぼすことも考えられています。

 

まとめると、中高年の女性で肥満体型の方が変形性膝関節症になりやすいということになります。

 

 

⑦変形性膝関節症の予防と対策

中期、末期(重症)になってしまうと、予防や対策はできません。

なってしまう前に手を打つ必要があります。

 

いつも気をつけてほしいことは、

・運動不足にならないようにすること

・体重が標準よりもオーバーしないこと

・筋力や筋肉量が減少しないようにすること

 

こういったことが大切になってきます。

 

特に下半身は人間の筋肉の70%を占めると言われていますので、

下半身の筋トレは日課にするようにしたいですね。

 

おすすめは鉄板のスクワットです。それも下まで沈み込まずに、膝が90度ぐらいまで曲がるぐらいで構いません。

これを20回を3セット毎日するようにしましょう。

 

 

⑧当院の膝の痛み全般に対しての治療

当院では変形性膝関節症の悩みで来られた患者さんに対してどのような治療をしているのかというと、

まずは、患者さん本人が現状をどのように認識されているのかを詳しく聞いていきます。

その上で、どういった状態まで改善させたいのかということを聞いていきます。

 

次に検査ですが、全身のバランスと膝の状態を見ていきます。

立っている時、座っている時、うつ伏せの時、仰向けの時など、歩いている時など、いろいろな場面で膝がどうなっているのかを見ていきます。

 

そしてどこに問題があるのかを把握してから、負担のかかり過ぎている筋肉のダメージを抜いていったり、歪みがキツい場所を整えたりしながら無理なく動かせるように体を誘導していきます。

伸びないから、曲がらないからといって、無理やり伸ばしたり、曲げたりするような乱暴なことは一切していません。また、強く押したり、マッサージすることもありません。

体にとって適切な刺激を体の状態に合わせて入れていきます。

 

そのような低刺激な治療でも終わった後は、膝が軽くなって曲げ伸ばししやすくなったと言ってもらえたり、歩きやすくなったという声もよく聞きます。

 

そのような結果が出る治療なので、もし荒っぽいマッサージや無理やり痛みの伴うようなストレッチなどをしても良くなっていない場合は、一度当院への転院も視野に入れられることをお勧めします。

 

 

 

⑨整体を受ける時の注意点

また、当院の整体は、それほど長い時間かけることはありません。長くても30分ほどで終わります。

 

というのも、時間が長くなればなるほど、治療を受けることがしんどくなってきたりします。長時間ベッドに寝ているだけで体が悪くなってしまうこともあるので、できるだけ短時間で結果の出る技術を厳選して行いますので、非常にコンパクトにまとまっています。

 

短時間で最大限の効果の出るように日頃から技術を磨いていますので、長い時間治療を受けたら良くなるという考えはされないようにお願いします。

 

 

 

⑩まとめ

今回は、変形性膝関節症について、まとめてみました。

膝の関節はとてもデリケートな関節なので、痛みが出たから整骨院へ来てくださいとは言いません。まずは整形外科で詳しく検査をしてもらって、骨がどうなっているのかを診察してもらってください。その上で適切な治療を受けるようにしましょう。

 

また、これまでに病院での治療や整体など色々試してみたけど、全然良くならずに手術も検討しているという方は、一度当院にご相談ください。

何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の膝が良くなっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

今回の記事は以下の目次のようになっております。

 

 

【目次】

①はじめに

②変形性膝関節症

③関節が変形する理由とは

④関節の変形と痛みが出る関係とは

⑤変形性膝関節症はどんどん悪くなる病気ですか?

⑥どんな人が変形性膝関節症になりやすいですか?

⑦変形性膝関節症の予防と対策

⑧治りやすいものと治りにくいもの

⑨当院の膝の痛み全般に対しての治療

⑩まとめ

 

 

 

 

①はじめに

当院には膝に痛みを抱えた患者さんがたくさん来られていますが、ほとんどの方が病院で変形性膝関節症で軟骨がすり減っていますよ。と言われています。

そして、お医者さんからは、「体重を減らすためにダイエットしてください」「太ももの筋肉が弱いから筋トレしてください」と言われることが多いです。

 

でも、そんなにすぐには痩せられないし、痛みがあるから筋トレもできないという方ばかりです。

当院では、そのように言われて来た方でも、ダイエットや筋トレをせずに膝の痛みを改善することができていますし、手術をしなくて済んでいる方もいます。

 

今回は、変形性膝関節症について、改めてどのようなものなのかということと、改善しやすいケースと改善しにくいケースなどをお伝えできればと思いますので、

最後までお付き合いください。

 

 

 

②変形性膝関節症とは

膝の関節は、あらゆる動作で負担がかかるので、衝撃を吸収するために、関節軟骨や半月板というクッションがあります。

そのクッションが年数が経つにつれてすり減って変形したり、弾力が失われたりしてきます。

そしてクッション性が失われることによって太ももの骨とスネの骨がぶつかりあって、細かな骨折が発生して痛みが出ると言われています。

 

また、軟骨がすり減ることで、徐々にO脚が進んでいくことで、膝の関節を包んでいる袋(関節包)に炎症が起きて関節の中に水が溜まったり、痛みが出ることもあります。

 

いずれの状態であったとしても、痛いことに変わりはなく、これがどんどん進行していくことによって、関節の動く範囲が狭くなって、曲げ伸ばしができなくなったりします。

 

日常生活において普通にできていた、正座、しゃがむ、階段の昇り降り、トイレの立ち座りなどができなくなったりしていきます。

 

 

 

③関節が変形する理由とは

関節が変形する主な原因ですが、

・加齢→骨が脆くなる

・運動不足→肥満

・筋力低下

・長時間の立ち仕事

・靴の形

・体の歪み

 

こういったものが考えらます。

 

私は個人的には、加齢や体重については重要な原因の一つだとは思いますが、痛みを改善する上で、第一に解決すべき問題ではないと考えています。

特に体重を減らそうと思うと最低でも半年ぐらいはかかるので、その間に変形がどんどん進んでしまうからです。

それよりも前に痛みを軽くすることが先決で、ある程度目処が立ったところで、体重を減らす方向へ少しずつシフトしていけば良いと思います。

 

さらには体重を減らす取り組みの中に、筋トレプログラムを組み込んで、痛みを再発させないように弱っている筋肉を鍛えていく必要があります。

 

体の歪みについては特に膝に関しては、毎日少しは歩いたり、立ったり座ったりしますよね。

その時に痛いわけですから、痛みがマシになる姿勢や動作を探しているうちに体がどんどん歪んでいき、正しいポジションを取ることが困難になります。

 

このようにして、関節の変形が進んでいくことになります。

 

 

 

④関節の変形と痛みが出る関係とは

先にも少し、触れましたが、変形性関節症による痛みは、

・滑膜の炎症

・関節軟骨の微細骨折

 

これらが原因であると考えられています。

 

前者は、膝の関節を覆っている袋状になっている関節包と呼ばれれる部分の内側の炎症が痛みを発生させていると考えられてきました。

後者は、関節のクッションがすり減ってしまったがために、太ももの骨とスネの骨がぶつかることで、ガラスにヒビが入ったような骨折を発生させます。

骨の表面には血管や神経が通っていますので、痛みを感じるというメカニズムです。

 

 

 

⑤変形性膝関節症はどうやって悪くなっていく病気ですか?

変形性膝関節症には、初期・中期・末期といった具合に進行していきます。

初期は軽症で、軟骨のすり減りが少ない状態です。関節の変形も軽度です。

症状としては、膝の強張りや違和感があります。意外なのは、初期に最も強い痛みが起こりやすいと言われています。

 

中期は、軟骨のすり減りが進み、関節の隙間が狭くなっていきます。そして、関節の変形が進行していきます。

症状としては膝の関節の曲げ伸ばしに制限があり、階段の昇り降りがつらくなります。

慢性的な痛みはありますが、初期の強い痛みは少しマシになります。

 

末期は重症です。軟骨はすり減ってほとんどなくなってしまいます。関節の隙間がほとんどなくなり、太ももの骨とスネの骨が直接ぶつかり、

場合によっては、微細骨折を起こすこともあります。

症状としては、立ったり、座ったり、歩いたりすることがまともにできなくなり、生活にも支障が出ます。

ほとんどのケースでは強い痛みがあります。まれに痛みが出なくなる人もいます。

 

 

後編へ続く

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

 

 

 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

◆はじめに

最近、イライラしたり、怒りっぽくなっていませんか?

人がすることにいちいち反応してしまったり、部下の言動に腹が立ったり、子供が口ごたえすることにカチンときたり。

 

毎日生活しているとこういった場面に少なからず遭遇してしまいます。

そういった感情が体に及ぼす影響はいったいどれぐらいあるのか。ということをお伝えしていきたいと思います。

 

 

◆怒りとはどんな感情なの?

ウィキペディアによると、

怒りとは、人間の原初的な感情のひとつで、様々な要因・理由で起きるもの。例えば目的を達成できない時、自分の思い通りにならない時、身体を傷つけられた時、侮辱された時などに起きるものである憤り(いきどおり)とも言う。と書かれています。

 

 

当院の患者さんの中にも、深くお話をお伺いしていると、日々の生活の中で、

・ご主人の言動に腹が立つことが多い

・子供が反抗期でいちいち口ごたえしてくる

・嫁姑の人間関係でうまくいっていない

・奥さんからいつもきつい言葉を浴びせられる

・職場の上司や先輩から、パワハラまがいのことを言われる

 

こういったことで怒りを感じたり、イライラして、ストレスを抱えておられるようです。

 

 

怒りを頻繁に感じて、うまく処理できなくなると、

 

①自律神経が乱れる (交感神経が興奮する)

②心拍数や血圧が上昇し、血流が悪化する (高血圧、脳卒中、心筋梗塞になるリスクが高まる)

③細胞は栄養不足になり、老化する

④老廃物や疲労物質の排出が難しくなる

⑤口の乾き、動悸、息切れ、肩こり、頭痛、めまい、冷え性、不眠などが常態化する

 

このような負のスパイラルに陥ってしまいます。

 

 

さらに、怒りはアドレナリンの放出などを引き起こし、身体が硬くなったり顔が赤くなったりする変化も引き起こします。また、慢性的な痛みを抱える人は、実際に怒っているときに痛みが強くなるのを感じることもあります。

 

このように、怒りはとんでもなく体に悪いんです。

百害あって一利もありません。

 

怒りは自分の身を守ったり、自分を納得させるための感情だと言われていますが、

 

実際には自分の健康や人生はもちろんのこと、家族や大切な身近な人の健康や人生を壊す恐れのあるものと理解した上で使うようにした方がいいですね。

 

 

◆簡単にできるアンガーマネジメント(怒りの管理)

怒りは「刺激に対して過敏になっている方」や「刺激に対して弱くになっている方」に多く出る傾向にあります。

 

どういうことかと言うと、「怒りが怒りを呼ぶ」という状況と「心身のバランスが崩れている時」に出やすいということです。

 

・自分と違う意見を見たり、聞いたりするとイライラする

・言うことを聞かない子供にイライラする

・何度言っても同じ間違いを繰り返す部下がいてイライラする

 

ということを繰り返していると、更に怒りやすい状況になります。

 

また、疲労がたまりやすくて体の調子が悪い、仕事がうまくいかない、コミュニケーションが苦手などの弱点があると、メンタルが弱くて不安定になるために、多くの刺激が自分に危害を加えてくる攻撃と認知され、怒りを表に出すことによって自分を守ろうとします。

 

 

では、どのようにして、怒りの感情をうまくコントロールしていけば良いのでしょうか。

 

今日からでもできることとしては、

・イラッとしたら、6秒数えて深呼吸してみる

→自然に怒りが引いてきたら儲けものです

 

・イラッとしたら、これは怒るほどの問題かどうかを考えてみる

→考えているうちに怒りが消えることもあります

 

・良いか悪いかの判断していないかを考えてみる

→人間は常に自分が一番正しいと思う生き物だそうです。自分の物差しで良いか悪いかを判断していると必ずと言って良いほど、イライラする場面に遭遇してしまいます。善悪や好き嫌いの判断をしないようにするだけでも、怒る回数が減るかもしれません。

 

 

私もお恥ずかしい限りですが、怒りっぽくなることもありますし、日々、何かしらイライラすることもあります。

そのような時に上記のようなことを意識するようにしています。

完璧にできているかと言われると、まだまだ道半ばの修行の身でございますので、練習中です。

 

私と一緒に頑張っていきましょう!

 

◆怒りを抑える整体があるのをご存知ですか?

当院に来られる方の中には、明らかに不機嫌そうな方や、まさにさっき嫌なことがあったんだろうなという方が来られることもあります。

そういった方が来られても、お帰りになる頃には、怒りもどこかに行ってしまうぐらいスッキリした表情になられていることも少なくありません。

 

当院でどんな治療をしているのかというと、

・怒りで全身に力が入った筋肉ガチガチ状態を、ゆるめること

・自律神経の乱れを整える背骨調整法という治療をすること

・怒りによってバランスが崩れて歪んでしまった体を元に戻すこと

 

このような治療をすることで、怒りを沈めさせることができます。

怒りを感じたり、イライラしたりして、行き場のない感情をどのように処理して良いかわからないときは、どうぞ当院を頼ってください。

 

イラッとしたら、「ちょっと整体行ってくるわ!」と言って、怒りの矛先を変えてみるために当院をご活用くださいね。

 

 

◆まとめ

今回は怒りが体に与える影響についてお伝えしてまいりましたが、いかがだったでしょうか?

ちょっとでも怒りやイライラが少なくなって、ストレスを感じる場面が少なくなっていくことを祈っています。

繰り返しになりますが、怒りは体にとっては猛毒です。

このことを頭に入れておいていただいて、今回お伝えしたアンガーマネジメントの考え方を身につけていただけると嬉しいです。

 

私も頑張ります。一緒に怒りと仲良くなりましょう。

 

 

それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

 

◆はじめに

2019年の時点において、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、運動習慣のある人の割合は、

男性が33.4%、女性が25.1%という結果でした。

 

ここで言う運動習慣というのは、「週2回以上、1回30分以上、1年以上運動している人」のことを指します。

これを聞いて、どう思いましたか?

運動習慣のある人が多く感じましたか?それとも少なく感じましたか?

 

実際この統計資料で世代別に詳しく見ていくと、20−50代は男女ともに割合が低いことがわかります。

これを読んでくださっているあなたが20−50代の方であれば、「運動が大事なことぐらいわかってるよ。そうは言っても仕事は忙しい(家事は忙しい)し、趣味にも時間を使いたいし、運動に時間を割いている余裕はないよ。」というのが本音ではないでしょうか。

 

そういった方のために、忙しく生活されている中でどのようにして、運動習慣を身につけていけば良いかという話をしていきたいと思いますので、どうぞ最後までお付き合いください。

 

 

◆一気にやろうとすると失敗する

どんなことでも共通すると思いますが、ダイエットを例にお話しすると、早く痩せたいがために、絶食という方法を取ったとします。

これを1週間続けた結果、体重が5kg減りました。このダイエットは成功と言えるでしょうか。

 

これは多くの場合、失敗に終わります。

理由は簡単です。すぐにリバウンドするからです。

 

必要以上に栄養やカロリーの制限をすると飢餓状態になります。その反動で次に栄養やカロリーを摂取すると、命を繋ぐためにできるだけ多く吸収しようとして、食欲が湧いてきます。いわゆる過食状態になってしまいます。

 

このように一気に何かをやろうとしたら、反動が出てしまう恐れがあるということです。

運動に関しても最初は「よし!やるぞ!」と意気込み、たくさん歩いてみたり、筋トレで頑張ってみたりするわけです。

そうすると、翌日に筋肉痛に襲われて、しばらく運動したくないとなります。そして筋肉痛がおさまる頃にはやる気が失せていたり、また次に同じような筋肉痛が来たら嫌だなといった、運動にネガティブなイメージがついてしまいます。

 

こうなってしまうと、継続して運動するという習慣がなかなk身につかなくなってしまいますよね。

 

 

◆大切なのは、ちょっとずつを長く続けること

「何のために運動習慣を身につける必要があるのですか?」と聞かれたらどのようにお答えになりますか?

 

私も毎日ウォーキングをしているのですが、何のためにやっているのかと言われると、即答で「健康に生きるため」と答えます。

 

運動習慣に期限や期日はありません。

 

死ぬ直前まで、自分の足で歩き、自分の身の周りのことは自分である程度不自由なくできる状態を維持することが大切なことではないでしょうか?

そのために運動習慣が必要だという認識を私は持っています。

 

そしてここからが大切なことなのですが、

 

【決して頑張らないこと】。これを頭に入れておいてほしいです。

頑張ってやらないといけないようなことが長続きするはずがありません。

 

時にはサボってもいいし、適当にやってもいいんです。

とりあえず、体を動かしたからオッケー!程度でいいと思っています。

 

もちろん、気分がよければ、いつもよりちょっと遠くまで歩いてみようという感じでもいいし、

今日は頑張りたいから、少しハードな筋トレをしてみよう。なんて日もあっていいと思います。

 

自分の体の声や心の声を聞きながら、運動の量や強度を微調整して行うようにすると良いでしょう。

 

いずれにしても、自分でやっていてこれぐらいだったら続けられそうと思える状態がベストです。

ちょっとでも、しんどいな。つらいな。と思ったら、量や強度が合っていません。

それか、やる種目が合っていないかもしれません。

 

私の受け持つ患者さんの中には、ウォーキングをちょこっとやって飽きてきたら、ラジオ体操をしてみたり、ヨガを適当にやってみたり、気が向いたらジョギングしたり、ありとあらゆることをその時の気が向いたままされている方がいます。

 

そんな感じでいいんです。

それをちょっとずつ、いかに長くできるかのゲームだと思って楽しんでいきましょう。

 

 

◆無理に向上させようとしないこと

スポーツで上手くなりたい。試合に勝ちたい。といったものと、運動習慣は別次元ということなんです。

スポーツと運動は、同じではありません。

スポーツはその競技ごとに特殊な動きをします。そしての動きがうまくできるようにトレーニングをしたり、反復練習をします。

 

例えば、ゴルフの場合、右打ちの人はずっと右打ちでやります。一部の練習方法で左打ちするケースはありますが、基本はずっと右打ちです。

そうするとそれに対応するように体の構造が変化していきますから、歪みます。

野球も同じですね。

このようにスポーツは突き詰めれば突き詰めるほど、体は悪くなっていくものです。

 

一方、運動は、ジョギングやウォーキング、ラジオ体操でも言えることですが、うまくなる必要は一切ありません。

ジョギングやウォーキングをしていると、もっと距離を伸ばさないといけない。もっと早く走レルように、歩けるようにならないといけない。と

せっかくやっているのだから、今よりもっと向上させようとする人がいます。

 

もちろん、何かマラソン大会に出たいという目標を持った。とか、あの山を登りたいという目標を持った。というのであれば、それはトレーニングを積んで臨まないといけません。

そういった目標がないのに、向上させようとすると頑張らないといけなくなります。

 

繰り返しになりますが、運動習慣を身につける目的は、「健康な状態で死ぬまで生きるため」なので、

頑張ってしまうと死ぬまで続けられない可能性が高まってしまいます。

 

屈強なスポーツ選手だっていつかは引退する日が来るんです。

私たちには、引退はありません。

死ぬまで運動を続ける必要があるんです。運動習慣から引退すると一気に老化するスピードが上がります。

 

 

◆まとめ

今回は運動習慣を身につけるために大切なことをお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?

それほど頑張らなくても大丈夫ということを知っていただけただけでも嬉しいです。

 

何をやっても運動習慣が身につかないという方は多いと思いますが、おそらく頑張っておられるのだと思います。

そうでなければ、忙しすぎて本当に時間が取れないのだと思います。

 

いずれにしても肩肘張らずに、もう少しゆっくり生きることも必要なのかもしれませんね。

いつも頑張るあなたをいつでも応援しています。

 

もし、どうしても運動できずに困っている方は、当院の整体で運動したのと同じような効果を出す技術がありますので、ご相談ください。

きっとお役に立てると思います。

 

それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

◆はじめに

私の祖母は99歳まで生きました。

祖母が何歳の時かははっきり覚えていませんが、転倒して大腿骨を骨折し人工関節に置き換える手術を受けました。

 

その後も不運なことに高いところから転落して、また大腿骨を骨折しました。合計二回の大腿骨骨折をしました。

これを境にカートを押して歩く生活になり、活動量が減っていったように思います。

そして、認知症も進んでいきました。

 

その当時は股関節の重要性など考えたこともありませんでしたが、今となっては股関節がなぜ大切なのかを知っているので、これを読んでくださっている皆様にもこの記事を読んでいただいて、股関節を大事に大事に労わりながら使ってあげてほしいなと思います。

 

 

 

◆股関節は人体の中で最大の関節

股関節は人体最大の関節なので、動かさずにいると老いるスピードが加速していきます。

老化は股関節から始まると言っても過言ではありません。

 

股関節は、胴体と二本の足をつないでいます。

立ったり、座ったり、歩いたりと日常生活に必要な動きには必ず関わっています。

股関節は、二足歩行をする人間が上半身を真っ直ぐにして立つための支えになっています。

 

また、股関節は先ほどお伝えしたように上半身の支えになっていることに加えて、肩関節と同じようにあらゆる方向に動きやすい構造になっています。

当然ながら、安定させる筋肉や靭帯、動かすための筋肉や靭帯がたくさんついています。

 

このことからも股関節は、良い姿勢を維持させるためにも必要ですし、運動する時や、普段の生活での動作などでもフル稼働している関節だということです。

 

 

◆股関節の不具合が老化をもたらす理由

股関節が痛くなったり、動きが悪くなることで老化していくのですが、老化と股関節の具合が悪いことにはどのような関係があるのでしょうか。

まず、股関節は毎日のように酷使し続けさせられています。

立ち上がったり、歩いたり、座ったりとどの動作においても絡んできます。実際の負担はどれぐらいなのかと言いますと、

 

・普通に歩くだけで体重の3倍〜4.5倍

・ジョギングは4倍〜5倍

・階段の昇り降りは6倍〜8倍

 

これぐらい大変な負荷のかかる関節になります。

 

相当な負荷が毎日かかっている股関節の軟骨がすり減ったり、関節自体が変形したりすることによって痛みが発生したらどうなるでしょうか。

おそらく、生活に必要な歩く、立つ、座る、体をひねる、ものを持ち上げる、屈むなどあらゆる動作において、「もしかしたら、痛みが出るかもしれない」と予測してしまい、そうならないように動作を自ら制限していくようになります。

これを毎日繰り返していると、当然ながら運動不足になり、筋肉が衰え痩せ細り、筋力が低下していきます。

 

また、生活に必要な動作において、一旦、痛みを感じると、不安や心配が先走り、「もしかしたら痛みがキツくなるかもしれない」「転倒したらどうしよう」

などとネガティブな思考に支配されるようになって、活動範囲もどんどん狭くなっていき、ついには家から一歩も出ない日もでてくるようになります。

最終的に行き着くところまで行ってしまうと【廃用症候群】と呼ばれるような動かない状態になってしまいます。

 

当然ながら、こういった流れをたどる過程において、筋肉が衰えていって、考えも後ろ向きになっていますので、姿勢も悪くなり、見た目もかなり老けこんでしまいます。

一気に10歳も20歳も歳を取ったような感じになることも考えられます。

 

 

◆痛みをかばうことの弊害

股関節に限らず、体のどの関節でも言えることですが、痛みを感じたらその痛みを出さないような動きや姿勢を取ろうとします。

 

これは例外なく必ず起こります。

そして、痛みを感じにくいポジションというのは、ほとんどの場合は、片側に体重をかけたり、体を前後左右に傾けたりしています。

 

一回だけそのポジションを取ったとしても体には何の影響もありませんが、毎日のようにそれを継続すると、当然のことながら体に歪みが出てきます。

 

特に背骨への影響は大きく、背骨が曲がってしまう脊柱側わん症という状態になる人もいらっしゃいます。

そうなると、肩や骨盤の高さに違いが出たり、胸郭(肋骨に覆われた部分)が変形します。こうなると中に収まっている内臓にも影響が出るため、人によっては、肺、心臓、胃腸、子宮などが圧迫されたり、動きに制限が生じたりして、不具合が起きてしまいます。

 

また、背骨を中心とした歪みがあることで、筋肉の張力バランスも崩れてしまい、慢性的な腰痛や肩こりに悩まされることにつながっていきます。

 

 

股関節に痛みがある場合は、股関節に負担をかけないように、膝や足首の負担が増えて影響が出ます。

 

 

◆股関節の痛みから身を守るための対策

もうすでに痛みがひどいという方は、まずは医療機関での治療に専念してもらいたいです。

今は、まだ痛みも少なくて、かばうことなく動くことができている方に向けてのお話をさせていただきます。

 

何よりもまずは、股関節の周りの筋肉の強化です。

この筋肉を鍛えて働いてもらわないと、股関節を守ることはできません。

 

鍛え方は至ってシンプルです。

「ラジオ体操」を毎日行いましょう。

一回たった3分です。

これを朝、昼、寝る前と3回やったとしても9分です。

 

ラジオ体操の中には、股関節を適度に動かすものも含まれているため、最初にやるトレーニングとしては最適なのです。

慣れてきて物足りなくなってきたら、ラジオ体操第一と第二を続けて行いましょう。これを続けてやったとしても一回6分です。

一日3回やっても18分です。

 

 

大体どれぐらいの期間続けていたら、体に変化が出てくるのか気になるところだと思いますが、これまであまり運動をされてこなかった方は、3ヶ月ぐらい経過するぐらいから少しずつ変化が出てきます。

 

筋肉の量が少しずつ増えていきますので、活動できる時間が伸びてきたり、少し動いたぐらいでは疲れなくなってきたりするはずです。

 

 

◆股関節の強さとサルコペニアやフレイルの関係について

昨今、「サルコペニア」「フレイル」という状態が非常に問題視されるようになってきています。

サルコペニアは加齢に伴い、筋肉の量が減少し、筋力が低下していくことを言います。

 

一方、フレイルは、虚弱という意味です。こちらも加齢に伴い、心身の活力が低下し、生活機能に障害が起こり、心身脆弱性が出現した状態のことを指します。

 

股関節周辺の筋肉が衰えてしまうことの影響は先にもお伝えした通りですが、サルコペニアの状態からフレイルに移行し、要介護状態になってしまう人も少なくありません。

 

こういった重篤な状態になる前に、やはり股関節の周辺筋肉をしっかり動かして鍛えておく必要があると考えています。

 

 

 

◆股関節の問題を整体で解決できるのか

そもそも股関節が痛いと運動や筋トレはできません。

まずは痛みをとる方を優先的にしていかないといけません。

 

先ほど、痛みがきつい場合は、整形外科に行った方が良いというお話をしましたが、継続して通院しているのに、痛みに変化が見られず改善していない場合、

体の歪みを整えたり、疲れが溜まり過ぎて限界になっている筋肉の負担を減らしたりできる整体は大変有効な手段だと思います。

 

当院では、ボキボキせずに骨格を優しく矯正する技術を使いますので、60歳以上の方でも安心して治療を受けていただけます。

また、筋肉への刺激も痛みを伴うようなマッサージではなく、最小限の力で硬い筋肉を緩める高度な技術を使いますので、こちらも60歳以上の方でも安心して治療を受けていただけます。

 

ちなみに当院に来られている方の最高齢は86歳です。

 

もし、病院で痛み止めの薬や、電気治療、リハビリなどで治療を受けているにもかかわらず、このまま通院するのもどうなのかな?と思っておられる方は一度ご相談ください。

 

 

◆まとめ

今回は、股関節の重要性についてお伝えしてきましたが、ちょっと長過ぎましたか?

それぐらい股関節というのは、生活する上で最も重要と言っても過言ではありません。

 

股関節に不具合が生じると生活の大半に制限がかかってしまうため、活動量が減り、筋肉がやせ細り、サルコペニアやフレイルといった状態になり、最終的には認知症や要介護の状態になってしまいます。

 

そうならないためにも、今回あげた対策を動けるうちに少しずつやっていきませんか?

 

また、今、痛みをどうにかしたいんですという方は、一度ご相談だけでも構いませんので、当院までご連絡ください。

何かのお役には立てると思います。

 

決して1人で思い悩まないようにしてくださいね。

必ず解決する糸口は見つかります。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

◆はじめに

時期的なものなのかはわかりませんが、睡眠時間は十分にとっているにもかかわらず、寝起きが1日の中で一番しんどいですという方がいらっしゃいます。

それも1人や2人ではありません。

どういったことが体の中で起きているのでしょうか?

 

もしそういった状況でお困りの方がいれば、この記事を読んでいただいて解決の糸口になることを願っています。

ぜひ最後までお付き合いください。

 

 

◆慢性的な疲労と肺と脳の関係

大人になって社会に出た瞬間から、様々な問題で悩みが出てくると言われています。

例えば、次のようなことが挙げられます。

 

・職場の人間関係

・働き過ぎ

・金銭問題

・健康問題

 

このようなことで心身共に負担が積み重なり、疲労感として出てくるようです。

 

では、疲労と脳と肺にどのような関係があるのでしょうか。

疲労というのは、発熱や痛みとともに、三大アラームと言われており、言い換えると体から発する警告サインのことです。

これ以上、体に負担をかけると壊れますよーということを知らせてくれています。

 

疲労は痛みのように急にくるようなものでもないし、発熱のように測れるものでもありません。

ですから、疲労は放置されることが多く、感じてはいるものの、そのままの状態で活動を続けてしまうことで問題がこじれてしまいます。

そして、気づいた時には時すでに遅しの状態になっており、例えば、うつ病などのメンタルの病気になっていたり、内臓の病気になっていたりするわけです。

 

これは、疲労を抱え続けた結果、自律神経の乱れや血流が悪くなってしまった結果とも言えます。

 

慢性的な疲労やうつ病を抱えている人は、脳の血流が不足しているという研究が世界的に行われています。

血流不足があるということは、血液の中に含まれている酸素も不足していると考えられますので、肺を正常に機能させて、呼吸を正しく行えるようにすることが、

脳の血流不足を解消してくれます。

 

疲れたなぁと感じているのは、脳なのでたくさん睡眠時間をとっていても疲労感が抜けない人は、脳疲労を起こしている可能性があります。

脳の血流不足によって疲労物質が溜まったままになっていると、どんなに休息を取ろうが、寝ようがなかなか疲労感は抜けていきません。

 

そして最悪なことに、疲労物質を処理できずに放置していると、認知症のリスクも高くなってしまいます。

 

 

 

◆脳疲労を解消することが先決

寝ても寝ても疲れが取れない。休みをたくさん取っても疲れが取れない。このような時は脳疲労を疑いましょうという話でしたが、

脳疲労を解消するためには、何をすれば良いのでしょうか?

 

一番最初に取り組んでほしいのは、自律神経を整えて、眠りの質を上げるということです。

自律神経を正常に戻すためには、生活リズムを整えることが必要です。

要するに規則正しい生活を心がけるということです。

 

例えば、

・朝起きる時間を毎日7:00に揃える

・夜は23:00に就寝

・お風呂は21:00ー22:00の間に入る

・毎日きっちり三食とる

・毎朝、朝日を浴びて軽く体操する

・毎朝、30分散歩する

 

とにかく自律神経のズレが出ないように、生活リズムが乱れないようにすることを心がけてほしいです。

このような取り組みを続けていくと、深い眠りの時間と浅い眠りの時間のメリハリが出てきて睡眠の質が上がってきます。

 

 

◆眠りの質をさらに上げるために肺の機能を高める

規則正しい生活を送ることに加えて大切なのが、呼吸です。

脳疲労を解消するためには、脳に酸素がたっぷり含んだ血液を送る必要があるからです。

脳が酸欠状態になると、脳疲労が溜まる一方なので、正しい呼吸ができるようにちょっとした意識が必要になってきます。

 

どのような意識かというと、鼻呼吸をするということです。

2013年のニューロレポートによると、口呼吸をしていると、脳の酸素消費が多くなり、活動が休まらないという研究報告がされました。

先ほどと内容が重複しますが、脳の酸素消費が増えると、酸欠状態になり、脳疲労が溜まっていきます。ゆっくり大きく鼻から息を吸って、鼻から息を吐き出すということを意識的に行うことによって、脳の酸素消費を抑えることができます。

そして、この鼻呼吸をすることによって、副交感神経にスイッチが入り、リラックスモードに入ることができるため、脳を休ませてあげることができるというわけです。

 

 

◆整体を受けると良いことばかり

当院の整体は、体の歪みを整えたり、重心バランスを整えることによって、筋肉の緊張を緩和させていきます。

そうすると、必然的に自律神経の乱れも整いますし、血流も改善していきます。

治療中はほど良い刺激なため、リラックスモードになり、力が抜けているため、体は休まり、脳も活動を抑えることができ、そして呼吸もゆっくり深くできるようになります。

 

治療が終わると脳も含めて疲労が抜けている状態になるということです。

 

もちろん一度で全ての問題を解決できるなんてできないので、体が治りたがっているお手伝いをさせていただいている感覚で治療をしています。

 

 

 

◆まとめ

今回は、寝ても寝ても疲れが取れないということに関して、脳や肺の機能に着目して考えてみました。

もし、あなた自身が今、疲れ切っていて、休みを取っても改善しないとか、朝スッキリ起きることができないというようなお悩みがあるのであれば、脳や肺に問題があるかもしれません。

 

ここに書いたような規則正しい生活を少しの期間だけやってみませんか?

ちょっと体に変化を感じたら、ぜひ継続してみてください。

 

色々試してみたけど、結局ダメだったという方は、ぜひ当院の整体を受けに来てください。

後悔はさせません。何かお役に立てることができるかもしれません。

 

絶対に我慢してその場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の眠りが健やかになっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

「先生、整骨院と接骨院と整体院ってどう違うの?」

昨日も患者さんからこういったご質問をいただきました。

 

今回はこのことについてお伝えしていきたいと思います。

最後まで読んでいただければ幸いです。

 

 

 

◆はじめに

体が痛くなったり、ケガをしてしまったら、あなたならまずはどこに行きますか?

おそらくほとんどの人は【整形外科】を選択肢の中に入れるのではないでしょうか?

 

当院のような整骨院を思い浮かべる人はとても稀なケースだと思います。

 

では、どのような時に整骨院を利用するのかということも含めて今回はお伝えしていきますね。

 

 

 

◆整骨院と接骨院は同じです

起源は柔道の元となった柔術にあって、戦場で戦うための技術と骨折やケガに対応するための技術の両方があります。

前者は柔道などのスポーツに発展し、後者は医療として進歩していくことになります。

 

一昔前は「ほねつぎ」という名称で、町の柔道場の先生が道場の傍らで施術をしていましたが、整形外科の発展と共に

徐々に影を潜めていくことになります。

 

そして、最近になって体の歪みを整えるという技術を使用し始めるようになると、接骨→整骨という名称の方がしっくりくるからなのかそちらを使用するところが増えていきました。

 

正しい名称は、接骨院の方ですが、整骨院という名称も今のところは問題がないようです。

接骨院と整骨院の違いは名称だけで、業務的なものに違いはありません。

 

 

◆整骨院・接骨院と整体院の違い

こちらの方が話が複雑で、整骨院・接骨院の方は、柔道整復師という国家資格が必要なのに対して、整体院というのは国家資格がなくても店舗を出すことは可能です。

 

しかしながら、整体院でも柔道整復師や鍼灸師、理学療法士の方が店舗を出しているケースもあるため、利用される際に、国家資格があるかどうかを気にされる方は確認を取られた方が良いでしょう。

 

 

 

◆健康保険を使えるかどうかについての違い

整形外科の受診では健康保険を使って治療を受けることが可能ですが、整骨院・接骨院の場合は、健康保険を使用して治療を受ける場合、厳格な条件が必要になります。

その条件として、

 

①急性のケガであること

②ケガの場合、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷・その他軟部組織損傷であること

③骨折や脱臼の応急処置はその場でできますが、その後の治療は医師の同意が必要であること

④ケガの発生日時が明確であること

⑤ケガの発生原因が明確であること

 

こういったことが必要になります。

言い換えるとこれ以外のケースについての治療には健康保険は適用されないということです。

 

慢性的な肩こり、腰痛、その他疲労などにおいてはもちろん健康保険適用外の症状となります。

 

もちろん整体院においてはそもそも国家資格を必要としない施設なので、健康保険は使えません。

 

 

◆治療はどこで受けると良いのか問題

街を歩けば至る所に整骨院・接骨院があり、その他整体院やエステ、リラクゼーション、もみほぐしなど本当に似たような施設が増えましたね。

 

体の不調を感じた時に一体どこへ行けば良いのか、受診する側からすれば選択肢が多すぎて困ってしまいますよね。

 

そこで、これだけ抑えておけば間違いないということをお伝えしますので、今回はこれだけでも覚えておいていただけると嬉しいです。

 

まず、何の予備知識もない方の場合で、体に痛みを感じて、治療を受けたい場合は、

①近所の整形外科を受診しましょう。

→そこで、画像検査や血液検査などを受けて、診断をしてもらいます。そして必要な治療を一定期間受けることになります。

 

②整形外科での検査で何も問題はなく、治療を受けても症状に変化がない場合、整骨院・接骨院へ行きこれまでの経緯を話して、治療を受けましょう。

この時に、ケガをしていないのであれば健康保険での治療を受けることはできませんので、自費治療を案内してくれるところをお勧めします。

 

③整体院を検討する場合は、国家資格をお持ちの先生がいるところを選ぶ方が無難です。無資格者が悪いわけではありませんが、3年から4年かけて専門学校で勉強して、国家試験に合格している先生は基礎知識がありますので、安全性は高いと言えます。

 

 

この順番が逆にならないようにしてほしいところです。

逆になったからと言って間違いではありませんが、結局病院で検査してみないとわからないことが多いため、無駄足にならないようにするためにもこの順番を推奨しています。

 

 

 

◆まとめ

今回は、整骨院・接骨院、整体院の違いについて簡単ではありますが、説明させていただきました。

 

今回お伝えした中で重要なことは、国家資格を持った先生がいるかどうかということと、受診する場合の順番で、まずは整形外科を受診されて、画像検査に問題はなく、指示通り通院していても変化がない場合は、整骨院・接骨院に相談してみるという流れが大切ですよ。ということでした。

 

いずれの施設に行かれましても、患者さんを治したいという気持ちは同じです。

そのための手段がそれぞれ個性があって違うということです。

どの施設が自分に合うかどうかは、正直行ってみないとわかりませんが、今はそれぞれの施設がホームページを持っていることが当たり前の時代ですので、そちらをみて判断するのも良いかと思います。

 

あなたの治療院選びに貢献できていれば幸いです。

それでは、またお会いしましょう。

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

「先生、私運動苦手なんです。どうしても運動しないといけませんか?」とご相談されることがよくあります。

どうにかして、楽して痩せたい。楽して筋肉をつけたい。そういうお気持ちがあるのは痛いほどよくわかります。

 

人生の大半を肥満だった私が言うのだから間違いありません。

そんな私が運動の重要性について今回はお伝えしていきたいと思います。運動嫌いの方はぜひ最後までお読みください。

 

 

◆はじめに

どれだけ細身の方であったとしても、最低限の日常生活が遅れているのであれば、筋肉はきちんとついています。

ですが、これまで通り、何もせずに筋肉がこれから先も自分の意思通りに動いてくれるかどうかは非常に怪しいです。

運動はしたくないけど、筋肉は落としたくない。そういった方がこれからどのようにしていけば良いのかの道標になれれば幸いです。

 

 

 

◆筋肉はどうすればつくのか

筋肉の付け方を語る前に、筋肉がどのようにして弱っていくのかをお伝えします。

骨折をした方でギプスをつけたことがある方はご経験があるかもしれませんが、もうそろそろ治る頃だからギプスを外すことになって、パカっとギプスを外すと、異様に足や腕が細くなったという話を聞いたことはないでしょうか?

 

この例のように筋肉の常識として知っておいてほしいのは、筋肉は使わないと退化して衰えていくということです。

 

ある実験では、2週間脚を動かさない生活を続けた結果、若い人で28%ほどの筋力が低下し、485gの筋肉の減少が認められたということでした。

高齢者では、23%ほどの筋力が低下し、250gの筋肉の減少が認められたということでした。

 

恐ろしいのは、高齢者の場合、週3、4回のトレーニングを6週間続けたのにも関わらず筋力は戻らず、結局元通りになるのに3倍以上の時間が必要なことがわかりました。

 

このことからも普段から運動することの大切さがわかりますし、もし仮に病気やケガで長期入院を余儀なくされた場合、筋肉だけでなく、関節や臓器の運動機能まで低下する恐れも出てきます。

高齢者の場合はもっと深刻で、長期入院で安静を続けた場合、肺妖精症候群といって、自分の意思通りに体が動かせなくなっていき、うつ病になったり、寝たきり状態になり、認知症になっていくという最悪のパターンになってしまいます。

 

また、QOL(クォリティ・オブ・ライフ)生活の質が著しく低下することも懸念されるため、筋力低下や筋肉量を最低限維持しておかないと自分だけではなく、周りにも多大な負担になってしまうということを覚えておきましょう。

 

 

◆これから大きな社会問題になりそうなサルコペニアとフレイル

若年層の運動量が激減していると言われている昨今ですが、将来的に心配なこととして、「サルコペニア」という状態の人が増加する可能性が高いということです。

 

サルコペニアというのは、ものすごく簡単にいうと、運動不足が原因で筋肉が退化して筋肉の量が減って、まともに動けなくなるというものです。

 

そしてその状態で年齢を重ねていくと、筋力低下や心身の働きが低下し、要介護に近づいていきます。この状態のことを「フレイル」と言います。

 

結局は、筋肉を鍛えておかないと、将来的に相当なハンデを背負うことになりかねないということです。

 

 

◆落ちてしまった筋力や筋肉量を復活させる方法

普段運動をする習慣がないために落ちてしまった筋力や筋肉量を復活させるには、ウォーキングや筋力トレーニングが必要になってきます。

 

ところが、運動にネガティブなイメージのある人は、スポーツジムで行うトレーニングやボディビルのようなトレーニングのことを想像してしまい、敬遠されている人も多いと聞きます

 

もちろんそのようなハードなトレーニングをしなくても筋力はつきますし、筋肉量も増えます。

まずは家の近所の町内をぐるっと散歩するぐらいから始めることをお勧めします。

慣れてくれば、少しずつ距離を伸ばし、スピードを上げていきましょう。

 

ポイントはいきなりやりすぎないことです。初めの1ヶ月ぐらいは長くても30分までにしておきましょう。

ちょっとずつ慣れてきたら、自重トレーニングといって重たいものも持たず、機械も使わず、自分の体重による負荷だけをかけたトレーニングを入れていきましょう。

 

意外かもしれませんが、ラジオ体操も自重トレーニングの一つです。ラジオ体操から始めることをお勧めします。ラジオ体操第一だけで構いません。

 

慣れてくれば、ラジオ体操第一と第二を動画を見ながら行いましょう。

ラジオ体操を行う時のポイントは一つ一つの動作を丁寧に大きく動かすことを意識してみましょう。

散歩30分、ラジオ体操10分としても40分です。1時間もかかりません。

 

このぐらいだったら自分にもできそうと思いませんか?

 

 

◆もう年だからと諦めていませんか

人は簡単に裏切るけど、運動していれば筋肉は裏切りません。やったらやった分、応えてくれます。

これは年齢は関係ありません。

いくつになっても筋力はアップしますし、筋肉量も増えてくれます。

ご自分の体を信じて、運動を続けましょう。

 

そして、どれぐらいで変化が出てくるのかということですが、過去に運動していた方で、2ヶ月〜3ヶ月ぐらい経過すると変化が少しずつ現れます。

 

あまり運動をされてこなかった方は、4ヶ月〜6ヶ月ぐらいが大体の目安になります。これはあくまでも目安ですので、これよりも早く成果が出る人もいれば、遅くなる人もいます。

地道にコツコツやっていきましょう。

 

 

◆まとめ

今回は、運動が苦手な方のために、筋肉の重要性をお伝えさせていただきました。

少しでもこれを読んでくださった方が運動の大切さを知っていただいて、ちょっとした運動を始めていただければ、これ以上の喜びはありません。

ご自分の体力レベルに合わせて無理のない範囲で少しずつ運動を始めてみませんか?

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

当院に来られる患者さんには、同じような症状をお持ちの方でも大きく分けて2つのタイプの方がおられます。

どのようなタイプかと言うと、

 

①比較的早い段階で治る人。

②いつまでも治らない人。

 

このような感じです。

では、なぜこのように同じような症状なのに、片やスイスイ改善していく人と、そうでない人に分かれてしまうのでしょうか。

 

今回はこのことについてお伝えしていきたいと思います。

最後まで読んでいただければ幸いです。

 

 

 

◆はじめに

20年ほど毎日、患者さんの体をみさせてもらって、その変化を見ていると、年齢や性別に関わらず早く治っていく人と治療をそうでない人に分かれていきます。

そういった2つのタイプの人を見ていると、共通点があることに気づきました。

今回は、なかなか症状が改善せずにお悩みの方には耳が痛い内容になるかもしれませんが、とてもお役に立てる内容になると思います。

 

 

◆体の不調を感じたらまず初めにすることは?

何か体の問題が起こっても、すぐに治る人は、行動が早いです。

病院に行ったり、整体に行ったり、何らかの対策をすぐに取ります。

 

一方で、なかなか治らない人は、ちょっと様子を見てから判断します。

ここでまず初動の差が生まれてしまいます。

 

初動が早い人の場合、病院や整体に行けば専門家の目線で問題を発見してもらえて、それに合わせた対応をしてくれます。

何をすれば良いか、逆に何をしてはいけないかもわかるわけです。

 

それに対して、様子を見る人の場合、何が問題なのかよくわからないまま、さらに状態が悪化して、慢性化してしまいます。そしてどんどん不安だけが募っていきストレスもかかっていきます。

そして後になって、あの時すぐに病院に行っておけば良かったと言って後悔することになるわけです。

 

 

ですから、どちらが良いか悪いかの話はさておき、初動が早い方が何かと次の手を打ちやすいということはおわかりいただけたのではないでしょうか。

 

 

 

◆体の声をちゃんと聞いてますか?

健康な状態でないと、仕事は満足にできませんし、家事もこなせません。

日常生活を送ることにも支障が出ることもあります。

でも最初からいきなりそのような状態になることは滅多にありません。

 

最初は、ちょっとした違和感を感じたり、何か変だなぐらいのレベルのサインが体から発せられます。

体が何かおかしいよ、異常があるよ。というシグナルを出してくれているのを受け取って、すぐに行動を起こせるかどうかです。

 

普段から自分の体を大切にする意識や健康の大切さをわかっている人は、自分の体と日頃から向き合っておられるから変化に敏感です。

 

一方でこじらせてしまいやすい人は、ちょっとぐらいの違和感や変化には無頓着で、一晩寝たら良くなるだろうぐらいの捉え方をしがちです。

 

こういう人たちの口グセで多いのは、「忙しいから」「時間がないから」です。

どうしても外せない仕事があるのはわかりますし、色々と予定が立て込んでて時間がないのもわかります。

 

ただ、ご自身の健康と天秤にかけてどちらが大切なのかを今一度考えてみてほしいです。

 

私からのお願いですが、一旦様子を見る側の人であったとしても、1週間同じ症状が続いて、全くおさまる様子がない場合は、必ず対象の病院に行くようにしてほしいです。そういう習慣を身につけていただけると、問題が大きくなる前に対処がしやすくなります。

 

ただし、急激な体調の変化、例えば突然強い頭痛を感じた、胸が突然痛くなった、など「急激な変化」が起きた場合は、すぐさま病院へ行くようにルール化しておくと良いでしょう。

 

 

◆原因をハッキリさせていますか?

かく言う私も病院がとても苦手です。「何か重い病気が見つかったらどうしよう」とか「先生に叱られるんじゃないか」など余計な考えが出てしまって以前は病院に行くことがとても嫌でした。

 

でも、健康な状態でないと家族や仕事関係の方に迷惑をかけることになりますし、何より一度きりの人生が楽しくありません。

 

ですから、自分の体をもっと大切に、できるだけ健康な状態を維持させたいということを考えるようになり、ちょっとしたことでも病院に行くようにしています。

 

そうすると不調の原因を教えてもらえたり、どういったことに気をつけないといけないかを教えてもらえるので、もやもやした不安が少なくなりました。

 

何が問題で体の不調が出ているのかわからない不安を抱えて、不安から逃げていると、体の不調はどんどん悪化するし、不安は大きくなるしで負のスパイラルからいつまで経っても抜け出すことができません。

 

不安や心配事を抱えたままでいると、自律神経が乱れて、内臓や血管の働き、体温調整、血圧、心拍数、ホルモンバランス、免疫機能などが正常に働きにくくなり、症状が進行してしまったり、新たな病気になってしまう可能性も出てきます。

 

早い段階で問題を発見してもらい、自分でもその問題を把握して、症状を撃退してやりましょう。

 

 

 

◆病気や不調になってしまった時の心構え

病気や不幸な出来事が起きてしまったことをくよくよ考えても取り返しがつくことはありません。

もちろん最初は誰でもショックを受けるでしょうし、落ち込みもすると思います。

 

私も以前に交通事故で骨盤の骨が折れた時は、1ヶ月ぐらい落ち込みました。

でもなかったことにはできないじゃないですか。

 

なかなか治らない人は、「なんでこんな病気になってしまったんだろう」といつまでも答えの出ないことを考えてしまったり、

「なんでもっと早く気づいて病院にいかなったんだろう」と後になって後悔したりをいつまでも繰り返してしまいます。

 

早く治る人は、落ち込んだ後、少し時間が経てば前を向き始めます。そして今やるべきことをしっかり見定めて、専門家のアドバイスも素直に受け入れながら前に前に進んで行きます。

 

ネガティブな気持ちのままでいても、起きてしまったことをいつまでも考えていても、現状は変わらないことを知っているからです。

 

 

◆なかなか治らない人はせっかち

慢性的な病気や体の不調に関しては、ある程度の長い時間をかけて悪くなってしまったので、教科書通りにうまく進むものではありません。

 

治療を受ければ右肩上がりに良くなっていくというものではありません。

良くなったり、時には逆戻りで後退してしまったりを繰り返しながら、少しずつ改善していくものです。

 

当院に来られる慢性的な症状をお持ちの患者さんに対しても、「治療を受けてすぐに良くなることもあるけど、必ず元に戻ろうとする反応は出るから、治療初期は特に一喜一憂することのないようにお願いします。」とお伝えしています。

 

このように伝えているにも関わらず、1、2回治療を受けただけで、「ちょっと良くなったけど、まだ治りません。」というせっかちな人が中にはいらっしゃいます。早く治ったとしても、こういうせっかちな人は、慢性的な症状のことを理解できていないので、またすぐに再発させてしまいます。

 

また、当院では、「症状を感じなくなって、治ったと感じることができるようになってからがスタートですよ。」ともお伝えしています。

 

と言うのも、慢性的な症状というものは、生活習慣の影響によるものが多いので、朝起きてから、夜寝るまでの間の行動に何らかの問題が潜んでいることが多いです。こういったことに目を向けて少しずつ改善させていくことで、再発しにくい状態を手に入れることができます。

 

当院では、患者さんの家に行って、行動を監視することはできませんので、ご来院された時の体の歪み方、重心バランスの乱れなどから判断させていただいています。そして定期的に体を整えていくことによって、不快な症状が出にくい状態を維持させるにしています。

 

 

 

◆早く治る人や再発しにくい人の行動や考え方とは

先ほど、慢性的な症状は生活習慣の影響によるものが大きいとお伝えしました。

早く治る人や再発しにくい人はどのような生活習慣に変えていったのでしょうか?

 

・朝起きたら、太陽の光を浴びて、水を飲む。

・毎朝、朝食をとる

・毎朝同じ時間に起きる

・毎日同じ時間に体重を測る

・お酒は控える

・ちょっとした外出は車を使わず歩く

・毎日湯船につかる

・7時間睡眠を心がける

・ジャンクフードは控える

・ゆっくり行動する

・我慢しない

・怒らない

・イライラしない

・ストレス発散する

・笑う

 

こういったことを意識的にしているようです。

もちろん全てをやる必要はありません。自分に取り入れられそうなもの、必要だなと感じるものから始めてみてはどうでしょうか。

 

 

 

◆まとめ

今回は、早く治る人、なかなか治らない人の特徴をお伝えしました。

なかなか治らない人にとっては少し厳しい言い回しになったかもしれませんが、できれば早く治ってほしいという気持ちで書かせていただきました。どうぞご容赦ください。

 

慢性的な症状を抱えていて、どこに行ってもダメだった方は、当院にお手伝いできることがあれば是非ともご相談ください。

何かお役に立てることがあるかもしれません。

1人で抱えて悩まないでください。きっと解決する方法はありますから。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

 

今回は「肩こり」を科学的な視点で見てみるという記事を書いていきます。

肩こりの原因は人それぞれ千差万別ですが、実際に肩の周辺ではどんなことが起こっているのかを知ろうということです。

これを知ることで何のメリットがあるのかというと、肩こりを解消させたり、予防したりするために必要なことが、イメージしやすくなります。

 

ぜひ最後までお読みください。

 

 

 

◆はじめに

肩こりと言っても、人によっては、首のあたりに感じることもあるでしょうし、背中の部分に感じる人もいるでしょう。

ですから、どこに問題があるのかを把握するのがとても難しいです。

プロでもどこに問題があるのかを特定するのは難しいです。

そんな時に知っておいてほしいのは、人体の解剖学的な視点です。

解剖学と聞くと何だか難しそうと思われるかもしれませんが、今回はとてもわかりやすい内容になっているのでご安心ください。

 

 

◆頭や腕の重さってどのくらい?

頭の重さってどのぐらいかご存知ですか?

成人の頭の重さは、おおよそ体重の10%ぐらいと言われていますので、体重40kgぐらいの女性で約4kg。体重60kgぐらいの男性で約6kgぐらいです。

思っていたよりも軽いと思いましたか?それとも重いと思いましたか?

 

それでは腕の方はどうでしょうか?

成人の腕の重さは、おおよそ体重の6〜7%と言われていますので、体重40kgぐらいの女性で約2.4kgぐらい。体重60kgぐらいの男性で約4.2kgぐらいです。

 

 

◆頭や腕の重さと肩こりの関係

立っている姿勢で頭が前の方に傾いていき、姿勢が悪くなっていくと、何となく首や肩に負担がかかるのはイメージできますでしょうか?

良い姿勢で立っている時が頭の角度0度だとすると、首の骨にかかる負担が4kg〜6kgとします。(頭そのものの重さだけが首の骨の負担になります)

 

15度傾いた時→12kg

30度傾いた時→18kg

45度傾いた時→22kg

60度傾いた時→27kg

 

このように姿勢が悪くなればなるほど、恐ろしいほどの負担が首にかかります。

 

デスクワークで1日の大半を過ごす人、スマホやタブレットの使用頻度の多い人などは、首に相当な負担を毎日かけ続けていることになります。

 

一方、腕の方ですが、腕の重みを支えてくれているのは、鎖骨と肩甲骨のという頼りない2つの骨だけです。この2つの骨だけでは不安定なために

僧帽筋という首や肩、背中までを覆っている筋肉によって支えられています。

これも頭の時と同様に、姿勢が悪くなればなるほど、腕の重みが僧帽筋にかかる負担が増大していきます。

ただでさえ不安定な肩の関節なのに、姿勢が悪くなるともっと不安定になって、僧帽筋がフル稼働しないと安定しないからなんですね。

 

このように頭の重さや腕の重さが姿勢の悪さによって、首や肩、背中に負担を強いられて必要以上に筋肉が緊張状態になり、血流が悪くなり、肩こりがどんどん進行していってしまうということです。

 

 

◆姿勢が悪いことによる肩こりは整体で改善しましょう

当院には、姿勢の悪さが原因で肩こりや首こりがひどくなってしまった方からのご相談が多いのですが、一通り自分で運動したり、体操したり、ストレッチしたりしても改善しない場合は、相当歪みも重症化している可能性があるので、プロの手による歪みの矯正を受けた方が良いでしょう。

当院では、患者さんの体の負担になるようなボキボキする整体や痛みが伴うようなストレッチではなく、必要最低限の力で歪みを改善できる技術があるので、もし自力ではどうにもできない場合はご相談ください。

 

 

◆まとめ

今回は、肩こりが発生するメカニズムの話をしてきましたが、いかがだったでしょうか?

意外に頭や腕は重たくて、それを支えるために骨や筋肉は日頃頑張ってくれていることがわかっていただけたかと思います。

しっかりと日々メンテナンスしてあげないと、ストレートネックという状態になったり、骨が変形したり、椎間板ヘルニアになったりすることがありますのでご注意ください。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。

患者さんからよく質問されるものの中から、今回は、【こむら返り】についてお伝えしていきたいと思います。

「先生、何でこむら返りが頻繁に起きるの?」と結構な割合で聞かれるので、一度自分なりの知見をまとめておこうと思い、今回記事にさせていただきます。

少しでも皆さんの疑問解消につながれば幸いです。

 

ぜひ最後までお読みください。

 

 

 

◆はじめに

皆さん一度はふくらはぎのこむら返りを経験したことはあるのではないでしょうか?

寝ている時に急に足がつってしまって、何とも言えない痛みが数分続いておさまるまで、伸ばしてみたり、揉んでみたりされたのでは?

あの嫌な現象がどういった仕組みで起こっているのか。なぜ頻繁に起きてしまうのか?寝ている時に起きてしまうのはなぜ?など色々な疑問を

お持ちだと思います。

 

インターネットで調べても様々な見解があって何が正しいのかわからにくい現象でもあるので、今回は情報の整理をして行きたいと思います。

 

 

 

◆そもそも「こむら返り」って何? 

こむら返りの「こむら」というのは漢字で書くと「腓」と表記されます。腓腹筋というふくらはぎの筋肉がありますが、その部分を表しています。

こむら返りの正式名称は、【有痛性筋痙攣(ゆうつうせいきんけいれん】とか【筋クランプ】という症状名で呼ばれます。

これは筋肉がつる現象で、自分の意思とは関係なく筋肉に突然痙攣が起きて縮んでしまい、痛みを伴ったまま動かせなくなってしまう状態のことです。

この現象はふくらはぎにだけ起こるものではなく、

 

・手足の指

・足首

・すね

・土踏まず

・太もも

・首肩

・胸、背中、腰

・お尻

 

発生頻度の差はありますが、こういった筋肉にも起こります。

 

◆筋肉がつるメカニズム

実際にこむら返りなど、筋肉がつる現象というのは、中でどんなことが起こっているのかというと、筋肉の伸び縮みのセンサーの誤作動によって筋肉が暴走している状態です。自分の意思で制御が効かなくなっているということです。

細かく説明すると難しすぎるため、ものすごく簡単に言うと筋肉や腱が伸びすぎたり、縮みすぎたりすると痛めてしまうので、センサーが自動制御でそれ以上伸び縮みしないように反射が起きてコントロールしてくれています。

このコントロールが何らかの影響によって、コントロールが効かなくなってしまっているということです。

 

 

◆なぜ、ふくらはぎにおこりやすいのか?

筋肉がつるという現象は体全体で起きる可能性があるのにもかかわらず、患者さんからの体験を聞いているとほとんどの方は、こむら返りのことばかり話されます。

なぜ、ふくらはぎに起きやすいのか、その理由は次のようなことが考えられます。

 

①常に重力の影響を受ける筋肉であるため(抗重力筋)

重力の影響を受ける筋肉はたくさんありますが、立ったり歩いたりすると常に働いてくれているのが、ふくらはぎ(下腿三頭筋)です。

この筋肉は、立っている時は姿勢を支えるために緊張し、歩く時には伸び縮みを繰り返しているためかなり忙しく働いてくれています。

他の筋肉に比べて疲労がたまりやすい部位と言えるため、発生しやすいと言われています。

 

②冷えやすいため

寒い時期はもちろんですが、暑い時期もエアコンが効いた部屋にいると冷たい空気は下へ下へ降りてきます。

その時に一番影響を受けるのが足元ですよね。

女性であればスカートを履いて素足の状態、男性であれば短パンを履いていたりすると足元が冷たい空気にさらされてしまいます。

そうすると、筋肉が硬くなり、血流も悪くなってしまうため発生しやすくなると言われています。

 

③就寝中の体温や姿勢に関係するため

就寝中は特に手先、足先の体温が下がりやすく、寝返りを打っていたりすると布団から足がはみ出ることもあり、冷えやすくなります。

また、仰向けで寝ていると足の甲に布団の重みがかかり、ふくらはぎの筋肉が縮んだ状態になることも発生原因になるのではないかと考えられています。

 

④心臓からの位置が遠いため

ふくらはぎは体の一番下の方に位置しているため、心臓から遠く離れています。体液が溜まってしまってむくんだり、血流が滞ったりしやすいです。

さらにそこから冷えや酸素不足、ミネラルバランスの悪さなどが影響してこむら返りが起きやすい状況を作り出します。

 

 

◆頻繁につってしまう人が気をつけること

上記に挙げたような原因をさらに生活に落とし込んで考えた時に、どのようなことに気をつけて生活すれば、頻繁につらなくて済むかをお伝えします。

もし以下のものに該当するのであれば、ご注意ください。

 

・水分はコーヒーや紅茶で摂ることが多い

・お腹を下しやすい

・喫煙習慣がある

・お酒を毎日のように飲む

・シャワーだけで済ませることが多い

・栄養が偏っている

・運動習慣がない(筋肉量の低下)

・運動しすぎている

・冷え症

・静脈瘤がある

・ストレスを抱えることが多い

 

以上のようなものは、水分不足、ミネラル不足、血流不全、自律神経の乱れ、筋肉が硬くなりやすいなどの状態を招きやすいとされています。

もし、ご自身で気をつけられるものがあれば、対策をされた方が良いでしょう。

 

 

◆こむら返りと整体の相性は?

当院の整体の一番の特徴は、体の歪みや重心バランスを整えることで、筋肉の緊張を緩和したり、血液循環や神経伝達を良くする効果があります。

また、非常に優しい刺激なので、自律神経の乱れを整える効果もあります。

ということは、上記に挙げたものの原因のうち、栄養以外の問題は全て対応できることになります。

ですから、こむら返りや筋肉のつる現象と当院の整体はかなり相性が良いということになります。

当院の患者さんの中にも、こむら返りなど筋肉の痙攣でお悩みの方をたくさん改善してきた事例がございますので、どのような生活習慣をお持ちなのか

詳しく聞いて、実際に体の検査をすれば、改善するものなのか、そうでないものなのかの判断はつきます。

闇雲にマッサージしても良くなることはないので、お悩みの方は早めにプロに相談されることをお勧めします。

 

 

 

 

◆まとめ

今回は、患者さんからの質問が多い「こむら返り」「筋肉がつる」という問題についてお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか?

こむら返りが起こる原因は人それぞれであって、個人差がとてもあります。

ご自身の生活習慣を振り返ってみて、どういった問題があるのかを知ることによって、対策も変わってくるはずです。

これを機に生活習慣の見直しをされることをお勧めします。

 

色々試してみたけど、結局ダメだったという方は、ぜひ当院の整体を受けに来てください。

後悔はさせません。何かお役に立てることができるかもしれません。

 

何か病気が潜んでいることもありますので、これぐらい大丈夫だろうと軽く考えて、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。

 

少しでもこれを読んでくださった方の眠りが健やかになっていくことを願っています。それではまた。

 

 

(柔道整復師 福井健人 監修) 

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