目次
1. はじめに
2. 腹圧とは?
3. 腹圧が高まるメカニズム
4. 腹圧と腰の安定性の関係
5. 腹圧を高めるための具体的な方法
6. まとめ
はじめに
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。
今回は、「なぜ腹圧が高まると腰が安定するのか」について解説します。
腰痛に悩まされている方にとって、腹圧の重要性を理解することは非常に有益です。
この記事を通じて、腹圧の基本からそのメカニズム、そして腰の安定性との関係を詳しくお伝えします。
腹圧とは?
それでは、まずは腹圧について説明していきます。
腹圧とは、腹腔内圧のことを指します。腹腔とは、お腹の中にある臓器が収まっている空間のことです。
腹腔は、
①前側
②後ろ側
③上側
④下側
これら4つの壁が存在しています。下の画像の解剖図を参考にしてみてください。
赤いものが横隔膜です。この赤い横隔膜の下にある空間が腹腔です。
風船を思い浮かべてください。風船を周囲から押すと、風船の内圧が高まりますよね。同じように、腹腔内の圧力も高めることができるのです。
この空間の圧力が高まることで、腰が安定すると言われています。
腹圧が高まるメカニズム
具体的に腹圧が高まるメカニズムを見ていきましょう。
まず、深く息を吸い込むことが大切です。これにより、上側の壁である横隔膜が下がってきます。
その状態で、前側の腹筋や背中側の筋肉に同時に力を入れることで、腹圧が高まります。
さらに、下側には骨盤底筋群という筋肉があり、ここにも力が加わることで圧力がより一層高まります。
腹圧と腰の安定性の関係
腹圧が高まるとどのようにして腰が安定するのでしょうか。
再び上の解剖図を見ながら、風船をイメージしてください。
空気がパンパンに入った風船は、外からの圧力に対して跳ね返す力があります。
同じように、腹圧が高まった状態では、外からの力を少々受けたとしても、跳ね返すことができるので、中の腰骨には何の影響も及びません。
ところが、腹圧が弱いと、外からの圧力に負けてしまい、中の腰骨まで圧力が伝わってしまいます。
本来は跳ね返すべき圧力を直接的に腰骨が受け続けてしまうことによって、負担となり何らかの障害が起きてしまいます。
腹圧を高めるための具体的な方法
腹圧を高めるためには、まず正しい呼吸法を身につけることが重要です。
深く息を吸い込み、横隔膜を下げる練習をしましょう。
次に、腹筋や背中の筋肉に意識的に力を入れることが大切です。最初は両方同時に力を入れることが難しいと思いますので、手でお腹と背中を触りながら行うと良いでしょう。
続けているうちにどこに力が入っているのかわかってきますので、根気強く続けることが大切です。
また、骨盤底筋群にも力を入れることで、より効果的に腹圧を高めることができます。これらの筋肉を鍛えるためのエクササイズを日常的に取り入れることが、腰の安定に繋がります。
まとめ
腹圧が高まることで、腰が安定する理由を理解していただけたでしょうか。
風船の例えを使って説明しましたが、腹圧の重要性は腰の故障から守るために非常に大切です。
腰痛でお悩みの方は、ぜひ腹圧を高めるための方法を実践してみてください。
腹圧を高めることは、日常生活の中で簡単に取り入れることができます。しっかりとした腹圧を保つことで、腰の健康を守り、快適な生活を送りましょう。
それではまた。
(柔道整復師 福井健人 監修)
公式LINEでのご相談もお待ちしております。
【公式LINE】
お体のお悩みを解決したい方は
下記リンクをクリックして、
お友だち追加をお願いいたします。
https://s.lmes.jp/landing-qr/2004823508-DP5oEeOn?uLand=wDZntO
ご予約、お問合せお待ちしております。
※当院にご来院予定のある方や、ご来院に迷われている方のための公式LINEです。
営業の方、同業者の方の登録はご遠慮ください。