目次
1. はじめに
2. 有酸素運動と血管の健康
3. ストレッチの効果
4. 部分的なストレッチの効果
5. 筋トレの効果
6. まとめ
はじめに
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。
今回は「ストレッチ」と「血管年齢」に関するお話をお届けします。
血管年齢を若く保つためには、日常的な運動やストレッチが欠かせません。
特に有酸素運動が血流を改善することは広く知られていますが、実はストレッチにも多くのプラスの効果があるということがわかってきました。
あまりしんどいことはせずに健康になりたい方は、ぜひ最後までお付き合いください。
有酸素運動と血管の健康
血管の健康状態を維持したり、向上させたりするには、有酸素運動が非常に効果的です。有酸素運動を行うことで血流が良くなり、心肺機能も向上します。
でもあまり運動されたことのない方や、体調などの理由で有酸素運動ができない場合もありますよね。そんな時に有酸素運動と同じぐらい血管の健康や、その他循環器系の健康に役立つのが「ストレッチ」です。
それほど負荷もかからないために、運動が苦手な方でも始めやすいのがメリットです。
ストレッチの効果
何となくストレッチって体に良さそう。というイメージはあるかと思いますが、実際にはどうなの?と疑問を持っておられる方も多いと思います。
その疑問を解消してくれる研究がありましたのでご紹介させていただきます。
■静岡県常葉大学のメタ分析(https://www.mdpi.com/1660-4601/17/16/5643)
2020年に静岡県の常葉大学が中高年の方々を対象に行ったメタ分析では、213名のデータを精査しました。
この研究では、ストレッチが循環器系の健康にどれほどプラスの影響を与えるかが調査されました。その結果、ストレッチをすることで安静時の脈拍が下がり、血圧も低下し、動脈硬化のリスクが下がることが分かりました。
■ミラノ大学の研究
同じく2020年、ミラノ大学の研究では、下半身のストレッチが上半身の血流にどう影響を与えるかを調査しました。結果、ストレッチをした部分だけでなく、ストレッチをしていない上半身にもプラスの効果が見られました。つまり、一部のストレッチが体全体に良い影響を与えることが証明されたのです。
部分的なストレッチでも効果あり?
日々お忙しく生活をされている方は、全身をくまなくストレッチする時間を取るのはなかなか難しいですよね。
しかし、先ほどご紹介した研究などからもわかるように、肩や首など一部分をストレッチするだけでも、全身に良い効果が波及することが分かっています。
さらに、この部分的なストレッチによって血圧や脈拍が改善し、動脈硬化のリスクも低下するということが確認されています。
しかし、これらの効果を持続させるためには、定期的にストレッチを続ける必要があります。一定期間ストレッチをやめると、約6週間で元の状態に戻ってしまうのです。ちょっとずつを継続してストレッチをすることの重要性がここにあります。
筋トレもストレッチと同じ効果が
ストレッチだけでなく、筋トレにも同様に循環器系の健康に効果があることが分かっています。
動脈硬化の改善や高血圧の改善、安静時脈拍の低下など、様々なプラスの効果があります。
年齢や性別に関係なく、筋トレは効果的です。
ただし、筋トレの場合は負荷が高すぎると血圧が上がってしまうため、軽い負荷で反復回数を多くする方が良い結果を得られます。
筋肉を維持しつつ、血管の健康状態を改善したい方には、軽い負荷での筋トレをおすすめします。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事では、ストレッチと血管年齢の関係についてお話しました。
ストレッチは、血管の健康状態を改善するための効果的な方法です。
特に、運動が苦手な方や、有酸素運動ができない忙しい時には、部分的なストレッチを取り入れることで全身にプラスの効果をもたらします。
ぜひ、日常生活にストレッチを取り入れて、健康な血管年齢を保ちましょう。
それではまた。
(柔道整復師 福井健人 監修)
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