目次
1. はじめに
2. 不良姿勢がもたらす影響
3. コルチゾールとその影響
4. 姿勢改善のための具体的なトレーニング
5. 運動によるコルチゾールの管理
6. まとめとお勧めのアプローチ
はじめに
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。
今回は不良姿勢の体に与える影響とその改善方法についてお話しさせていただきます。
日常生活で長時間のデスクワークやスマホの使用によって、姿勢が悪くなることは多くの人々に共通する問題です。
この記事では、不良姿勢が健康に及ぼす影響と、その改善方法について詳しくご紹介します。
不良姿勢がもたらす影響
不良姿勢とは、背中が丸くなり、頭が前に出た状態を指し、いわゆる猫背のことです。
長時間のデスクワークやスマホの使用は、このような姿勢をクセづけてしまいます。
そして、慢性的な肩こりや腰痛などの症状を引き起こします。
当院に来られる患者さんの多くも、姿勢の悪さに関する悩みを抱えています。
不良姿勢による影響は、肩こりや腰痛にとどまりません。
実は、姿勢が悪くなることによって、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増加することが研究で示されています。
このホルモンはストレスのコントロールに必要ですが、過剰な分泌は体に様々な悪影響を及ぼします。
コルチゾール(ストレスホルモン)とその影響
コルチゾールが増加することによる問題として、以下のようなものがあります。
・体重増加と代謝の悪化
・免疫レベルの低下
・血圧の上昇と心疾患のリスク増大
・メンタル面での不調
・骨密度の低下
・消化器官への悪影響
これらの問題は、不良姿勢が長期間続くことで徐々に現れてきます。
姿勢を改善し、コルチゾールを適切に管理することが重要です。
姿勢改善のための具体的なトレーニング
■首の前の筋肉のストレッチ
前顎(あご)が下がり、背中が丸まる姿勢の改善には、首の前にある胸鎖乳突筋のストレッチが有効です。斜め上を見上げて顎を上げると、首の筋肉が伸びます。
デスクワーク中でも簡単にできるので、こまめに行いましょう。
■大胸筋のストレッチと菱形筋の活性化
大胸筋のストレッチと背中の菱形筋の活性化も重要です。肩甲骨を寄せるように肩を開くと、大胸筋がストレッチされます。この動作は椅子に座ったままでも行えますので、仕事の合間に実践してみてください。
運動によるコルチゾールの管理
■運動のタイミングと強度
コルチゾールを効果的に管理するためには、運動が非常に有効です。
特に、仕事が終わってから、軽めのジョギングやウォーキングを行うことで、コルチゾールのレベルを下げることができます。
高強度の運動や長時間の筋トレは、逆にコルチゾールを増加させる可能性があるため、適度な運動でとどめておくように心がけましょう。
■運動の具体例
ノースカロライナ大学の研究では、最大酸素摂取量の40%程度の軽いジョギングやウォーキングがコルチゾールを下げる効果があると示されています。仕事帰りに少し遠回りして歩くなど、日常生活に取り入れやすい運動を続けることが大切です。
まとめ
最後まで読んでくださりありがとうございました。
今回は、不良姿勢が健康に及ぼす影響と、その改善方法についてお話ししました。
不良姿勢がコルチゾールの増加を引き起こし、体に様々な悪影響を及ぼすことが分かっていただけたかと思います。
姿勢改善のためには、胸鎖乳突筋や大胸筋、菱形筋のストレッチが有効です。また、軽めのジョギングやウォーキングなどの適度な運動もコルチゾールのコントロールに役立ちます。
健康を維持するためには、姿勢改善と運動のバランスを保つことが重要です。デスクワークを続けながらも、日常生活に取り入れやすい方法で健康を守りましょう。
それではまた。
(柔道整復師 福井健人 監修)
【公式LINE】
お体のお悩みを解決したい方は
下記リンクをクリックして、
お友だち追加をお願いいたします。
https://s.lmes.jp/landing-qr/2004823508-DP5oEeOn?uLand=wDZntO
ご予約、お問合せお待ちしております。
※当院にご来院予定のある方や、ご来院に迷われている方のための公式LINEです。
営業の方、同業者の方の登録はご遠慮ください。