目次
- はじめに
- 筋肉が硬くなる原因
- 筋肉が硬くなるメカニズム
- 筋肉の硬さが引き起こす痛みのメカニズム
- 筋肉の痛みを改善する方法
- 整骨院での整体が効果的な理由
- まとめ
はじめに
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。
今回は、「筋肉が硬くなると痛みが出てしまう現象」についてお話しします。
このメカニズムを知っていただくことで、日々の健康管理やメンテナンス、整骨院で受ける整体の重要性についてご理解いただければと思います。
筋肉が硬くなる原因
まず、筋肉がなぜ硬くなるのかについて考えてみましょう。
結論から言うと、筋肉が持続的に収縮すること、つまり長時間、力が入ったままの状態が続くことが、筋肉が硬くなる主たる原因です。
例えば、背中の脊柱起立筋やふくらはぎの下腿三頭筋など、いわゆる抗重力筋と呼ばれる筋肉は、姿勢を保持するために常に使われています。
立っている時や座っている時、これらの筋肉は絶えず働いています。
これが筋肉を硬くする要因です。
筋肉が硬くなるメカニズム
次に、筋肉が硬くなるメカニズムについて詳しく見ていきましょう。
持続的な筋肉の収縮は、筋肉の中にある筋小包体という場所からカルシウムイオンを大量に放出させます。
カルシウムイオンの放出は、筋肉の代謝を高め、エネルギー消費を増加させます。
しかし、筋肉が硬い状態でずっと収縮していると、筋肉内の血管が圧迫され、血流が制限されます。
エネルギーは血液を通じて運ばれるため、血流が少ないとエネルギー供給が不足します。
これにより、筋肉はエネルギー不足状態になり、さらに硬くなってしまいます。
筋肉の硬さが引き起こす痛みのメカニズム
筋肉が硬くなると、痛みが出るメカニズムについて順を追って説明します。
筋肉が持続的に収縮すると、
①筋肉内のカルシウムイオンの放出が増加し、エネルギー要求が高まります。
②血流が制限されることでエネルギー供給が不足し、ATP(アデノシン三リン酸)が欠乏します。
③エネルギー不足が続くと、筋肉は虚血状態(動脈血量の減少)になります。
④虚血状態になると痛みを引き起こす物質が筋細胞から漏れ出し、神経を刺激します。
これが痛みの原因となります。
簡単に言うと、筋肉が持続的に収縮し、虚血状態になることで痛みが生じるということです。
筋肉の痛みを改善する方法
筋肉の痛みを改善するためには、虚血状態を改善することが重要です。
以下の方法がお勧めです。
①筋肉を温める:温めることで血流が改善され、エネルギー供給が増加します。
②筋肉をストレッチする:筋肉を伸ばすことで血流が促進され、柔軟性が向上します。
③軽い運動をする:ウォーキングやラジオ体操など、適度な運動は血流を促進し、筋肉の硬さを緩和します。
ただし、注意してほしいのは、マッサージについては最近の科学的知見から、筋肉の血流量を改善しないと言われています。
そのため、温める、ストレッチする、運動するなどのシンプルな方法を地道に取り組むことが最善です。
整骨院での整体が効果的な理由
整骨院での整体は、専門的な知識と技術を駆使して、筋肉の硬さや痛みを改善する効果的な方法です。
当院では以下のような内容を提供していますので、参考にしてみてください。
①専門的なアプローチ:筋肉の状態を正確に評価し、どのような治療が適切か判断します。
②姿勢の改善:悪い姿勢が筋肉の持続的な収縮を引き起こすため、姿勢の改善も重要です。当院の整体では、頭から指先、足先まで全身の姿勢の矯正も行います。
③痛みの軽減:筋肉の硬さや虚血状態を改善するために特殊な技術を使い、体に負担をかけずに痛みを軽減させます。基本的には、全ての技術において、「優しく」引っ張る、ひねる、伸ばす、圧を加えるという一見簡単に見えますが、高度な技術を使います。
まとめ
筋肉が硬くなると痛みが生じるメカニズムについてお話ししました。
持続的な筋肉の収縮が原因で、筋肉は虚血状態となり、痛みが生じます。
この痛みを改善するためには、筋肉を温める、ストレッチする、軽い運動をすることが効果的です。
また、整骨院での整体は、専門的なアプローチで筋肉の硬さや痛みを改善し、姿勢の改善もサポートします。
整骨院での整体に興味を持っていただけたでしょうか?
日々の健康管理の一環として、ぜひ一度整骨院での整体を体験してみてください。
それではまた。
(柔道整復師 福井健人 監修)
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