いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。
今回は、私が一番なりたくない病気である、【糖尿病】についてのお話です。
糖尿病の詳しい解説ではなく、糖尿病にならないように意識して生活していたら、健康になれるんじゃないかと
思いました。ご興味がありましたら、どうぞ最後までお付き合いください。
◆はじめに
現在、日本人の6人に1人は糖尿病(糖尿病予備軍も含む)だと言われています。
平成28年の厚生労働省による国民健康・栄養調査によると、その数なんと1000万人にも及ぶとされています。
コロナ禍の自粛生活中に過食、運動不足、ストレスなどから糖尿病になる人が急増したと言われています。
糖尿病はサイレントキラーと言われ、深刻な合併症が現れるまでは、ほとんど自覚症状がありません。
放置するとどんどん進行していき、気づいた時には手遅れということも少なくありません。
そうなってほしくないので、今回は、実践的な予防方法を中心に書いていきます。
◆食事
まずは肉の脂質の問題です。
肉に含まれる飽和脂肪酸の摂取が糖尿病のリスクを高めると言われていますので、
魚中心の食生活に変換することをお勧めします。
魚の多価不飽和脂肪酸の摂取は糖尿病のリスクを抑えてくれると言われています。
イワシ、サバなどの青魚、オリーブオイルが良いでしょう。
次に食べる順番ですが、基本は
①オリーブオイル少し(空腹感を抑える働き)
↓
②野菜、きのこ類、海藻など食物繊維が多いもの
↓
③魚、肉など(卵、豆腐、納豆など)タンパク質
↓
④米、パン、麺など炭水化物
このような流れを意識しましょう。
最後に食事量ですが、毎食腹八分目を意識しましょう。
余力がある時に食事を終える習慣を身につけましょう。
間違っても毎回腹一杯食べるようなことはないようにしてください。
食事に関してのNG行為集
・朝食を抜く
・間食をとる(お菓子)
・清涼飲料水を飲む
・毎日の飲酒
これらは血糖値のコントロールや体重コントロールといった問題に直結しますので、
もし当てはまるものがあれば、改めた方が良いでしょう。
◆運動
基本的には有酸素運動を毎日できるのであればやった方が良いです。
それも30分以上は連続した運動が望ましいと思います。
筋トレで筋肉を増やして、血糖を燃焼できる場が増えることは期待できますが、
血糖をコントロールするという意味では、やはり有酸素運動の方に軍配が上がります。
◆睡眠
色々な知見を参考にすると、最も良いとされている睡眠時間は7時間前後とされています。
5時間以下だと糖尿病リスクが最も高く、9時間以上でも高いということがわかっています。
短すぎても、長すぎても良くないということですね。
◆まとめ
今回は、糖尿病にならないための実践方法をお伝えしていきましたが、ある程度のことは、もうご存知の内容だったかと思います。
ただ、知っていることと、やれていることでは全く違います。
知っていても何もしていなければ、何の意味もありません。
健康的な生活を送るために、頭に入れた知識を実践して、体に変化が出るまでやり続けること。
これこそが本当に大切なことなんだと思います。
もし、何かわからないことや相談してみたいことがあれば、お気軽にご相談ください。決して1人で悩まないでください。
(柔道整復師 福井健人 監修)