いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。
今回は当院の患者さんから寄せられる質問の中から、【太りやすい人と太りにくい人がいるのはなぜ?】というものがありましたので、それに対しての回答として記事を書いていきます。もしご興味がありましたら、最後までお付き合いください。
◆はじめに
体重が重たくて、一生懸命ダイエットに取り組んで食事制限したり、運動したりしていても一向に体重が落ちません。というお悩みの方が多くいます。当院の患者さんの中にも、一定数いらっしゃいます。
膝への負担、足腰への負担を減らすためにお医者さんからダイエットを指示されているのに、体重が落ちなくてご相談に来られる方もいらっしゃいます。
そういった方のために私がヒアリングをしてきて、そこそこ成果を出してきた実績をもとに、私なりの見解を述べていきたいと思います。
科学的な根拠というよりは、可能性のお話なので、あなたには当てはまらないかもしれませんが、ぜひ参考にしてみてください。
◆体重が落ちない本当の原因
ダイエットに取り組まれている方はよくご存知だと思いますが、基本的には、体重の増減は、カロリーの収支です。
取り入れたカロリーよりも出ていくカロリーが大きければ、体重は減っていきます。
これはどうやっても動かせない事実です。改めて、ご自身の食生活を詳細に記録してみて、収支を見つめ直すことをお勧めします。
そこをクリアしているのにも関わらず、体重がなかなか落ちない場合、
酸素の取り込み量が少ない可能性があります。どういうことかというと、呼吸が浅いということです。
毎日お忙しく過ごしていると、ゆっくり呼吸をすることが少なくなります。最近意識して深呼吸されましたか?
酸素は脂肪を燃焼する働きがありますので、その量が少ないとなかなか燃えてくれません。
さらには、基礎体力が低下していると鼻呼吸ができずに口呼吸になっている可能性があります。
鼻呼吸の方がエネルギーを必要とします。猫や犬など哺乳動物は口呼吸をしません。
そして、筋肉量の違いも大きな原因の一つと言えそうです。
毎日毎日歩いているのに体重が落ちませんという方に対して、
歩くのを一旦やめて、階段の昇り降りをしてくださいと指示を出したことがあります。
2週間毎日続けてもらったら、1キロ体重が減った事例がありました。
これは、毎日同じことを繰り返していると体は省エネモードになり、カロリーを消費せずにできるようになってしまうからです。
◆食事制限や運動をしているのに体重が減らないことへの対策
これまでかなり頑張って来られたあなただから、こういった記事も読んでおられると思います。
食事にも気を遣い、運動も一生懸命出来るだけ休まず続けてきたのに結果が出ないと迷宮入りしている状況。
そういった状況であるなら、上記に挙げたような原因が考えられますので、一旦原点に立ち返ってみるのも一つの方法だと思います。
改めて現状を把握することで、やり過ぎていること、足りていないことが見つかることもあります。
それでも自分のやっていることには穴がない。という方は、内科的な問題が潜んでいる可能性もありますので、一度血液検査など健康診断を受けられることをお勧めします。
◆まとめ
これまで、色々とダイエットに取り組んできたものの、体重に変動がほとんどなくて困っている方のほとんどは、
カロリーの収支でプラスになっています。体重の増減はほとんどはカロリー計算で決まります。
そこができているのに、体重が減らない方の場合、今回記事にした、体重が落ちない原因のカロリー以外の項目に再度目を通していただきたいと思います。きっと何か変化が出るはずです。
もし、ダイエットを頑張っているのに結果がなかなか出ないとお困りの方は、ご質問、ご相談くださいね。
(柔道整復師 福井健人 監修)