
はじめに
こんにちは。中崎町整骨院の福井です。
今回のブログ記事では、中崎町整骨院に実際に来院された20代女性、「ひどい慢性の腰痛」の症例を通じて、その原因と対処法についてお伝えさせていただきたいと思います。
5分ほどで読める内容になっていますので、お時間がありましたら、ぜひ最後まで読み進めていただければ幸いです。
ご来院までの経緯

今回の患者様は、保育士という職業柄、子供抱き上げたり、おろしたりを繰り返すため、腰に過剰な負担がかかっています。
その体勢での仕事が毎日続くので、腰痛が慢性化してしまいました。
痛みをかばう姿勢を取るために前傾姿勢になっており、首や肩こりもひどくなっていた様子でした。
一度整形外科を受診したところ、仕事を辞めるしか治す方法はないと言われ、仕事を辞めるわけにはいかないので、同僚に紹介してもらって当院に来られました。
今回の腰痛の原因

今回のケースでは、保育士さんという仕事の特性上、同じ姿勢や同じ動作を長時間繰り返すことによる、筋肉や関節へのダメージの蓄積が原因であると考えています。
特に背骨沿いの筋肉である脊柱起立筋群。これは姿勢を維持するためにとても大切な筋肉なのですが、これが疲労しすぎて限界にきていました。
また、同じく姿勢を保つ筋肉である、お尻の筋肉も硬くなりすぎて、うまく使えていない状態でした。
姿勢を安定させるために必要な筋肉が、働かなくなった結果、筋筋膜性腰痛が発生したということです。
この症状は、筋肉に炎症が起きているため、炎症が起きている間は痛みが続きます。
それで病院では消炎鎮痛剤が処方されるのですが、当院では、蓄積された負担や疲労を除去する治療をしていきます。
治療の流れ
まずは、背骨付近の異常がないか確認し、次に体全体のバランスをチェックしました。
腰痛の場合、よくチェックする項目としては、
①足の長さ(どちらか一方が短くなっていたり、踵が曲がっていたりします)
②脚の太さ(体重のかかり方が左右で違うと太さが明らかに違います)
③骨盤の前後左右の歪み
こういったものを必ず確認しています。
これらのチェックの結果、この患者様の場合は、乳児を片腕で抱き抱えることが多いので、頻繁に左側に体重をかけていることがわかりました。
よくある片側荷重での筋肉のアンバランスが起きていました。
何度か、近所の整骨院に通っていたそうなのですが、思っているよりも改善が見られなかったということでしたので、筋肉を直接刺激を入れるような指圧やマッサージはせずに、体の歪みを整えて、背骨の柔軟性をつける治療を行いました。
歪みを整えて、背骨の関節や股関節をしっかり運動させたことがバチッとハマり、治療後は、腰の可動域が格段に増えました。
また、歪みが整ったことで腰が安定した状態で座れるようになったので、腰への負担が減ったことも実感されていました。
あとは、この状態を長く持続させることが課題なのですが、これは、地道なトレーニングを毎日行ってもらう必要があるので、セルフケアをお伝えしました。
腰痛改善、姿勢維持のセルフケア①

腰痛といっても、背中の筋肉が影響していることも考えられます。
しっかり背中の筋肉を伸び縮みさせてあげて、血流アップを目指しましょう。
座ってでも、立ってでも、どちらでもOKです
両手を頭上に上げてバンザイをします
↓
肘を下におろしてきて、肘と肘を背中の後ろでくっつけるイメージ
↓
またバンザイをします
↓
これを30秒繰り返します
腰痛改善、姿勢維持のセルフケア②

床に座ります
↓
右足を前に出し膝を90°に曲げます 片方だけあぐらをかくような感じ
↓
左足は後ろに出し膝を90°に曲げます
↓
両手を床についてバランスを取ります
↓
上半身を少し前傾させます
↓
右のお尻が伸びていることを感じながら20秒キープします
↓
反対側も同じように行います
これを右2セット、左2セット行います
腰痛改善、姿勢維持のセルフケア③

椅子に浅く座ります
↓
両足を伸ばして、床に踵をつけます(片足ずつでもOKです)
↓
つま先を両手で持ちます
↓
ゆっくり膝を伸ばしていきます
↓
両手でつま先を手前にもってきます
↓
これ以上伸ばせないところまできたら、そのまま20秒キープします
腰痛改善、姿勢維持のセルフケア④

両膝を立てます
↓
お尻に両手を当てて支えます
↓
両手を支点にして、上半身を後ろに反らせます
↓
そのまま5秒止めて元の位置に戻ります
↓
これを5セット行います
腰痛改善、姿勢維持のセルフケア⑤

右足を前に踏み出し、左足をできるだけ後ろに引いてつま先を立てます
↓
左の膝を床につけて、両手を右膝に乗せます 右膝を少し前に移動させます(この時点で腸腰筋と大腿四頭筋は伸びています)
↓
余裕があれば、背中を反らせます
↓
そのまま左手を上に伸ばします
↓
伸ばした左手を少し右側に傾けます
↓
上半身を少し右に傾けるとさらに伸びます
↓
この状態で20秒キープします
↓
反対も同じように行います
これを左右2セットずつ行います
まとめ
最後まで読んでくださりありがとうございました。
今回は保育士さんの腰痛がテーマでした。
小さなお子様をお持ちの方も同じような腰痛を抱えているケースも多いです。
少しでも腰痛を感じたら我慢しないようにしたいですね。
今回ご紹介させていただいた、ストレッチや体操を日常生活に取り入れて、毎日行うようにしていただけると、体に良い変化が出るはずです。
もし、2週間ほど継続して頑張っているのに、改善が見られない場合は、別の問題が隠れているかもしれません。我慢せずにすぐに中崎町整骨院にご相談ください。
中崎町整骨院では、今回のような症状以外にも多種多様な症状をお持ちの方が来られています。
症状別では
ひどい肩こり、長引く腰痛、四十肩、坐骨神経痛、ヘルニア、脊柱管狭窄症、膝の痛み、内蔵の不調、自律神経の乱れ。
こういった方が多く来られています。
もちろんこれ以外の特殊なケースもあります。
もし、痛みや不調でお悩みであれば、一度ご相談ください。
院名:中崎町整骨院
監修者情報: 【柔道整復師 福井健人】
【予約・お問い合わせ方法】

中崎町整骨院への予約やお問い合わせは、以下の方法で承っております。
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