はじめに
こんにちは。中崎町整骨院の福井です。
今回のブログ記事では、中崎町整骨院に実際に来院された40代男性、テレビ制作のお仕事をされている患者様の「左肩の痛み」の症例を通じて、その原因と対処法を詳しく解説します。
同じような症状でお悩みの方にとって、お役に立てる内容になっていると思います。
5分ほどで読める内容になっていますので、お時間がありましたら、ぜひ最後まで読み進めていただければ幸いです。
なぜ2年間も左肩の痛みが治らなかったのか?その原因とは
今回のケースは、2年前にサッカーの試合中に相手選手に倒された際に左肩を強打してことがきっかけで痛みが出てきました。
そのうち治るだろうと放置していたところ、痛みが増していき、動かすことが困難になりました。
お話を聞かせてもらって、状態を確認させていただいて、色々と分析した結果、
①転倒した時に筋肉や靭帯、腱などの組織が切れてしまっていて、きれいに治りきっていない
②痛めた時は、少し組織が切れただけだったものが、さらに負担をかけて切れてしまった
③痛みを我慢していたために、かばう動作を身につけてしまい可動域に制限が出てしまった
このようなことを考えました。
中崎町整骨院でどのような治療をしたのか
まずは、いきなり治療を始めるのではなく、左肩に何が起きているのかを検査していきました。
①どこの筋肉を痛めていて
②どれぐらいまでなら動かせるのか
③神経にダメージはないか
これを細かく行いました。
今回わかったことは、「肩骨下筋」をメインで痛めていたということ、その他にも「棘下筋」「棘上筋」「小円筋」も若干痛めている反応がありました。
治療としては、痛みをかばうことによって起きていた、首や肩、肘、手首のゆがみを整えることを集中して行いました。
ゆがみを整えることは本当に大切で、変な動きを学習してしまっている体を、元に戻して、筋肉や関節にかけ続けていた大きな負担を取り除くことにつながるからです。
肩のリハビリ
①ベーシック
椅子など下にしっかり固定されたものにつかまって立ちます
↓
右手で500mlのペットボトルを持ちます(中に水を入れてください)
↓
前後に腕をゆっくり振ります
↓
あとは重みに任せてゆらゆらと振り続けます
↓
30秒行います
↓
反対側も同じように行います
②応用
腕を振る方向を前後から左右に切り替えて行います
やり方は①と同じです
肩のリハビリ
①ベーシック
椅子など下にしっかり固定されたものにつかまって立ちます
↓
右手で500mlのペットボトルを持ちます(中に水を入れてください)
↓
丸を描くように腕をゆっくり振ります
↓
あとは重みに任せてゆらゆらと振り続けます
↓
30秒行います
↓
反対回しも30秒行います
肩のリハビリ
壁に手をつきます
↓
指で壁を歩くように這わせます
↓
できる範囲まで上の方へ指を持っていきます
↓
もうダメなところで止めて、元の位置まで戻します
↓
これを5往復行います
肩のリハビリ
正座します
↓
タオルを膝の前に置きます
↓
両手でタオルを前に滑らせていきます
↓
肩周りが伸びるところまで行ったら、元の位置に戻します
↓
これを10往復行います
肩のリハビリ
正座します
↓
太ももの横にタオルを置きます
↓
タオルを滑らせながら外へ移動させていきます
↓
これ以上手を伸ばすと痛くなりそうなところで止めます
↓
元の位置に戻します
↓
これを10往復行います
肩のリハビリ
タオルの両端を握ります
↓
悪い方の手を下にしてタオルを握ります
↓
良い方の手で上にタオルをゆっくり引っ張ります
↓
下の方の手がつられてあがってきますので、痛みが出る手前ぐらいで元の位置に戻しまう
肩のストレッチ
①ベーシック
右腕を胸の前に持ってきます
↓
左の前腕で右の上腕(肘に近いところ)を押さえます
↓
左の前腕を使って肘を左の方へ動かしていきます
↓
右肩の後ろが伸びている感じがしたら20秒キープ
↓
反対も同じように行います
②応用
右腕を胸の前に持ってきます(手の位置を腰のあたりにします)
↓
左手で肘を包むように握ります
↓
握った肘を斜め下に引っ張ります
↓
右肩の後ろが伸びている感じがしたら20秒キープ
背中のストレッチ
両手を組んで、顎の高さで腕を伸ばします
↓
手を前に伸ばし、背中を丸めながら後ろへ引きます
↓
背中が伸びていることを感じながら20秒キープします
(この時に大きく息を吸い込んで胸を膨らませると背中がより伸ばされます)
首のストレッチ
首の横と後ろを伸ばすストレッチ
右手で頭の左側を優しくつかみます
↓
右手で頭を右に倒していきます
↓
首の左側が伸びている感じがしたら、10秒キープします
↓
次に反対側も同じように行います
↓
余裕があれば、頭を倒す角度を真横から少しだけ前に変えます
↓
少し首の後ろ側が伸びますので、そのまま10秒キープします
↓
反対側も同じように行います
セルフケアをする時の注意点
ご自宅や職場でセルフケアでストレッチや体操を行う時は、以下のことに注意して行うようにしましょう。
①初めから頑張りすぎない
初めはやる気がみなぎっていて、「よし!やるぞ!」と気合が入ってしまいます。
そうすると、回数を多く、種目を多くやろうとします。
結果、翌日にしんどくなって、数日できなくなってしまうということがよく起こります。
初めは、60%ぐらいのイメージでされると良いかと思います。
②痛いことをすれば早く治ると思わない
痛いけどもっと伸ばそう、痛いけどもっと押してみよう、といったように、痛みを我慢してやれば
早く良くなると考えている人も多いです。
これは大変危険で、症状を悪化させる恐れがありますので、ご注意ください。
③種目を増やさない
セルフケアに慣れてくると、余裕が出てきて、ご自身で見つけたものを追加でやってしまう人もいます。
もし一つ追加するのであれば、一つ減らすようにしましょう。
種目が増えると、種目をこなすことが目的になってしまいます。
こうなると何のためにセルフケアを行なっているのかを見失ってしまいます。
まとめ
最後まで読んでくださりありがとうございました。
肩の痛みを放置すると、今回のケースの患者様のように間違いなくあなたの仕事と健康に悪影響を与えます。
ご紹介させていただいた、ストレッチやリハビリを日常生活に取り入れて、毎日行うようにしましょう。
もし、2週間ほど継続して頑張っているのに、改善が見られない場合は、別の問題が隠れているかもしれないので、すぐに中崎町整骨院にご相談ください。
中崎町整骨院では、根本的な原因を改善するための治療を行っています。
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監修者情報: 【柔道整復師 福井健人】
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