はじめに
ここ数年、一度もギックリ腰なんてなかったのに、朝、歩いていたら突然の激痛が…。
何を隠そう、これは私の話です。
つい最近、ウォーキング中に突然腰痛に襲われました。
毎日ウォーキングを続けているのに、なぜ腰が痛くなってしまったのでしょうか?
2022年の国民生活基礎調査では、人口1000人あたり約100人が腰痛を訴えているそうです。
今回のブログ記事では、中崎町整骨院の院長である私が、実際に体験した「腰痛」症例を通じて、その原因と対処法を詳しく解説します。
私と同じような症状でお悩みの方にとって、お役に立てる内容になっていると思います。
5分ほどで読める内容になっていますので、お時間がありましたら、ぜひ最後まで読み進めていただければ幸いです。
なぜ突然腰痛が出るのか?症状の仕組みと原因について
腰痛のメカニズムは、まるで複雑な迷路のようになっていて、「これが原因です!」とはなかなか言いにくいものの一つです。
一見健康的な生活を送っているのに、突然襲われる腰痛には、さまざまな背景があります。
①体のゆがみ
人間の体は、少しの異常でも感知すれば、それを自動的に調整してくれています。それも365日24時間休むことなく働き続けてくれています。
わずかな体のゆがみを感知した時も、それに合わせてバランスを取るために自動調整してくれます。
例えば、足首が傾いたら、膝がゆがみ、それが股関節をゆがめてしまい、そして背骨に影響を及ぼします。
その状態が続くと負担が負担を呼び、結果的に腰痛につながってしまいます。
②重心バランス
歩行中の重心が前後左右のいずれかに偏っていると、腰に過度な負担がかかります。片側にだけ重い荷物を担いでいるような状態です。
体の構造上の観点から見ると、腰への負担は、姿勢や動作によって大きく変わることが分かっています。
例えば、10kgのものを持ち上げる場合、腰には体重の約3倍(183.5kg)の力が垂直方向にかかることが示されています。
また、姿勢のわずかな変化が腰への負担を増加させる可能性があります。
反り腰や重いものを持つことで、背骨の関節への負担が増えてしまい、腰痛を悪化させる可能性があります。
長時間同じ姿勢を続けることや、猫背、前かがみの姿勢は腰の筋肉や靭帯へのストレスを増やしてしまいます。
③自律神経と痛みの関係
ストレスや疲労は自律神経に大きな影響を与え、筋肉の緊張を引き起こします。不安なことがあったり、イライラすることがあったりすると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。
そのことによって、腰周りの筋肉をはじめ、全身の筋肉が硬直し、痛みを生み出しやすいサイクルを生み出してしまいます。
特に人間関係のトラブルを抱えているときは、自律神経がかなり乱れますので、できるだけ早めに解決させた方が良いかもしれません。
④姿勢と歩行フォームの落とし穴
正しい姿勢を意識していても、知らず知らずのうちに悪い癖がついていることがあります。
例えば、スマートフォンを見ながら歩くことで、首と肩がゆがみ、そして体がねじれてしまい、腰に余計な負担がかかってしまいます。
⑤私の失敗談
①から④までは腰痛が出る一般的に多い原因ですが、私の場合は、腰痛が出る前日の夜に、フローリングの上で4時間ぐらい寝てしまったことも、かなり腰に悪影響を及ぼしているのではないかと考えています。
以前にもこれと同じような失敗が何度かありました。
例えば、
・ソファで骨盤が後ろに傾いた状態で腕組みをしたまま数時間寝ていた
・床の上でうつ伏せになって本を読んでいたら寝落ちしていた
・リビングで横向きに寝た状態で手枕をしながら映画を見ていた
・こたつに足を伸ばした状態で机に突っ伏して寝ていた
・大きいビーズクッションの上に座ったまま寝落ちしていた
このようなことがきっかけになり、高確率で腰痛が発症していました。
私の失敗談を参考にしていただいて、もし思い当たることがあるようでしたら、かなりの高確率で腰痛になりますので、決して真似なさらないでください。
中崎町整骨院では、単なる対症療法ではなく、体全体のバランスを整えることで根本的な解決を目指します。
画像検査や血液検査では分からない微妙なゆがみを、経験豊富な整体師が丁寧に診断し、改善へと導きます。
放置したらなぜダメなのか、将来のリスクについて
腰痛を放置すると、取り返しのつかない事態を招く可能性があります。
例えば、
頻繁に腰痛が発生するようになって、運動する機会が減って、筋肉量が少なくなります。
筋肉量が少なくなるということは、筋力も低下します。
結果的に、運動能力が落ちることになり、転倒するリスクも高くなります。
これらのリスクは、単なる痛みの問題ではありません。あなたの人生の質そのものを脅かす可能性があります。
当院の治療と合わせて、これからご紹介する対処法や予防法を毎日の生活に取り入れていただくことで、これらのリスクを未然に防ぐことができます。
早期の対応が、あなたの健康な未来を守るカギとなります。
治療と合わせて行うと効果が高いセルフケア
ギックリ腰の場合、発症直後に行うセルフケアというものはありません。
直後は安静にして、1日痛みが和らぐのを待ちます。
2日目から痛みがあったとしても、できるだけ普段通りに動かしていくことが必要です。
もし整体を受けるのであれば、2日目が良いと考えています。
発症直後の炎症がきつい時の痛みというのは、どのような治療を受けてもあまり変化が見られないからです。
初日の段階で、どうしても痛みを軽減させたい場合は、整形外科やペインクリニックで痛み止めの注射を打ったり、薬を処方してもらうと良いでしょう。
今回ご紹介させていただくのは、再発予防のためのストレッチです。ぜひ、チャレンジしてみてください!
腰痛予防ストレッチ
ギックリ腰になってしまった直後はやらないようにしてください。
ちょっと動けるようになってから行うようにしてくださいね。
仰向けに寝ます
↓
両膝を立てます
↓
膝を揃えたまま右にゆっくり倒します
↓
反対も同じように行います
↓
この動作を30秒繰り返して行います
腰痛予防ストレッチ②
仰向けに寝ます
↓
右膝を両手で抱え込み、胸の方まで持っていきます
↓
腰、お尻が伸びている感じがしたら、30秒キープします
↓
反対も同じように行います
↓
左右3セット行います
腰痛予防ストレッチ③
仰向けに寝ます
↓
おへそを床につけるイメージをしながら、息を吐いていきます
↓
お腹が締まる感じがしたらOKです
↓
これを20回繰り返します
まとめ
最後まで読んでくださりありがとうございました。
今回は、私の実体験をもとにお伝えさせていただきました。
私の場合は、完治するまでに10日ほどかかりました。
ギックリ腰は、症状の程度にもよりますが、あなたの仕事や家事、健康に確実に悪影響を与えます。
完治するまでは、およそ1週間〜2週間ぐらいかかるものですから、再発させたくないと思います。
今回ご紹介させていただいた、ストレッチや体操をギックリ腰予防のために、日常生活に取り入れて、毎日行うようにしましょう。
もし、2週間ほど継続して頑張っているのに、改善が見られない場合は、別の問題が隠れているかもしれないので、すぐに中崎町整骨院にご相談ください。
些細な痛みを軽視せず、早めのケアを心がけましょう。
中崎町整骨院では、あなたに寄り添った丁寧な治療と、根本的な原因改善のための治療を行っています。どうぞお気軽にご相談ください。
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監修者情報: 【柔道整復師 福井健人】
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