はじめに
こんにちは。中崎町整骨院の福井です。
デジタル化が進む現代社会では、長時間のデスクワークが多くの人の健康に深刻な影響を与えています。
パソコンに向かい、同じ姿勢を続けることで、知らず知らずのうちに体に大きな負担がかかっているのです。
事務職で働かれているあなたは、こんな経験はありませんか?
「首を動かすと痛くて、バキバキ音がする」
「肩を動かすことが痛くて、服を着るのも大変」
「手や腕のしびれと痛みが気になって、ぐっすり眠ることができない…」
体が悲鳴を上げているかのような、そんな症状に悩まされていませんか?
今回のブログ記事では、中崎町整骨院に実際に来院された40代病院事務職の男性の症例を通じて、頚肩腕症候群の原因と対処法を詳しく解説します。
もし、今回ご紹介する症例と同じような症状でお悩みの方、肩や首のこりがひどすぎて、お悩みの方のお役に立てる内容になっています。
5分ほどで読める内容になっていますので、お時間がありましたら、ぜひ最後まで読み進めていただければ幸いです。
あなたの健康的な生活を取り戻すためのヒントをお届けします。
40代病院事務職の男性のカルテ
この患者様は、総合病院の事務職員をされていて、始業から終業まで休憩時間以外はほとんど座りっぱなしで仕事をされています。
以前からひどい肩こりは自覚していたものの、何とか自分でストレッチや体操でその場をしのいでこられました。
ところが、3ヶ月ぐらい前から、ストレッチや体操をしても症状の改善がなく、様子を見ていたら段々腕にしびれを感じたり、首から上腕部にかけて痛みが出てきたということでした。
勤務している病院の整形外科を受診したところ「頚肩腕症候群」という診断がつきました。
治療は、痛み止めとリハビリ室で首の牽引をしていました。
少しマシにはなっていたものの、思っていたよりも症状の改善が遅いので、心配になり職場の看護師さんの紹介で当院に来られたということでした。
なぜ頚肩腕症候群の痛みとしびれで夜眠れないほどの症状が発生するのか?
頚肩腕症候群は、単なる痛みやしびれで済まされるものではありません。
色々な原因が複雑に絡み合って発生しますので、一度発生するとなかなかすぐには改善しません。
主な原因を3つの視点から解説します。
■デスクワーク特有の身体的負担
事務職の仕事は、一見平和で安全に見えますが、実は体に大きな負担をかけています。
長時間同じ姿勢を保ち、パソコンやスマートフォンを使用することで、首や肩、腕の筋肉や神経に慢性的なストレスがかかります。
特に、以下のような動作や習慣が症状を悪化させます。
☑︎猫背や前かがみの姿勢で肩が内側に巻き込んでいる
☑︎肩を常に緊張させている状態(怒り肩)
☑︎モニターを長時間見続けることによる首の角度の固定(頭部前方姿勢)
■体のゆがみ
長時間同じ姿勢でいることが、しんどくなってきて、自分の楽な姿勢をとるようになります。
その姿勢が体を後ろに傾けたり、捻ったり、足を組んだりと、前後左右のバランスが崩れる姿勢ばかりです。
その結果、筋肉の負担のかかる場所と、そうでない場所に偏りが出てきます。
例えば、利き手を使う際に、その側の肩や腕に過度な負担がかかり、筋肉の緊張や神経の圧迫を引き起こします。
■ストレスと自律神経の乱れ
現代社会は常にストレスにさらされています。
仕事のプレッシャーや、締め切り、人間関係など、精神的なストレスは直接的に身体に影響を与えます。
特に40代50代の方は責任のあるポジションにおられることも多いので、ストレスのかかる度合いも増えます。
ストレスにより、首や肩の筋肉が常に緊張し、血行不良や神経の圧迫を引き起こし、痛みやしびれの原因になると考えています。
頚肩腕症候群の当院独自の治療方法
中崎町整骨院では、他にはない独自の治療方法を行っています。
マッサージや指圧、カイロプラクティック、整骨院での電気治療などを受けても残念ながら改善しなかったという患者様が来られるケースがほとんどです。
それで同じことを当院でもやってしまったら治るものも治らなくなります。
そこで、当院では、
☑︎強い刺激での治療は行わない
☑︎押したり、揉んだり、伸ばしたりはできるだけ使わない
☑︎バキバキする治療はしない
☑︎必要以上に長い時間をかけて治療をしない
ということを心がけて治療をしています。
では、どんなことをするのかというと、
体が治そうとしている力を邪魔せずに、より回復力を上げていく治療をしています。
具体的には、筋肉や骨格のゆがみを頭から足先まで細く調整していきます。
初めて治療を受けられる方は、何をされているのかわからないような優しい治療です。
料理で言うと、超薄味です。
治療を受け慣れているいる方は、濃い味や激辛に慣れすぎていて、感覚が麻痺している状態になっています。
当院の超薄味の治療に慣れてくれば、それぐらいの刺激でもちゃんと体は回復することがわかってきますので、ご安心ください。
治療に組み合わせると効果的なセルフケア
今回ご紹介するセルフケアは、治療を受けておられない方でも、継続して実践すれば改善が期待できるものです。
ぜひチャレンジしてみてください。
首のストレッチ
首の前側を伸ばすストレッチです。
真ん中、右、左と3部位伸ばします。
座ってでも、立ってでも、どちらでもOKです
両手を胸の骨の上におきます
↓
両手を下にスライドさせながら、天井を見上げるように上を向きます
↓
この時にアゴを前に突き出すようにします
↓
首の前側全体が伸びていることを感じながら10秒キープします
↓
そのまま頭を左に傾けます 首の右前の部分が伸びたら10秒キープします
↓
そのまま頭を右に傾けます 首の左前の部分が伸びたら10秒キープします
↓
3方向を1セットとして、2セット行います
首のストレッチ②
首の横と後ろを伸ばします
右手で頭の左側を優しくつかみます
↓
右手で頭を右に倒していきます
↓
首の左側が伸びている感じがしたら、10秒キープします
↓
次に反対側も同じように行います
↓
余裕があれば、頭を倒す角度を真横から少しだけ前に変えます
↓
少し首の後ろ側が伸びますので、そのまま10秒キープします
↓
反対側も同じように行います
胸のストレッチ
大胸筋のストレッチ
壁に向かって正面に立ちます
↓
右手を壁につきます 肩と肘が平行になるようにします
↓
手の位置を変えずに上半身を左側に捻ります
↓
右の胸の筋肉が伸びるのを感じたらそのまま10秒キープします
↓
次に反対側も同じように行います
体幹のストレッチ
腸腰筋、大腿四頭筋のストレッチ
お腹や太ももは関係ないのでは?と思われたかもしれません。
なぜ必要なのかと言うと、デスクワークをされていると、ずっとお腹の筋肉や太ももの前の筋肉が縮んだ状態になっています。
そうすると、背中が丸くなった状態でクセづいてしまうので、ストレッチで対処する必要があります。
右足を前に踏み出し、左足をできるだけ後ろに引いてつま先を立てます
↓
左の膝を床につけて、両手を右膝に乗せます 右膝を少し前に移動させます(この時点で腸腰筋と大腿四頭筋は伸びています)
↓
余裕があれば、背中を反らせます
↓
そのまま左手を上に伸ばします
↓
伸ばした左手を少し右側に傾けます
↓
上半身を少し右に傾けるとさらに伸びます
↓
この状態で20秒キープします
↓
反対も同じように行います
セルフケアをする時の注意点
ストレッチや体操を行う時に気をつけてほしいのは、回数や秒数、セット数を気にしないことです。
痛みを我慢してやるものではありませんし、無理して頑張ったからと言って早く改善するものでもありません。
それよりも一つずつの動作やフォームを確認しながら確実に狙ったところを動かせたり、伸ばせたりする方が大切です。
回数や秒数、セット数はあくまでも目安なので、参考程度にご自身の体力レベルに合わせて、気持ちよくできる範囲で行いましょう。
もし、今回ご紹介させていただいたセルフケアを2週間ぐらい継続しているのに、症状が全く変わらない場合は、何か別の問題が潜んでいる可能性もありますので、当院まで一度ご相談ください。
まとめ
頚肩腕症候群は、放置すれば悪化する可能性がある症状です。
いつもの肩こりや、首のこりとは違うなと感じたら早めに対策を講じることが大切です。
今回ご紹介させていただいた対処法を日常生活に取り入れても、症状が改善されない、あるいは悪化するようであれば、ぜひ中崎町整骨院にご相談ください。
お一人で悩まないでください。一緒に、健康的で快適な毎日を取り戻しましょう!
今回のブログ記事で紹介した症状に心当たりがある方は、我慢して自然治癒を待っていると、治りが遅くなってしまいます。
中崎町整骨院では、あなたの症状に寄り添い、最適な治療法をご提案いたします。まずは、お気軽にご相談ください。
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院名:中崎町整骨院
監修者情報: 【柔道整復師 福井健人】
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