はじめに
皆さん、こんにちは。中崎町整骨院の福井です。
私が初めて腰痛を経験したのは、中学2年生の頃でした。
柔道をしていて、体を前傾して相手を担いだ時に腰に電撃痛が走り、起き上がれなくなりました。
それ以来、高校生でバスケットボールをしている時も何度か同じような経験をし、大学生、社会人と年に数回は経験するようになりました。
一時期はコルセットが手放せない時期もありましたが、今回お伝えすることを実践して、今は年間を通しても発症することはほとんどなくなりました。
体に突然走る電気のような腰の痛み。その痛みのために立つことさえ困難になり、日常生活が一変してしまう。そんな悩みを抱える方が、実は想像以上に多いのです。
特に40代の働き盛りの男性に多く見られるこの症状。一体何が原因なのでしょうか?
実際に来られた患者様の症例:40代男性
当院に来院された40代男性、Yさんは、日頃からフットサルやバスケットボール、スノーボードなどかなりアクティブな生活を送っておられました。
ところが、ある日突然、階段を降りている時に腰に電気が走るような激しい痛みに襲われ、立つことさえ困難になってしまいました。
幸い、仕事中だったこともあり、同僚がそばにいたため、車に乗せられて病院に行ったところ、重症の急性腰痛症(ぎっくり腰)ですと診断されたそうです。
その時にヘルニアかもしれないから、後日MRIの検査もしておきましょうということだったので、検査したところ、若干ヘルニアで飛び出ているところがあるので、リハビリを受けてくださいと指示されました。
何度か、リハビリに通っていたそうなのですが、待ち時間が長く、2時間ぐらい時間を取られてしまうので、他に良い治療法はないかと検索され、中崎町整骨院に行き着いたということでした。
なぜ体に電気が走って立てなくなるのか? - 腰痛発生のメカニズム
腰痛、特に「電気が走るような」症状の背景には、複雑な生理学的メカニズムが存在します。
1. 神経の圧迫
腰椎の椎間板ヘルニアは、背骨から出てくる神経を直接圧迫し、炎症が起きることで電気が走るような鋭い痛みを引き起こすと言われています。
この圧迫により、神経(電気信号)が乱れ、異常な痛みや痺れを生じさせるのです。
2. 姿勢のゆがみによる腰の骨への負担が増大
長時間のデスクワークや負荷のかかる運動のしすぎにより、体のバランスが崩れます。
特定の筋肉の緊張が、背骨への異常な負担を生み出します。
今回のケースでは、中腰になる姿勢で動くことが多いスポーツをされていることもあり、かなりの年月負担をかけ続けていたのではないかと推測できます。
また、実際に治療で体をみたところ、側方に体がかなりゆがんでいたため、この状態で激しい運動をしていれば、いつ問題が起きてもおかしくはない状況だったと思います。
3. 加齢による生理的変化
40代になると、いくらスポーツをしていて、筋肉量がある程度あるとはいえ、椎間板の水分量が減少し、弾力性が低下していくことは止められません。
これにより、椎間板ヘルニアのリスクが飛躍的に高まります。
今回、重症のぎっくり腰が発症するまでの経緯としては、
Yさんの場合、初期症状は比較的軽いものでした。
朝起きた時の腰の張りや、長時間座っている時のわずかな痛み、たまに寝返りを打つ際の腰の痛みなどがあるぐらいでした。
こういった状態でもいつもと変わらずにスポーツを週に3回、4回とされていた結果、症状の悪化につながったと考えられます。
いつもとちょっと違う違和感に気づいたら、すぐに整骨院など当院のようなところで診てもらうことが大切ですね。
そのまま放置すると、症状は悪化の一途をたどります。最悪の場合は、手術が必要になることもあるので、早期発見・早期対応が、身体と人生を守る鍵だと思います。
中崎町整骨院の治療方法
Yさんの場合、ぎっくり腰の急性の時期は過ぎていたので、再発予防のためのメンテナンスという位置付けで担当させていただきました。
当院で行った治療は、まずは、痛みをかばっていた期間が長いのでどのような体のクセがついているのかを見ること。
次に体の動きでどこが正常に動いて、どこが異常な動き方をしているのかをチェックすること。
この2点を詳しく検査しました。
そして、スポーツのやり過ぎということはお話で聞いていたので、傷んでしまっている筋肉や関節の修復をするために、優しい刺激で治療を行いました。
Yさんの場合は、横隔膜が正常に動いておらず、その結果、腰椎の動きもほとんどなかったため、横隔膜をしっかり動かしました。
自宅でのケア方法
腰椎椎間板ヘルニアやぎっくり腰の方の治療で大切なのは、当院で治療を定期的に受けることはもちろんのことですが、それと同じように大切なのは、普段の生活の中に、どれだけ運動や体操、ストレッチなどを取り入れて習慣化できるかということです。
例えば、週に1回治療を受けたとしても、次に治療を受けるまでの間に何もせずにいると、元の悪い状態に戻ってしまいます。
治療効果を持続させるために、必要なのが自宅でのケアです。
今回ご紹介する方法は、私がぎっくり腰を克服したものとほとんど同じ内容です。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
神経解放ストレッチ
【膝抱え込みストレッチ】
仰向けに寝ます
↓
片膝を両手で抱え込み胸に引き寄せる
↓
背中から腰の伸びを感じながら20秒キープします
↓
反対側の膝を両手で抱え込み胸に引き寄せます
↓
背中から腰の伸びを感じながら20秒キープします
これを左右3回ずつ行います
神経解放ストレッチ②
【腰のモビリティ体操①】
立ったままで両手で骨盤を掴みます
↓
片方のお尻を上に引き上げます
↓
連続して反対側のお尻を引き上げます
↓
交互にゆっくり左右のお尻を引き上げます
↓
これを30秒ぐらい続けます
【腰のモビリティ体操②】
立ったままで両手で骨盤を掴みます
↓
骨盤を前にすくい上げるように動かします
↓
次に骨盤を後ろに引き上げます
↓
交互にゆっくり前後に骨盤を動かします
↓
これを30秒ぐらい続けます
まとめ
急性の腰痛(ぎっくり腰)や腰椎椎間板ヘルニア腰は、単なる腰痛で済ませられる問題ではありません。
あなたの人生の質を大きく左右する症状です。
決して軽視せずに専門家の手を借りてくださいね。
今すぐできることをご自身のペースで無理のない範囲で始めてみませんか?
今回お伝えした内容を良いきっかけにしてもらえれば幸いです。
私たち中崎町整骨院は、あなたの健康を全力でサポートします。一人で悩まないでください。私たちと一緒に、痛みから解放されましょう!
【予約・お問い合わせ方法】
中崎町整骨院への予約やお問い合わせは、以下の方法で承っております。
院名:中崎町整骨院
監修者情報: 【柔道整復師 福井健人】
電話予約:06-6360-6856
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