はじめに
こんにちは。中崎町整骨院の福井です。
介護の現場で働く皆さん、日々の厳しい身体的負担、本当にお疲れ様です。
「肩がパンパンに張っている」
「首の痛みが止まらない」
「寝ても疲れがとれない」
「夜勤が続いて不眠症になっている」
「肩がつらくても、生活があるから仕事はやめられない」
そんな悩みを抱えている方、決して一人ではありません。
実際、最近当院に来院された50代の女性介護士の方も、同じような症状に苦しんでおられました。
50代の女性介護士のリアル
この患者様は、35年介護の仕事を続けて来られて、仕事が忙しいこともあり、運動はほとんどしない、夜勤がメインで慢性的な睡眠不足、ストレスを解消するために仕事終わりにお酒を飲む。
こういった生活習慣をお持ちでした。
常に首、肩こりは感じていたものの、もともと我慢強いこともあり、ずっと放置していたそうです。
不摂生がたたり、過労で入院したり、お酒の飲み過ぎで肝硬変になったりと健康状態は非常に悪かったようです。
職場の事情で体がしんどくても仕事を辞めるわけにもいかないので、今回なんとか根本的に治したいということで近所の知り合いの紹介で中崎町整骨院に来られました。
あなたもこの患者様と同じように介護の仕事中に、肩や首の痛みを感じたことはありませんか?
長時間の介助動作、利用者の移動支援、複雑な作業姿勢の維持。
これらは体に大きな負担をかけています。
今回のブログ記事では、50代女性介護士の肩こりと自律神経失調の症例を通じて、その原因と具体的な対処法をご紹介します。
なぜ50代女性介護士のひどい肩こり、自律神経失調の症状が発生するのか?
介護の仕事には、他の職業にはない特殊な身体的ストレスがあります。主な原因は以下の3つです。
1. 不自然な姿勢と身体的負担
介護では、利用者を支える際に以下のような動作が常に求められます。
☑︎中腰での長時間作業
☑︎利用者の体位変換
☑︎車いすの移動介助
☑︎リハビリテーション支援
☑︎入浴補助
これらの動作は、肩や首、腰に継続的な負担をかけ、筋肉に慢性的な緊張を引き起こします。
2. 精神的ストレスによる自律神経の乱れ
介護の仕事は、単に身体的な負担だけでなく、精神的にも大きなストレスを伴います。
☑︎利用者の健康と安全への責任感
☑︎いつも気配りすることによる精神的疲労
☑︎不規則な勤務体制
このような継続的なストレスは、自律神経系に深刻な影響を与え、肩こりや全身の不調につながります。
3. 加齢による身体の変化
50代になると、筋肉の柔軟性や回復力が低下します。
☑︎筋肉量の減少
☑︎関節の可動域の縮小
☑︎ホルモンバランスの変動
これらの要因が、肩こりや自律神経失調症状をさらに悪化させている可能性があります。
50代女性介護士のひどい肩こり、自律神経失調の対処法
当院に来られた50代女性の患者様は、治療を始めた当初は、自分の体が硬い自覚もなければ、緊張して力の抜き方さえわからない状態でした。
そこで、治療効果を持続させて、筋肉の緊張を解くためにお伝えさせていただいたストレッチや体操をご紹介させていただきます。
肩甲骨の体操①
座ってでも、立ってでも、どちらでもOKです
両手を頭上に上げてバンザイをします
↓
肘を下におろしてきて、肘と肘を背中の後ろでくっつけるイメージ
↓
またバンザイをします
↓
これを30秒繰り返します
肩甲骨の体操②
座ってでも、立ってでも、どちらでもOKです
両手をまっすぐ前に伸ばします
↓
この時に背中は丸めておきます
↓
肘を後ろに引いてきます 肘と肘を背中の後ろでくっつけるイメージ
↓
また両手を前に伸ばします
↓
これを30秒繰り返します
肩甲骨の体操③
壁を使って行います
バンザイをして両手を壁につきます
↓
手の位置は固定したままで、膝を曲げて腰を落としていきます
↓
背中が伸びていることを感じたら10秒キープします
↓
元の位置に戻します
↓
また手の位置は固定したままで、膝を曲げて腰を落としていきます↓
これを3回繰り返します
首のストレッチ
座ってでも、立ってでも、どちらでもOKです
両手を胸の骨の上におきます
↓
両手を下にスライドさせながら、天井を見上げるように上を向きます
↓
この時にアゴを前に突き出すようにします
↓
首の前側全体が伸びていることを感じながら10秒キープします
↓
そのまま頭を左に傾けます 首の右前の部分が伸びたら10秒キープします
↓
そのまま頭を右に傾けます 首の左前の部分が伸びたら10秒キープします
↓
3方向を1セットとして、2セット行います
腰のねじりストレッチ
背もたれ付きの椅子を使います
右手で椅子の座面の側面を持ち、左手で背もたれ部分を持ちます
↓
骨盤の位置は固定します
↓
そのまま上半身だけをねじります
↓
腰周辺の伸びを感じたらそのまま10秒キープします
↓
そのまま同じ要領で反対側も行います
↓
左右で1セットとして、3セット行います
タオルを使った肩甲骨周りのケア
座ってでも、立ってでも、どちらでもOKです
タオルを使用します
両手でタオルの端をしっかり握り、バンザイをします
↓
肘を伸ばしたまま上半身を右に傾けます この時骨盤を左にスライドさせると上半身の左側面が伸びます これで10秒キプします
↓
反対側も同じ要領で行います
↓
左右1セットとして、3セット行います
まとめ
介護の仕事は、身体的にも精神的にも大変な職業です。肩こりや自律神経の乱れは、我慢して治るものではありません。むしろ悪化する一方です。
今回ご紹介したストレッチや対処法を日常的に実践することで、症状の改善がある程度期待できますが、痛みが続いたり、改善がみられない場合は、すぐに専門家にご相談ください。
中崎町整骨院では、介護に従事する皆様の健康をサポートいたします。お気軽にご来院ください。お一人おひとりに合わせた、きめ細やかな施術でお待ちしております。
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院名:中崎町整骨院
監修者情報: 【柔道整復師 福井健人】
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