はじめに
「最近、股関節が痛くて夜も眠れない…」
「階段の上り下りがつらくて、外出が億劫になってきた…」
「もしかして、人工関節になってしまうのでしょうか…」
こんな不安を抱えていらっしゃる方が、当院のご相談でも増えています。
私はこれまで約20年、1000人以上の股関節痛に悩む患者さんと向き合ってきました。その中で気づいたことは、多くの方が「最終的には手術しか選択肢がない」と思い込んでいることです。
でもちょっとお待ちください!それは大きな誤解かもしれません。
なぜなら、適切な方法で体の負担を取り除いて、全体のバランスを整えることで、股関節の痛みは改善の余地があるからです。
今回は、そんなあなたの不安を解消し、股関節の痛みを改善する具体的な方法をお伝えします。
変形性股関節症の仕組みと本当の原因
私たちの体は、足首、膝、股関節、骨盤、背骨、肩など、すべての部分が相互に連携しています。
例えるなら、精密な時計のような仕組みです。
一つの歯車がずれると、他の部分に余計な負担がかかります。
現代人に股関節の問題が増えている理由としては、
①デスクワークによる座りっぱなしの生活や運動不足による姿勢の悪化
②スマートフォンの長時間使用による首・肩のゆがみ
③ストレス社会による自律神経の乱れ
こういったものが、
特に重要なのが、自律神経の影響です。ストレスにより自律神経が乱れると、
筋肉の緊張が高まる
↓
血行が悪くなる
↓
関節の栄養状態が悪化する
↓
炎症が起きやすくなる
↓
痛みが増加する
↓
さらにストレスが増える
このように負の連鎖が止まらずに悪化の一途をたどります。
当院では、この悪循環を断ち切るために、要所要所のゆがみを整え、体全体のバランスを元に戻すための治療を行っています。
■中崎町整骨院の施術アプローチ
当院の治療の特徴は、まず刺激の量が少ないということです。
「硬いからそれを強い刺激でほぐす」
「動きが悪いからボキボキ矯正をする」
「柔軟性がないから、無理やりストレッチする」
こういったアプローチは、やってもらっている時とその直後は良くなった感じはしますが、
翌日には元に戻っているケースもよくあります。
ひどい場合は、治療を受けた数時間後には元通りなんてこともよくあります。
強い刺激は逆効果という考えのもと、痛くない治療で体の自己治癒力を最大限に引き出す治療をしています。
次に、足首から頭まで、全身のゆがみをチェックして、全身の重心バランスの調整をしていきます。これまで股関節に負担が集中していたものを他の関節や筋肉に負担を分散していきます。
最後に、自律神経にもアプローチしていきます。
人間は痛みや不快な症状を感じると自律神経が乱れます。
ですから、基本的には、同時進行で自律神経の調整も必要になってきます。
特に痛みによる緊張を和らげることと、血行促進させることによって、自己治癒力を高めることに主眼を置いた治療を選択するようにしています。
実際の施術例
「3ヶ月間通院して、階段の上り下りが楽になりました。何より夜眠れるようになって本当に嬉しいです」(60代女性)
「整体を受け始めて2ヶ月。杖が必要なくなりました」(70代男性)
放置すると起こりうるリスク
■放置することの危険性
変形性股関節症を放置すると、以下のようなリスクがあります。
短期的なリスクとしては、痛みが慢性化していきます。その結果、痛みをかばう動作が日常的になり、特に痛くない方ばかりに体重をかけて歩くクセがついてしまいます。
長期的なリスクとしては、痛みをかばい続けてきた結果、他の関節への負担増加していき、股関節だけでなく、膝関節や足関節にも影響が出てきます。
こうなってくると、生活の質の著しい低下がみられるようになり、行動範囲が極端に狭くなって、運動しないので、筋肉量が減り、筋力が衰え、骨が弱ってきます。
こうなると、サルコペニアやロコモティブシンドロームが不安になってきます。将来的にはフレイル状態になり、介護が必要になるかもしれません。
この症状でみなさん心配されるのは、人工関節置換術が必要なのかどうかですが、股関節の痛みを長年放置していると手術が必要になるかもしれません。
自宅でできる!股関節の痛み予防ストレッチ
効果的なストレッチには、正しい手順と適切な注意点が重要です。以下の運動を1日2回、朝晩10分ずつ行うことをお勧めします。
■基本ストレッチ(各セット10回ずつ)
股関節パタパタストレッチ
①仰向けに寝て膝を90度に曲げる
↓
②そのまま両膝を外に広げて倒します
↓
③そのままの状態で20秒キープ
四股ふみストレッチ
①両足を広めのスタンスをとって開いて立ちます
↓
②少し屈んで両手で膝を握ります
↓
③肘を突っ張ったままで右の肩を内側へ入れていきます
↓
④同時に握った膝を内側から外側に押し出すようにします
腸腰筋ストレッチ
①片膝を床につける
↓
②もう片方の足を前に出す
↓
③上体を真っ直ぐに保つ
↓
④前に体重を少しずつ移動してそのまま30秒キープ
■注意点
痛みを感じたら直ちに中止するようにしましょう。
反動をつけたり、急激な動きを避けるようにしましょう。
ストレッチの最中は自然な呼吸を心がけ、息を止めないようにしましょう。
※これらのストレッチは、基本的な動きですが、症状によっては適さない場合もあります。不安な方は、当院での適切な指導を受けることをお勧めします。
意外と知らない!食事療法
■効果的な栄養素と食材
①コラーゲン形成を促進する食材
鳥の手羽先、魚の皮、ゼラチン
②コラーゲンの吸収を助けるビタミンC
いちご、キウイ、ブロッコリー、パプリカ
③軟骨の修復を助けるグルコサミン
エビ、カニ、きのこ類、いか
④抗炎症作用のある食材
青魚(EPA・DHA)、生姜、にんにく
■簡単健康レシピ
①手羽先と野菜のスープ
材料(2人分)
手羽先:4本
きのこ類:200g
玉ねぎ:1個
人参:1本
水:1L
塩こしょう:適量
作り方
材料を鍋に入れる
弱火で45分煮込む
塩こしょうで味を調える
②サーモンとブロッコリーの蒸し物
材料(2人分)
生サーモン:200g
ブロッコリー:1房
しょうが:1かけ
作り方
材料を蒸し器に並べる
10分蒸す
しょうがを添える
お好みでポン酢などをかけてください
簡単なので、ぜひお試しくださいね。
まとめ
変形性股関節症の痛みは、決して諦める必要はありません。以下の3つが重要です。
☑︎早期発見・早期対処が重要
☑︎体全体のバランスを整えることが必要
☑︎生活習慣の改善が効果的
当院では、患者さん一人一人の状態に合わせた最適な施術プランをご提案しています。
強い刺激を避け、体全体のバランスを整えることで、自然な治癒力を引き出すアプローチを行っています。
不安な症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。経験豊富な専門家が、あなたに合った改善プランを提案させていただきます。
【予約・お問い合わせ方法】
中崎町整骨院への予約やお問い合わせは、以下の方法で承っております。
◆電話予約:06-6360-6856
◆ウェブ予約:https://nakazaki-seitai.com/contact/ (24時間対応)
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【監修: 柔道整復師 福井健人】