目次
1.はじめに
2.熱中症対策の新常識
3.水分摂りすぎが引き起こす健康リスク
4.食欲低下のメカニズムと影響
5.適切な水分補給の方法
6.体のゆがみと水分バランスの関係
7.患者さんの体験談
8.よくある質問と解答
9.まとめ
はじめに
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。このブログでは、健康についての悩みや不安を抱えている人が少しでもココロとカラダが軽くなって、楽しい人生を歩めることをテーマにお伝えしています。
今回は、熱中症を気をつけすぎるあまり、水分を摂りすぎて体調を崩している方に向けてお伝えしたい内容となっております。
夏の終わりに近づくにつれて、食欲不振や疲労が抜けないなどの症状でお悩みの方は、最後までぜひ読んでいただけると、何かお役に立てるのではないかと思います。
それでは、本編へどうぞ。
熱中症対策の新常識
猛暑が続く昨今、熱中症対策が叫ばれています。特に高齢者の方々は熱中症のリスクが高いため、水分補給の重要性が強調されています。しかし、最新の研究では、過剰な水分摂取が新たな健康問題を引き起こす可能性が指摘されています。
総務省の資料によると、令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況について、以下のように発表しています。
令和5年5月から9月の全国における熱中症による救急搬送人員の累計は 91,467人でした。これは、平成 20 年の調査開始以降2番目に多い搬送人員でした。
また、令和4年度同期間の救急搬送人員 71,029 人と比べると 20,438 人増となっています。
全国の熱中症による救急搬送状況の年齢区分別、初診時における傷病程度別等の内訳は次のとおりです。 年齢区分別では、高齢者が最も多く、次いで成人、少年、乳幼児の順となっています。(https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r5/heatstroke_nenpou_r5.pdf)
この数字は決して軽視できません。
また熱中症による死亡者数も年々増えて来ており、今後さらに温暖化が進んで、夏の気温がさらに上昇すると、さらに深刻な状況になると予測されています。
しかし、熱中症対策として過剰に水分を摂取することで、別の健康リスクが生じる可能性があることをご存知でしょうか?
水分摂りすぎが引き起こす健康リスク
水分さえ摂っておけば大丈夫なんじゃないの?って思いますよね?
実は、水分の摂りすぎは、体内の電解質バランスを崩す可能性があります。特に注意が必要なのは以下の点です。
・低ナトリウム血症のリスク増加
・腎臓への負担
・胃腸の不調
・むくみの悪化
急激な水分摂取は低ナトリウム血症を引き起こす可能性があります。低ナトリウム血症は、めまいや吐き気、頭痛などの症状を引き起こし、重症化すると意識障害や痙攣を起こす危険性があります。
食欲低下のメカニズムと影響
過剰な水分摂取は、胃を水で満たすことで食欲を抑制してしまいます。これは一時的な体重減少につながる可能性がありますが、長期的には深刻な栄養不足を招く恐れがあります。
【食欲低下のメカニズム】
・胃の拡張による満腹感
・血液の希釈による栄養素濃度の低下
・消化酵素の希釈による消化機能の低下
適切な水分補給の方法
では、どのように適切な水分補給を行えばよいのでしょうか?以下のポイントを押さえましょう。
☑︎喉が渇いたら水分を摂る
☑︎1回の摂取量は200-300ml程度に抑える
☑︎水だけでなく、適度な塩分やミネラルを含む飲料も取り入れる
☑︎食事からも水分を摂取する(スープや味噌汁など)
体のゆがみと水分バランスの関係
体のゆがみは、単に姿勢の問題だけでなく、体内の水分バランスにも影響を与えます。筋肉の緊張や関節の歪みは、リンパの流れを阻害し、むくみや水分代謝の不調を引き起こす可能性があります。
当院では、体のゆがみを整えることで、以下のような効果が期待できると考えています。
・リンパの流れの改善
・細胞間質液の循環促進
・体内の水分バランスの正常化
・むくみの軽減
患者さんの体験談
【症例1】K.S.さん(68歳、女性)
「熱中症が怖くて、水をがぶ飲みしていました。でも、食欲が落ちて体重が減り、体力も落ちてきて心配になりました。福井先生にアドバイスをいただいて、適切な水分補給と体のケアを始めたら、むくみも減って体調が良くなりました。」
【症例2】M.Tさん(72歳、男性)
「庭仕事が好きで、夏場は特に気をつけていました。でも、水を飲みすぎて胃腸の調子を崩すことが多かったんです。整体で体のゆがみを整えてもらってからは、適度な水分補給ができるようになり、体調も安定しています。」
よくある質問と回答
Q1: 熱中症対策として、水分をたくさん摂るのは間違いですか?
A1: 適度な水分補給は重要ですが、過剰摂取はかえって体調を崩す原因になります。喉が渇いたときに適量を摂取するのが理想的です。
Q2: 体のゆがみと水分バランスには本当に関係があるのですか?
A2: はい、体のゆがみはリンパの流れを阻害し、水分代謝に影響を与えます。当院での整体治療で、この問題の改善を目指しています。
Q3: 食欲が落ちている場合、どのように栄養を摂ればいいですか?
A3: 少量多頻度の食事や栄養価の高い食品の摂取がおすすめです。具体的な方法については、当院での個別相談で詳しくアドバイスさせていただきます。
まとめ
最後まで読んでくださりありがとうございました。水分摂取と体調管理の関係は、個人差が大きく複雑です。当院では、お一人おひとりの状況に合わせた適切なアドバイスと治療を提供しています。体調の不安や疑問がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
予約・お問い合わせ方法
中崎町整骨院への予約やお問い合わせは、以下の方法で承っております。
①お電話:06−6360−6856
②ウェブサイトのお問い合わせフォーム:https://nakazaki-seitai.com/contact/
③公式LINE:https://s.lmes.jp/landing-qr/2004823508-DP5oEeOn?uLand=YlNT3p
#熱中症対策 #水分補給 #食欲不振 #整体 #健康管理