はじめに
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。夏本番もいよいよそこまで来ていますね。湿度と気温の高さに体力も削られて、体調を崩しやすい時期ですので、どうぞご自愛くださいませ。
この暑い時期には、やはり水分補給が大切であることは周知の事実ですが、私は甘いものが大好物で、飲み物も水やお茶よりも、ついつい清涼飲料水を選んでしまいがちなので、最近はできるだけお水やお茶、無糖のコーヒーにするようにしています。
皆さんはどのようにして水分補給をされていますか?
今回は、私のように甘い飲み物が好きな方に起きやすいペットボトル症候群というものを知っておいてほしくて記事にしようと思いました。
頭の片隅にでもご記憶に残していただけると嬉しいです。
それでは最後までお付き合いください。
熱中症対策に水分は大事だけど
ここ数日、私のスマートフォンは、熱中症アラートが何度もお知らせとして流れてきます。
そして、こまめな水分補給とエアコンをつけましょう。という呼びかけをしてくれています。各メディアも災害級の暑さということで、連日報道がなされています。
そのことについて、とやかくいうつもりは一切ありませんし、絶対に必要なことだと思っていますが、当院に来られる患者さんの中には、水分補給をしていますか?という質問に対して、「もちろんしてるよ。毎日ポカリ飲んでるから大丈夫。」とか、「アイスコーヒーをガブガブ飲んでます。」といった返答が割と多く返ってきます。
砂糖がたくさん入っていたとしても、その方達にとっては水分を補給していることになっているから大丈夫ということなんでしょうね。
なかには、「先生、毎日500mlのビールを3本飲んでるから水分足りてるよね。」といった強者もいらっしゃいます。
もう少し突っ込んで、水分補給についてを啓蒙するように発信してほしいと思いました。
さて、表題にありますように、ペットボトル症候群というのは、暑くて喉が渇いたら、スポーツドリンクや清涼飲料水、果汁のジュースなど砂糖がたくさん入っている飲料を大量に飲むことで、急激に発症してしまう糖尿病のことを言います。
医学的には、清涼飲料水ケトーシスという小難しい名前で呼ばれているようです。
糖尿病の自覚のない人が、糖尿病によくある症状である喉の渇きを潤すために砂糖入りの甘い飲み物を多く飲んでいるのと同じ状態なことから、このように名付けられたとのことです。
ペットボトル症候群になりやすい人
糖尿病は中年以降の人がなりやすいイメージがありますが、ペットボトル症候群の場合は、10代から30代の若年層に多く見られます。
また、肥満傾向のある方がリスクが高いと言われています。
若い世代や、肥満傾向にある人の方が、ペットボトルで清涼飲料水をたくさん飲んでいるイメージは確かにありますよね。
具体的にどのような症状が現れるのかというと、
・喉が渇く
・尿量が増える
・体がだるい
・疲れやすい
・イライラする
・吐き気がする
・お腹が痛い
・重症化すれば、意識低下や昏睡状態になることもある
こういったものが挙げられます。
いずれも暑い夏場には最後の意識障害以外は誰しもが感じるような症状なので、見極めるのはとても難しいと思います。
もし日頃から甘い飲み物を好んでたくさん飲んでいる方で、上記のような症状のある方は、一度病院に行ってご相談された方が良いかもしれませんね。
予防と対策
私も人のことをとやかく言う資格はないぐらい、甘い飲み物が好きだということは、先ほど書いたのですが、これって結構クセのもので、1週間ぐらい、お茶や水の生活をしてみると意外とできてしまいます。そして、たまに清涼飲料水を飲んでみると、とんでもないぐらいに甘いことに気づかされますので、当分は欲しくなくなってしまいます。
私の場合は、すんなり変更はできましたが、もし厳しいようでしたら、無糖のフレーバー紅茶などでも良いと思いますので、そういった少し風味があるけど甘さはない飲み物から始めてみられてはいかがでしょうか。
あとは、対策としては、ギリギリまで喉の渇きを我慢して我慢した後の飲み物が美味いという感覚を味わいたい方が割と多くいるのですが、それをしてしまうと、ビールであったり、甘い炭酸飲料をたくさん飲んでしまうことになります。
そういった飲み方をどうしてもされたい場合は、強めの炭酸水をお勧めしています。
これで喉ごしの感覚は味わえるのではないかと思いますのでぜひお試しください。
まとめ
最後まで読んでくださりありがとうございました。今回は、ペットボトル症候群についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
これからの暑さが厳しくなってくる時期、誰にでも起こりうる症状なので、水分補給をすること自体の大切さと、どのようなもので水分補給をするのか。この2点は大切になってきます。
熱中症を防ぐために水分補給をしているのに別の病気になっては元も子もないので是非とも日々の飲料にはくれぐれもお気をつけください。それではまた。
(柔道整復師 福井健人 監修)
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