はじめに
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。
皆さんスマホはお持ちでしょうか?
2024年の調査では、スマホの普及率は97%だそうです。もちろん一人2台持ちみたいな人もいらっしゃいますから、そういうのをカウントして97%になっていると思います。
しかしながら、ほとんどの人がスマホ片手に街中を歩く姿はもう何も珍しくはなくなりましたね。
これだけ普及すると、当院でも病院でスマホ首と言われました。といった患者さんが頻繁に来院するようになってきました。最近では、タイトルにもあるようなスマホ指といったスマホの使いすぎによる指の変形であったり、親指でスマホ操作のし過ぎによる腱鞘炎といった症状の方をみることも増えてきました。
そこで今回は、スマホ指やスマホ腱鞘炎ってどんなものだったっけ?ということをお伝えしていきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いいただけると幸いです。
スマホ指、スマホ腱鞘炎とは
改めて、スマホ指ってどんなものなの?ということなんですが、スマホ指とは、文字通りスマートフォンを長時間手に持って、そのままの状態で使い続けることによって起きる指の痛みや変形のことを指します。
反復性疲労損傷の一種と言われていて、指や手の柔軟性を低下させる恐れがあり、今後社会問題になる可能性もあり、メディアなどにも取り上げられています。
一般的な症状としては、
・指の痛み
・こわばり
・腫れ
などがあります。
よく発生する場所としては、小指や親指の関節に起きやすいとされています。
ちょっとした痛みだからといって、放置していると、指の血流がさらに悪くなったり、痛みや疲労に関する物質が溜まっていき、症状が徐々に悪化していきます。
最悪の場合は、指の関節が変形してしまい、元に戻らなくなる可能性もありますので、後にもお伝えするような体操を日常生活に取り入れてほしいと思います。
スマホ指やスマホ腱鞘炎の原因
これらの症状の原因としては、スマホを持つ手を観察してもらえるとある程度は想像がつくと思います。
まず、スマホを持って画面を見ようと思うと、手首を小指側に傾けないと画面を真っ直ぐにすることはできません。
この時点で手首は変な角度に固定されています。
次に、スマホを持っている親指以外の4本の指は、第一、第二関節が曲がった状態になります。そうしないとスマホが落ちてしまいますので、この状態で固定しないといけません。
そして、親指は常にグッジョブの形になって常に立てている状態に固定されています。
最後に手のひらの筋肉もスマホを固定するためにキュッと縮んでいる状態になっています。
このような非常に不自然な状態で長時間手や指を使い過ぎているために筋肉や腱に負担がかかりすぎて、炎症が起きて痛みが発生してしまいます。
腱鞘炎は加齢による筋肉や腱の劣化や、妊娠出産などによるホルモンバランスの乱れによるものが多かったのですが、こういったものに加えて、テクノロジーの進化による弊害も人体に影響してしまう時代になってしまったということですね。
予防と対策
今、まさに症状が出ていますという方に関しては、きっちりと痛みが解消されるまで治療をしていかないといけませんが、スマホを長時間使っていて、これから症状が出てしまう恐れのある方には、これから発症させないために、ぜひやってほしいことがあります。
それは、指や手首のストレッチです。
ものすごく簡単なので、スマホを使う前や使った後に必ずやってみてください。
実際のストレッチ方法
お勧めするストレッチは2種類です。
一つ目は上の画像にあるように、親指以外の4本の指を自分の方に向けて、手のひらを床にピタッとくっつけます。
そのまま上体を後ろに傾けて、肘を突っ張るようにすると、手首から前腕部分がストレッチされていきます。
二つ目は、親指以外の4本の指をしっかりつかんで、手の甲側に少しずつ反らしていきます。4本の指の付け根周辺から手のひらぐらいがストレッチされている感じがするかと思います。
最後に画像はありませんが、グーパーを繰り返す体操です。これを10回行っていただいて、完成です。
特にパーを目一杯広げる意識で行いましょう。
以上の3つの体操やストレッチを入念に行っていただけると予防になりますので、ぜひ無理のない範囲で行ってみてください。
まとめ
最後まで読んでくださりありがとうございました。今回は誰しもに起こりうるスマホ指やスマホ腱鞘炎についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
スマホ首でも同じことが言えますが、普段何気にしていることが積もり積もっていくと、気づかないうちに症状が進行してしまうことが多いので、他人事だと思わずに特にスマホが大好きなあなたは、自分にも降りかかる問題だと思ってちょっとだけ手や指を労ってあげてもらえると嬉しいです。
もしスマホ指やスマホによる腱鞘炎などでお悩みがございましたら、いつでもご相談くださいね。
それではまた。
(柔道整復師 福井健人 監修)
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