はじめに
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。
皆さんは日頃から体のメンテナンスを継続してされていますか?
私は、過去の嫌な経験から歯のメンテナンスだけはものすごく意識しています。
というのも、虫歯になったり、歯茎に問題があって、歯医者さんに行くと必ず痛い治療が待っているんです。
それが嫌で嫌で、じゃあどうしたらそうしなくて済むのかと考えた時に、自分で日頃からしっかり歯を磨くことと、歯医者さんに1ヶ月に1回は検診に行くという結論に至りました。
今では、「どこにも問題はないから3ヶ月に1回ぐらいでいいですよ。」と歯医者さんから太鼓判を押されるぐらいになりました。
というわけで、今回は、体のどこにも問題はない状態であったとしても、定期的なメンテナンスって重要だよね。というお話で進めていきたいと思います。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
痛くないからどこも悪くないは本当?
私はどこも体は悪くないから、病院にも行かないです。という方を見かけることがあります。
痛みなどの不調がないから、体はどこも悪くないというのは、ご本人の肌感覚なのでそれはそれで良いと思います。
ただ、【サイレントキラー】と呼ばれる病気があるのはご存知ですか?
生活習慣病の多くがサイレントキラーに該当するのですが、
例えば、
・糖尿病
・高血圧症
・脂質異常症
などが挙げられます。
特に高血圧症を放置していると、動脈が傷つけられてしまい、脳や心臓、腎臓などの病気につながることもあるので、大変危険です。
そういった意味でも、自覚症状だけを指標にして、自分の体の良し悪しを判断するのは
あまり賢明ではないように思います。
定期的な検診の重要性
冒頭に私の歯のお話をさせていただいたように、どこにどのような問題があるのかをわかっていて、自分でケアするのと、わからないまま闇雲にケアするのとでは、結果に雲泥の差が生まれてしまいます。
私は右手で歯ブラシを持って歯を磨くので、自分の右側の磨き残しが多い傾向があることを知りませんでした。なので右側に歯の問題が多く出ることを教えていただきました。
こういったことをわからないまま、歯磨きを続けていたら、自分では良かれと思ってやっていることでも、悪い方向に進んでいくこともあるんですね。
当院に来られる患者さんは、
「自分ではまっすぐ立っているつもりです。」
「自分ではこれでまっすぐ座っています。」
とよくおっしゃいます。
しかしながら、写真を撮って一緒に見てみると、愕然とされるわけです。
「これが私ですか?」
「こんなに歪んでいるとは思いませんでした。」
私も含めてみんなそんな感じだと思います。
思いのほか、自分の感覚って頼りにならないものなんです。
それを自覚できれば、やっぱりプロに見てもらった方が良いとなるはずなんですね。
プロの目で見てもらったり、場合によっては、カメラなどの検査機器を使って客観的に自分の体を評価してもらうと、自分では気づいていないような体の歪みや使い方のクセが見つかることがよくあります。
私はこのことに気づいてからは、自分の両親や家族、知人には定期的にプロによる検診を受けた方が良いということを力説しています。
整体を受ける意味とは?
整体を受けに来られる方に多いのは、やはり「肩こり」「腰痛」が多いです。
そして、たいていの方は、その症状がある程度マシになって日常生活では気にならないレベルになれば、整体を受けなくても良いと考えておられます。
もちろんこのようなご時世ですから、整体を受けるのもお金がかかります。ましてや命に関わるような緊急性のある症状ではないことからも優先順位としては低いのかもしれません。
ただ、私がこれまで20年以上このお仕事をさせていただいていて感じるのは、かかりつけのお医者さんや整骨院などをお持ちの方は、ご自身の状態をよくわかっておられるということです。
また、担当の先生に良い状態のことを知っておいてもらうことで、ちょっとでも悪い傾向が現れた時に気づいてもらいやすいというメリットがあります。
私はこれが最も大切なことだと思っています。
痛くなってから、悪くなってから受診すると、良い時との比較ができないので、どの程度悪いのか判断がつきにくいということです。
一方で、定期的に受診してメンテナンスされている方は、いつもはこれぐらいだけど、今はこれぐらいというように比較検討して治療ができるために、どこぐらいまで戻ればOKなのかがお互いにわかりやすいんですね。
整体を受ける意味というのは、定期的に体の状態をみてもらって、良い時の悪い時の状態を把握してもらうことが、長く良い状態をキープするために必須になってくると思います。
できる限り、不快な症状を感じることなく生活できた方が、仕事や家事など生活パフォーマンスは上がりますので、そういう意味においては、先行投資になるのではないかと思います。
まとめ
最後まで読んでくださりありがとうございました。今回は痛みがないから治療は必要はないのか。というテーマでお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
体のメンテナンスというのは、若い時は特に必要性を感じませんが、ある程度の年齢になってきたら体が言うことを聞いてくれなくなってきます。
早く気づいた方から健康になっていきますので、これを読んで下さった方には、1日でも早くメンテナンスに取り掛かってほしいです。
皆さんが今よりも快適に過ごせるように祈っています。それではまた。
(柔道整復師 福井健人 監修)