はじめに
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。今回は、食習慣についてのことを書いていきます。というのも最近は、SNSでダイエットやトレーニングをしているキラキラ系の人たちがたくさん出てきて、そういった方たちに憧れて、何でも真似をしようとする傾向があるように思います。
中でも、食習慣を真似して、炭水化物制限や脂質制限、プロテインやその他のサプリメントの大量摂取などをしている方が多いように思います。
果たしてそういった食習慣で健康な生活を送れるのでしょうか?
私はこのような食習慣にかなりの疑問を持っている方なので、今回は食事(栄養)についてのお話をしていきたいと思います。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
ダイエットとは
日本において、ダイエットというと、減量というイメージが浸透していますが、ダイエットは本来は食事という意味です。
私の解釈では、ダイエットというのは、日々の食事を見直して、健康状態を維持できるように、必要な栄養を必要な分だけ摂取すること。そして、食事が楽しくなるようなメニューであったり、食事を通して家族など大切な人とのコミュニケーションを取り、心身ともに健康になるようなことが本来のダイエットなのではないかと考えています。
いくら上手に体重を減らすことができたからといって、健康を害するようなことになっていては、本末転倒で、何のために体重を減らすのかが抜け落ちているような取り組みは大変危険なことであると思います。
健康のための食習慣に変えていこう
ファッションの中心地であるフランスでは、痩せ過ぎているモデルの活動を禁止する法律が施行されているそうです。また、この法律によって、モデルさんは肥満度を表すBMIという数値が過度に低くなくて、健康状態が良好であることを医師によって証明してもらうことを義務付けられています。
美のトップランナーの国であるフランスにおいても、痩せ過ぎは美しくないと言っているわけです。
もちろん美しさの基準は人それぞれあって良いと思いますが、これまでメディアによって作り上げられてきた、美しさの基準がまさに覆ってきていると言えます。
この流れを日本でももっともっと、知っていただきたいですし、そうなっていかないと日本人の健康は守られないと思います。
そのためには、まず食習慣の見直しから始めていって、本当に必要な栄養と本当に必要な分量を知ることから始めていきたいところですね。
少し前に炭水化物制限ダイエットがかなり流行しました。今でもその名残りが少しありますが、皆さんは炭水化物を摂ると太ってしまうとお考えでしょうか?
もちろん食べ過ぎは良くないです。間違いなく太ります。ですが、体を動かすためには必要不可欠な栄養素なために必要分は食べて補給しないと満足に動けなくなったり、筋肉がやせ細っていったりします。
また、これと同じように脂肪分も毛嫌いされている傾向にありますが、こちらも足りていないと必要なホルモンが作られなくなってしまい、健康を損ねてしまう恐れがあります。
こういったことを少しだけでも知識として入れていくと、偏った食習慣をしているとどんどん健康的で美しい体からは遠ざかっていくことになりますので、本当に注意が必要ですよね。
すぐに結果を求める人は要注意
私も陥りやすいのですが、何かを始めたら、すぐに結果が欲しくなってしまいます。今日トレーニングを頑張ったら明日マッチョになっていないかな。とか、今日は絶食して頑張ったから、明日体重5kg減ってないかな。などなど、自分に都合の良いように考えてしまいがちです。
この考え方は健康的な体になろうと、これから頑張ろうとしておられる方にとっては非常に危険な考え方です。
短期間で大きなリターンを得ようとして、無理なことをしてしまいがちです。
過去にそれで自分が望むような結果が出てしまったことがある方は、本当に最悪です。これはギャンブルと同じですね。一度美味しい思いをしたことがあるから、ついつい短期間で結果を出そうとしてしまいます。
急に何かを変えたからといって、効果はすぐには出ないということを毎日のように自分に言い聞かせながら取り組むことが大切になりますので、これだけはぜひ覚えておいていただけますでしょうか。
トレーニングや減量、増量において結果が出るのは、早い人でも取り組み始めてから3ヶ月ぐらいはかかるものと思っていただいて問題ありません。
健康的に体を変化をさせるためにはこれぐらいの日数をかけて、焦らず少しずつ地道にやっていきましょう。
すべては健康があってこそ
今日の食事は、大好きなものが一つでも入っていましたか?
私は一時期、トレーニングや減量にストイックに取り組んでいて、日々の食事も筋肉をつけるため、体重を落とすためだけに摂っていました。
その結果、風邪をひきやすくなってしまったり、何か精神的に不安定になってしまって、感情の浮き沈みが激しかったりした時期がありました。
目標を設定して、それを達成していく楽しさはありましたが、それだけでした。
本当は食べることも、運動することも好きなはずなのに、食べることも、筋トレすることも苦痛になってしまっていました。
そういった状態から、自分の食習慣を見直して、あまりストイックになり過ぎず、とりあえず栄養のバランスが取れていて、なおかつ自分が好きな食材を入れてもらって食べるようにしていきました。
そして休みの日には好きなものをバランスも量もあまり気にせずに食べるようにしました。
するとなぜは毎日調子が良いんです。
筋トレもやっている時よりも体が軽いし、長い時間仕事をしていても疲れにくくなっていきました。
今現在は、理想の体かと言われると少し違いますが、それでも以前よりは心身ともにとても快適に過ごせるようになっているので、何事も健康な心と体があってこそだとつくづく感じています。
まとめ
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。食習慣についてのお話でしたがいかがでしたか?
これを最後まで読んでくださっているということは、食習慣について何か気になることや、悩んでいることがあるかもしれませんね。
もしご自身で色々試してみたけど解決できない場合は、当院がお役に立てることがあるかもしれませんので、ぜひご相談ください。それではまた。
(柔道整復師 福井健人 監修)