太ってないから関係ないは時代遅れ
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。
今回の記事は以下の目次のようになっております。
【目次】
①はじめに
②糖尿病とは
③糖尿病になりやすい人
④糖尿病が恐ろしい理由
⑤痩せていても糖尿病になる?
⑥糖尿病の予防方法
⑦整体を受ける時の注意点
⑧まとめ
①はじめに
日本国内において、糖尿病の合併症で年間およそ1万人の人が足を切断しているそうです。
なぜそんな状態になるまで放置していたのかと思われるかもしれませんが、糖尿病というのは、サイレントキラーと言われており、自覚症状がないまま進行していく恐ろしい病気なんです。
当院にも糖尿病や糖尿病予備軍の患者さんが来院されていますが、そういった方の体験談を聞けば聞くほど糖尿病は恐ろしいし、絶対になりたくないので、自分への戒めの意味も含めて書いていこうと思います。
②糖尿病とは
糖尿病を簡単に説明すると、膵臓から分泌される血糖を下げるホルモンであるインスリンの働きが悪くなり、血液中の血糖が増えてしまい、さまざまな症状を引き起こす病気ということになります。
私たちの体は、体温や脈拍、血糖値、血圧など、体の中の環境を常に一定に維持する仕組みが備わっています。
どれか一つでも高すぎても、低すぎても体に異変が起こってしまいます。
血糖値が高すぎることによって酸化と糖化という二つの有害な現象が起きてしまいます。
これによって血管がダメージを受けて動脈硬化など血管の老化を早めてしまいます。
さらには、様々な臓器の機能低下をもたらします。
それだけではなく、高血糖は、腎臓に余分な糖の排出とともに大量の水分を体外へ排出するため、脱水症状も引き起こします。
ここには上げきれないほどの様々な症状を引き起こしてしまうのが糖尿病の特徴です。
本当に知れば知るほど恐ろしい病気ですよね。
③糖尿病になりやすい人
・家族に糖尿病の人がいる
・食事の回数や食事をとる時間が不規則
・早食い、大食い
・甘い清涼飲料水を好んでよく飲む
・炭水化物大好き
・お酒大好き
・起床時間や就寝時間が不規則
・基本的に寝不足
・タバコを毎日のように吸う
・運動しない
・ストレスをいつも抱えている
このような人が糖尿病になりやすい傾向にあるようです。
どうぞご注意ください。
④糖尿病が恐ろしい理由
これは、これまでお伝えしてきた内容でも十分に伝わっているかもしれませんが、糖尿病が恐ろしい理由は、三大合併症といわれるものを筆頭に様々な症状を芋づる式に引き起こしてしまうところです。
ご存知かもしれませんが、
三大合併症は、
・糖尿病性網膜症
目の毛細血管が障害され、最悪の場合、失明してしまいます。
・糖尿病性腎症
腎臓の糸球体が障害され、腎臓機能が低下します。最悪の場合、人工透析の治療が必要になることもあります。
・糖尿病性末梢神経障害
手足の細い血管や神経が障害され、しびれや痛み、感覚が鈍くなったりします。
最悪の場合、痛みに気づかずに腐ってしまい、切断しないといけないケースもあります。
こういった恐ろしい症状が三大合併症と言われているものです。
その他の合併症には、
・脳卒中
・心筋梗塞、狭心症
・足の壊疽
こういったものがあり、足や脳、心臓の太い動脈に起こる合併症です。
細い血管もやられ、太い血管もやられ、まさに八方塞がりとはこのことですね。
本当に病気の中で一番なりたくないと強く思います。
⑤痩せていても糖尿病になる?
少し前までは、糖尿病は太っている人の病気だというイメージが強かったですが、最近では痩せ型の人も糖尿病になるケースが増えてきています。
これには明確な理由があって、痩せ型の人は脂肪も少ないですが、筋肉の量も少ない傾向にあります。
筋肉にはグリコーゲンを貯蔵する役割もありますので、筋肉量が少ないと、食事をして血液中に糖分が流れていても、それを筋肉が取り込める量が少ないために、必然的に血糖値が高くなってしまいます。
血糖値が高い状態が続くと・・・。
もうお分かりですね。
過剰な血糖は体の老化と糖化を早めてしまうので、糖尿病への道がひらけてしまうわけです。
こういったことから、痩せ型の人であったとしても、日頃の運動習慣があまりなくて、筋肉の量が少ない人は、糖尿病のリスクは高いということになるわけなんです。
⑥糖尿病の予防方法
もうこれは、耳にタコができるぐらい聞いたことがあると思いますが、
【規則正しい生活習慣を身につける】ということです。
・栄養バランス
PFC(タンパク質、脂質、炭水化物)のバランス、ビタミンやミネラルを積極的に摂取するなど。
・運動習慣
基本的には30分程度の軽い有酸素運動を行い、下半身を中心にスクワットなどを行う
・睡眠時間
7時間前後の睡眠時間を必ず確保する
・ストレスコントロール
仕事や人間関係において、過度なストレスがかかるような環境であれば、離れてみることも考える
こういったことを今一度点検して、改善することも考えてみてほしいと思います。
⑦整体を受ける時の注意点
糖尿病に効果のある整体なんてあるの?とよく聞かれますが、残園ながらそのようなものはありません。
しかしながら、整体を受ける意味はあって、まずは、整体を受けると確実に血流が良くなります。血流が改善すると、体の隅々まで血液が行き渡りやすくなります。
次に、全身の状態を把握しますので、筋肉の量が少ないとか、関節の可動域が狭いから運動量が足りていないとか、足に傷があることを見つけることができるなど、体を見せてもらうことのメリットがたくさんあって、糖尿病を未然に防いだり、進行を遅らせたりすることはできると考えています。
何度も言いますが、糖尿病を治す整体はありません。
優先順位は専門医の指示にしっかり従って治療に取り組むことが第一です。
⑧まとめ
今回は糖尿病についてのお話でしたが、いかがでしたか?
私も含めて大きな病気は自分には関係ないと思いがちですが、サイレントキラーと呼ばれる病気は私たちの知らないところで進行していっているかもしれません。
日々の生活を丁寧に大切にすることによって、防ぐことができればいいですよね。
私も規則正しい生活を送り、自分の体を労って日々過ごしていきたいと思います。
皆さまもどうぞご自愛くださいませ。
それではまた。
(柔道整復師 福井健人 監修)
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