今回は前編に引き続き、腰椎椎間板ヘルニアについての後編をお届けしていきます。
最後までぜひ読んでみてください。
⑥腰椎椎間板ヘルニアになりやすい職業はありますか?
上記に挙げたような動作や姿勢が多い職業においては腰椎椎間板ヘルニアになりやすいと言えるでしょう。
具体的な職業としては、
・清掃業
・介護職
・看護師
・長距離ドライバー
・タクシー運転手
・物流倉庫での重労働
・飛んだり跳ねたりが多いスポーツ選手
あげればキリがないですが、このような職業の方に多い傾向があります。
⑦腰椎椎間板ヘルニアの予防と対策
もうすでに腰椎椎間板ヘルニアを発症している方であっても軽度な症状であれば、手遅れではありません。
以下のようなことで、今ご自身でできることをコツコツやっていきましょう。
・膝をしっかり曲げてから重いものを持ち上げるようにする
・ものを持ちながら体をひねる動作は避けるようにする
・最低でも1時間に一回は体勢を変えたり休憩を取る
・筋力低下や柔軟性の低下を防ぐために毎日ラジオ体操やウォーキングをする
・自分でできない場合は、当院の整体を受けるなど、プロに任せる
⑧当院の腰椎椎間板ヘルニアに対しての治療
当院では、背骨にかかる負担というのは、体の歪みからきているものが大部分を占めていると考えています。
体が歪んだ状態で、長い時間負担のかかる作業を続けたり、同じ姿勢でいたことによって腰椎椎間板ヘルニアになってしまったものと考えているため、
治療においても最優先事項は、体の歪みを整えていくことになります。
歪みを整えると言ってもバキバキ矯正するようなことはせずに、本来の背骨の柔軟性を復活させるためにゆらゆら揺らしたり、心地よい場所を探していき、その場所に安定させるように、体を誘導していきます。
いずれも刺激としてはとても優しいものですから、腰椎椎間板ヘルニアが悪化するようなことは一切ありません。
⑨整体を受ける時の注意点
当院の整体は、それほど長い時間かけることはありません。長くても30分ほどで終わります。というのも、時間が長くなればなるほど、背骨にかかる負担も大きくなり、治療を受けることがしんどくなってきたりします。長時間ベッドに寝ているだけで体が悪くなってしまうこともあるので、できるだけ短時間で結果の出る技術を厳選して行いますので、非常にコンパクトにまとまっています。
短時間で最大限の効果の出るように日頃から技術を磨いていますので、長い時間治療を受けたら良くなるという考えはされないようにお願いします。
⑩まとめ
今回は、腰椎椎間板ヘルニアについて、まとめてみました。
腰痛で、腰や足にしびれがある場合は、まずは整形外科で詳しく検査をしてもらって、どうなっているのかを診察してもらってください。その上で適切な治療を受けるようにしましょう。
これまでに病院で診察を受けて、治療を受けたけど、前と何も変わっていない方や、整体など色々試してみたけど、全然良くならずに手術も検討しているという方は、一度当院にご相談ください。
何かお役に立てることができるかもしれません。
絶対に我慢し続けたり、諦めたりして、その場をやり過ごそうとしないようにだけお願いします。
少しでもこれを読んでくださった方の腰が良くなっていくことを願っています。それではまた。
(柔道整復師 福井健人 監修)