いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。
◆はじめに
最近、イライラしたり、怒りっぽくなっていませんか?
人がすることにいちいち反応してしまったり、部下の言動に腹が立ったり、子供が口ごたえすることにカチンときたり。
毎日生活しているとこういった場面に少なからず遭遇してしまいます。
そういった感情が体に及ぼす影響はいったいどれぐらいあるのか。ということをお伝えしていきたいと思います。
◆怒りとはどんな感情なの?
ウィキペディアによると、
怒りとは、人間の原初的な感情のひとつで、様々な要因・理由で起きるもの。例えば目的を達成できない時、自分の思い通りにならない時、身体を傷つけられた時、侮辱された時などに起きるものである。憤り(いきどおり)とも言う。と書かれています。
当院の患者さんの中にも、深くお話をお伺いしていると、日々の生活の中で、
・ご主人の言動に腹が立つことが多い
・子供が反抗期でいちいち口ごたえしてくる
・嫁姑の人間関係でうまくいっていない
・奥さんからいつもきつい言葉を浴びせられる
・職場の上司や先輩から、パワハラまがいのことを言われる
こういったことで怒りを感じたり、イライラして、ストレスを抱えておられるようです。
怒りを頻繁に感じて、うまく処理できなくなると、
①自律神経が乱れる (交感神経が興奮する)
↓
②心拍数や血圧が上昇し、血流が悪化する (高血圧、脳卒中、心筋梗塞になるリスクが高まる)
↓
③細胞は栄養不足になり、老化する
↓
④老廃物や疲労物質の排出が難しくなる
↓
⑤口の乾き、動悸、息切れ、肩こり、頭痛、めまい、冷え性、不眠などが常態化する
このような負のスパイラルに陥ってしまいます。
さらに、怒りはアドレナリンの放出などを引き起こし、身体が硬くなったり顔が赤くなったりする変化も引き起こします。また、慢性的な痛みを抱える人は、実際に怒っているときに痛みが強くなるのを感じることもあります。
このように、怒りはとんでもなく体に悪いんです。
百害あって一利もありません。
怒りは自分の身を守ったり、自分を納得させるための感情だと言われていますが、
実際には自分の健康や人生はもちろんのこと、家族や大切な身近な人の健康や人生を壊す恐れのあるものと理解した上で使うようにした方がいいですね。
◆簡単にできるアンガーマネジメント(怒りの管理)
怒りは「刺激に対して過敏になっている方」や「刺激に対して弱くになっている方」に多く出る傾向にあります。
どういうことかと言うと、「怒りが怒りを呼ぶ」という状況と「心身のバランスが崩れている時」に出やすいということです。
・自分と違う意見を見たり、聞いたりするとイライラする
・言うことを聞かない子供にイライラする
・何度言っても同じ間違いを繰り返す部下がいてイライラする
ということを繰り返していると、更に怒りやすい状況になります。
また、疲労がたまりやすくて体の調子が悪い、仕事がうまくいかない、コミュニケーションが苦手などの弱点があると、メンタルが弱くて不安定になるために、多くの刺激が自分に危害を加えてくる攻撃と認知され、怒りを表に出すことによって自分を守ろうとします。
では、どのようにして、怒りの感情をうまくコントロールしていけば良いのでしょうか。
今日からでもできることとしては、
・イラッとしたら、6秒数えて深呼吸してみる
→自然に怒りが引いてきたら儲けものです
・イラッとしたら、これは怒るほどの問題かどうかを考えてみる
→考えているうちに怒りが消えることもあります
・良いか悪いかの判断していないかを考えてみる
→人間は常に自分が一番正しいと思う生き物だそうです。自分の物差しで良いか悪いかを判断していると必ずと言って良いほど、イライラする場面に遭遇してしまいます。善悪や好き嫌いの判断をしないようにするだけでも、怒る回数が減るかもしれません。
私もお恥ずかしい限りですが、怒りっぽくなることもありますし、日々、何かしらイライラすることもあります。
そのような時に上記のようなことを意識するようにしています。
完璧にできているかと言われると、まだまだ道半ばの修行の身でございますので、練習中です。
私と一緒に頑張っていきましょう!
◆怒りを抑える整体があるのをご存知ですか?
当院に来られる方の中には、明らかに不機嫌そうな方や、まさにさっき嫌なことがあったんだろうなという方が来られることもあります。
そういった方が来られても、お帰りになる頃には、怒りもどこかに行ってしまうぐらいスッキリした表情になられていることも少なくありません。
当院でどんな治療をしているのかというと、
・怒りで全身に力が入った筋肉ガチガチ状態を、ゆるめること
・自律神経の乱れを整える背骨調整法という治療をすること
・怒りによってバランスが崩れて歪んでしまった体を元に戻すこと
このような治療をすることで、怒りを沈めさせることができます。
怒りを感じたり、イライラしたりして、行き場のない感情をどのように処理して良いかわからないときは、どうぞ当院を頼ってください。
イラッとしたら、「ちょっと整体行ってくるわ!」と言って、怒りの矛先を変えてみるために当院をご活用くださいね。
◆まとめ
今回は怒りが体に与える影響についてお伝えしてまいりましたが、いかがだったでしょうか?
ちょっとでも怒りやイライラが少なくなって、ストレスを感じる場面が少なくなっていくことを祈っています。
繰り返しになりますが、怒りは体にとっては猛毒です。
このことを頭に入れておいていただいて、今回お伝えしたアンガーマネジメントの考え方を身につけていただけると嬉しいです。
私も頑張ります。一緒に怒りと仲良くなりましょう。
それではまた。
(柔道整復師 福井健人 監修)