いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。
大型連休が明けてから、当院に来られる多くの患者さんが自律神経が乱れている感じの症状をお持ちでした。
頭痛、倦怠感、関節の痛みなどを訴えられるケースが本当に多かったです。
みなさん、現実から離れた生活から一気に現実に引き戻された結果、相当なストレスを感じておられるようでした。
◆はじめに
ストレス、ストレスとあたかもストレスは悪いものと決めつけがちですが、実はストレスにも2種類あって、
良いストレス、悪いストレスがあります。
良いストレスというのは、例えば一度も行ったことのない場所に行くと、新しい体験をすることになります。この時にワクワクする気持ちや
期待に胸をふらませる感覚、あるいは、多少の緊張感などもあるかもしれません。こういった状態というのは、多少のストレスがかかっているわけですが、
体にとって有害なものではなく、むしろ必要な刺激になります。
一方で、悪いストレスというのは、もう言わなくてもよくご存知なように、嫌な仕事をしている時や苦手な人と関わらないといけない時など、本当はやりたくないけど、仕方なしにやらざるを得ない場合いに抱く感情がまさに悪いストレスを感じている時と言えるでしょう。
これが単発であるならまだマシですが、長い期間続くと心身にダメージが積み上げ方式で溜まっていってしまいます。
◆悪いストレスに対しての予防と対策
悪いストレスを長期間、溜め込み過ぎて放置していると、いずれ溜め込むスペースがなくなって限界がきます。
ダムの決壊ですね。
そうすると、まともな生活を送れなくなります。人によっては家から一歩も出られないとか、起き上がることすらできないといった状況に
陥ることもあります。
そうならないためにも、悪いストレスとは上手く付き合っていくしかありません。
ではどのようにすれば、悪いストレスと上手く関わることができるのでしょうか?
①まずは、必要以上に頑張らないこと
例えば、今月はずっと残業続きで家に帰るのは、日付が変わる少し前。このような生活が続いているようであれば、
一日、二日丸々休養を取ってリフレッシュしましょう。自分の好きなこと
②考えることをやめて、とにかく体を動かすこと
「心静体動」という言葉あるように、これまで過剰に心に負担をかけ続けてきたわけですから、一旦心を休ませてあげましょう。
そして、こわばっている体をほぐすために歩いたり、自転車に乗ったり、体操をしたりしましょう。
③食べるものを変えてみること
ストレス対策になる食材として、大根、らっきょう、シソ、ネギ、春菊、柑橘類などがあります。
全て食べる必要はありません。ご自身が食べやすいものを選んで一品添えるぐらいな感じで取り入れてみてください。
以上のような対策を踏まえて、さらに具体的な対策としては、
⑴好きな歌を歌う
⑵漫才や落語、コントなどお笑いの番組を見る
⑶安心できる家族や友人と話をする
⑷思い切って20時とか21時に寝る
⑸自然に触れる(土や木に触れたり、花を見る)近所の公園でもオッケーです。
⑹近所を散歩する(初めてのお店に入ったり、知らない道を歩く)
⑺絵を描いたり、音楽を聴いたり、字を書いたりしてみる
⑻お風呂にゆっくりつかる
⑼栄養のことを気にせず、週に一回は体に悪くても好きなものを食べて飲む
こういったものもストレス対策には良いとされています。
ちなみに私は、⑷⑸⑹⑻を意識的に実践しています。
特に毎朝の散歩で近くの公園に行き、ちょっとした森林浴的なことをして、軽く体操しています。
かっこよく言うと【アーシング】ということをしています。
◆まとめ
今回は、ストレスを溜め込み過ぎないようにするための方法をお伝えしてまいりましたが、いかがでしたか?
普通に生活しているだけでもストレスは確実に溜まっていきます。
長期間溜め込み過ぎて、限界を迎える前に上手に発散させることができれば、快適に過ごせるようになるはずです。
ご自身が、ついつい頑張り過ぎてしまうタイプの方であれば、意識的にストレス対策を取っていかないと、今は大丈夫でも
いずれダムが決壊してしまいます。
そうなる前にストレス対策に挙げたようなことで、ご自身で楽しみながらできそうなことを継続して行うようにしてみてくださいね。
もし、もうすでに限界ギリギリのところまで来ていますという方は、当院でも構いませんので今すぐにご相談ください。
何かお役に立てるかもしれません。絶対に我慢してやり過ごそうとしないようにだけお願いします。
少しでも参考になりましたら幸いです。
(柔道整復師 福井健人 監修)