いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます。院長の福井です。
◆はじめに
頭痛の中で、最も身近にあるものが、緊張型頭痛と言われるタイプの頭痛です。
日本国内に2000万人ぐらいが、この頭痛に悩まされているようです。
ものすごく簡単に言うと、首や肩こりに伴うものが多くを占めています。
◆緊張型頭痛の特徴
緊張型頭痛の特徴には以下のようなものが挙げられます。
☑︎後頭部を中心に首筋にかけてズーンと重くて、じんわり痛む
☑︎片頭痛のようなズキズキする痛みや寝込むほど強い痛みではない
☑︎頭をベルトで長時間強く締めつけられているような痛みや圧迫感がある
☑︎首や肩のこりが慢性化している
こういったものが緊張型頭痛の典型例とされています。
また、緊張型頭痛の中には、
・時々起こるもの(反復性緊張型頭痛)
・ほぼ毎日のように起こるもの(慢性緊張型頭痛)
の2種類があります。
反復性緊張型頭痛は、頭や首、肩の筋肉の緊張から起こることが多いと考えられています。
長時間、同じ体勢や無理な姿勢を続けることで、首や頭の筋肉に負担がかかり、緊張が高まります。その結果筋肉の血行が悪化し、血管に老廃物などが溜まることで炎症が起こり、頭痛につながっていきます。
一方、慢性緊張型頭痛は、脳そのものが痛みを感じやすいのではないかと考えられています。心配ごとや不安などの精神的ストレスが関連していることも多く見られます。
片頭痛のようにズキズキする痛みや寝込むほど強い痛みではなく、動いても痛みは強くならず、光・音過敏や吐き気もありません。
◆緊張型頭痛が発生するきっかけ
緊張型頭痛が起こる主なきっかけは、
【身体的ストレス】または【精神的ストレス】です。
具体的には、
・長時間同じ姿勢で休憩も取らずに作業をしている。
・職場環境が変化した。
・家庭環境が変化した。
・住環境が変化した。
こういったことがストレスになって神経や筋肉が過度に緊張し、筋肉に疲労物質がたまったりして頭痛が起こります。
◆緊張型頭痛の対策と予防
①体操やストレッチ、有酸素運動
仕事中や家事をしている時に頭痛や肩こりを感じたら、体操やストレッチ、軽いウォーキングなどの有酸素運動を行い、血流を良くしてあげることが大切です。
自分ではできないという方は、整体などプロにお任せしてください。
いずれにせよ、我慢していても良いことはないので、早めに対処するようにしましょう。
②毎日入浴する
毎日シャワーで済ませている人は、毎日湯船につかるようにしましょう。それだけでもリラックス効果や血流改善の効果が劇的に上がります。
③一度病院で検査を受ける
「緊張型頭痛」の原因は身体的・精神的ストレスによるものが大半です。
ただ、ごく稀にですが、別の病気が隠れていることもあります。
何をしても頭痛がおさまらない場合は、病院で診察を受けましょう。診察の結果、特に異常がなければ、①②を実践してください。
精神的ストレスが原因の場合、生活のリズムを整えたり、環境を変えたりすることで改善できることもあります。
◆まとめ
緊張型頭痛は、日常よく遭遇する頭痛です。
身体的ストレス、精神的ストレスをできるだけ少なくすることが、このタイプの頭痛を改善するために必要です。
日々の生活習慣を見直し、規則正しい生活を送ることで、発生率を下げるようにしていきたいですね。
最後に、当院にも緊張型頭痛でお悩みの方はたくさん来られています。
当院の整体を受けることで、血液の流れや神経伝達が良くなり緩和される方が多数おられます。
今、こういった類の頭痛でお悩みの方は、整体を受けなくても良いので、一度ご相談ください。