いつも読んでくださり、ありがとうございます。
院長の福井です。
◆はじめに
日本人の国民病と言われるものの代表格は「肩こり」「腰痛」ですよね。
当院に来られる方の大半はこの2つの症状です。
そして、本当によく聞かれるのが、「肩こりは治りますか?」ということです。
これについての私なりの見解をお伝えして、肩こりでお悩みの方が1人でも多く救われたら本当に嬉しいと思いますので、
ぜひ最後まで読んでくださいね。
◆肩こりほど個人差が大きいものはない
ざっくりと肩こりと言っても、これまで肩こりの患者さんを数多く治療してきて感じるのは、肩こりを感じる場所が違うことはもちろんですが、
肩こりの症状を訴える表現方法も1人ひとり全然違うということです。
人によっては、首の付け根を肩こりという人もいれば、後頭部の付近を手で触って肩こりですという人もいます。そうかと思えば、上腕部のあたりを指し示す人や、
背中の真ん中あたりに症状を訴えるなど、肩こりの範囲がものすごく広いので、身近な症状なのにも関わらず丁寧に診ていかないとどこに問題があるのか
見極めることが非常に難しいというのが本当のところです。
◆肩こりを根本的に治すということ
肩こりで悩んでいる方の多くが望まれていることは、このつらい肩こりをもう二度と感じることのない体になりたいということです。
もちろん当院に来られる方の中にもたくさんそういった望みを持った方が通われています。
結論から言いますと根本的に治すことは可能です。ただし、時間はものすごくかかりますし、ご自分で努力することを求められます。
当院の患者さんにも丁寧に説明していることですが、肩こりを根本的に治すために必要なことは、生活習慣を見直すことです。
ここが一丁目一番地で、最初に取り組むべきこととしてこれ以外にありません。
規則正しい生活リズムを身につけていくことができなければ、肩こりの根本的治療のスタート地点にも立てないわけです。
①睡眠時間の確保(7時間〜8時間)
②栄養バランス(三大栄養素のバランス)
③一日1時間ぐらいの軽い運動(軽いウォーキング程度)
④仕事のペース配分(1時間に一回は休憩を5分〜10分取り、体操する)
⑤ストレスの扱い方(嫌な人、苦手な人と距離を取る)
⑥お酒は極力飲まないようにする
⑦休日は趣味や好きなことをして過ごす
こういったことを習慣化することが大切です。
◆肩こりの大敵は○○です
本気で肩こりを解消したいと思って、上記のような生活習慣を身につけるためにスタートを切ると必ずと言って良いほど、邪魔が入ります。
肩こりの根本解決の大敵なのですが、何かと言うと、【誘惑してくる身近な人たち】です。
一生懸命に頑張って肩こりを解消しようとしている人を見て、1日ぐらいサボっても大丈夫だから、仕事終わりに飲みに行こうよ。と誘ってきたり、
そんなことをしても意味ないよ。と否定してきたり、色々な角度から邪魔をしてくる人が出てきます。
世の中にはいますよね。頑張っている人の足を引っ張ろうとしてくる人が。
このような水をさしてくる人たちをどのようにいなすのかが、成功するかしないかの分かれ目です。
肩こりを治したいという本気度が試されるわけですね。
理由をちゃんと説明して、何度か断っていると自然と誘われなくなってきますので、安心してください。
◆一人では続けることが難しい方のために
どうしても一人では続けることができない方は一定数います。
これがダメなことではありません。筋トレやダイエットでも同じです。
最初は頑張れても途中から、心が折れてしまったり、飽きてしまったり、変化が少なくなってしまうと
続けることがしんどくなってきます。
そういう方のために、私たちのようなプロがいるので、もし、行き詰まった時は気軽に相談してきてください。
当院ではオープンチャットによる相談窓口がありますので、ジャンル問わずいつでも相談できる体制を整えています。
↑こちらのリンクから、お入りください。
◆まとめ
体にとって健康になるような生活習慣を身につけて実践していれば、肩こりは根本的に治ります。
ただし、規則正しい生活習慣を身につけて、3カ月以上継続して実践しているのに何一つ変化がない場合は、
別の問題が潜んでいる可能性もあるので、内科など病院を一度受診してください。
最後になりますが、当院では患者さんの大半が肩こりをお持ちで悩んでいて、解決したくて来られています。
そして、肩こりを根本的に解決しようとすると、実はゴールがないことに気づかれます。
例えば、虫歯になって歯の治療をしたら、虫歯を削って埋めれば終了ですが、歯磨きは死ぬまでするものですよね。
それと同じように、肩こりの症状が治ったからと言って、日々のメンテナンスや規則正しい生活習慣をやめてしまうと
また再発するわけです。
これを心に刻んでおかないといつまでやればいいんだろう?という思考になりますので危険です。
ですから、肩こり予防は歯磨きと同じように生涯ずっとやり続けます。
なので、それが息をすることと同じレベルでできるように、生活の中で自動的にできるようにしていきましょう。
それでは、これを読んでくださっている方の肩こりが根本的に治るよう心から祈っています。
(監修:柔道整復師 福井健人)