いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。
院長の福井です。
◆はじめに
このところ、疲れが溜まる一方で、休日にたくさん寝ても疲れが全然取れてないことが多いなぁ。と
感じることはありませんか?
もしかしたら、それは慢性疲労症候群という状態かもしれません。
今回は、原因不明の体調不良がずっと続くような状態の方に、どうしたら良いか少しでも改善につながるような
内容で書いていきます。最後まで読んでくださると嬉しいです。
◆慢性疲労症候群てどういうもの?
原因不明の全身倦怠感が6ヶ月以上続き、社会生活に支障をきたす疾病のことを言います。
以下のような症状のうち、5つ以上が該当する場合、慢性疲労症候群と診断されます。
☑︎仕事の後に休んでも24時間以上疲れが続く
☑︎微熱が続いている
☑︎筋肉痛が続いている
☑︎頭痛が続いている
☑︎喉の痛みが続いている
☑︎腫れがない多発性関節痛がある
☑︎不眠、過眠など睡眠障害がある
☑︎思考力や集中力が低下する
以下の2項目は医師が1ヶ月以上間隔をあけて、2回以上その症状を認めた場合に
慢性疲労症候群に該当します。
☑︎首のリンパ節が腫れる
☑︎筋力低下ほか、筋肉痛や頭痛、微熱や睡眠障害、集中力(思考力)の低下など多種多様な
症状が現れます。
◆腎臓や副腎疲労との関係
ニワトリが先か卵が先かという話に近いのですが、精神的なストレスが大きくなって、副腎が機能しなくなって、
ストレスホルモンであるコルチゾールが減少した結果、慢性疲労症候群に移行していったのか、
慢性疲労症候群によって、体が思うように動かなくなって調子が悪く、それが精神的なストレスになって、
副腎疲労に発展したのかを判断するのは、非常に困難なようですが、相関関係はあるように感じます。
どちらか一方だけとういうわけではなく、どちらも影響を受け合っているような感じですね。
◆生活習慣との関わり
精神的ストレスを解消するためにお酒を飲んだり、タバコを吸ったり、やけ食いしたりといった行為をする人も
よく見かけます。
一時的なものであれば問題ありませんが、これが日常的に繰り返されて習慣化されてしまうと、胃腸や腎臓、肝臓にも
過度な負担をかけることになり、回復するために膨大なエネルギーを消耗するため疲れやすくなってしまうという面も
あるようです。
◆慢性疲労症候群の予防と対策
一番の予防と対策は、ストレスを溜めない生活を送ることに尽きます。
まずは、規則正しい生活になるよう心がけることが大切です。
・就寝時間と起床時間を揃える
・食事の時間を揃える
・通勤以外で気分転換になる散歩など運動をする
・お風呂は週に2回ぐらいは湯船に浸かる
まずはこういったところから取り組んでみることをおすすめします。
なかなか忙しくて分かってはいるけど、できない方もいらっしゃるのは分かっているつもりです。
当院にはそういった方向けに整体をしていますので、何をしても疲れが取れないという方は、
一度、ご相談ください。
◆まとめ
ただ単に疲れやすいというだけではなく、医学的名前のついた疲労もあり、慢性疲労症候群という形で治療の対象になるものもあります。
年単位で疲労に関して悩みがあるようでしたら、内科で相談されるのも良いかと思います。
また、生活習慣によって疲労が溜まりやすい状態になっているケースも多いので、生活習慣の見直しも必要であればしていきましょう。
ストレスによる、暴飲暴食、タバコの吸い過ぎなどは疲労を溜めていくだけですので自制していくしかありません。
予防と対策としては、ストレスフリーな規則正しい生活を送ることをまずは心がけて、丁寧な生活に戻してあげることです。
最後に、自分では日々気をつけて生活しているのにも関わらず、なかなか疲労が取れない。あるいは、自分1人ではどうしても生活習慣を
変えることはできないという方は、整体を受けることも一つの手段として考えてみて下さい。
当院が何かお役に立てるかもしれませんので、ご相談をお待ちしております。
(監修:柔道整復師 福井健人)